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重症化の謎とマイクロバイオーム関与の可能性 5月14日 日経メディカル
(呼吸器内科のベテラン臨床医から見て)新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は今までの医学知識では説明できない不思議な特徴が数々ある。
感染しても大部分は無症状~軽い上気道炎症状だけで終わるが一部が重症化する。高齢、糖尿病はともかく高血圧や肥満など、通常は感染症のリスク因子とは考えられない疾患がどうしてリスク因子たり得るのか?
なぜ免疫抑制薬?
急性呼吸器感染症(重症肺炎)の治療に抗IL-6受容体抗体トシリズマブなどの免疫抑制薬がリストアップされる奇妙。急性感染症は微生物との戦いであり、抗菌薬(抗ウイルス薬)が開発の中心であるべきで、免疫を抑制する薬剤を使うなど普通考えられない。
奇妙さを整理すると、
感染者の8割は、軽微な上気道炎症状のみで抗体が産生されウィルスが駆逐される7日目くらいに終結。季節性インフルエンザなど一般的な急性ウィルス感染症と同じである。(第1相)
ところが、2割は7~10日目に突然に肺炎が発症、急速に進行し重い呼吸不全で死に至る。腎障害、血液の凝固異常、多臓器不全など(第2相)。悪化の危険因子は、高齢、糖尿病、高血圧、心臓病、腎臓病、肥満。驚くべきことに肺の基礎疾患は意外なほど少なく、関節リウマチやHIVなど免疫抑制患者も少ない。これらの不思議な病像について、ほとんど説明できていない。
第2相では何が起こっているのか?
最大の問題は、なぜ第2相が発生するのか? ということである。ウイルスが減少消失する頃に、肺に激しい炎症が起こる、これはなぜか?
COVID-19の第2相には、細菌は関与していないし、ウイルスの直接傷害によるものでもない。
なぜ急性感染症に免疫抑制薬?
第2相ではサイトカインストームが起こっていると言われる。本来病因菌から身体を守るシステムである免疫系が暴走し、各種の炎症性サイトカインが大量に放出され、これらが肺をはじめとして多くの臓器を損傷し、死に至らしめるが、これらの炎症性サイトカインを選択的にブロックする薬(免疫抑制薬)として開発されたトシリズマブやサリルマブがCOVID-19の臨床に試用され非常に良い治療効果が上がっている。
なぜ一部の人にのみ第2相が起こるのか?
残念ながらそれに対する説明は今までのところ存在しない。
これまでの感染症の考え方は微生物と宿主免疫の一対一の戦いとして捉えるものであるが、近年勃興した新しい科学マイクロバイオーム学によって修正を迫られつつある。
BCGの効果?の機序
BCG接種を受けた人は自然免疫が訓練されており、ウイルスに対する抵抗性が高い可能性が言及されている。しかし一般にワクチンの免疫賦活効果は通常10年以内である。COVID-19とBCGとの関連があるとすると、数十年前にBCG接種を受けた人もその恩恵を受けていることになるがマイクロバイオームなら説明が可能となる。
ヒトのマイクロバイオームは3歳までに完成し、終生大きくは変わらない。乳児期にBCG接種を受けたことでマイクロバイオームが変容し、それが終生続くと仮定すれば、COVID-19の罹患の少なさ=BCG説は説明し得る。
(抜粋)
5月14日 日経メディカル 緊急寄稿◎呼吸器内科医の仮説 徳田均
半年が経過して「分からない」ということが「分かった」だけ
「奇々怪々なSARS2」
マイクロバイオーム(微生物叢)が3歳で完成して終生変わらないなら、今さら新コロ程度でじたばたしても始まらない。(★注、SARS2は「助かる」ものは助かり「死ぬ」ものは死ぬので、医者より坊主の方が役に立つ)
叢(ソウ)は「くさむら」「むらがる」の意味で、一人の人間でも数十兆から百兆個以上の膨大な微生物叢と共存共栄の「運命共同体」であるとするのが21世紀に新しく始まったマイクロバイオーム「微生物叢」の考え方。
皮膚や口腔、腸内の微生物群がヒトの健康状態や免疫力を左右するだけではなく、なんと、これ等の微生物叢が宿主であるヒトの精神状態や、「考え方」まで影響するらしいのである。
なるほど!
ステロイド系の喘息吸入薬の効果が報道されたことがありました。ステロイドは、アレルギー疾患によく使われる免疫抑制剤。だから効いたのか。なるほど!
探すの大変だったわ!
世の中で、大切なものは大切であるほど基本的に『ゴミと間違えられて捨てられる』過酷な運命に有るとの摩訶不思議な法則がある。
ユネスコの世界遺産以上の人類全体の遺産である半世紀前のアポロ11号のアームストロング船長の月への一歩を記録したビデオのマスターテープがNASA職員によってゴミと間違えられ捨てられる。貴重な人類遺産のテープを、上からダビングしたらしい。
私も大事に持っていたお宝ものの秘蔵品を、我が連れ合いにゴミと間違えられ捨てられ残念に思った事が何度もある。あれは本当に間違えたのだろうか。それとも間違ったことにしてわざと捨てたのだろうか。
最大の謎である。
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グーグルのブログが突如閉鎖される可能性は十分にあるでしょう。
感染症なのに、なぜか逆の免疫抑制剤のトシリズマブを治療に使っていると最初に指摘したのはノーベル賞の本庶祐
非常事態でも続く国策「測ったら負け」ゲーム
2020年04月07日 | SARS-CoV-2と情報戦
https://blog.goo.ne.jp/syokunin-2008/e/3a03f1ce6132ab8963209ba2a5b619e7
害を及ぼすのはウイルスではなく自分の免疫(サイトカイン・ストーム) 2020年4月9日COURRiER
75年前のナチス崩壊とサイトカイン・ストーム
2020年05月10日 | SARS-CoV-2と情報戦
https://blog.goo.ne.jp/syokunin-2008/e/4de6d876cddabb63814486207e475a72
COVID-19は感染症の範疇には収まらない。まったく新しい別種の疾患ですね。
もしも、マイクロバイオーム(微生物叢)とサイトカインストームでしか、SARS2は全体像が分からないとしてら、全く予期しないうちに、これは非常に危ない領域に、うっかりと踏み込んだことになります。
ウイルスと平和共存している人のほうが多い。
結核も同じ。
昨夜のNHKの特集番組では、小池百合子都知事と組んで徹底的にPCR検査を妨害していた(金子勝からは人殺しと罵倒されていた)あの大曲医師が出演していて、今回のCOVID-19は2か月も調べたのにその正体が「分からない」とはっきり言い切っていたのが印象的。
なんと、感染症の専門家が分からない疾病なのです。
ところが、なぜか、今回のCOVID-19は感染症とは大きく違い、肥満が危険因子だし、全身の血管がもろくなり、血栓が多臓器を損傷するなど、特殊な特徴を持っている。
SARS2の場合、いろいろな生活習慣病(年寄りの病気)の特徴を持っていた。
なんとも困った話だが、摩訶不思議としか言葉が無い。SARS2のウイルスは引き金の役割だけで、実は本体は別かも知れません。それなら感染症(ウイルス)は猫だましだったことになります。
なので「マイクロバイオーム」理論はそれ以降で宜しくお願い致します。