この週末、正式には2021年2月オープン予定の州立美術館(Musée Cantonal des Beaux-Arts Lausanne) が土日の2日間だけ一般公開した。
現在のローザンヌ駅のすぐ横に昔あった旧駅の場所に、2016年〜今年2019年まで新美術館がスペイン・バルセロナ設計事務所『Barozzi Veiga』による設計で建築された。
建築現場近くに住んでいた友人が『騒音・粉塵』でまともな生活ができない!…と一ヶ月前に嘆いていたけれど、それがようやっと完成したわけだ。
一見すると、なんだかコンクリートのでかい塊に84柱状スリットのある無味乾燥(ボクの中では何故かベルリン…という言葉が想起)な感想をもった。
並ぶのが大嫌いなニコルが傘をさしながら忍耐強くゲットしたガイド付き館内ツアーチケットでホットしている図(この後凄い人混みとなった…)
建物: 145m x 21.6m x 22m(高さ)で、全12.500 m2 のうち展示場 3.220 m2
内 常設展示場1.560 m2 , 特別展示場1.240 m2 3階建て建造物。3階は天窓で柔らかい光線が入るよう調節出来るように工夫されている。
床の木材はすべて柏で、ドイツ産50%、スイス産50%だそうだ。
広々とした館内の壁が真っ白・・・の状態であるのを見るのは今日のみだろう。
いっそ、ボクの写真でもデカくして展示したいような…。
ここは今現在、ローザンヌ市内3ヶ所に散在している美術館二つ、エリゼ写真館一つが2021年にはすべてここに集合する美術館となり、しかも駅のすぐそばということで招来するであろう観客の数は今とは比較にならないだろう。
ローザンヌの駅自体も現在改築中で新ローザンヌ駅も完成すれば、この駅付近の雰囲気もずいぶん違ったものになるのかもしれない。
MCBA館の3階から見える景色。晴れていればアルプス山脈、レマン湖がくっきり、しかも国鉄マニアならずとも電車の風情も楽しめる絶好の展望場となる図
建築視点上、面白い!…と納得する場所のひとつ、2階から3階への階段の3分の2がちょっと腰掛けて休んだり、談笑したり、天井が広々と高く、名作に集中して疲れた気持ちを緩める場所となっている、今日は特別で下の踊り場で男性が熱唱〜それが3階にまで歌声が響く図。外はまだ工事中であるのがうががえる。
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