HG と アベノミクス

 　　正直、『安倍元総理と旧統一教会』の問題にはウンザリ・・・。

　　しかしながら日本のTVや各メディアなどもこの問題一色になり、『闇』の限りない深さが暴かれるなか

　　私の琴線に逆の意味で触れる話があると、なんとなく看過できずに今日もこの話題になってしまう。

 

　　旧統一教会の霊感商法やお布施（寄付）の実態がレポートされるなかで、『 HG 』というのが

　　統一教会幹部らの間で使用されている隠語で、信者から金を徹底的に搾り取る為、情け容赦なく引っ立てる用語

　　『早く現金』を催促する際の略称・・・というくだりを聞いて、そのあまりにもクダラナイ名称が、どれだけ冷酷に

　　信者たちを苦悩に落とし入れたかを想像した時、私は怒り心頭に達し、ほぼ同時にどういうわけか？

　　安倍元総理が得意げに命名した『アベノミクス』という言葉とオーバーラップした。

 

　　私は経済オンチである…というとまだ謙遜臭があるから、『経済全不知』と言ったレベルで、経済について述べる

　　資格はまったく無いのであるが、エコノミストの浜矩子女史が『アホノミクス』と揶揄し、安倍元総理の経済政策を

　　こき下ろしていた事や、現実にこの25年間不景気一方の状況のなか、大企業や一部の富裕層ばかりが儲けている実態を思えば

　　統一教会の『HG』と安倍政権が行った『アベノミクス』が私の頭の中で、オーバーラップするのもまったくのお門違い…

　　とは言えず、『早く現金』と『安倍の（闇）の混沌＝アベノミクス』・・・と観ると感慨深いものがあるように思う。

 

　　『安倍晋三と統一教会』・・・が、『政治と宗教』というレベルにまで問題が表面化してくる勢いであるが

　　これが、秋に思惑している『国葬』までどうのような政治状況になるのか？

　　自民党は『安倍元総理の死』をヒーローに祭り上げる絶好の機会と企んでいたようであるが、『関係の実情』が明らかになるに連れ

　　そのあまりにも深い闇に、思惑とは真逆の方向に事態は進んでいる。

　　『ジグソーパズル』ならぬ『晋三・パズル』の行方はいかに・・・。

　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　昨日、日曜日。ローザンヌに住んでいた頃は毎週のように散歩した湖畔の村ルットリーで泳いできた。

　　　　　　　　　　30年前とまったく変わらない、あまりにもページ−ブル（平和な風景）な様子に

　　　　　　　　　　『ウクライナ戦争』で何もかも失った人々のことをおもう・・・。