3月10日
朝鮮学校無償化問題『朝鮮民族と北朝鮮、ナチスと同じ関係』
大阪府の橋下徹知事は10日、朝鮮学校に交付している私立外国人学校振興補助金についても『廃止を念頭に置いている』
『民族差別だという指摘があるが、朝鮮民族が悪いわけではない。北朝鮮という不法国家が問題。それはドイツ民族とナチスの関係と同じだ』と述べる
橋下知事はこれまでも、『不法国家の北朝鮮と結びついている朝鮮総連と関係があるなら、税金は投入できない』とか、
朝鮮学校と暴力団を同列にして、『学校経営に暴力団関係者がかかわっていれば税金は投入できない』と主張していた。
高校無償化 朝鮮学校、一転適用へ 3月11日
政府が今国会で審議中の高校授業料無償化法案の対象に、在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)の指導下にある各種学校、朝鮮学校を含める方向で検討を進めていることが10日、分かった。
鳩山由紀夫首相はいったんは除外する方針を示唆したが、
政府関係者によると、首相と川端達夫文部科学相は9日の会談で、無償化の対象として適用することでおおむね一致した。
首相はこれまで、『(無償化の対象にするかは)高校の授業内容というのが一つ検討材料になる。(北朝鮮のように)国交がない国の教科内容を果たして、私どもが検討できるか』と述べるなど、朝鮮学校を無償化の対象に含めない方針を示唆していた。
ただ、関係者によると、川端氏は首相との会談で、連立与党の社民党や国民新党に加え、公明党が『特定の国を差別するのはおかしい』などと支給を求めている情勢を報告。
さらに文科省内にも『政治問題と教育問題をリンクさせるべきではない』との意見が強く、首相もこうした考えに理解を示したという。
同法案では、無償化の対象校として、高校や中等教育学校の後期課程、高等専門学校などを明記した上で、専修学校や朝鮮学校を含む各種学校については『高校の課程に類する課程を置くもの』と規定し、具体的には文科省の省令で規定することにしている。
橋下知事「浅はかな有識者…政権左右される不安」 朝鮮学校無償化
3月11日産経新聞
高校授業料無償化をめぐり、政府が一転して朝鮮学校も対象に含める方向で検討していることに対し、大阪府の橋下徹知事は11日、『教育と政治は別などという、浅はかな有識者のスローガンに政権が左右されるのは国として不安だ』などと政府の対応を批判した。
朝鮮学校を無償化の対象外とすることを検討している橋下知事は『こんなことなら、国は始めから問題提起をする必要はなかった』と指摘。
『僕は北朝鮮という不法国家と関係がある団体や施設には公金をいれるべきではないと思っている。政権には国民が選挙で審判を下すだろう』とまくしたてた。
橋下知事、朝鮮学校無償化「独自に判断」(2010年3月11日読売新聞)
政府が高校授業料無償化法案の対象に朝鮮学校を含めるかを検討している問題で、大阪府の橋下徹知事は11日、「僕の政治信条として、不法国家と付き合いのある団体には、学校であれ公金は出さない」と述べ、国が法案の対象とした場合でも、府独自の無償化制度の適用については、切り離して判断する姿勢を示した。
橋下知事はこれまで、学校と在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)との関係を判断基準にすると明言しており、近く大阪朝鮮高級学校などを視察する予定。
朝鮮学校、無償化除外へ 文科省「教育内容の確認困難」
2010年3月12日(金)(asahi.com)
鳩山内閣は11日、4月に実施予定の「高校無償化」をめぐり、全国の朝鮮学校を制度の対象から除外する方針を固めた。拉致問題が解決しないことから閣内にも除外を求める声があり、日本の高校に準じた教育が行われていることを確認できる国同士の正式なルートがない以上、他の学校と同等に扱うことはできないと判断したという。
〈朝鮮学校〉 文科省によると、幼稚園から高校の各段階の学校は全国で計73校(児童生徒約8300人)あり、そのうち高校段階の「高級学校」は11校(休校1校、生徒約1900人)。学校教育法上は一般の小中高校ではなく、各種学校に位置づけられる。政府の方針では、インターナショナルスクール、中華学校、韓国学校など各種学校に該当する他の外国人学校は無償化制度が適用される。
『物質の本質は揺らぎ』
鳩山由紀夫氏(当時旧民主党幹事長)は97年の民主党大会で、
『揺らぎという弱い部分は民主主義の本質』である、と語っていた。
11日、鳩山由紀夫首相は首相官邸で記者団から、この『ゆらぎ』発言について問われ、
『物質の本質は「揺らぎ」。多くの意見を聞いて大事にする過程で、揺らぎの中で本質を見極めていくのが宇宙の真理ではないか』と述べる。
また『まったく人の意見を聞かなければ揺らがないのかもしれないが』と、常識や知性を無視して絶対にぶれなかった『美しい国』の安倍晋三元首相や、『自衛隊のいるところが非戦闘地帯』『人生色々企業も色々』『大量破壊兵器云々』等の小泉純一朗元首相などこれまでの自民党政治家たちの不真面目な態度(言動)を皮肉った。
国連の人権委員会や人権憲章に背を向けて今までの日本政府(自民党小泉純一郎政権)の北朝鮮政策を継承するか、それとも人道の基本や憲法、法令を遵守するかで(行きつ戻りつ)大いに『揺らいでいる』ようです。
ま、人の上に立つ人とは思えませんね。こんな人に人気があるというのも、選挙民劣化現象なんでしょうか。
昨今は高学歴化とインターネットの普及で多くの市民の誰でもが一定限度の知識に触れる機会が増えたが、残念ながら常識とは反対に、『知の劣化』が進んでいるというか、『知に対する敬意』あるいは『無知を恥じる心』が薄れている様に思えてなりません。
当然知っているはずのことを知らない。
あるいは正反対の事を責任ある立場の人が迂闊に人前で口走る。
一昔前なら軍歌を大音響だ街中で垂れ流す街宣右翼程度の人物が知事や大臣をやっているのでしょうか。?
実に不思議な光景です。
プライベートな酒席での発言ではないのですよ。
誰でもが見れるテレビの公開放送の場で『光市事件弁護士懲戒請求』を呼びかけるなどは近代司法制度のイロハを知っていれば恥ずかしくて出来ないはずです。
勿論弁護士である橋下徹は知っているのでテレビで不特定多数の他人に対しては『懲戒請求』を煽るが自分では絶対に行わない。
弁護士懲戒請求制度は、選挙でも世論調査でもないのですから幾ら人数が多いからといっても何の意味も無く、制度的に誰か一人の一般市民の『請求』で十分なのです。
今回のような2千人の同一文書による請求よりも弁護士である橋下徹の弁護士懲戒請求の方が遥かに効果や影響力は大きい。
ところが自分では絶対に行わないところを見ると『自分が悪い事をしている』との認識はあるようです。
民主主義社会の言論の自由を利用して悪質なプロパガンダで一般大衆を煽動して(圧倒的な市民の支持を得て)民主主義と正反対の方向に誘導することがファシズムの特徴なのですが、昨今の小泉純一郎や橋下徹などの無責任暴言に対する圧倒的な市民の支持などの憂うべき事態は、まさにこれに当てはまるでしょう。
ポーズとして発言していただけかもね。
これまでの言動、行動から考えると。
世界人権規約を持ち出すまでも無く、当たり前ですが、人の生まれながらの出自で差別するなどは、誰であれ許されるものではないのです。
悪い国であるとか悪い人種であるから何らかの差別が許されるなら、第二次世界大戦のナチの行為も全て免責されますよ。
今回の産経一社の暴走行為は、
これは20数年前の青年将校気取りの中曽根康弘首相の3海峡封鎖とか日本列島不沈空母発言などのおばか発言に悪乗りした『ソ連が北海道に攻めて来る』なる超極めつけお馬鹿キャンペーンを(他の誰も行わないのに)産経一社だけが繰り返し行ってみんなに呆れ返られたいた事を思い出させる。
基本的に『朝鮮高校は北朝鮮の高校』との産経の宣伝は、歴史的な経過を全く知らない無知から来る全くのデマ宣伝(妄想)なのですが、理系出身の鳩山由紀夫までが産経のお馬鹿キャンペーンに影響され揺らいでいるのです。
今の民主党には自民党以上のお馬鹿の街宣右翼以下の閣僚が何人も加わっているのです。
核武装発言で有名な西村信吾はテロ集団の刀剣友の会の最高顧問もしていたが当時はれっきとした民主党議員でしたよ。
まったく仰られるとおりですね。同じ日本人の一人として恥ずかしいかぎりです。
この記事は最初『橋下知事』が内容的にほとんどの地方自治のカテゴリーに入れていたのですが、日本の深刻な外交問題になりそうなので朝鮮問題に変更しました。
それにしても目に余る低級なおふざけで恥ずかしすぎる。
もしも朝鮮高校の関係者に国連の人権機関に提訴されたら日本政府としては世界に向かって大恥をかくことになる。
政治とか地方自治とか呼べる水準には無く、酒席の人前に見せるべきでない恥ずかしい『かくし芸』程度の暴言です。
昔の日本では、欧米の常識(エチケット)とは大きく違い人前で酔っ払う事は『悪』ではなかった。
其の正反対にありのままの自分(内心を曝す)事は『よいこと』だったのです。
日本の古い文化では、人前で心身ともに裸になることが奨励される文化があるのですが、その影響で欧米人の目には『働きすぎの飲みすぎの酒癖の悪い日本人』との印象がある。大都会の最終電車での酔っ払いの多さや路上や駅頭での見苦しい有様は日本独特の風物詩だった。酒豪ぞろいの欧米人にとってはビール一本で真っ赤になるのも珍しいらしいらしいが。
普段は謹厳実直な真面目な人物が、酒を飲んではめを外して無様な真似をしても許される酔っ払いにはえらく寛大(あるいは奨励される)な文化だったのです。
上司や同僚と仕事帰りに飲みに行き、お互いが酔っ払い素面ではいえない内心を出し合う事が『仕事の為にも大事である』と思われていた。
(逆に酒席でも羽目を外さない人物は油断のならない(すきを見せない)二心がある人物では無いかと疑われる事さえあった)
ところが昨今は『セクハラ問題』で羽目を外す事は憚られる。
酔っ払っては羽目を外せば今では馬鹿にされるだけで、誰も評価しないし何も良い事は無い。
だんだん日本社会全体もグローバル・スタンダード(世界基準)になりつつあるのでしょう。
ところが困った事に政治の世界だけは酒席の酔っ払いでも許されない事柄が大勢の有権者から大喝采を浴びる。
小泉純一朗首相が自衛隊海外派兵での戦闘地帯の定義を聞かれての『私に聞かれても判るはずが無いでしょう』などは責任ある政治家の言葉ではない。
泥酔者の罵声よりも悪質でこれ以上に日本の政治を低下させた事例も無いくらいひどいものです。
今回の橋下徹のお馬鹿発言の数々ですが、全くこれと同水準ですよ。
全くの『国辱行為』である。
しかし、日本では許される(奨励される)ことでも外国(世界基準)ではそうではないのですよ。
お笑い芸人江頭2:50が何万人も集まるトルコの大きなスタジアムで、芸を披露したのですが、暴走してしまい、最後には、肛門にデンデン太鼓の柄を突き刺して、全裸で逆立ちをしながら回転し、“デンデン♪”と太鼓を鳴らす。
この日本ではうける(恥ずかしい)持ちネタの得意芸もスタジアムのトルコ人は怒りで暴動寸前。
逮捕され25万トルコリラの罰金刑になったそうです。
江頭の裸踊りなら笑って済ましても良いだろうが、今回繰り返される(右傾化した日本人の偏狭なナショナリズムを満足させる為の手段としての)橋下徹のナチス張りの人種差別は国際社会や常識に無知な日本人は笑っているかもしれないが、世界中の誰も笑う事も無ければ許すこともない悪質な犯罪なのです。
日本国の世界に向かっての『恥さらし』以外の何ものでもないし、売国奴以上の日本国を貶める反日的な『国辱行為』に他ならないでしょう。
このときは異常極まる悪質な人質『バッシング』を小泉の日本政府官邸、自民党公明党と産経、読売が連携して行っていた。
今回は少しだけ規模が縮小して、『読売新聞』と『公明党』が脱落、前回主導していた首相府も及び腰。
ただ誰もお馬鹿極まる国辱的な差別発言の『暴走行為』を率先して止め様としていないので、声の大きい産経や橋下、中井の『朝鮮バッシング』だけが世間で目立っている。
この時、日本で行われた『人質バッシング』ですが、記録映画にして海外の映画祭に出品したら、世界の誰もまともに相手にしないのですよ。
『そんな馬鹿な事が現実にあるはずが無い』『観客が信じない』と、外国人は誰も『人質バッシング』がほんとうの事実だとは信じなかったらしいですよ。
人質バッシングと同じで、今回の騒動ですが目先の感情論に流されて『朝鮮高校バッシング』が日本の国益(国の尊厳、名誉)にとってどれ程のマイナスになるかの観点が全く欠落しています。
国の『恥』だとの認識が無い。
余りにも判断力が偏向しているのに、バッシングを行っている人たちには『自分が偏っている』との認識がそもそも存在していないのです。
偏狭なナショナリズムが『国家』を危うくする見本のような話ではなる。
北朝鮮が何か問題を起こす度に、日本では朝鮮学校の生徒が襲われ、その都度、政府やマスコミは「生徒さんには罪はありません」などとコメントを出してきたわけですが、それが白々しい戯言であることが丸わかりになってしまいましたね。
なんてことはない。国ぐるみで八つ当たり差別を正当化し煽っているわけです。
こういうことをやっていると、第三者の諸外国の人から見ると、「どっちもどっちだな」と思われてしまい、いつまで経っても「拉致問題」で支援してもらえませんよ。
「倫理的に優位に立つ」という戦略感も全くないんでしょうね。
ちなみに、朝鮮学校というところには、北朝鮮籍の人だけでなく、韓国籍の人も通っている。映画監督の崔洋一さんも韓国籍ですが朝鮮学校のOBのはずです。
それだけでなく、RENKのような反政府組織のメンバーもOBにいるんですが、そういう事実にはマスコミは触れないことにしているんでしょう。
ところで、「『ナチスと同じ』橋下知事」というタイトルですが、一瞬、「橋下知事=ナチス」という意味かと思いました(^^;。
『ナチスと同じ』橋下知事」というタイトルですが、橋下徹自身の発言と同時に、『橋下知事=ナチス』という二重の意味で使っているのです。
皆さん、大きく誤解していますが日本の戦前のファシズム(軍国主義)は今の平和憲法の下での民主主義よりも大きく立ち遅れた非民主主義的な封建制の遺物とかカルト的な天皇制が目立つので、
『ファシズムの反対が民主主義だ』と、単純に思っている市民がほとんどですが、
ところが、これは大間違いなのです。根本的な勘違いをしている。
当時の社会情勢とか時間軸を失念していて、比べる対象が間違っているのです。
当時の日本は欧米を除いて唯一の先進国であったばかりでなくほとんど唯一の民主主義的な制度のある国だったのです。
1920年の 国際連盟が発足した当初の常任理事国は、大日本帝国・フランス・イギリス・イタリア王国の4か国だったのですよ。今のほとんどの国が採用している共和制なのはフランス一国だけなのですよ。当時としては日本のように帝政(王政)の方が普通の体制であったわけです。
そして、史上最強のファシズム体制であるドイツのナチズムは、歴史上最も民主的なワイマール憲法の下で生まれたのです。
そう、近代民主主義社会の中で最悪の政治制度であるファシズムの出自は、何と我々が完全無欠な『善である』と心底信じている民主主義体制なのです。
民主主義の無いところでは『ファシズム』は生まれない。
ヒットラーは圧倒的なドイツ人の支持を背景に独裁を行ったのであり、日本の軍国主義(ファシズム)も今では歴史が歪曲され一部の軍国主義者だけの犯罪であったかの様に描かれているが、真っ赤な嘘で、当時のマスコミを筆頭にして多くの市民の支持を得て侵略戦争が推し進められていた。
近代国民国家では、全ての例外なく『国民の支持』なくして戦争は出来ないのです。
中国に対する侵略は圧倒的な支持を受けた近衛内閣によって行われた。
誰も始めたくなかった太平洋戦争だけを考えるから真実が見え難いが日中戦争の延長が第二次世界大戦だと考えるとわかり易いでしょう。
近代民主主義制度とは完全無欠な完成された安定した制度ではなく、その正反対の人々の不断の努力で辛うじて維持している脆弱な制度で、努力を少しでも怠れば何時でもファシズムに変質する危険性がある事にみなさんは気が付いていない。
橋下にとっては、ありもしない『同和差別』は有るし、自分が行っている『朝鮮人差別』は『無い』らしい。
『ある』と橋下が言っている社会的な同和差別などは今の大阪府には何処にも無いのですよ。
今では莫大な予算の結果、地区の方が際立って立派になってしまったのです。今ある差別は橋下の話の正反対で一般市民が社会的な差別(逆差別)の状態にあるでしょう。
彼は、『未だに個人の内心の中にあるに対する差別意識』を言いたかったのかも知れませんが、近代民主主義の基本的人権で(よい事であれ悪い事であれ)内心は個人の聖域であり、誰であれ誰かの内心についてあれこれいう資格は無いのです。
全ての例外なく個人の内心を守る事が民主主義の基本的な考え方で、『良い内心だけを守る』ではダメなのですが、これが橋下には分かっていないのでしょう。
それにしても知的水準が高く社会的見識があるRunnerさんまでが、>『北朝鮮籍の人』<なんて表現をするようでは・・・基本的に朝鮮問題を護憲左翼が避けてきた結果でしょう。これでは左翼は勝てません。
現在、日本に『北朝鮮籍』の人は一人もいません。
いるのは『朝鮮籍』の人で、意味するところは朝鮮半島出身者(朝鮮人)で、元々日本には朝鮮籍しかなかったのですし、朝鮮半島の北部の出身者何かほとんどいなくて全部が南部(現在の韓国)の出身者なのです。
そして朝鮮学校には朝鮮籍だけではなく半分以上の韓国籍の生徒が学んでおり少数ですが日本籍の生徒もいる。
中井大臣や橋下知事、産経新聞などの主張する『基本』が間違っているのです。