逝きし世の面影

政治、経済、社会、宗教などを脈絡無く語る

制限を無視して暴走する「誰にも止められない自民党」

2016年06月30日 | 政治
『いくらなんでも「無理」!』

幾ら暴走する『誰にも止められない自民党』でも、高さ制限のある道路標識を無視して無理やりガードに突っ込めば、動きがとれなくなり『立ち往生』して仕舞うのは当然である。
極右国粋主義の安倍晋三のお友達の籾井勝人や百田尚樹、青山繁晴などは常識も客観的現実も全部を丸ごと無視して、傍若無人に好き勝手に振る舞っている。ところが、今回だけはいつものようには上手くことが運ばない。
幾らことわざに『無理が通れば道理が引っ込む』とはあるが、それは相手が報道機関など常識ある人間の場合だけ。『泣く子と地頭には勝てぬ』と辛抱するから無理難題がすんなりと通ってしまう。
目の前に、誰にでも分かるように高さ制限2・6メートルの表示が大きく書いている。
ところが、無理やり強引に通ろうとした自民党街宣車は制限ぎりぎりどころか、通れる限度を大きくオーバーしているのに無理やり突っ込んでいるが無茶苦茶というか常識外れというか。そもそもあまりにも強引すぎるのである。

『誰がやっても同じ、必ず失敗する』 破れかぶれのバンザイ突撃

今回の参議院選挙が始るまでは安倍晋三首相などが積極的に推進していた(選挙が始ったら不都合なので沈黙した)自民党改憲案のなかでも最優先項目である『緊急事態条項』について濱田邦夫元最高裁判事は、『正気の人が書いた条文とは思えない。世界に例を見ない悪法』とはっきり断言している。
日本国に『憲法』が存在する限り、法案が通ることは絶対に無理。不可能なのである。
同じく、最大震度7を2回も記録して気象庁が余震予測を中止するなど観測史上初めての熊本地震の真っ最中に『何も起きていないから原発は安全だ』と断層の延長線上にある鹿児島県の川内原発を動かし続けたり、その断層帯と連動しているらしい別府湾に面する日本最大の活断層である中央構造線の真上にある伊方原発に核燃料を装着するなど、元最高裁判事の濱田邦夫ではないが『到底正気とは思えない』。世界に例を見ない危険な暴挙である
そもそもメルトダウンしたフクシマの原発事故を終息させない限り、『安全な原発』などこの世には存在しないが、溶け落ちた核燃料は行方不明で誰にも収束の方法が分からない。何かしたくても手のうちようが無い、丸っきりの御手上げ(バンザイ)状態なのである。
(『正気とは思えない』との共産党など左翼や有識者の主張とは逆に、安倍自民党政府が強引に無理やり緊急事態法を通そうとして暴走しているのは『フクシマがバンザイ状態だから』であり、破れかぶれのバンザイ突撃というか、他に打つ手が何もない。非常事態法は、成り行き上『致し方ない』のですから怖ろしい)



『やはり凍土壁は凍らなかった!6月30日付け毎日新聞』

冬は暖房が要因で窓枠やドアなどに結露が生じるが、29日東京電力は停電により福島第1原発で汚染水浄化装置や凍土壁の冷却プラントが止まったトラブルで、原因は電源の配電版が結露でショートしたためと発表した。
換気の悪い部屋で煙突のない石油ストーブをガンガン燃やすと『結露』が発生するが、しかし『雨漏り』ではない。ですから『結露』で家庭が停電したなどの実例は聞いたことが無い。
アルミサッシの窓やマンションの鉄製のドアなどに温度差で出来る結露ですが、基本的に暖房する冬だけの限定である。夏は結露しない。
夏の場合ですがエアコンの吹き出し口とか触媒の配管まわり程度。結露の出来る場所がごく狭い範囲に限定されている。
クーラーの使用では湿度が下がるので、普通なら配電盤は決して結露しない。もちろん結露でショートなどもっと有り得ない珍事中の珍事である。

『ところが、凍らなくてもよい配電盤が凍って停電したらしい東京電力福島第一原発』

今回の想定外の異常事態ですが、これは矢張り東電が現在行っている前代未聞・空前絶後の凍土遮水壁の影響が考えられます。というか、それ以外に原因が考えられない。
日本政府(経産省エネルギー庁)や東電は『地下水を制御する遮水壁だ』と主張しているのですが、何故か、原子力規制委(田中委員長や更田委員長代理)は凍土壁の建設が『制御不能で危ない』として長い間運用を認可しなかったが、『隠された真相』とは、(恐ろしいので誰も言わないが、)実はフクシマ原発全体を凍らして『シベリアのような永久凍土』にするとの、なんとも壮大なとんでもない計画らしいのですよ。いくら無責任で恥知らずな原子力ムラとはいえ、これでは原子力学者の集団である規制委側が大失敗を心配するのも当然です。
やはり予想した通り、東京電力福島第一原発凍土壁は凍らなかった。ところが困ったことに今回凍らなくてもよい配電盤が凍ってしまい、『停電』したらしいのである。



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3 コメント

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新手の… (天野)
2016-06-30 14:34:47
阿呆でも酔っ払いでも、子供でさえ通れないと分かりそうな所での事故。
これは、新手の売名行為か?と思ってしまいました。

都知事に立候補した方。崖から飛び下りるつもりで、などとほざいていますが本当に飛び下りて頂きたい。
人前で、殺されても良い(小泉)とか命を賭けても(安倍)、とか言う人間にろくな者は無いかと。自分から言う事ではないでしょう。
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崖からダイブ (くまごろう)
2016-07-01 00:31:12
小学校で習う慣用句である
「清水の舞台から飛び下りる」
と言えば何の違和感もないのですが、私もなんであんな風に言い換えたのかとちょっとひっかかりました。
あり触れた慣用句を使いたくなくて言い換えたにしては、何のひねりもない稚拙な表現です。
あんなものしか思いつかなかったのか、アピールしたい層を慮ってのことか不明ですが。

凍土壁は本当にやろうとしているのであれば、なんとも希有壮大です。これが億万長者が興味を満たす為の実験で行ったのであれば、喝采して成り行きを見守りますが、地球規模の影響が懸念される世紀の国難解決(の第一歩)に対して数年かけて繰り出した一手なので暗澹とします。
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静かすぎる (宗純)
2016-07-02 16:21:27
天野さん、くまごろうさん、コメント有難うございます。

大事な国政選挙の真っ最中なのに、なぜか静か過ぎるとは思いませんか。
志村建世のブログ2016年06月27日「今の政治も病んではいないか」
でも、『・・選挙とは、いつもこんなにダラダラと長いものだったのだろうか』
と書かれているが、何かが可笑しいのですよ。
多くの人々が今回の選挙で『長く感じる』のは事実かも知れないが、
ところが、日本の選挙期間は戦後一貫してどんどん短くなってきています。
昔はもっと長かったし、もっといろいろなことが出来たのですが、選挙法が改正されるたびにどんどん規制が増えて、今ではほぼ市民の選挙活動は何もない状態になっている。そもそもイギリスやアメリカ、ドイツ、カナダなどは選挙期間の取り決め自体がありません。ですから1年中365日が選挙期間であるとも解釈できます。もちろん市民をがんじがらめに縛る日本のような公職選挙法は有りません。

テレビで口から出まかせの嘘八百を垂れ流していた恥知らずで不愉快な電波芸者の青山繁春が、近頃見なくなったと思っていたら何と、自民党から立候補していたとはびっくり。
政治の劣化が言われて久しいが、とうとう行き着くところまで行ったようです。
一人目は崖から飛び降りるで、二人目はスカイツリーから飛び降りると言っていますよ。
今回の都知事選ですが、有力とみられていた候補が次々辞退する不思議な展開ですが、民進党の都連では混乱を回避するとして自公との相乗りを模索しているが岡田代表は独自候補に拘っているとか。最悪なのは民進党内の松下政経塾の極右議員を公認した後で、最後に自公が相乗りする反共だけが共通点の京都市長選のような展開でしょう。
しかし、有力候補が敬遠している最大原因は誰も言わないフクシマ の放射能被害ですよ。
東京ですが一人当たり11億円の原子力空母ロナルド・レーガンの乗員よりも、間違いなくもっと被曝しています。日本全体がバンザイ(御手上げ)状態なのは間違いないでしょう。
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