青裸々日記 Aorara Diary

真面目で一生懸命な人に寄り添うブログです(^^/
あったかい未来が、きっと待っています。

ひとつ。

2011年03月22日 17時18分57秒 | 青裸々日記。
大寒桜(東京都江東区)

 こんにちは。
 今日も皆さん、ありがとうございます。



 不安が増える原因のひとつに、「多くを求める」ということがあると思います。

 お気に入りの服は一着だけあれば幸せなのに、
 次から次と買い続けて、結局満足できなかったり。
 一口だけ飲んで味わって「おいしい」と言っていたものを、
 無理矢理がぶ飲みしてむせてしまったり。
 必要以上に飲み物を買い込んで、
 かえって置き場所に困ったり、消化し切れなかったり。


 次から次と求めると、結局切りがありません。
 限度がないから、満足もない
 そんな考え方で、一体いつになったら幸せになれるというのでしょうか!?

 与えられたものに不満をこぼすのは簡単です。
 欠点や足りない点を見るのは、人間の得意技のひとつ。
 成長や進化を考えれば、不満を口にしたくなることもあると思います。

 しかし、どこで満足するか、あるいは一度満足したらそれでおしまいなのか、
 決めるのは自分次第です。
 いったんは満足して、それからまた改善点を考えるような思考があってもよいハズです。
 発展にせよ進化にせよ、しっかりと基盤を作って、それから築いていくのが人間の常です。
 たったひとつでも、手にしているものがあれば、
 まずそれを大切にすることから始めましょう。
 手にしているものがあるのに、やれ質がどうとか、足りない点が多いとか、文句ばかり付けるから、
 いつまでたっても満足できないばかりか、逆に求めることに力を使い過ぎて、無駄に身を削り、滅ぼすことになるのです。


 必要なだけあればいい。
 ひとつさえあれば幸せ。

 こういった目の前にあるものを肯定的に見る習慣こそが、
 与えられたものを最大限に活かし、生産的にものを考えることに繋がるのです。


 質だの保険だのといったものを見る堅実さがあればこそ、
 自分に足りないものを手に入れる考えになりがちです。
 しかし繰り返しになりますが、それにはキリがないことを知りましょう。

 仏教には、「少欲知足」という考え方があります。
 欲が少なければ、満足に至るのも早い。
 だからこそ、「もっと!」という気持ちをほどほどにすればこそ、
 あとは勝手に満足が得られる、という考え方を言ったものです。
 仏教のみならず、これは人間に言える普遍の事実ではないでしょうか!?

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