青裸々日記 Aorara Diary

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挫折は良薬?

2013年05月05日 23時27分48秒 | 青裸々日記。
花菖蒲(東京都立川市)

 こんにちは。
 今日も皆様、ありがとうございます。



 「嫌なことや挫折にもいいところはあるし、それをバネに人間は成長するんだから、がんばろうよ」。


 一見、最もな言葉ですし、まさに挫折している渦中の人にとっては、救いとなるものかもしれません。
 しかし、いつまでも挫折にしがみつくのは本望なのか、ちょっと考えていただきたいのですね。


 たしかに、逆境なしに生きていては、人を舐めてかかったり、身勝手な態度が板につき、ろくでもない人生を送ることにも繋がりかねません。
 挫折は嫌なものですが、たまに転ぶから、普通に立って歩けることの尊さやありがたみもわかるんですよね。

 しかし、いくら逆境が人を磨くからといって、じゃあ、自分を磨くためにはいつも苦行や逆境を経なければいけないのか、
 こんな話も、考えていただきたいのです。
 いい経験になるからと、上手くいく場面ですら自ら進んで逆境を選ぶようなら、
 それはやめたほうがいいのです。



 人生、本当は、普通に生きていくだけで大変なものです
 挫折を選ばない道が楽かといえば、そうではない。
 きちんと負荷は用意されているのです。
 ただ、逆境の下にいると、その負荷が何パーセントが多くかかるので、
 そんな時に思い出してほしいなという意味で言われるのが、冒頭の言葉なんです。
 何も、自分から求めなくても、ても、大変なことはあるのです。



 だいたいの話、自分を磨くということ自体、本当はかなりの負荷がかかることだと知るべきです。
 無理なく自然体でいれば、なんにも苦労はありません。
 しかし、自分を変えていくということは、どこかでペースを変え、癖をつけ、新しい基礎を作らなければいけないわけです。
 ということは、なるべく楽しく、負荷は少なく、効果は大きいほうが、気分も効率もいいですよね。

 そこを、苦行ばかり積む上に、さらに自ら好き好んで逆境を選ぶとなれば、
 負荷がかかりすぎて楽しむ余裕が減り、効率が悪くなるばかりか、
 つらすぎて本当に目指すべき場所すら、わからなくなったりもしないでしょうか。



 挫折は人を磨きますが、人が磨かれるのは、挫折を経験した時だけとは限りません
 自ら進んで、楽しんで自分を磨いて、成果を挙げている人だって大勢いるのです
 成長する道と、遠回りする道は、必ずしも一致するわけではないんです


 無理に苦行を積む必要はありません。
 同じ効果があるなら、楽しんで進める道をとりませんか。

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