逝きし世の面影

政治、経済、社会、宗教などを脈絡無く語る

シェール革命(アメリカンドリーム)が悪夢(ナイトメア)に変わる

2015年01月08日 | 経済

「SHINE!ばいいのに」の意味だった、すべての女性が輝く安倍晋三のSHINE!


日本国首相の安倍晋三の「SHINE!ばいいのに」と同じように、見かけ上(宣伝)のきらびやかさと中身が180度反対なのがアメリカのオバマ大統領が賞賛していたシェールオイル革命だった。エネルギー革命どころか、得られるエネルギーよりも使用するエネルギーの方が大きい。
高圧水を注入して地下の岩盤を破壊するので地下水など環境汚染だけでは無く、地震とは無縁の地帯での群発地震が発生してしまう。 
しかもシェール油田では採掘後数年で油層が枯渇するので次々と新しい採掘を行う自転車操業で持続可能なエネルギー源とは真逆の存在であり、焼畑式のエネルギー政策なのである。

『米国のシェールガス革命が他国で起きない訳』2012/12/03 - ウォール・ストリート・ジャーナル

米シェールエネルギー革命の海外輸出は誰も予想していなかったほど難しいことから、米国には多大な競争優位がある。
シェールガスや天然ガスは北米エネルギー業界に活気を取り戻させ、企業や消費者に安い燃料を供給して北米経済を押し上げている。
一方、北米以外にも、世界のエネルギー会社や政府が開発を望む多大なシェール層はある。
だが、石油会社は米国の経験を北米以外の大陸で再現しようとして、障害に突き当たっている。そのため、海外での大量のシェールエネルギー生産は10年先になるかもしれない。
海外での開発が遅々として進まない理由に、政府による鉱物権保有、環境懸念、ガス・石油の採掘・輸送インフラ欠如がある。また、採掘が1世紀以上行われている米国と比べ、大半の国の地質に関する知識は大幅に少ない。
結論。米国とカナダは当面、シェール開発における経済的優位を享受する主な国であり続けそうだ。両国では天然ガスやエタンの供給過剰を受け、石油化学会社や肥料メーカーが新たな工場建設に魅力を感じている。生産の海外移転が続いていたここ数年と大違いだ。さらに、実際にシェール鉱床のあるテキサスやノースダコタなどの州は、採掘活動による地元経済への恩恵にもあずかっている。
一方、ポーランドはかつて有望視されていたが、これまで初期のシェール井で発見されたガスは予想より少ない。また、地域社会が採掘に懸念を示しており、政府の税金やロイヤルティー(採掘権料)の規則の変更で業界の熱が冷めている。
エクソンモービルは当初、ポーランドのシェールに期待していたが、井戸を2本掘っただけで断念。追加の採掘をする理由になるほどの石油やガスが見つからなかったと説明した。
中国には米国より大量のシェール石油・ガスがあるとみられている。
問題は、その大半が乾燥地帯や人口密集地にあることだ。石油会社は岩の水圧破砕に必要な量の水を確保できないのではないかと懸念している。ロイヤル・ダッチ・シェルのアジア・太平洋地域部門幹部、サイモン・ヘンリー氏は「水平採掘装置を作るためにはほぼ常に、基本的に誰かの水田である丘の斜面を部分的に破壊しなくてはならない」と述べた。
アルゼンチンは最近、石油換算10億バレル近くを擁するとみられる巨大シェール層を発見したスペイン企業の資産を国有化した。海外からアルゼンチンへの投資は、必要な技術の輸入や潜在利益の輸出が難しい規則のために既に冷え込んでいたが、この国有化でさらに落ち込んだ。同国に45万エーカーのシェール層採掘権を有する米アパッチは、同国で米国同様の採掘井を掘れば2倍のコストがかかりかねないと説明している。
フランスやブルガリアなど他国はさらに進んでおり、環境懸念を理由に水圧破砕を一括で禁止した。基本的に開発を直ちに止めた形だ。
デロイトに対する独立シニアエネルギー顧問のジョセフ・ステインスロー氏は「世界のシェール開発に対して多大な根拠なき熱狂があった」と言い、「業界はその後、現実に突き当たった。世界的なシェール(革命)が起こるだろう。それが始まる時、われわれが米国で目にしているのと同じ力で離陸する。だが、考えられているより長い時間枠になりそうだ」と述べた。
シェール革命は1990年代終盤、テキサス州フォートワースから数マイル北に最初の近代的シェール井が掘削されたときに始まった。莫大(ばくだい)な金銭的リスクをいとわない独立系小規模会社数社が切り開いたこの技術は、鉱物権を保有し、利益の一部を得る代わりに土地を売る用意のあった地主に助けられた。ウォール街はシェール事業に熱心に資金を供給した。既存の大型パイプラインや多数の掘削リグも業界の追い風となった。
この組み合わせは米国以外には存在しない。ローレンス・リバーモア国立研究所のチーフエネルギーテクノロジスト、ジュリオ・フリードマン氏は「鉱物権、市場に参入する小企業の多さ、地質データの入手のしやすさは、いずれも、米国特有の企業モデルの一部だ」と語る。
米国のシェール開発成功のカギながら見逃されがちなのが、地下ガスの多くが私有であることだ。これは、掘削に対する環境懸念が、利益を求める地主たちが集まる地区の反対を受けることを意味する。
これについて北米最大のガス生産量を誇るエクソンモービルのティラーソン最高経営責任者(CEO)は「すべての天然資源の全面開発を確実にする、すばらしくエレガントなシステム」だと述べた。米国以外では通常、鉱物権は政府が保有しており、地元民には大規模な商業採掘を我慢する見返りがほとんどない。
また、数万本のシェール井が掘削され、州当局が地質データを公開している米国と違い、世界ではシェール層に関してほとんど知られていないことからくる難しさもある。海外では、地質学者はシェール層のある場所を知っているが、そこの岩に破砕技術を使えるかどうかは知らない。
それでも、大きな対価を得られる可能性はある。ペンシルベニア州のマーセラスやノースダコタ州のバッケンといったシェール鉱床より大きい可能性もあると業界の専門家が考えるシェール層は、世界に多くある。米政府との依頼を受けた32カ国の調査によると、こうした国の埋蔵量は計6600兆立方フィート。これは現在の世界消費量50年分以上に相当する。米国の862兆立方フィートは、この13%に当たる。
この調査では、世界のシェール層にある石油の量やロシアや中東の巨大シェール層の規模はわからない。他の推定では、この数字が大きすぎる可能性を示唆する一方、世界に未到のシェール資源があると見込んでいる。
世界のシェール層に投資している企業は熱を冷まそうとしている。この夏、欧州でのシェールガス開発について聞かれたシェブロンのカークランド副会長は「みな、それなりの量を得る前に、今後の10年のことを話している」と述べた。
シェブロンをはじめとする企業はポーランドにシェールガス採掘業界を創設する希望を捨てていない。同社は同国で掘削権を得ており、掘削が経済的に成り立つだけのガスがあると望んでいる。だが、ポーランド政府は、国民の疑念や悔恨に直面しており、掘削許可の付与は遅い。環境省の高官は「投資家には不満を言う権利がある。われわれの行政サービスは、まだこのセクターの台頭に対応しきれていない」と述べた。

この、2012年 12月 3日付けWSJ記事は、うっかり読むとアメリカの『シェール革命』が素晴らしいアメリカンドリームであるかの如くに描かれている。
ところが同じ記事を、じっくり読み込むと逆に禍々しいナイトメア(悪夢)であることが判る『騙し絵』のような摩訶不思議な二重構造なのであるから恐ろしい。

『最初は良い効果が有るように見えるが最後には全ての人々を不幸にする悪魔の碾き臼新自由主義』

ヤヌスの様な二面性を持つ不思議な2年前のWSJ記事ですが、間違いなく今まで世界が信じていたアメリカン・ドリームの崩壊を予測していたのでしょう。
普通の人なら誰でも同じで、
思い出そうとしても『素晴らしい夢』なんて見た記憶が無い。楽しい話は夢では完結することは無い。
美味しそうな料理が出ても普通は絶対に夢の中では食べれない。
楽しい夢というのは本当は少ない例外である。
普通の夢は、最初から奇妙な出来事の連続であり、夢の中では不安に慄き、恐怖に身をすくませ夢がひたすら早く終わることを願っている。
だから本来ネガティブだった『夢』を、ポジティブな『良いもの』と考える現在の方が、実は現実離れしていて奇妙奇天烈。不思議なのです。
この『夢』の意味を、コペルニクス的に180度ハッピーに転換させた張本人がアメリカ文化である。『アメリカン・ドリーム』という言葉があるようにアメリカは人類にとって禍々しい『不幸の印』で『実現しない』ことが確実な『夢』を、『願望』(欲望)と合体させることで、正反対に『夢が実現して幸福になる』と大宣伝した。
アメリカは世界一の情報宣伝力を使って、本来禍々しい『夢』を、鮮やかに『希望』に向かって一直線にひた走るハッピーでポジティブな言葉に変えたのである。

しかしどれ程美しい夢でも、やはり夢は夢に過ぎず何時かは覚める時が来る。
そして、いま世界中の人々は『夢が実現する』と主張するアメリカンドリームは、実は真っ赤な嘘だったことが証明された『原発安全神話』と、その基本構造が『同じである』ことに気が付きつつある。
そもそも悪魔の碾き臼である新自由主義全盛の今とは違い、以前の社会では無限に膨らむ危険性がある人間の欲望を『如何にして抑制するか』が宗教や哲学の大事な役割だと思われていたのですよ。
ところが現代資本主義(新自由主義)は人々の欲望(希望+夢)を最大限解放してしまう。
しかし、今『夢』は本来の意味である禍々しい不可解で恐ろしい悪夢に逆戻りしつつあるのです。
今素晴らしいアメリカンドリームがナイトメア(悪夢)に変りつつあるのですが、『夢』とは、そもそも実現しないから『夢』だったのです。
我々は、この出発点の最初の一番大事な、『第一歩』を踏み間違えていたのである。

『シェールオイル増産鈍化』

毎日新聞1月6日『シェールオイル増産鈍化』(小見出しは原油安 米で投資縮小、延期)では、あれほどオバマ政権が宣伝していた21世紀のアメリカンドリームのシェールオイル革命が早くも終りを告げていることを示唆している。
アメリカでシェールオイルが本格的に量産されだしたのは『チェンジ』のスローガンでオバマ政権が成立した2008年からで、前年の2倍以上の50万バーレルの大台を超へ生産されている。ところが同時期のアメリカの経済危機とシェールオイルの増産とは連動していた。
と言うか経済危機の隠蔽目的(猫だまし)としてシェール革命が叫ばれたのである。
そもそもオバマ政権は前ブッシュ政権の対テロ戦争とリーマンショックの二つの巨大な負の遺産を背負って船出していた。(前のブッシュの対テロ戦争が軍事詐欺なら、今のオバマのシェール革命は経済詐欺)
半年前には1バーレル107ドルだった原油価格が半値の50ドル台まで急落しているのにOPEC(石油輸出国機構)では減産を見送った。(原産を決めろどころかロシアやイラクなどは逆に増産している始末)1月6日の先物取引では1バーレル49ドルに、翌日の7日には47ドル台にまでまで下がっている。
石油は無尽蔵では無く有限であり、しかも産地が限定されているので、今回の様な事態には通常ならOPECが生産調整を行って価格の下落をくい止めるが、今回は逆の方向に向かっているのですか不思議である。
もちろんアメリカのシェールオイルは2014年には500万バーレル近くまで増産につぐ増産を続けて自分で自分の首を絞めているのである。

『サブプライムローンの悪夢の繰り返し』

利益が見込めないのに倍々ゲームで肥大したシェールオイルの不思議の理由は簡単で、構造的にシェールオイルは、こぐのを止めると倒れる自転車と同じで、増産しないと崩壊する。
2007年に破綻したサラ金とネズミ講が合体したような構造のサブプライムローンと、2008年から本格化したオバマのシェール革命とが『そっくり同じ構造』なのですから恐ろしい。
ネズミ講にしろサラ金にしろ最初は魅力的に見えても必ず最後には破綻する悪魔の仕組みなのである。
それならサラ金とネズミ講の両者が合体したサブプライムローンもシェール革命も、必ず最後に破綻することが最初から判っていた。
良く判らないのは破綻する正確な日時だけなのである。
シェールオイルのコストが1バーレル80ドルから50ドル程度といわれているが、今の原油価格では生産すればするほど赤字になる。
シェールオイルの採掘名目で大量に発行した9・8%もの高利のジャンク債が完全なネズミ講状態に陥る。(そもそも本当にシェールオイル革命がオバマ大統領が言うように本物であるなら正規の銀行融資で数分の1のコストで資金が調達出来ている)
しかもシェールオイルの場合には採掘を始めてたったの4年でピークの2割以下に生産量が落ちるので、次々と新しい油田を掘削していないと、数ヶ月で生産量が激減する。
アメリカ(オバマ大統領)が天まで持ち上げていたシェールオイル革命とは丸っきりの自転車操業のネズミ講(国家が主導した巨大な経済詐欺)そのものであった。
基軸通貨であるドルの発行国であり、唯一の覇権国アメリカの経済が崩壊寸前なののですから恐ろしい。
 

『シェール採掘の水圧破砕で群発地震が発生』

アメリカ地質調査所(USGS)は2013年、オクラホマ州の群発地震急増は自然現象ではない可能性が高いと発表。(マグニチュード3.0以上の地震は、1975年から2008年までは年平均1~3回だが、2009年以降の平均発生回数は年約40回で、地震多発地帯のカルフォルニア州を越えている)
USGSは水圧破砕や廃水の地下廃棄による『注水誘発地震』であると示唆する。(地中の坑井に薬剤や水を圧入して人工的に岩盤を破壊して大きな割れ目をつくりシェールガスを採掘する
オクラホマ州プラーグでは2011年11月これまで記録された最大のマグニチュード5.6の地震が発生した。
2011年に起きた11回の地震と注入井が関連していると州当局は注入井の一時閉鎖。2011年にはアーカンソー州でも大規模な群発地震で注入井2か所を一時停止している。
USGSは2012年4月にも、アーカンソー州、コロラド州、オクラホマ州、ニューメキシコ州、テキサス州の米内陸部で、マグニチュード3以上の地震が20世紀の平均の6倍に増え『ほぼ確実に人為的だ』と結論している。
欧州最大のシェールガス田が眠るフランスは2011年、飲料水への汚染懸念を理由に水圧破砕を禁止。2013年10月11日水圧破砕の禁止を憲法裁判所も支持している。


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6 コメント

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Unknown (海苔)
2015-01-07 17:50:51
http://sp.m.reuters.co.jp/news/newsBodyPI.php?url=http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPTYE96U01320130731
仏電力公社が米原発市場から撤退、シェールガス革命で


アメリカの経済が破綻するのは、それはそれで問題ですが、それ以上にまた原発に頼る生活に戻ってしまうのか?というところをより心配しています。

3.11以降、(何故か当事者の日本以外の)各国は代替エネルギーに乗り出しました。
シェールガスはそのうちの有力なエネルギーだったと思っています。
ところが記事を拝見する限りではシェールガス採掘効率は思っているほどよくないとのこと。

エネルギーは今まで通りの原油採掘に頼る火力発電+太陽光などの新エネルギーでなんとか賄えるものでしょうか。
あるいは、そもそも原発に頼れないからシェールガスに頼ろうという思想が、既にアメリカの思惑通りであり実は電気は賄えるのでしょうか?

どうしてもエネルギーが足りないとなった場合、
穏やかで緩やかな衰退の道を受け入れることができれば、それも一つの手なのかもしれませんが、今の日本においては阿鼻叫喚の地獄絵図しか思い浮かびません。
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国家が主導した焼畑的なネズミ講 (宗純)
2015-01-08 11:51:55
海苔さん、コメント有難うございます。

1月6日付け毎日新聞記事では、シェール革命が国家が主導した詐欺、インチキであると書いているのですね。まあ、はっきりと断定はしていないのですが、当たり前ですがマスコミは最初から真実を知っている。
油田とは大違いで、たった4年程度で極端に産油量が落ちるのですから、次々と新しい井戸を掘らないと駄目なのです。
シェール革命の正体ですが、焼き畑農業の様な有様。持続して生産出来ない仕組みなのです。
革命どころか、既存の農業と競争出来るような代物ではない。
その場しのぎと言うか、短期間だけの緊急避難なのです。
仕組みが『焼畑』なのですから、ロシアや中東などの既存の油田と競争出来るようなものではありません。
ところが6年前にアメリカ(オバマ)は、真実を隠して、はなしを逆に描いて、薔薇色の夢を振り撒いたのですから罪が重い。
プーチンは、今回の原油価格の下落について、アメリカとサウジアラビアが組んでロシア(イランやベネズエラ)など反米国家の経済破綻を仕組んでいるとの説もあるが、と何とも意味深長な発言をしているのですね。
産油国ですが今回の劇的な価格下落でサウジを含め全てが財政的に苦しくなっている。
ロシアのルーブルの半分になっているのですよ。1998年のルーブル危機の再来のような有様なのですが、当時とは大違い。当時と今とではロシアの外貨準備の額が違いすぎるのです。
日本ほどではないがロシアも大量のアメリカ国債を持っているので、本当にプーチンがウクライナ紛争など欧米によるロシア制裁に怒れば、米国債の売り払いも考えられる。別にアメリカに喧嘩を売る心算が無くとも、貧すれば鈍すでアメリカ国債を手放さないといけなくなるが、今のところこの動きが無い。
ロシアが手持ちの米国債を全部売れば間違いなく暴落して、アメリカが崩壊寸前に追い込まれるのです。アメリカが一人勝ちしていた半世紀前とは大違いであり、今の社会は相互に依存して成り立っているのですよ。そして、そもそものシェール石油ですが、これは詐欺そのもの。短時間なら騙せるが、もう時間切れなのです。
フランスのアメリカの原発からの撤退の動きですが、これは沈む船からネズミが逃げるのと同じでしょう。
アメリカと言うよりも資本主義自体が断末魔であり、終わっているのです。
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漸く報道された (のすひろ)
2015-01-09 14:06:43
今日のロイター通信でシェール開発会社倒産のニュースが出ましたが、こちらの記事は何ともタイムリーな記事だったのでしょう。
これからこの手の倒産も増えていくことでしょうね。
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ぴったりの1月10日の日刊ゲンダイ記事 (宗純)
2015-01-10 11:08:46
のすひろさん、コメント有難う御座います。

今日の日刊ゲンダイでは『米国発“金融パニック”秒読み 原油安でシェール企業が倒産』2015年1月10日
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/156302/2
が、ぴったりの記事を書いている。
日本はフクシマが4年目に突入するのですが、『放射能は直ぐには健康に影響しない』が、時間切れでアウト。破滅が待ったなしで迫っている。
アメリカはシェール革命が6年目であり、同じように時間切れでアウトらしいのですよ。持続可能な経済システムとは無縁な自転車操業、その場しのぎのインチキなのですから、破滅(倒産)して当然なのです。
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シェール詐欺は確信犯 (匿名)
2015-01-20 14:45:40
 オバマは加州のモントレー・シェールが154億バレルの埋蔵量がある ことに自信を深め、世界に向けて『米国は世界最大の産油国になった』 と啖呵を切った。そのモントレーは、実は6億バレルの埋蔵量しかなかった ことがバレてインチキは決定的になった と聞いてます。
 しかもシェール開発への投資を世界中から呼び込んで、このビジネスを証券化。世界に売りさばいているから、シェールが”なんちゃって詐欺”なら、これからたくさんの投資家が凍死するね。
 MBSインチキ証券詐欺に懲りずにまたまた騙されたってわけだ。住商の1700億円特損が象徴するように、これから世界中の企業、年金運用団体、ファンド、個人投資家らが バタバタ逝くんじゃないの?
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匿名さんへ、 (宗純)
2015-01-20 17:06:04
シェールオイルのチキンレースですが、早くも最終局面に入ったようです。結果がワクワクすると言うか、恐ろしさに身のけがよだつというか。


この『逝きし世の面影』ブログは、『お前達は間違っている』(今までが間違っていた)というオルタナティブな政治ブログとして、政府やマスコミだけではなくてネット空間での数々の擬装や悪質なプロパガンダを告発した関係で多くの読者を獲得した半面、自分たちの悪事を暴かれて恨みに思っている阪大の菊池誠を教祖とする不思議な偽科学教カルトとか解同の糾弾会モドキを繰り返すkojitakenグループなど、何とか足を引っ張りたいと思っている悪党連中も数多い。
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