『福島原発、チェルノブイリの5割りから1・66倍(50%~166%)』
福島3~4日分、チェルノブイリ10日分の2~5割 福島原発放射性物質で試算
【ウィーン共同】
オーストリア気象当局は23日、福島第1原発の事故後3~4日の間に放出された放射性物質セシウム137の量は、旧ソ連チェルノブイリの原発事故後10日間の放出量の20~50%に相当するとの試算を明らかにした。
同当局は双方の事故現場から1日当たりに放出されたセシウム137の量は「大差がない」とする一方、放射線の影響を総合的に判断したわけではなく、福島の事故規模がチェルノブイリよりも大きいとは「決して言えない」としている。
試算によると、福島第1原発から同時期に放出されたヨウ素131もチェルノブイリの約20%に相当するという。
福島第1原発から放出されたとみられる放射性物質は米国や欧州などでも検出されており、同当局はこうした測定値などを基に試算。チェルノブイリ事故については経済協力開発機構(OECD)原子力機関のデータを参照したという。
一方、ロイター通信によると、フランスの放射線防御・原子力安全研究所(IRSN)は22日、福島第1原発事故で放出された放射性物質の量は、チェルノブイリ事故の約10%との見解を明らかにした。
(2011/03/24共同通信)
共同通信の見出しではチェルノブイリの2~5割とあるが明らかな間違い、あるいは悪質なプロパガンダ(世論誘導、情報操作)である。
福島の3~4日に対して10日分、分母を同じにすると2~5割ではなくて、チェルノブイリの5割りから1・66倍(50%~166%)の予想数値である。
『スイスに23日到達も=福島原発の放射性物質
【ジュネーブ時事】スイス気象庁は22日、福島第1原発事故で大気中に放出された放射性物質が、23日にもスイスに到達する見込みであることを明らかにした。全国100カ所にある測定地点で観測するとしている。スイス通信が22日報じた。
スイス衛生局も同日、福島原発からの放射性物質が数日以内に到達する可能性があるとの見解を示した。通常通りジュネーブなど全国5カ所の地上で測定しているが、人体の健康に影響はないとみている。23日に航空機を使って大気中の放射性物質の有無を調べるとしている。(2011/03/23-時事通信)
『放射性物質 安全委、拡散試算を公表 』計器故障でデータなく 避難の役に立たず
東京電力福島第一原子力発電所の事故に関して、政府の原子力安全委員会(委員長=班目(まだらめ)春樹・元東京大学教授)は23日夜、放射性物質の拡散を予測した模擬計算「SPEEDI(スピーディ)」の結果を発表した。
本来、事故発生時に住民が迅速に避難するために利用するはずだったが、東日本巨大地震による停電や計器故障で、前提となる放射性物質の放出量が分からず、避難に役立つ計算ができなかった。
このため、安全委では20~22日の原発周辺の大気中の放射性物質の観測結果をもとに放出量を逆算。
これを前提に、改めて放射性物質がどう拡散するか計算した。
23日午後9時にようやく結果を公表したが、米エネルギー省が同日午前9時に独自の計算結果を公表した後だった。
計算は、事故後の12日から24日までずっと屋外にいたと想定。最も影響を受けやすい1歳児が、大気中に漂う放射性ヨウ素を体内に取り込んだ場合の被曝(ひばく)量を予測した。その結果、現在避難や屋内退避の指示が出ている同原発から30キロの範囲外でも、一部の地域で被曝量が安定ヨウ素剤の予防投与の対象になる100ミリ・シーベルトを超える危険性があることが分かった。
安全委は「100ミリ・シーベルトを超えても健康に影響はない。しかも、屋内にいれば被曝量は屋外の10分の1から4分の1になる」としている。
安全委は、放出量を特定しない計算も行っていたが、結果を公表せず、専門家の批判を受けていた。
SPEEDI 原発事故で放出される放射性物質の拡散を、原発周辺の地形や事故時の気象条件を基にコンピューターで精密かつ迅速に予測するシステム。1979年の米スリーマイル島の原発事故を踏まえ、旧科学技術庁が開発を始めた。現在も改良が進められ、2010年度予算には7億8000万円が計上された。
(2011年3月24日 読売新聞)
『2週間も隠し続けた安全院の極悪犯罪』
安全院の意識的怠慢で多くの市民が何の予備知識も無く危険性を知らされること無く2週間も放置されていた。
『スピーディ』の名前のイメージとは大違いである。
アメリカのエネルギー省が23日午前9時に独自の計算結果を公表した為に、仕方なく日本政府の原子力安全委員会(委員長=班目(まだらめ)春樹・元東京大学教授)が、しぶしぶ恐ろしい悲惨すぎる不都合な結果を発表した。
そもそも、原子力発電所の事故発生時に住民が迅速に避難するために利用するはずが、盗っ人猛々しくも事故で計器が停電や計器故障で出来なかったと言い訳している。
呆れ返って言葉が出てこない。
この呆れ果てた無能な安全委は自衛隊は50ミリ・シーベルトが限界なのに、日本の一般市民は、『100ミリ・シーベルトを超えても健康に影響はない』とまで無責任にも言い放つ。
事故対策は早急な退避ですよ。
今からでも遅くない。放射線物質汚染地域から逃げ遅れている日本人を救う義務が日本政府にはある筈だ。
政府は即座に退避勧告を行い、自衛隊は今すぐ住民の救助に向かうべきである。一刻の躊躇も許されないし、許すべきではない。
『一番恐ろしい体内被曝』
自然界にある天然放射能が何の問題も無いかの如く解説するテレビ報道は間違いで、天然ものであれ人造であれ放射能は有害で、出来る限り摂取すべきでない。
自然界のヨウ素は貴重な栄養として体内に取り込まれ蓄積される。早急な妊婦や子供の疎開が必要であろう。
(アメリカ国務省は青森県から愛知県までの18の都県に住むアメリカ政府の職員と軍人とその家族に放射線の体内吸収を抑える安定ヨウ素剤を配布)
子供とは違い健康な大人では、今大騒ぎしているほうれん草など食物からなら、消化管からは吸収される量は少なく、多くは排泄されるので、実はそれ程恐ろしく無い。
ところがいくら値が小さくても浮遊する放射性物質の微粒子なら大違いである。
微粒子を肺に吸い込むと体内に止まり、しかも距離の2倍に反比例するので1メートルの距離に比較すれば0・1ミリでは1万×1万で1億倍になる。
1ミクロンでは1兆倍もの強度になるので、とんでもなく恐ろしい。
岩下俊三のブログのタイトル記事『水のみ百姓が、水にビビってどうする』全部俺が飲んでやる!ほうれん草はうまい!子供の頃から大好きだった、が痛快である。
妊婦や乳幼児やか弱い子供でも無い大の大人が『すぐには影響しない』放射能で右往左往して如何する。
『放射線は怖くなく』
どれ程高くても瞬間であれば、ほとんど(直ぐには)健康には問題は無いでしょう。
放射線は怖くないが、浮遊するヨウ素131やプルトニウムなどの放射性微粒子が怖い。
放射線<放射能物質<放射能物質による体内被曝の順番で恐ろしい。
世界最強のアメリカ軍が原発から250キロも離れた横須賀から大慌てで逃げ出した原因は、空気中に浮遊する放射性微粒子を肺に吸い込むことを極度に恐れたのですね。
またヨウ素131は半減期が8日ですがプルトニウムは2万4千年で危険性の持続は比較できないほどの違いがある。
一番怖いのは、やはり3号機に使われていたMOX燃料のプルトニウムの微粒子を吸い込むことでしょう。
『水や食べ物よりもマスクの着用』
今マスコミで大問題になっている水も食べ物は、肺に放射性物質を吸い込むことに比べれば、それ程神経質になる必要は無い。
多少は毒物を食っても消化管から吸収せず大部分は、そのまま体外に排泄されるのです。
本格的な核戦争を想定している米軍では最初の段階から予想して怖さを良く知っている。
東京より南にある安全と思われる横須賀から原子力空母が逃げ出した原因とは、アメリカ軍の発表の通りで(プルトニウムなどの浮遊放射性微粒子から)『空調設備を守る為』であるのです。
プルトニウムの怖さですが、α線を出して崩壊する性質があり、電磁波であるγ線とは大きく違い透過力が極小さくて紙一枚でも防ぐことが可能なのです。
ヨウ素やセシウムはβ線が出るので計測が可能なのですが、プルトニウムのα線は放射線の飛んでいく距離が短すぎて、普通の放射能計測器では少しも反応しない。
プルトニウムは、存在を予め予想して計測しないと、いくら大量にあっても判らない仕組みなのですが東京電力は測っていないらしい。
そしてα線の恐ろしさは放射能物質の微粒子を肺に吸い込んだ体内被曝しかない。
ですから東京都民が何故全員マスクを着用しないのか、実に不思議です。
大阪府民は豚インフルエンザの時には電車など公共の場所では全員がマスクを着用していたのですよ。
通称からす天狗と呼ばれている超立体裁断のマスクを水で濡らして、浮遊粉塵を防護してほしい。無ければ濡れタオルで口を覆う。
東京の市民全員、早く福島第一原発からの放射性浮遊粉塵の危険性に気が付くように切に願っている。
水や野菜なんかよりも、よほど大問題の内部被曝の恐ろしさに早く気が付いて関東圏では全員がマスクをして欲しい。
全面核戦争を想定している米軍が逃げ出している厳しすぎる現実を真剣に考えるべきである。
(記事を『食物は安全』と誤解した読者の苦情があり、仕方なく間違わないように書き加えましたが、何度も重複する記述は読み難くもあり見苦しい限りで申し訳ありません)
低気温のエクスタシーbyはなゆーさんのところにも良いエントリーがありました。
なんとWHOの飲料水水質ガイドラインでは
ヨウ素-131 10Bq/L
セシウム-137 10Bq/L
もう政府のやっている暫定基準値は詐欺のように悪質です。
水道水の許容「放射能」上限を一気に「30倍」も緩和した模様
http://alcyone.seesaa.net/article/191999311.html
今回の原発事故が長期化するにつれ、ニュースや報道、政府の発表に不信感をつのらせるようになっていました。
現在起きていることがわからない恐怖から、とにかく真実が知りたくて様々なページを探しました。
やっとこちらのページにたどり着き、色々なことが少しずつわかってきました。
何も知らないということは、何にも代えがたい恐怖です。
こうして情報が得られて本当に感謝致します。
ひとつ教えて頂きたいのですが、これから先、原発の状態はもっと酷い状況になるのでしょうか? それとも、先日起きたプルトニウムを使用している3号機の爆発がピークであり、もうこれ以上ひどいこと(爆発や火災など)はないのでしょうか?
もし、現在の状況(メルトダウン?)以上に大変な事が起こりそうなら、そのタイミングは何を見ていればいいのでしょうか?
屋内退避の場合、家には何をすればいいでしょうか?
勿論『食品経由の体内被爆も十分脅威』だと認識するべきでしょう。間違いなく危ない。
ただ、それ以上に『危ないものが有る』(マスコミの世論誘導に惑わされるな)との趣旨の記事なのです。
この記事は大震災2日目のの3月12日の、
『too little, too late しかも間違っている。』
2011年03月13日 ( 放射能と情報操作)
から続いている連載記事の内容です。
ですから前回に書いた内容と重複するので省略したのですが、ご指摘により勘違いする読者の為に記事に付け加えておきました。
放射線はCTスキャンのような人工的なものも自然界のものも区別無く、出来る限り避けるべきです。
自然放射能だから問題ないは大間違いですよ。
ただ怖さ(危険性)には大きな差があり、優先順位がある。
これが一番大切なのです。
通り過ぎる自衛隊ヘリの海水投下などは、どれ程大きくても瞬間値なら、被曝数値は結果的に小さい。
とkろが汚染地域に住んでいる一般住民の方は、時間当たりなら積算値では年間8760倍にもなる。
これが怖い。
そして、これ等の放射線被曝よりも体内被曝では距離の2倍に反比例して強まるので、1メートルの距離と比較すれば0・1ミリでは1億倍1ミクロンでは1兆倍になる。
なるほど、大慌てでアメリカの原子力空母が逃げ出す筈です。
(米軍が怖がった)可能性の高いものは肺に吸い込むことなのです。だからこれが一番恐ろしい。
いま大騒動になっている水や食べ物の怖さは、肺に吸い込む恐怖の次の2番目です。
今のマスコミは1番怖いことを黙っていて、2番目の怖さを強調している。
しかも発表は丸々1日遅れだった。
危機管理では時間的なこの遅れは致命的です。
2日目に数値が下がりだしてから発表したとも悪く勘繰れるのです。
この水や食べ物は個人でもある程度は対処できるのですが、
ところが放射性微粒子の浮遊粉塵の空気の管理はマスク程度しかない。
ところがマスクでは完全に防げない。無いよりもマシ程度。
防ぐ為には原発作業員と同じに本格的なガスマスクと酸素ボンベが必要なのです。
なので、一般市民では基本的には防ぐことは無理なのですね。
一番良い方法は退避以外には無いでしょう。
この記事の『水や食べもので慌てるな』の意味するところはそういうことです。
一言でいえば優先順位ですね。
そして、2番めに恐ろしいことを丸1日遅れで発表した理由とは1番目から目を反らす目的であるとも解釈できる。
記事にも書いたように政府・原子力安全委員会は2週間も危険な汚染地帯に多くの市民が置き去りにされたのですよ。
日本の政府は国民の命よりも、単にパニックを起こさせないことだけを優先しているのですね。
だから出来る限り危険性を黙っているのです。
原発作業員の限界も通常50緊急時100ミリシーベルトから5倍に拡大されている。
どれだけなら許容できるかとか安全かの疫学的な観点からではなくて、今の悲惨な汚染状況に合わせて基準値の方を変更しているのですよ。
ですから今の日本は通常の数十倍の危険性があると証明している。
どれだけ危険かですが、これは発表を政府が隠しているので推測しか出来ない。
上の記事にもあるオーストリア気象当局の発表でも日本の数値は3~4日と曖昧です。
対して旧ソ連チェルノブイリは10日間と断定している。
ソ連は発表したが、日本は日にちまでが隠しいるので推測値なのですよ。
もう無茶苦茶です。
日本だけではなくて国際機関に対しても隠しているのですよ。
仕方なく、IAEAは追加の第二陣の放射線量の計測チームを派遣して福島県と東京都で活動しているのです。
低開発国でもあるまいし、日本で測定出来ないなんてことは無いのですよ。
日本が隠して発表しないからIAEAがわざわざ独自調査する必要があるのです。
ところが、『非常に深刻』の表現を『深刻な懸念が残る』と表現を緩和しているのですね。
IAEAの天野事務局長が大活躍したのでしょうが、調査団の第二陣の派遣との間には大きな乖離があり、技術問題よりも政治問題化している証拠です。
正しい情報を提供する(人命)よりも『パニックを防止する』を最優先しているのですよ。
歴史上天皇の玉音放送は66年前の8月15日の敗戦時と今回の大震災5日目の3月16日の『天皇陛下のお言葉』しかないのですよ。
それなら間違いなく66年前の事件に相当する大事件なのです。
ところが何故かマスコミではこの2回目の玉音放送を小さく小さく扱っている。
小さな子供が何日か不登校になったことを全国放送して大騒ぎしていたのですから、不思議すぎる、怪しい動きで、何とかして意識的に小さく小さくしているのです。
放射能の怖さですが、癌になる被曝量では集団積算線量が大事なのですね。
単位は人・Svで表されていて、100人が100ミリシーベルトを浴びるのも1万人が1ミリシーベルト浴びるのも危険性では同等であるとされいるのです。
集団積算で考えると、今度の福島第一原発の事故のように、日本国のような人口の多い地帯では恐ろしい。
関東圏のような数千万人もの巨大被曝は想像を絶する出来事であり、未曾有の大災害中の大災害なのです。
この逝きし世の面影は一番上に書いてあるように『政治、経済、社会、宗教』を取り上げている政治ブログであり、科学ブログではありませんし私も科学者ではありません。
この記事のカテゴリーも『放射能と情報操作』であり科学的な解明をするのが目的ではなく、もっぱらプロパガンダ(政府による情報操作や世論誘導)論なのです。
それにしても今回は政府や東電の情報管理が酷すぎるのです。
基本的に何もなしですね。
日本政府は国民だけではなくIAEAなど国際機関にも情報を隠蔽して出していない。
この記事にある、
政府の原子力安全委員会の放射性物質の拡散を予測した模擬計算「SPEEDI(スピーディ)」の結果などは、事故以前の原発建設時に出すべきものですよ。
最低でも事故直後に出さないと話にもならない。
ですから、
>『今回の原発事故が長期化するにつれ、ニュースや報道、政府の発表に不信感をつのらせるようになっていました。』
は当然であるでしょう。
今のテレビでは『想定外だった』などと言う学者しか出さず少しずつ悪くなっているのに、根拠も無く『安全だ』『安全だ』と念仏をとなえるだけ。
原発ですが実に想像以上に複雑な構造物であり、今のようなテレビの学者連中よりも原発メーカーの東芝や日立などの原発技術者に聞くのが一番ですよ。
学者は原理は良く知っていが構造には素人で知らないのです。
ところが現役の技術者は口が堅く何もしゃべらないので困ります。
3号機ですが1万倍の390万ベクレルの放射性物質が検出されたこが、これは金属に覆われたMOX核燃料が熱で崩壊して溶け出しているのです。
3月19日収録
地震発生から1週間 福島原発事故の現状と今後(大前研一ライブ579)
が一見に値します。
大前研一は原発推進の旗振りだったし、小泉純一朗と同じ新自由に被れてお馬鹿をやっていますが、テレビに出てくる学者もどきや自称専門家よりも1万倍は正しいでしょう。
大前研一は理科系出身の元原発技術者で、マサチューセッツ工科大学大学院原子力工学科で工学博士を取得している。しかも高速増殖炉を設計していた過去まであるのです。
ですから今度の福島第一原発についての発言内容は十分に参考になります。
ただ、最後の方に少しだけ出てくる『復興に消費税を増税して当てる』には真底脱力する。
寅さんではないが、『それお言っちゃ~あ、お仕舞い~よ』である。
専門の原発だけにしておけば良いのに、この人物は畑違いにもほどがある経営コンサルタントなる肩書きで市場原理主義を主張してウソ八百を垂れ流していたのです。
原発の構造には詳しいが、経済学とか政治では悪魔の碾き臼である新自由主義を推進している竹中平蔵の同類なのですね。
私の勤務する工場の一番偉い人も福島原発でプルサーマル運転していることを知りませんでした。とても驚いていたのが印象的でした。
それにしても、世界で唯一の被爆国である日本が、原発でも最も大きな被害を受けるのでしょうか?愚かというのはこの事ですね。
名無しで投稿する意図はまったくなく、純粋に慌てていたため失礼な投稿をしてしまい本当に申し訳ありませんでした。
今からご推薦いただいた動画を見てみます。
どうもありがとうございます。
こちらのページから、ようやくプルトニウムの怖さがわかりました。
何を信用するかは自己責任とはいえ、その危険性を早急に公表しなかった政府には憤りを感じます。
ネットで得られる身も凍るような事実を知ったあとに外出すると、何事もないかのような街の動きに今日は混乱しっぱなしでした。
格納していた密閉ビルも格納容器も既に破損しているのですから、それなら枝野発言の言葉の意味は最後の頼みの綱の圧力容器の損傷である可能性が高い。
しかしこれは最後の砦の落城を意味する大問題であることが判ったらしくて、後で必死になって否定していますね。
私としても圧力容器には何としても持ちこたえて欲しい。
班目春樹原子力 安全委員長が『水素が発生する可能性はありますが、大丈夫。起きることは無い』と地震翌日の朝に管直人首相に報告したと報道されているが、これは本当か。
実は彼は現在の最悪の事態を予想していたのではないのか。
彼は原発の権威中の権威であるのです。
また管首相は日本では数少ない理系の最高責任者なのですね。
東大大学院教授の原子力安全委員会の班目春樹委員長ですが、原発専門家であれば原発の建設時で既に最悪のシュミレーションは行っていて当然である。
事実3・11同時多発事故から2週間後23日夜に出された、放射性物質の拡散を予測した模擬計算「SPEEDI(スピーディ)」の結果を発表した資料の中身は悲惨な状態である。
だから政府は公開しなかったのです。
それにしても東京3月21~22日のたった2日間の放射能が、むかし地上核実験を米ソが繰り返していた最悪の時代の核実験3年間分の放射性降下物と同じ数値だった事が、とうとう明らかになる。
この最悪の2日間だけでも、市民の命を守る為には事前に東京都民に屋外退避させるべきだったのですよ。
ところが、知っていても政府は日本人がパニックになることを恐れて黙っていたのです。
政府の都合を優先して仕舞い、何故守るべき日本の一般市民の命を優先しなかった。
呆れ果てて言葉もありません。
これでは、映画『ヒトラー最後の12日間』での逸話と同じレベルの話ですよ。
『ソ連軍に包囲される前にベルリン市民を脱出させるべき』という部下の進言を退けたヒトラーは、平然と、
『国民の自業自得(自己責任)』
『ドイツ)国民が地獄を味わうのは当然の義務。われわれを(選挙で合法的に)選んだのは国民なのだから、最後まで付き合ってもらうさ』 と言い放っつ。
今の管直人や班目春樹ですが、この時のアドルフ・ヒットラーに近い心象風景なのでしょうか。
救い難い無責任だけではなく、何とも形容し難い醜く恐ろしい発想ですね。
政府や東電が情報を管理して『安全である』とする内容のものを少ししか出さないので、今ではあれ程マスコミを信用していた日本人でも、冷戦崩壊前のむかしの東欧や旧ソ連の市民と同じように自国の報道機関ではなくて外国の報道内容を一生懸命に探して真実を知ろうと努力している。
日本のマスコミですが、何とかして安心させることしか考えていない。
真実を伝えるとの報道機関の役目を放棄しているのです。
例えば、この記事の一番上の新聞報道ではチェルノブイリの2割~5割りと読者を安心させる目的の誤った数値を見出しに使っているのです。
分母が3日と10日でそのまま比較するなど普通なら有り得ない怠慢であり、これは意識的に間違った印象を与える世論誘導の手口ですね。
今の日本のマスコミですが、3月11日以降は福島第一に対しては全てが同じで、同一の印象操作を行っている。
これではまともな報道機関とは呼べないでしょう。
欧米メディアの関心は3月11日では大地震と大津波だったが翌日には原発事故に重点が移り、ニューヨーク・タイムズなどの第一線の記者が日本に続々駆けつける。
最初は東京から福島に向かう予定だったらしいが、1号機の爆発以降は全ての欧米メディアは大阪などに避難して、ここから日本のニュースを発信しているのです。
横須賀基地を逃げ出した原子力空母や、これ等東日本を逃げ出した欧米メディアの記者連中をヘタレ、腰抜け、臆病と言えるのか。
情報が少なすぎて判断できないが少なくとも日本人よりも欧米のメディアや米軍の判断は悲観的で、最悪の予想をして行動しているようなのです。
プルトニウムですが色々調べたのですが良くわかりません。『怖いらしい』程度は判るが、どれだけ怖いかが判らないのです。
唯α線を出すので放射線の飛ぶ距離が極端に短く体内被曝が大問題ですが、それ以外では大きな被害は無さそうなのですね。
セシウムはそれ程問題ではないが放射性ヨウ素は自然界にはなくて生体は栄養分として積極的に取り込むの子供では大問題であるでしょう。
大人ではそれ程恐れることは無いが、ヨウ素も浮遊している放射性微粒子を吸い込む方が断然被害の程度が大きい。
地震が発生して2日目の原発事故の早い段階で枝野が、市民に対して『不急の外出は行わないよう』にとの不思議な談話を発表しているのですよ。
関東圏の数千万人もの大量避難は、管内閣でなくても誰であれ無理です。
政府や電鉄、東電が意識的に行っていた計画停電や鉄道の運休は、出来る限り市民を強制的に『自宅待機』させる隠れた(本当の)目的があったのかも知れないのです。