拈華微笑 ネンゲ・ミショウ

我が琴線に触れる 森羅万象を
写・文で日記す。

  数息観のすすめ 

2012年02月24日 | 還暦録
 手術台にのって準備していると 意に反して(美人看護婦を希望していたので) ガラッパチなお姉さんが「救急?救急?」っていきなり大声で聞いてくるから
 一瞬ポカーンとしていたら 「フランス語話せるの?」っていう。 
 
 救急かどうかは メニューみたいなもの・・・カルテを見ればわかるだろー!!と 内心思っていたので  ポカーンとしていたのだ。 
 だいたいでかい声出しやがって 年寄りだと 思ったのか!!! 失敬な奴だ・・・とこれも 内心で おもったのだけれど・・・。

 そいつが いきなりボクの二の腕に 「はい 入れるよ!」と 注射をぶち込んだが 失敗したらしく 違う場所にまた チクーっと 「痛い!」 と内心。

 その後 手術の先生が来て 挨拶 顔に布をかけられて それからは何も見えず。 
 眼の下に麻酔の注射を 打つと聞いていたので 待っていたが とうとうそれがない、 しかししばらくして気づいたが すでに麻酔は効いていて
 ボクは眼を閉じているつもりでいたが どうやら眼は開いていて 手術は始まっていたのだ。眼を閉じているのに 丸い光を感じるのが どうもおかしい
 とは 思っていたのが すでに 麻酔が十分効いていたらしい。

 映画みたいに 鼻の穴にチューブを通されたのは初めて。 ベッドは若干 頭部が下向きに傾けられたので 後で呼吸がしにくくなった場面もあったが 
 そうゆうことを 想定しての チューブであったかとも 思う。 

 顔に布を掛けられ 右目は麻酔で何も見えない・・・となれば 脳内は色々考えて 狭所恐怖症になる人もいるだろうなぁ~などと 考えた。

 そのような時 習い覚えた 「数息観」は じつに 素晴らし・・・かった。 禅修行でさんざんやった 数息観。 これは本当に 「安楽の法門」だね。

 これは 広める価値があるね・・・。 数息観をしながら そんな事を 思考 している内に 手術も終了。

                    

                     猫で写真展をした時 スイス人がスケッチをしていた。 この漢字の写し方 日本語知っているのだろうか?
 


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