拈華微笑 ネンゲ・ミショウ

我が琴線に触れる 森羅万象を
写・文で日記す。

  馬骨版・・・ホテル・カリフォルニア

2022年12月19日 | 還暦録

    先日どなたかのブログを拝見していると、アメリカのロック・バンド『Eagles』の  Youtubeがアップされていた。 

  その曲は私のよく知っている曲ではなかったが、Eagles・・・といえば、何と言っても『ホテル・カリフォルニア』

  Youtubeで早速検索すると下の動画が出てきた。1977年というと、私が25歳の頃か・・・。   

 

 

  この曲『ホテル・カリフォルニア』は、当時日本でも凄い流行っていてラジオからは絶えず流れていた曲だった。

  今だったら、即ググってその歌詞や歌の内容などをチェックしただろうが、40年以上前の昔はいくら気に入っても

  即その曲について調べる…というわけには行かず、歌詞の意味もわからず、ただただカッコいいそのメロディと

  リードボーカルの彼の哀愁を帯びたかすれ声が切なく、心に響いたものだ。

  彼等メンバーの顔を見たのも今日が初めてで、ボーカリストがドラムを叩きながら歌っているとは知らなかった。

  この曲はアメリカでもマイケル・ジャクソンの『スリラー』に次ぐ売上だそうで、今更ながら、道理で・・・と思った。 

 

  この曲にはストーリー性があり、歌詞の解釈にも様々あることもこの曲が愛される魅力の一つなのだそうだ。

  私も改めて何回か下の動画で歌詞を見ながら聞いていると、馬骨流解釈『ホテル・カリフォルニア』が観えてきた・・・

  いくつかのキーワードを探って、それを解説したみたい。 原曲からはかなりぶっ飛んだユニークな解釈にはなっているが。

            

 

 

  私にとっての『ホテル・カリフォルニア』とは、砂漠の『道』半ばにポッンと建っている『禅寺』のようなもので、

 『郷里』に向かう『道』への一里塚であったと思う。

  25歳だった私はその5年後に『ホテル・カリフォルニア』に宿泊する事になるとは想いもしなかった・・・

  当時禅寺での私の心細い心境をこの曲は歌っている。(全歌詞ではなく、キーワードとなる部分だけを掲載して解説)

 

On a dark desert highway, cool wind in my hair  どこに続くのか、暗い砂漠のハイウェイ『道』を私は髪をなびかせてドライブしていた

  
Warm smell of colitas, rising up through the air  コリタスの温かい香りが漂う(*コリタスとはマリファナの意味もあるが
                         スペイン語で蕾の意味で・・・悟りの華の蕾と馬骨解釈)
 
  
I had to stop for the night     とにかく疲れ、一夜の宿を借りたいと訪ねると、門前に立っていた女(観音様だった)が鐘の音で歓迎したが…
There she stood in the doorway
I heard the mission bell
And I was thinking to myself         その宿のなんとなく妙な雰囲気は、極楽か地獄、いずれかに導かれる…思いがしたものよ。
"This could be Heaven or this could be Hell"
 
Welcome to the Hotel California        よく来なされた、北鎌倉の居士林(禅道場)に・・・
Such a lovely place (Such a lovely place)    こんな安楽な所は他になく、安穏な顔をした人々に出会える  
Such a lovely face               居士林は来る者拒まず、年中誰でも大歓迎!だよ〜
Plenty of room at the Hotel California
Any time of year (Any time of year)
You can find it here
 
She got a lot of pretty, pretty boys she calls friends    彼女(観音様)は可愛い坊主たちに囲まれている
How they dance in the courtyard, sweet summer sweat  寺の庭を 夏の甘い汗の作務に励む坊主たち
Some dance to remember, some dance to forget     ある者は想い出のため、ある者はそれを忘れるために・・・
 
So I called up the Captain               私は直日(雲水のリーダー)に甘茶を頼んだら
"Please bring me my wine."
He said, "We haven't had that spirit here since 1969"   1966年以降、(スズキ大拙の没年後)甘茶は無い…と言われた
 
They livin' it up at the Hotel California         この道場で過ごす貴方達はなんて幸運なのだ
What a nice surprise (what a nice surprise)       修行にいそしんだアリバイは、いつか驚嘆で腰を抜かすだろう!
Bring your alibis
 
Mirrors on the ceiling                 本来の自己を観よ!・・・と、天井にも鏡が張り巡らされ
The pink champagne on ice             (それを見た際には)紅いシャンペンが用意されているけど
And she said "We are all just prisoners here, of our own device" 『貴方達は皆、自ら望んでここに囚われに来ているのよ』と観音様が言う
 
Last thing I remember I was running for the door    いつしか私は恐ろしくなって、出口に駆け寄っていた
I had to find the passage back to the place I was before
"Relax," said the night man               そこで夜警をしていた男が、『オイオイ、心配するな』
"We are programmed to receive             『俺達はみんな、どのみちここに来るようにプログラムされているんだよ』
You can check-out any time you like       
But you can never leave!"                『お前たちは、いつでも好きな時にチェックアウトOKだけど
                               決してここから離れられない・・・からな! ヒヒヒっ…  』

 

                                                                                  

 

                           Eagles - Hotel California (Live 1977) (Official Video) [HD] 



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