『人は判らないものを恐れる』
闇夜が怖い訳は、人間は何時もは情報の9割以上を視覚に頼って生きているので、肝心の自分の目が働かない夜の『闇』を恐れる。
誰であれ『判らない』ことが一番恐ろしいのです。
『人生において恐怖すべきことは何も無い。あるのは理解すべきことのみである』とのマリー・キューリーの言葉の通りで、『わからない』ことを無くせば恐怖も無くせなくとも小さくは出来る。
それと共に大事なのは、食事や睡眠・仕事や通学など何気ない何時もと同じ普通の生活の保障でしょう。
これが一番(精神的な)『安心』に繋がるのです。
東京のような大都市住民にとっての『安心感』に一番大切なのは、電力とか交通機関などのインフラの確保なのです。
ところが、これが東京など関東圏では無茶苦茶なので、それが原因で今の東京都民のように誰も彼もがパニック買いを行う困った状態が続出するのです。
その意味では電気や鉄道を止めて不安を煽った東電や政府の意識的な怠慢(計画停電や鉄道の運休)は、十分に責められて当然であり、許されない失態である。
『プルトニウム汚染の恐怖』
そして今回の事態で一番の問題点とは3日前にもあったように放射性物質の ヨウ素、セシウムなどの放射性物質の問題よりも矢張り『プルトニウム汚染は絶対に許されない』ということでしょう。
何故なら、プルトニウムが他よりも怖いと言うことだけは良くわかっているのですが、『どれだけ怖いか』が、世界に前例が無いだけに良くわからない。
この『判らない』ところが矢張りプルトニウム汚染が一番怖い原因なのです。
そして、実は人々の恐怖を煽っているのは間違いなく東電や政府、マスコミなのですよ。
今まで一度も『プルトニウム汚染』のことを政府も東電も誰も語らないのです。
ところが東電や政府や自衛隊、警察消防が一番恐れているのもプルトニウム汚染らしいことは、日本人全員が誰でも薄々判ります。
政府や東電が一番問題視して放水に励んでいる福島第一原発3号機とは、実はウラン燃料ではなくてプルトニウム汚染が怖い混合燃料なのですね。
だから日本人全員が不安になる。
政府や東電には、悪い内容であれ全面的な情報開示しか、この人々の不安の除去は出来ないのだとの真実に早く気がついて欲しいものですね。
『宮城県より悪い岩手県。他県と比較出来ないほど悪い福島県』
福島県ですが岩手宮城など他の県とは大きく違い、一桁以上死者の数が少ないのです。
ところが、実は行方不明者数では福島県が断トツに多い。
因みに死者と行方不明の合計では、この三県は同じ程度ですが、宮城県では死者の半分の人数の行方不明者数に成っている。
対して岩手県はこの比率がちょうど逆で死者数の2倍の行方不明者数なのです。
この数字から東北一の大都市の仙台を抱える宮城県よりも、田舎で過疎地の多い岩手県の方が圧倒的に救助が遅れている現状が明確に判るのです。
ところが、もっと酷い例は実は福島県であり死者数の10倍以上の行方不明数なのですから、酷い話ですが福島県では全く地震や津波の救助活動が行われていない可能性が高い。
原因は矢張り原発事故の対応で、圧倒的に人手が足らず『それどころではない』悲惨すぎる現場状況であろうと推測出来るのですね。
『津波の痕跡が皆無の福島第一原発の現場の怪』
ところが大津波ですが、福島第一原発の現場の大地震体験者全員、一言の津波への言及が無いのですよ。
おかしすぎる。
4号機で作業に従事していた原発業作員の証言では、機材が散乱する様子や地震直後に1号機から上がる白い煙の明確な証言があるが、何処にも『水』の話が出てこない。
その場にいた筈なのに、誰一人も地震自体よりも格段に恐ろしい『津波の怖さ』や『海水の高さ』や『水を被った』などの記述が無いのですよ。
また報道されている範囲では、福島第一原発の写真で津波現場の痕跡が見当たらない。
どこにも明確な跡が無い。(誰か第一原発の津波の被害現場の証拠をお持ちでしたら教えてください)
津波の水が来た高さの汚れ(すじ)が写真には無いのです。
ところがディーゼル発電機は津波による損害で稼動しなかったと東電から報告されている。
福島第一原発に散乱する瓦礫は、爆発事故によるもので津波の漂流物が現場に一つも無いのです。
原発の建物も津波の被害は認められない不思議。
何故でしょうね。
『気体が出ない構造なら絶対に液体は入らない』
少なくても津波では原発の建物には目立つ被害は一つも出ていない。
目視ではこの格納容器を入れた建物は、放射能を隔離する目的で窓などの開口部が無い密閉構造のビルであり、それなら内部の津波被害も考えられない。
何故なら放射性ガス(気体)を外に逃がさない構造のビルなら、外からの水の浸入など本来有ってはならないし、あるはずが無い。
ですから地震や津波で格納ビル本体が破壊されるか亀裂でも入らない限り、気体も逃がさない構造の格納ビル内のディーゼル発電機は絶対に海水に侵されることは無いのです。
ところが報道されている範囲では、亀裂も損傷もビル本体には無かった(無傷)のですよ。
水素爆発を起こして1メートルの厚みがあるコンクリート壁が吹き飛ばされたが、このことから原子炉の格納ビルは建物上部だけは爆発まで密閉されていたことが判る。(密閉されていないと爆発力は弱まる)
東京電力福島第一原発では、報道されていない『何か』の誰にも知られたくない恥ずかしい大失敗をしていた可能性があり、その為に何か大事な『事実』を隠している可能性が高いのです。
私は、『プルトニウム汚染らしいことは、日本人全員が誰でも薄々判ります。』とは思えません。
原発に対して不安を持っている事は確かですが、政府も保安院も東電も「プルトニウム混合燃料によるプルサーマル運転が第3号機で行われていた」旨は一度も公表していないのではないでしょうか?(全てに記者会見を見た訳ではないので報道を見る限りですが・・・)
おそらく、殆どの国民はプルトニウム汚染の可能性があることは知らないでしょうし、プルトニウムの怖ろしさも具体的には知らないでしょう。(私も詳細は知らず、概念として極めて危険であることしか知りません)
国民に知らされている事は、ほんの一部の都合のいい(今回の場合は都合がそれほど悪くない)ことだけだと思います。
路面や地面に散らかっているのが、爆発による破損物質であることも明々白々でしょう。
白い建物ですから津波が洗って行けば痕跡は明瞭に残るはずです。
機密性の問題についても同感です。
建屋の外に冷却ポンプがあって水没したり、津波に持って行かれたりしない限り、津波で動かなくなるのはおかしいし、建屋の中にあるものがその程度で冷却系統が破壊されるなら原発は危なっかしくて仕方が無い。
東電は何か根本的な処で誤っているか隠しているかという感じはします。
「世界に前例が無い」というのは本当ですか?
確か、広島の原爆がウラン型で、長崎の原爆がプルトニウム型だったと記憶しているのですが・・・
米国は日本人を人体実験に使って、ウラン放射能の被害とプルトニウム放射能の被害をそれぞれ実験し、速効性の被害(戦果)と後遺症など膨大なデータを収集して、冷戦時代の核戦略の構築と、自らの放射線防護戦略に使用したと思っておりました。
随分前(ん十年前)に聞いた話なので、正確さには欠けるかも知れませんが・・・
確かにプルトニウム燃料のプルサーマル運転が3号機で行っている事実は、殆ど報道が無いのは事実なのですが実は極僅かですがアリバイ作り的に一応は新聞もテレビも報道しているのですね。
それにネット情報では可也問題とされているのですが、これは自分から探さないと無理なのです。
その意味では新聞もテレビも非情な努力で探さないとプルトニウムが判らない仕組みですね。
これを如何判断するか。
今までなら圧倒的に日本国では政府や警察、マスコミの信用度は高くて、それなら殆どの日本人は『プルトニウムを知らない』と成ります。
ところが今度は大違いであるのです。
様子がすっかり様変わり。
今の政府やマスコミは『安全だ』『大丈夫』との大本営発表しかしていない。
ところが、この大本営発表の正反対に毎日毎日刻一刻と情勢は悪くなっているのです。
これでは、どれ程お人好しの日本人でも疑心暗鬼になって、それでみんなが買占めに走り、ガソリンも保存食料も乾電池も、すべてが手元から無くなったのです。
今の政府の言葉をそのまま信じている日本人が果たしてどれだけいるでしょうか。
3月11日以前と、今は世界が一変している。
今のマスコミの信用度は最低で、66年前の8月15日に似ているのですよ。
それなら多くの人が必死になって少ない情報を収集している可能性が高く、プルトニウムも実はみんなが知っている可能性が高いでしょう。
これは誰も口には出さないがみんなが知っていた、日本の無条件降服前夜の末期的な雰囲気ですね。
長崎の原爆がプルトニウム型だったし、インドが独自に開発した核兵器もプルトニウム型で北朝鮮も同じで、対してインドと対抗しているパキスタンはウラン型です。
ウラン型のほうが爆発させる技術では確実性があるが、開発に技術や設備が絶対に必要らしいのですね。
だから独自開発を行った貧乏なインドや北朝鮮はプルトニウム型に自動的に成ったらしい。
プルトニウムの怖さは毒性以上に、その圧倒的な半減期の長さではないでしょうか。?
プルトニウムに一度汚染されたら最悪粗一生涯に渡って少しも改善されないのですね。
広島と長崎の違いですが広島ドームは永久保存されているのです。
ところが、同じように爆心地にあった長崎の浦上天主堂は早い時期に撤去されて新しく再建されてしまったのですが、これには実はアメリカ(政府?軍部?)の思惑が大きく影響しているのです。
永久保存を主張していた長崎市長が渡米したのですが、帰ってくると何故か突然態度を翻して再建(撤去)を主張して強引に世界遺産級の意味があった浦上天主堂の廃墟が破壊されるのです。
何故浦上天主堂は破壊されたのか。?
単にアメリカ軍が日本のキリスト教徒を虐殺した痕跡を消そうとしたとも考えられるし、
また別にもっと恐ろしい目的(思惑)があり、何とかしてプルトニウムの半減期の長さ(危険性)を消す必要が絶対にあったのかも知れないのですね。
今、写真にしか残らない浦上天主堂の焼け爛れたマリア像が存在すれば、長崎の平和公園にあるあのインチキ臭い平和祈念像の意味とは大きく違う圧倒的な説得力があるでしょう。
バックアップ用の非常電源としてのディーゼル発電機は2系列で4台設置されているが格納容器を収める密閉型のビルの地下一階に設置されているので、津波の直撃は考えられない。
ただ海水の取り入れ口(排水口)からパイプで配管が繋がっていた可能性が有り、この配管から津波の海水が逆流した可能性が考えられるのですが、これは普段は閉めておくべきもので、それなら完全な人災で東電の過失責任は免れないでしょう。
4年前の新潟の震災でも、矢張り柏崎原発が矢張り非常用ディーゼルが一部が稼動ししていないとの報道もあり、このときは外部電源が矢張り鉄塔の倒壊で使えなかったの今度の福島第一原発と同じですね。
4年前も実は、同じ東京電力の柏崎原発が今回の福島第一原発と同じような危険度であり、間一髪の危ない状態であったのです。
も明らかですが、こんどの原発事故は、
「東京電力じゃなかったなら起こらなかった
かも」に一票入れときます。ここで一句。
「非常用、外部電源は雨ざらし。これじゃ
非常時役には立つまい。(原発の館屋の
中に設置する閉鎖系になぜしなかったの
でしょうか。)」
非常時、完全停止プロセスに関する、
会社のシミュレーション能力の欠如ですね。
「カネで買われた喧嘩売り=御用学者」(マルクス)の振りまく「安全」の空証文は、面白半分の素人デマ以上に眉唾です。
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設計上ディーゼル発電機は格納ビル内の原子炉格納容器の直ぐそばの地下一階の絶対に安全な場所に設置されていることに成っているのですが、燃料タンクは外部の可能性が有りますが設計図の開示が無いので確実なことは断定出来ません。
メディアに登場する「専門家」とは電力会社の男めかけのことで学者では無いようですよ。
そもそも所謂学者ですが、原理は良く知っている可能性が有るが、複雑な構造の原発自体の内部構造は素人で、本当のことを知っているのは原発メーカーの東芝や日立などの技術者だけらしいのですよ。
知らないものが専門家面して喋るから、何とも靴の上から足を掻いているようないらいらする話しか出来ないのですね。
>今の政府の言葉をそのまま信じている日本人が果たしてどれだけいるでしょうか。<
発表している政府の当事者(枝野官房長官とか)や御用学者も含めて、その発表を信じている人は殆ど居ないでしょう。政府側自らウソ(乃至『過小評価』)を発表している事は重々承知でしょうからね。
まぁ、極一部を除いて「誰も信用していない」のは確かです。
しかし、国民の殆どが3号機がプルサーマルで、あの爆発でプルトニウムが大量に放出されていることを知っているとは思えません。
もっと声を大にして警鐘を乱打する必要があるのではないでしょうか?
さて、
浦上天主堂を撤去するに至ったアメリカの思惑に関しては去年8月のNHK特集の「原爆シリーズ」か何かで紹介していましたね。
なお、それとは別の去年のNHK特集か何かで、「被曝マリア像」(顔の部分だけ)が残っていて、欧州を巡回したような番組がありましたが、そういうものにもプルトニウムは残存しているでしょうかね。
また、ん十年前に中学校の修学旅行で長崎を訪れた際(昭和40年代)に、浦上天主堂の回りに被曝した鐘や建物の断片が雨ざらし日ざらしのまま『保存』してあったのですが、今はどうなっているんでしょうかねぇ~
それと、福島原発の『津波被害の深刻な状況』についても我々のようなブログやツイッターでの『追究』の影響かどうか、昨日のテレビニュースで紹介していましたね。私はポケットラジオの音声でしか聞けていなくて映像は見損ねましたが・・・
ではまた。
今後ともよろしくお願い致します。
プルトニウムの怖さですが、イギリスがKGBの暗殺であると大騒ぎしたリトビネンコ事件の時のポロニウム210と同じで、α線を出して崩壊する性質があり、電磁波であるγ線とは大きく違い透過力が極小さくて紙一枚でも防ぐことが可能なのですね。
放射線の飛んでいく距離が短すぎて普通のガイガーカウンターなどの放射能計測器では少しも反応しないのです。
ポロニウム210の計測では放射性の微粒子を直接内部に取り込む方法で無いと無理であるのですね。
そして多分プルトニウムも同じ性質であろうと推測できる。
ポロニウム210やプルトニウムは、存在を予め予想して計測し無いといくら大量にあっても判らない仕組みなのですが、東京電力は測っていないらしいのですよ。
長崎原爆の遺物でもこれは多分同じです。普通の方法では計測できない程度の短い飛距離しかないα線の恐ろしさは体内被曝しかないのですね。
浮遊するプルトニウムの放射性微粒子が怖い。
250キロも離れた横須賀から原子力空母が逃げ出した原因とはアメリカ軍の発表の通りで『空調設備を守る為』であるのですよ。
本格的な核戦争を想定している米軍では最初の段階から予想しているのです。
ですから東京都民も何故全員がマスクを着用しないのは実に不思議です。
大阪府民は豚インフルエンザの時には電車など公共の場所では全員が着用していたのですよ。
統一地方選で共産党だけが唯一党首が東京で街頭演説を行ったのですが、感心しません。
街頭演説でマスクをしていないのですよ。
党首たるもの人々の手本を示す責任がある。
通称からす天狗と呼ばれている超立体裁断のマスクを水で濡らして、浮遊粉塵を防護してほしい。
集まった支持者の聴衆も全員が厳重にマスクをしていれば、これ以上の宣伝は無いし全東京の市民全員も福島第一原発からの放射性浮遊粉塵の危険性に気が付くでしょう。
水や野菜なんかよりも、よほど大問題です。
内部被曝は恐ろしい。マスクの大事さに早く気が付いて欲しいですね。