昨夜5月16日ローザンヌ帰宅 By TGV 21:37・・・そして一夜明け、晴天の我が街ローザンヌを歩くと やっパリ 人口が少ない田舎街なのだと再確認。
それは兎も角、今回の旅で何を見ました?ともし聞かれたら ためらわずに『パレ・ド・東京』という。
『パレ・ド・トーキョー』・・・パリに?聞いたこと無いなぁ~と、いいながらアイパッドで調べて、3泊4日パリ滞在最終日の昨日、開館の12時に
合わせて出かけた。キッカケはフランス語の写真雑誌の写真展案内に記載されていた哲学者Georges Didi-Huberman企画による写真展とあり、しかも
場所がパレ・ド・東京とあるものだから、、、なんだか面白そう・・・という理由だけでこの日のプログラムの前座として入力、メインは
わがアンリ・カルチィエ・ブレッソン館で行われている写真展『Emmet Gowin』を予定していた・・・のだが。
この入り口から入って なんだか、異様な雰囲気・・・ 何だこりゃぁ???からこの物語が始まった・・・
ここにいる連中は何やってんだぁ? 組合や学生政治運動的な・・・ それでもって創作意欲が湧いてくる雰囲気・・・
この連中は 例の伝説的映画『ブロード・ランナー』を見ているし この監視員にこの作者は誰?と聞いたら、今日は勤務初日で何にもわからない・・だと。
詩をよんでいる少女、フランス映画『ディーバ』を髣髴させる 低音がよく透る声で 詩の朗読 なんか深そう・・・
このダイナミックな空間・・・・ 何故か落ち着くんだけど・・・・
可愛い・・・というか、ウエイトレス。 水=1ユーロと書いてあるので頼むと 水道水をただでくれた。
これがこの現場のアーティストThomas Hirschhorn氏 後でわかったがスイス人の有名なアーティストで、子供の質問は
ちょうどツボにはまっていて いい質問ばかりだった。(何故か、炎が・・・)
題して『タイヤと美女』・・・
ここまでは無料ホールであった。(ボクは知らずに裏口から入場していたらしい・・・でも結果的にそれは タイヤ世界を味あうには一番よかったのだ)
タイヤ世界の延長上に あの写真家の杉山博司の名前があったので そのコーナーに入ろうとしたら、係員の制止にあい切符が必要なことがわかった。
セニア(60歳以上)だと本来8ユーロが 6ユーロになった・・・スイスにこれは無いな! お得感しきり。
切符を持ってさっきの地下に降りてゆくと・・・メトロダウン?? じゃなくて、子供のお絵描き、、、タイムらしい
実に、、、子供らしい・・・てか! でも、なんでこんなところに『髪結いコーナー』があるの?? これもコンテンポラリーなのか?
終いには大音響に乗って ダンスも始まった・・・ なんかわけわかんないけど?・・・楽しいわな!
次に向かった暗い空間の写真群・・・そもそもボクをここに導いてくれた哲学者Hubermann氏による『Mnemosyne(記憶の女神)-42』という副題のInstallation
床一面に何面にも映写された映像を 踊り場から俯瞰出来るようになっている。しかし、これを一人で読み解くのは・・・。
いよいよHirosi Sugiyamaの名前が見えてきた。例の水平線の写真が一枚展示してあって その先に行くとこんな部屋に・・・
階段の上の方に なんと俵屋宗達の 『雷神』・・・じゃないの? なんで?・・・(謎はさっきわかったけど)
ほんでもって 何故か化石が・・・・(こりゃぁ面白わ!)
最後の晩餐の写真群
『落石注意』の看板みえますか? 上を見るとガラス屋根が割れていて 丸く石で囲んである所にポッカり穴が空いているんです。
なんか だんだんこの作者の 言いたいことが 分かって来そうな そうでないような・・・・ 窓から覗くと・・・Love Doll 『天使』と来た・・・凄い存在感!
で、ここに至って これを見てビックリしました! なんと、日本の事をよく知っている奴だなぁ~・・・と感心しまくった図です。(それもそのはず・・・答えは後で)
昔懐かしい『鉄腕アトム』の紙芝居を乗せた自転車(ここにも作者の伏線があったか)
フランス人青年ガイドの説明を立ち聞き『この五重の塔は下から 地・水・火・風・空 を象徴し、仏教的宇宙観を表しています。』・・・ なるほど、ようするに天然自然ね。
最後に再び杉山博司氏の『水平線』の写真・・・見る者に有無を言わさない感
実は、このブログを書くために 現場では読まなかったカタログを帰宅してから読んで ああ、そうだったのか!・・・と納得いく。
水平線の写真から始まった部屋は アンスタラッション(設置芸術?)も含めて 全部 杉山博司氏の作品であった・・・とは!
彼は昔、骨董商も営んでいたそうで(ウィキペディア) 例の『雷神』像設置も そしてガスマスクをし、戦時中の姿をした死体をリヤカーに乗せた彼の意図も納得。
杉山氏=写真家・・・とすっかり思い込んでいたので、展示されている諸々が杉山博司氏の手によるものとは予想外・・・
この偶然がボクに 杉山氏の展示をより一層面白く、深みをもたらしてくれた事に感謝。
まぁ、とにかく このまれに見るダイナミックな『パレ・ド・トーキョー』の展示・作品群を見るだけでも パリに来た甲斐があった。
(大嫌いなコンテンポラリーが こういうものであるなら 大好きになりそう。ここには 自由・平等・博愛があった!)
それは兎も角、今回の旅で何を見ました?ともし聞かれたら ためらわずに『パレ・ド・東京』という。
『パレ・ド・トーキョー』・・・パリに?聞いたこと無いなぁ~と、いいながらアイパッドで調べて、3泊4日パリ滞在最終日の昨日、開館の12時に
合わせて出かけた。キッカケはフランス語の写真雑誌の写真展案内に記載されていた哲学者Georges Didi-Huberman企画による写真展とあり、しかも
場所がパレ・ド・東京とあるものだから、、、なんだか面白そう・・・という理由だけでこの日のプログラムの前座として入力、メインは
わがアンリ・カルチィエ・ブレッソン館で行われている写真展『Emmet Gowin』を予定していた・・・のだが。
この入り口から入って なんだか、異様な雰囲気・・・ 何だこりゃぁ???からこの物語が始まった・・・
ここにいる連中は何やってんだぁ? 組合や学生政治運動的な・・・ それでもって創作意欲が湧いてくる雰囲気・・・
この連中は 例の伝説的映画『ブロード・ランナー』を見ているし この監視員にこの作者は誰?と聞いたら、今日は勤務初日で何にもわからない・・だと。
詩をよんでいる少女、フランス映画『ディーバ』を髣髴させる 低音がよく透る声で 詩の朗読 なんか深そう・・・
このダイナミックな空間・・・・ 何故か落ち着くんだけど・・・・
可愛い・・・というか、ウエイトレス。 水=1ユーロと書いてあるので頼むと 水道水をただでくれた。
これがこの現場のアーティストThomas Hirschhorn氏 後でわかったがスイス人の有名なアーティストで、子供の質問は
ちょうどツボにはまっていて いい質問ばかりだった。(何故か、炎が・・・)
題して『タイヤと美女』・・・
ここまでは無料ホールであった。(ボクは知らずに裏口から入場していたらしい・・・でも結果的にそれは タイヤ世界を味あうには一番よかったのだ)
タイヤ世界の延長上に あの写真家の杉山博司の名前があったので そのコーナーに入ろうとしたら、係員の制止にあい切符が必要なことがわかった。
セニア(60歳以上)だと本来8ユーロが 6ユーロになった・・・スイスにこれは無いな! お得感しきり。
切符を持ってさっきの地下に降りてゆくと・・・メトロダウン?? じゃなくて、子供のお絵描き、、、タイムらしい
実に、、、子供らしい・・・てか! でも、なんでこんなところに『髪結いコーナー』があるの?? これもコンテンポラリーなのか?
終いには大音響に乗って ダンスも始まった・・・ なんかわけわかんないけど?・・・楽しいわな!
次に向かった暗い空間の写真群・・・そもそもボクをここに導いてくれた哲学者Hubermann氏による『Mnemosyne(記憶の女神)-42』という副題のInstallation
床一面に何面にも映写された映像を 踊り場から俯瞰出来るようになっている。しかし、これを一人で読み解くのは・・・。
いよいよHirosi Sugiyamaの名前が見えてきた。例の水平線の写真が一枚展示してあって その先に行くとこんな部屋に・・・
階段の上の方に なんと俵屋宗達の 『雷神』・・・じゃないの? なんで?・・・(謎はさっきわかったけど)
ほんでもって 何故か化石が・・・・(こりゃぁ面白わ!)
最後の晩餐の写真群
『落石注意』の看板みえますか? 上を見るとガラス屋根が割れていて 丸く石で囲んである所にポッカり穴が空いているんです。
なんか だんだんこの作者の 言いたいことが 分かって来そうな そうでないような・・・・ 窓から覗くと・・・Love Doll 『天使』と来た・・・凄い存在感!
で、ここに至って これを見てビックリしました! なんと、日本の事をよく知っている奴だなぁ~・・・と感心しまくった図です。(それもそのはず・・・答えは後で)
昔懐かしい『鉄腕アトム』の紙芝居を乗せた自転車(ここにも作者の伏線があったか)
フランス人青年ガイドの説明を立ち聞き『この五重の塔は下から 地・水・火・風・空 を象徴し、仏教的宇宙観を表しています。』・・・ なるほど、ようするに天然自然ね。
最後に再び杉山博司氏の『水平線』の写真・・・見る者に有無を言わさない感
実は、このブログを書くために 現場では読まなかったカタログを帰宅してから読んで ああ、そうだったのか!・・・と納得いく。
水平線の写真から始まった部屋は アンスタラッション(設置芸術?)も含めて 全部 杉山博司氏の作品であった・・・とは!
彼は昔、骨董商も営んでいたそうで(ウィキペディア) 例の『雷神』像設置も そしてガスマスクをし、戦時中の姿をした死体をリヤカーに乗せた彼の意図も納得。
杉山氏=写真家・・・とすっかり思い込んでいたので、展示されている諸々が杉山博司氏の手によるものとは予想外・・・
この偶然がボクに 杉山氏の展示をより一層面白く、深みをもたらしてくれた事に感謝。
まぁ、とにかく このまれに見るダイナミックな『パレ・ド・トーキョー』の展示・作品群を見るだけでも パリに来た甲斐があった。
(大嫌いなコンテンポラリーが こういうものであるなら 大好きになりそう。ここには 自由・平等・博愛があった!)
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