逝きし世の面影

政治、経済、社会、宗教などを脈絡無く語る

目の前に迫った消費税増税とネトウヨ

2019年08月02日 | 経済
リベラルメディアの代表ワシントンポスト紙記事の表紙に使っていたiStock。(オンライン画像マーケットサイト)A view of Mount Fuji and the Tokyo skyline
この合成写真では首都東京と活火山の富士山の位置が、お隣の近い千葉程度の関係にある。(ベスビオス火山の噴火で全滅したローマ時代の古代都市ポンペイのようだ)何とも縁起の悪い構図である。

共産党に似ている?れいわ新選組を絶賛するネトウヨ知識人たち

消費税10%増税前の駆け込み需要が起きない。(何十年間も続いたデフレで基礎体力を失った日本)
何とも不吉な米ワシントンポスト紙の、If you want a peek at the future, try looking at Japan. You may not like what you see.とのタイトル

『「消費者態度指数」10か月連続で悪化 消費税引き上げ控え』
2019年7月31日 NHK

消費者が買い物などにどれくらい意欲的かをみる内閣府の指標、「消費者態度指数」が10か月連続で悪化しました。
消費税率の引き上げを10月に控え、内閣府は消費者心理が悪化した と分析しています。
内閣府は全国8400世帯にこの先、半年間の暮らし向きや買い物にどれだけ意欲的かを聞き、その結果を「消費者態度指数」にして毎月発表しています。
2人以上の世帯の今月の指数は37.8で、前の月より0.9ポイント下がりました。
これで指数は10か月連続で下がり、消費者心理の悪化が続いています。
特に家電や自動車などの耐久消費財の購入意欲をみる指標の悪化が目立ち、前の月より2.2ポイント下がって33.4となりました。
内閣府は「収入が目立って増えない中でことし10月に消費税率が10%に引き上げられることで出費が増え、暮らし向きが悪くなると判断した世帯が多いのではないか」と分析しています。
このため内閣府は消費者心理は「弱まっている」という基調判断を示しました。
7月31日 NHK

『前回消費税8%増税時とは、すっかり様変わりした日本』

消費税が3%から5%に引き上げた22年前の1997年や、同じく5%から8%に引き上げた5年前の2014年には消費者による耐久家電や自動車などの高額商品だけではなく幅広い商品が消費税の増税前の駆け込み需要で大幅に購入量が増額していたのである。
しかし消費税増税後は『駆け込み需要』の反動で、全ての商品の売上額が大幅に低下して、日本経済は泥沼の長期リセッション(景気後退)に陥った。

『生活防衛で買い控えする一般市民』

消費税の増税では一時的、短期間ではあるが消費者心理が過熱する。
ところが、今回2カ月後に迫った消費税の8%から10%への増税では逆に、早くも増税で『今後は出費が増える』として生活防衛に走った一般市民による『買い控え』が起きていた。

『消費税10%増税で日本崩壊』
★注、
前回、前々回のような消費税増税前の『駆け込み需要』どころが、180度正反対(予想外)の出来事(長期リセッション 致命的な景気後退)が起きたのである。


OECDの主要国と比べても、劇的に低下した日本人の貯蓄率


前回や前々回の消費税の増税を契機にして、大幅に低下していた日本の貯蓄率の推移



『消費税増税を前にして、一斉に山本太郎「れいわ新選組」に走るヘイトスピーチの嫌韓嫌中ネットウヨの群れ』

前回記事『れいわ新選組「反緊縮」消費税廃止』(2019年07月30日 | 経済)では、嫌韓嫌中の汚らしいヘイトをひたすら垂れ流すDHC製作の「虎ノ門ニュース」で左翼知識人に大変身した竹田恒泰とか有本香が、山本太郎(れいわ新選組)を大絶賛していた摩訶不思議な驚くべき事実を書いた。
ところが、竹田恒泰とか有本香などに限定した特殊は話ではない。実は、この不可解な(理解不能な)怪奇現象は、今の日本のネトウヨ業界全体の動きらしいのである。そもそも、山本太郎の根本的な主張は『フクシマの放射能が危ない』ですよ。(★注、フクシマの放射能は『安全・安心、何の心配も無い』の能天気なネトウヨと山本太郎は1ミリも共通点が無い)

浅ましい何とも不気味な光景

『嫌韓嫌中右翼ポピュリストでは無く、その場その場で自分の主張を変えるオポチュニスト』


今後は日本中のネトウヨ業界全体が雪崩を打って山本太郎『れいわ新選組』に我も我もと先を争って加わる事態も十分考えられるのですから怖ろしい。(それなら既存の左翼知識人がドン引きする超保守的なネーミング、山本太郎の『れいわ新選組』なる不可解な名称がピッタリだったことになる)
日本は『玉音放送』以前は八紘一宇本土決戦一億玉砕を全員で叫んでいても、一夜でそれまでの鬼畜米英をアメリカ民主主義万歳に変える一億総オポチュニスト(ご都合主義者)だったのである。
★注、
毎日新聞編集委員コラム『金言』沈着冷静な英国、遠く=西川恵2019年8月2日で先月24日に就任した英保守党のボリス・ジョンソン首相に対して、その場その場で態度を変える日和見の機会主義者だとして見慣れないカタカナ語オポチュニストを使って説明していた。

『オポチュニズム(Opportunism)日和見主義』

2008年のリーマンショック後のアメリカFRBにより利下げが10年半ぶりに実施されたが、安倍自民党政府は(リセッションを恐れて)何回も何回も消費税の8%から10%への増税を先送りを繰り返していた。
★注、
二度あることは三度ある。今年10月の消費税増税でも同じで『リーマン級の景気後退が起きたら止める』との条件付き増税なのですから、安倍晋三が『今の日本経済はリーマンショック級だ』として先送りすることも可能性としては低いが、無いこともない。



島田裕巳@世界はAからBに変わった‏ @hiromishimada · 8月1日 (宗教学者 作家‏)

NHKから国民を守る党は、創価学会である。 http://sinzinrui.blog.fc2.com/blog-entry-4763.html … 「何よりも、N国は楽しいのだ。そして、既成大政党と違って、訴えが「よく聞こえる」。」

『NHKから国民を守る党は、創価学会である。』2019年08月01日 (木)オウム真理教(Aleph・ひかりの輪)を追っかけるオウマー

政治論客(ネットウヨ)は、概して身内に甘く敵に厳しい。
今、政治の社会を賑わしている「あの」2つの政党を考える。
左翼・共産党支持者、リベラルは、「NHKから国民を守る党」を罵るだけ。それに比べて、保守派(右翼)は「れいわ新選組」を脅威と捉えつつ、何かを学ぼうと必死な人が多い。
「ネトウヨ」御用達番組・チャンネル桜討論会で、水島総社長がれい新の山本太郎を「礼賛」し、討論でも、若い世代がああいう政党に向かうのも当然という。

チャンネル桜が産み育てたスター評論家も、れいわ新選組・山本太郎を「絶賛」している。
保守層からも熱視線~れいわ新選組と山本太郎氏~/古谷経衡
https://news.yahoo.co.jp/byline/furuyatsunehira/20190731-00136495/
古谷氏は、れい新は保守派の票も奪い取っているので「左派ポピュリスト」ではないと分析する。
しかし、自民党支持者の5%をかっさらったからこそ、左派の「ポピュリスト」なのだ。全盛期の橋下徹だったら、共産党支持者の5%以上は確実に奪い取ってる。
「対米自立、アメリカからの独立」、「反グローバリズム」、脱原発とか辺野古とか、既存左翼と大差ない。
むしろ、ストレートに消費税廃止を訴えたことや障碍者2名を当選させるために自分があえて当選を放棄したかのような行動をとった上で、生産性だけで判断される国を変えようと訴えたことではないのか。
ずばり、山本太郎は「左の橋下徹」である。
「政治家」「新聞記者・評論家」など知的エリートの声に有権者が説得力を感じなくなったのではないのか。
だからこそ、重度身障者の候補や、「マレーシアで消費税ゼロができたのだから日本でもできる」の山本太郎に声援が集まる。

一方、パチプロやYoutuberで糊口をしのぐオジサンがポンコツを集めて、私怨でやってる泡沫政党の成功譚がN国。(NHKから国民を守る党)
気さくなオジサンの奇策「不倫路上カーッセックス」は、むしろ「私は既成政党支持者の老人ではなく、皆さんの仲間なんですよ」というメッセージなのだ。
しかし、批判者(左翼知識層)はN国現象を全く理解できていない。
必死になって「元在特会がいる」とか「久保田学は元AV男優で盗撮魔」とか「山口真帆にセカンドレイプ」と叫んでいるが、立花孝志に好意的感情を持っている人に全く響かない。
だって、支持者はそんなの百も承知なのだ。
むしろポンコツの在特会上がりや自己破産者や、温泉盗撮した元AV会社の覆面うぷ主や、パイオツがでかいだけの頭足りなそうな女が続々出てくるから人気があるのだ。
ゲテモノをゾロゾロ並べる。
このマイナー感が心地よいのだ。

政治から見捨てられ、いつ「下流」に転落するかも知れない人や、既に下流に転落してしまった人にとっては、「下流軍団」を率いる「下流の王様」立花孝志のサクセスストーリーは、実に感情移入しやすい。
完全に政治から見捨てられた層にとって「ド左翼」山本太郎のれい新は魅力的に見える。
一方、マスコミや知識人が絶賛するオーソライズされた「れい新」ではなく、感情移入ができる「僕たちの政党」である「NHKから国民を守る党」を応援したい人も出てくる。

共産党に似ているれい新。創価学会に似ているN国
戦後高度経済成長の恩恵に与れない人たちが、庶民の味方の共産党に走る人と、庶民そのものが集まった創価学会(公明党)に走る人とに分かれたのと同じである。
左翼(共産党)がいくら「庶民の味方」を気取っても、学者やマスコミや弁護士等、社会の上位0.1%に属するエリートである。
しかしれい新もN国も、本物の下位0.1%。本当の庶民・社会的弱者は、どっちを信頼するだろうか。
立花孝志の「NHKのアナウンサーが不倫路上カーセックスをしたから受信料を払う必要がない」なんて、論理性のかけらすらない。
正気と思えない。 まさに「どっかのオッサン」をそのまま参議院議員にしちゃった感覚で、正直、あの人が無事に任期を全うできるのだろうか。
一方、アンチN国の左翼は、彼を潰すことしか考えていない。
チャンネル桜が山本太郎の「魅力」を分析したのに、左翼有識者は立花孝志の魅力を分析し、自分達に何が足りないのかを学ぼうとしない。
創価学会に差をつけられて死に体の日本共産党がすべきなのは、れいわ新選組と共闘する一方、むしろ、何故「NHKから国民を守る党」が成功したのかを考えることだ。
少なくとも立花孝志は、共産党がやりたいこと「政治の楽しさ」を感じてもらうことに成功した。訴えが「よく聞こえる」し何よりも、N国は楽しいのだ。
(抜粋)
8月1日 オウマー

『当事者も周りの人々も社会も全員が大迷惑』

アメリカ軍(マッカーサーのGHQ)に日本が全面占領されていた時代には下山事件、三鷹事件、松川事件などアメリカ軍諜報部が引き起こしたと思われる謀略事件が相次いで発生、その後駐留米軍は朝鮮戦争を開始、アメリカ本土では赤狩りが占領日本でもレッドバージの嵐が吹き荒れる。
この時2001年にアメリカで起きた9・11事件のように警察の捜査が始まるよりも早く、すぐさま吉田茂首相など日本政府が『共産党や国労の凶悪犯罪だ』として共産党員や国労組合員を逮捕、裁判でも有罪の証拠や証言が大量に出て沢山の死刑判決が下りている。
その後冤罪が発覚して全て無罪になるが、今でも共産党支持者は最低限の自己防衛から人前では『共産党支持』を隠すのが普通の態度である。
そして、この人前で自分の主義主張を明らかにしたくない共産党支持者以上に、秘密にしたがるのが何故か政権与党の公明党(創価学会)なのである。(公明党では事前の世論調査の政党支持率と投票率との間に自民党とは違い大きな乖離がある)
その意味では『NHKから国民を守る党は、創価学会である』の発想は丸々正しい。いくら自分が『面白いから』と投票したとしても人前では恥ずかしくて到底言えない。誰であれ最低限の羞恥心は持っているのである。

『山本太郎(れいわ新選組)を大絶賛するネトウヨの不思議』 もっと不思議な誰も支持していない(ニヒリスト?)N国投票者層

危険で不可解なオウム真理教の心情的シンパで汚い汚染物質のネットウヨにも限りなく近いヘイトスピーチ連発の危険物だが、科学的分析法を駆使するなど(たぶん自然科学系の)高偏差値の知的エリートなので、うっかり頭から無視すると失敗する。ところが逆に丸々信じるともっと大失敗する非常に困った存在である。
今回は汚いヘイトとかネトウヨ的な誤ったプロパガンダ部分は丸々全部削除して掲載しました。
低能ネットウヨ御用達の札付き右翼に対して『保守系』知識人と書いている段階で政治論議としてはアウト。左翼は自分たちのことを『左翼』と呼んでいる、ところが、対照的に右翼は自分たちを『保守系』と曖昧に誤魔化すが決して『右翼である』とは言わない。
★注、
右翼と左翼の二者は現在の政治や社会に不満を持っていて根本的に作り替えたいと考えてるので、実は政治的に見れば右翼と左翼の差は小さい。
対して古き良き権威や伝統を『守り』『保つ』穏健な政治姿勢に最大の特徴がある保守とは既存の社会構造に対して満足しているので不満はあっても小さい。
それなら何時も不満たらたら、怒り狂っているネットウヨは決して『保守』には分類できないのである。

タイトルだけなら100%お馬鹿ネトウヨ!

『れいわ新選組が政権を奪取したら、日本国民の1/3が殺される?』
2019年07月31日 (水)オウマー日記

チャンネル桜3時間討論番組「【討論】参議院選挙後の日本の近未来[桜R1/7/27]」の前半1時間は、山本太郎やれいわ新選組の「賛美」オンパレードだった。
途中で「”れいわ”と元号で読んではいけない。”れい新”と呼ぼう」と決めながら、誰もが「れいわ」言ってしまい、慌てて「れい新」と言い換えるのだから、その「評価」ぶりは凄まじい。
「恐ろしい」「用心」といいながら、いわゆる”ネット右翼”御用達番組メンバーにとって、胸騒ぎを感じたのはN国ではなくれい新だったようだ。
水島総は山本太郎の「なかまなち」が中核派のような過激派人脈であるとしつつも、山本太郎氏を「絶賛」。

水島社長は、自らが身障者の映画を作成した経験があるので、あの二人の見せ方はうまいと褒めていた。
そして、ドイツの「みどりの党」や「ドイツのための選択肢」を挙げて、日本も戦後ドイツのようにポピュリズム政治に突入した。
浜崎洋介は、若い世代に自民党が人気があるというけれど、それは消極的選択で、仕方なく自民党に入れているだけと分析。
若い世代はみんな生活に苦しい思いをしている。いつれい新に走るか分らない。問題は右か左かではなくて、上か下かだ。国民の中間層、その「中の下」の層が、「下」にいつこぼれるか分からない。落っこちそうになった時に、彼らは自民党に投票しなくなり、「れい新的な政党」に投票する。
民主党政権は罪深い。あのせいで、有権者に「野党アレルギー」ができてしまった。(★注、この『あのせい』とは2011年3月11日フクシマの未曾有の核事故のことだが、ネトウヨにとっては『言葉』にするのさえ恐ろしい)

トランプ氏は、五大湖近辺の廃れた工業地帯「ラストベルト」や、アパラチア山脈近くの廃れた鉱業地帯で抜群に強かった。
また、トランプの支持者は大した要求を持っていたわけではない。真面目に働けば、家と車が持てる社会に戻してくれれば良い。離婚が当たり前になり、麻薬に犯されたアメリカで、人並みに普通な生活が生活がしたい…そんなささやかな思いをトランプ氏に託していた。ドナルド・トランプそこそ、ポピュリズムの王様である。
(短く抜粋)
7月31日 オウマー

『7月21日の参議院選挙以後に流れが大きく変わったらしい日本の嫌韓嫌中ネットウヨ業界』

驕る平家は久しからず。
7月21日の参議院選挙で山本太郎の『れいわ新選組』が得票率4・6%を取ったら、平家の軍勢が水鳥の羽音に驚いて一目散に敗走したという故事のように、今まで威勢が良かった嫌韓嫌中ネットウヨ業界が、勝ちそうな山本太郎の『れいわ新選組』に次々と寝返っているらしいのである。

『まさにオポチュニズム(Opportunism)日和見主義の見本のような話』

この7月31日 オウマー日記の場合、前半半分では山本太郎の『れいわ新選組』大絶賛で、残りの半分は今までの成り行きで、低能ネトウヨの罵詈雑言の嵐という政治的主張が正反対との、すさまじい爆笑お馬鹿記事『白黒模様』になっていた。
支持するか反対するか。正誤や善悪はどちらか一つにしないと駄目だ。今までとは違い、山本太郎の出現に対しネトウヨ業界が大混乱していて、余程ひどく周章狼狽しているのだろう。
★注、
そもそも本物の右翼なら『負けそうだ』としても主義主張や態度を変えることは無いが全員が『オポチュニズム』(Opportunism)日和見主義なので負けそうなら直ぐに態度を翻す。何とも分かり易い話である。

三国志の呂布に例え『山本太郎が討ち死で終わり』は、左翼なら何度負けても少しも怯まないで再挑戦し続ける。山本太郎はフクシマの核事故に対し1ミリもぶれないのである。



『社共など既存の左翼支持層とは大きく違っていた山本太郎「れいわ新選組」支持層』

護憲左派政党と言われている社共両党の場合は60代以上が6割と支持層が高齢者に偏っている。対照的に『れいわ新選組』では40代以下が6割を占める。50代以下なら8割と圧倒的に若者世代に支持層が偏っていた。
年齢層が大きく違うので、政策的に一番近い社共の票を左翼ポピュリズム『れいわ新選組』が奪った訳ではないらしい。
それなら(社共に次いで政策が近い)2017年衆院比例に比べ316万票も減らした立憲民主党から『れいわ新選組』に票が流れたと思われるが、実は立憲民主党(枝野幸男)の支持増も左翼の社共両党とほぼ同じ年令構成だった。(★注、支持する年令層を共有するなら、社共と立憲が『一つのパイ』のお互いの票を食い合いしていたことになる)
社共も立憲も同じで、年長者にしか支持層が広がらない中、対照的に将来性のある若者たちの心を掴んだのが山本太郎『れいわ新選組』だった、
それなら『勝ち馬に乗る』ことだけを最優先するオポチュニズム(Opportunism)日和見主義の嫌韓嫌中のネトウヨ業界が7月21日の参議院選挙後に山本太郎を大絶賛、露骨に『れいわ新選組』にすり寄ったのもムべなるかな。当然な成り行きだったのである。



政治用語の基礎知識 右翼、左翼、保守の違いとは、2016年12月11日 政治

社会科学的に判断すれば、『保守』とは現在に依拠し、現在を守る勢力のことで、土台からの根本的な造り替えは警戒するが、漸進的な改良を最善と考えている穏健思想で、少しずつ着実に前に向かって動いて行くところに特徴がある。
基本的に『保守』とは、今までの古き良き権威や伝統を『守り』『保つ』政治姿勢であり現状に多少の不満はあっても、生活や体制に基本的に満足している。(不平不満は右翼や左翼に比べて圧倒的に小さい)
『今』にまったく不満で社会の根本的な改革を主張しているのが『右翼』や『左翼』で、現状に『満足出来ない』だけなら同じだが、両者は時間軸が違っている。
左翼はまだ見ぬ未来に自分の理想を期待し、右翼は『失われた理想の過去に立脚して現在に異議を申し立てる』思想や勢力のこと。
思考形態なら右翼は情緒的・主観的に判断し、左翼は理論的・客観的に判断しようとする。

政治的な戦略や主義主張ではなくて、その戦術的スタンスで右と左を分類すると、『左』とは社会を上(強者)と下(弱者)とに真っ二つに分けて、自分を下(弱者)側に味方して上(強者)に抵抗していると思い込む。
『右』の手法も矢張りまったく同じで、社会を真っ二つに分ける。違うのはその分け方だけ。
右翼は、世の中を内と外に分け自分を『内』に分類し、それ以外の全てを『外』(内に敵対する危険な存在)と認定する。
結果的に左は『上』(権威や権力を持った強者)を攻撃するので必然的に連敗する。
右は自分が『外』だと思ったものは社会的な弱者でも見境無く攻撃するので良識ある大人に嫌われる。
典型的な弱者である落ちこぼれのニートやフリーター(ネットウョ)が、『弱者の味方』と自分で思っている『左』を攻撃するなどの不思議な現象は社会を『上下』か『内外』かの、『分け方の違い』での衝突と考えれば分かりやすい。

保守の定義ですが、今の日本国で最高の『古き良き権威と伝統』といえば政治なら間違いなく日本国憲法で、経済なら若者の完全雇用と職業訓練を可能にした日本独自の終身雇用制と年功序列賃金である。
危機的な有様の憲法と正規雇用に一番拘っている政党とは共産党なのですから、一番の保守政党とは、自民党ではなくて今の日本共産党で間違いないのである。
蝶と蛾の違いですが、人が追いかけるのが蝶で、人が追いかけられたと思い込んで逃げるのが蛾らしいが、『蝶と蛾の違い』と同程度だったのが我が日本国の左翼と右翼だったのである。 
(抜粋)
2016年12月11日 政治用語の基礎知識 右翼、左翼、保守の違いとは、


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8 コメント

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れいわは常識 (イーサネット)
2019-08-05 15:24:57
>社共も立憲も同じで、年長者にしか支持層が広がらない中、対照的に将来性のある若者たちの心を掴んだのが山本太郎『れいわ新選組』だった、

40代をメインとする失われた世代の支持が中心
政策も常識的なものばかり
返信する
狙い (ンガンダ)
2019-08-04 08:59:58
>竹田恒泰とか有本香が、山本太郎(れいわ新選組)を大絶賛

立民とか共産あたりの不動票をれいわに流し前者の議席を減らそうという狙いがあるんじゃないでしょうか?
というか「指令」が出てる?
返信する
逃げ腰な共産党(笑) (あたし新聞)
2019-08-03 22:03:56
及び腰といぅか逃げ腰な共産党っ!
与党に取り込まれて、利権漁りしている公明党!

野党であれば、以下の事を強く訴えてこその野党であろう?

・「消費税」こそが、不景気・生活苦の元凶なのは明らかな事実!
・NHKは電波を押し売りする利権団体
・共謀罪で初代創価学会牧口会長は「獄中死」している!
与党に与している公明党のドコが公明正大なのか?

公明党も共産党も、
ガッカリされている、これからは議席を減らしていくのだろう(笑)
返信する
竹田恒泰は反原発 (憂国団の団員その1)
2019-08-03 16:47:09
私の記憶違いだろうか?
竹田恒泰は3.11以降、反原発を唱えていました。
その後、ネトウヨ発言を連呼してたので・・・
見下げた奴というのが彼への評価です。
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永田町仲良しクラブ (セコイアの娘)
2019-08-03 06:30:16
以前、アップされた、党首が横並びに手をつないでいる写真、永田町仲良しクラブとでも言いましょうか。
貧困問題がこれほどまでに深刻になり、ミドルクラスもいつ下に落ちるか戦々恐々とし、誰もが自分の生活を防衛するために必死な国。かたや、防衛、外交では、独立国とは名ばかりの国。
この状況を作りだしたのは、結局与党も野党も、同じ利益集団だという事実だと思います。既成政党じゃ、現状を変えることはできないと思います。
永田町仲良しクラブの写真に投石し、ヒビを入れられるのは、外部の人間以外不可能だと思います。山本太郎というカリスマが、どこまで永田町を壊せるか。街頭記者会見、行きたかった。
返信する
デフレより悪い状況 (ちくわ)
2019-08-02 02:36:14
実際には電気料金、自動車や米など物価はかなり上がってますよね。
一見変わっていないモノでも、家電はリサイクル料や取り付け工事費など含めると実質値上げ状態だったり、食品も内容量が減っていたり。
庶民には、駆け込むだけの体力もないのが現状です。
返信する
Unknown (Unknown)
2019-08-02 01:12:52
日本のキャリア官僚や大企業の幹部は、受験戦争の勝ち組で、貧困層は自己責任との認識で、関心が持てない。
要するに、テストは出来るがその心は貧困な人々。
返信する
Unknown (Unknown)
2019-08-02 00:54:42
中間層の多くが下ブレしたので、増税前の駆け込み需要も期待できない実態。
予想より増えた富裕層に、駆け込みを期待するしか無いですね。
最低限の生活に必要な消費にも、8パーセントの税を課すのですから。貧乏人は退出すべしとしている今の日本です。
欧米の富裕層は、財団を作って貧困層を支援していますよね。
返信する

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