『蛸と海女』葛飾北斎(1760~1849年)
『東京国際アニメフェア2011』
『ゲーム』はニンテンドーのファミコンの時代から日本のお家芸だったのですが、今では世界シェアが3割に落ち込んで仕舞い、世界最大のゲーム市場のアメリカが技術とプロモーションで圧倒する勢いである。
これに対抗する日本の秘策がアニメとゲームの融合と、善悪二元論に近い単純な正義感の米国とは真逆の、日 . . . 本文を読む
『ネットウヨ化する自民党議員』
仙石官房長官が国会答弁で『自衛隊は暴力装置』と発言、批判を浴びてすぐに訂正したが、この『自衛隊は暴力装置』という言葉自体は社会科学用語としてまったく正しいので、基本的に訂正したことが間違いです。
警察や軍隊のような組織を指して『暴力装置』という言葉が、一部左翼や護憲派の用語(隠語)ではなくて正式な学術・科学用語として定着している。
この事実は政治や社会学では常 . . . 本文を読む
『やがて消え行く我が身なれば 』
過去に死刑制度に言及した記事が無い当ブログと、死刑制度には熱心で何度も記事を書いている護憲左派のそれ以外のブログでは、『何か』が大きく違っているのでしょう。
親しくしている護憲派ブログで死刑反対の記事が出た時には、他の人とは違いなるべく話が盛り上がらない様に『微妙に話の方向をずらす』(盛り下がる?)コメントを常に送っています。
何故そんな嫌がらせめいた事をす . . . 本文を読む
『内心の自由』は民主主義の(基本的人権の)根本原理であるが、『内心の自由』を絶対視する風潮が、現在の日本社会の混乱と精神的な荒廃を招いたのではないか?
『権力者に内心の自由を許してはならない 』
首相とか閣僚など権力者の『内心の自由』は民主主義にとっては大問題でしょう。権力の自由と一般市民の自由は大概は相反する。
この記事に書いている『内心の自由』の原則とは、一般市民の権力に対する限定的な話で . . . 本文を読む
何時も物議をかもす竹原 信一阿久根市長のブログ発言を擁護するという・・・何とも無理筋の話なのですが・・・・幾ら小さな田舎の一都市の市長とはいえ不味すぎる。
『優生学』
あの発言は『優生学』に限りなく近い。(あるいは優生学そのもの)
優生学はナチスドイツ限定の学問だと勘違いしている人もいるが、実は優生学はダーウィンの進化論から派生したもので、社会ダーウィニズムと対になって19世紀から20世紀前 . . . 本文を読む
150年前の1859年、『種の起源』(On the Origin of Species)がチャールズ・R. ダーウィンにより刊行され、『ヒトも動物の種のひとつであり偶然と必然が生んだ』とする科学側と『ヒトは神に寵愛されたヒエラルキーの最上位の存在である』とする宗教界との間で神学論争が引き起こされ欧米社会では大論争となる。
論争はダーウィン以外にもアルフレッド・ウォレスなど色々な科学的学説や証拠に . . . 本文を読む
石川啄木の『啄木詩集』のなかの『ココアのひと匙』から、
われは知る、テロリストの
かなしき心を
言葉とおこなひとを分ちがたき
ただひとつの心を、
奪はれたる言葉のかはりに
おこなひをもて語らんとする心を、
われとわがからだを敵に擲げつくる心を
しかして、そは真面目にして熱心なる人の常に有つかなしみな . . . 本文を読む
日本の選挙では不思議なモノが幾つも有る。
ポスターの公営掲示場なんてものも、世界的に見ると可也珍しい。
何しろ公営掲示板以外に選挙ポスターを張ると選挙違反となる国は先進国では日本だけだろう。(後進国でも多分無いはず)
政策も演説もしないで『名前の連呼だけ』なんてものは先進国では日本だけである。
外国でも名前の連呼も少しは有るだろうが、選挙を連呼だけで済ましている先進国は日本だけ。
しかし何と言 . . . 本文を読む
鯖田 豊之 『肉食の思想―ヨーロッパ精神の再発見』 (中公新書)
『解説』
欧米人は、なぜ動物を屠畜して食う一方、動物を愛護するのか? 本書は、ヨーロッパ思想の原型を、歴史的・地理的条件に由来する食生活の伝統に求め、それに基づき形成された思想的伝統を明らかにし、日本とも比較しながら平易に説く。食という新しい視点で西洋の歴史を見直す、西洋史学究の問題作。
『目次』
I ヨーロッパ人の肉食
. . . 本文を読む
石川啄木の『啄木詩集』のなかの「ココアのひと匙」から、
われは知る、テロリストの
かなしき心を
言葉とおこなひとを分ちがたき
ただひとつの心を、
奪はれたる言葉のかはりに
おこなひをもて語らんとする心を、
われとわがからだを敵に擲げつくる心を
しかして、そは真面目にして熱心なる人の常に有つかなしみな . . . 本文を読む
理屈はルックスに勝てない。
多くの人は他人を見た目で判断している。
世間では良く『人は見かけによらぬもの』とか『外見に惑わされるな』とかいう。
其れは『人を外見で判断してはいけない』という言葉を一面では肯定しながら、心の底では信用していない証拠ではないか。?
人々にとって、本当は『言語』より『非言語コミュニケーション』の方が上位にあるのではないかとの疑いは消えない。
アメリカの心理学者アルバート . . . 本文を読む
『ユニバーサル・カーブ』
世界で国籍や文化や民族が違っていても同じように、一番人を殺す危険な存在は若い男で、年齢別の殺人率をグラフに描くと、10代後半から急増し20歳代前半をピークに達する。
繁殖期の雄が同種で激しく争うのは動物では普通に見られる現象なのですが、われわれ人類も哺乳類の一種として同じ傾向が備わっているのでしょうか。
数の多い少ないはあっても、どこの国でも、どの文化でも、このグラフ . . . 本文を読む
基本的に今までの歴史は権力者によって書かれ、記録される。
明治維新期のように徹底的に記録(歴史)を改竄して、以前あった文明を痕跡も止めないほどに破壊した例の多くは、国家権力の受け渡しが合法的ではなく超法規的になされたからですが、それでははたして明治維新は革命だったのでしょうか。?
『はたして明治維新は市民革命だったのか。?』
この問いは古くて新しいが、難しい問題で、私は歴史を大きく進めた市 . . . 本文を読む
江戸時代後期に来日し、アメリカ初代駐日公使として、日米修好通商条約を締結したタウンゼント・ハリス(Townsend Harris、1804年10月3日 - 1878年2月25日)の日記から
人々はいずれもさっぱりしたよい身なりをし、栄養もよさそうだった。実際、私は日本に来てから汚い貧乏人をまだ一度も見ていない。
彼らは幸福そうで、一見したところ富者も貧者もない。将軍の衣服は想像されうるような . . . 本文を読む
PCの使用に最後まで抵抗感を感じていたのにインターネットに嵌ったあげく、ブログまで開設するとは、我ながら呆れていますが、何分にも初心者のヨチヨチ歩きゆえ、今までのように優秀な他人のブログを紹介して、其れのコメントなどを、ボチボチと進めて行く事にしています。
このブログのタイトルにもなっているの渡辺京二著『逝きし世の面影』が「A Tree at ease」と「愚樵空論」に相次いで記事が掲載されて . . . 本文を読む