金曜日の夜間開館を利用して、東京都美術館へ「ブリューゲル展 画家一族の150年の系譜」をみに行きました。
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企画展のタイトルのとおり、展示室の始まりはブリューゲル一族の主な登場人物の紹介から始まります。
ヤンとかピーテルとか1世とか2世とか、混乱するのでよく読んでから進みます。
印象に残った作品を。
『バベルの塔』
マールテン・ファン・ファルケンボルフと
ヘンドリク・ファン・クレーフェ
1580年頃 個人蔵
こういう絵を所有してる人ってどんな人なんでしょう。
空の青色が、Instagramで加工したみたいな鮮やかな青です。
塔の上の方はもやっと描かれているけど、画面手前から奥まで、たくさんの人がびっしり描き込まれていて繁々みてしまいました。
建物の構造も、人々の動作も細かく描かれていて面白いです。
ブリューゲルブランドが大きく浸透し長く続いたことは、展示室の作品リストを見るとよくわかります。
解説を読むと、一族にもいろいろ違いがあって、顧客の違い、得意な主題の違い、、、など。
コピー作品を多く作ったことも、ブランド確立にひと役買ったようです。
似たような見た目の作品がたくさんありました。
1.『机上の花瓶に入ったチューリップと薔薇』
ヤン・ブリューゲル1世とヤン・ブリューゲル2世
1615〜20年頃 個人蔵
2.『彫刻と鍍金の施された花瓶に入った花束』
ヤン・ブリューゲル2世とフランス・フランケン2世
1625〜30年頃 個人蔵
ぱっと見そっくりなんだけど、どっちが好き?と聞かれたら私は2.かなぁと思います。
展示をざっとみて思ったのが、ヤン・ブリューゲル1世の巧さってすごく要領よい感じがして。
俺うまいでしょー 華やかでしょー 飾りたくなるでしょー って感じ。
対してブリューゲル2世の方が、ポツポツ丁寧に作ってる感じで、温かい感じがするんですよねぇ
完全に私の妄想だけど。
『地上の楽園』ヤン・ブリューゲル2世 1620〜25年頃 個人蔵
これが一番気に入りました。
目視で簡単に数えただけでも、40弱の種の動物や鳥が描き込まれていて、果実はたわわに実り、画面はカラフル!
ずっと見ていたい面白い絵でした。
『聖母子と洗礼者ヨハネと天使のいる森の風景』ヤン・ブリューゲル2世 1645〜50年頃 個人蔵
大きい作品だけど、ほやーっとした空気で地味な印象です。
隣に展示されてる『風景の中の聖母子と天使』の方が、小さいけど目立つくらい。
でも、この聖母子が森の木々や背景の谷や空の色に溶け込むような空気感はいいなぁー
近づいてよく見ると、細かくみっちり描き込まれた蔓の葉とか花が見えてくる。
やっぱりブリューゲル2世、あなたの絵が好きだわ。笑
展示室最後には、有名な『鳥罠』や企画展ポスターに印刷されている『野外での婚礼の踊り』もあります。
無印良品みたいな音楽が展示室に流れてました。
ブリューゲル展 画家一族の150年の系譜
@東京都美術館 〜2018/4/1まで 1,600YEN
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企画展のタイトルのとおり、展示室の始まりはブリューゲル一族の主な登場人物の紹介から始まります。
ヤンとかピーテルとか1世とか2世とか、混乱するのでよく読んでから進みます。
印象に残った作品を。
『バベルの塔』
マールテン・ファン・ファルケンボルフと
ヘンドリク・ファン・クレーフェ
1580年頃 個人蔵
こういう絵を所有してる人ってどんな人なんでしょう。
空の青色が、Instagramで加工したみたいな鮮やかな青です。
塔の上の方はもやっと描かれているけど、画面手前から奥まで、たくさんの人がびっしり描き込まれていて繁々みてしまいました。
建物の構造も、人々の動作も細かく描かれていて面白いです。
ブリューゲルブランドが大きく浸透し長く続いたことは、展示室の作品リストを見るとよくわかります。
解説を読むと、一族にもいろいろ違いがあって、顧客の違い、得意な主題の違い、、、など。
コピー作品を多く作ったことも、ブランド確立にひと役買ったようです。
似たような見た目の作品がたくさんありました。
1.『机上の花瓶に入ったチューリップと薔薇』
ヤン・ブリューゲル1世とヤン・ブリューゲル2世
1615〜20年頃 個人蔵
2.『彫刻と鍍金の施された花瓶に入った花束』
ヤン・ブリューゲル2世とフランス・フランケン2世
1625〜30年頃 個人蔵
ぱっと見そっくりなんだけど、どっちが好き?と聞かれたら私は2.かなぁと思います。
展示をざっとみて思ったのが、ヤン・ブリューゲル1世の巧さってすごく要領よい感じがして。
俺うまいでしょー 華やかでしょー 飾りたくなるでしょー って感じ。
対してブリューゲル2世の方が、ポツポツ丁寧に作ってる感じで、温かい感じがするんですよねぇ
完全に私の妄想だけど。
『地上の楽園』ヤン・ブリューゲル2世 1620〜25年頃 個人蔵
これが一番気に入りました。
目視で簡単に数えただけでも、40弱の種の動物や鳥が描き込まれていて、果実はたわわに実り、画面はカラフル!
ずっと見ていたい面白い絵でした。
『聖母子と洗礼者ヨハネと天使のいる森の風景』ヤン・ブリューゲル2世 1645〜50年頃 個人蔵
大きい作品だけど、ほやーっとした空気で地味な印象です。
隣に展示されてる『風景の中の聖母子と天使』の方が、小さいけど目立つくらい。
でも、この聖母子が森の木々や背景の谷や空の色に溶け込むような空気感はいいなぁー
近づいてよく見ると、細かくみっちり描き込まれた蔓の葉とか花が見えてくる。
やっぱりブリューゲル2世、あなたの絵が好きだわ。笑
展示室最後には、有名な『鳥罠』や企画展ポスターに印刷されている『野外での婚礼の踊り』もあります。
無印良品みたいな音楽が展示室に流れてました。
ブリューゲル展 画家一族の150年の系譜
@東京都美術館 〜2018/4/1まで 1,600YEN