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くらしナビ・学ぶ @大学 「中根」の目・データが語る 『志願者実数が多い大学1位 明治大』 2018年5月29日 毎日新聞
今年の私立大一般入試では近畿大が15万6225人の志願者を集めた。15万人超えは1992年の早稲田大以来だが、18歳人口は現在、約120万人。当時に比べ6割程度にもかかわらず、なぜ、これほど志願者を集められたのか。
かつては“一発勝負”だった入試は現在、一度の試験で複数学部・学科の合否判定が可能な統一入試や併願割引などが当たり前になっている。受験生のチャンスが増えるのは好ましいことだが、名目上の志願者数と実際の志願者数が乖離(かいり)する傾向が顕著になったのも事実だ。
そのため、実際の志願者数である志願者実数を公表する大学が増えてきた。表は、そうした大学のトップ10だ。延べ志願者数3位の明治大がトップとなり、法政大が続いた。ちなみに、延べ志願者数トップの近畿大の志願者実数は3万1242人だった。
【大学センター長・中根正義】
『国公立以上に、「生き残り」のために社会に対して説明責任がある私立大学』ところが、一切説明も謝罪もしない異様な加計や日大の危機管理
かっては10万人もの学生数を誇った日本最大の日本大学も現在7万人にまで減少しているが、志願者の実数で見ると1位では無くて明治大学や法政大学に次ぐ3位である。出生率の低下による少子化で大学定員よりも志願者数の方が多いとの『大学全入』時代に突入した日本における地方大学の定員割れによる経営悪化から学部の減少とか大学の倒産まで起きているのです。入学希望者が多い国公立大学までが生き残りのために合併や統廃合を模索するという『弱小大学が淘汰される』時代に、(時代の趨勢に逆らって)偏差値50程度の滑り止め(落ちこぼれ)大学である加計学園とか日本大学ように、逆に新しい学部の新設など根本的に無理筋だったのである。
『大学の疑似天皇???』雲の上(闇の中)に君臨する最高責任者のワンマン理事長
税金を原資とする公金で運営されている国公立大学だけでは無くて、私立大学でも私学助成金などの各種の補助金類で運営されているのが実情であり、アメフト部の不祥事で揺れている日本大学とか、獣医学部の新設による膨大な補助金を手に入れた加計学園の場合、世間が納得のいく釈明を一切行わない。
加計学園も日大も最高責任者であるワンマン理事長が逃げ回って(★注、マスコミの方も取材を一切行わず、)何故か闇の中。(雲隠れ状態。?)しかし、自分たちには社会的な『説明責任』がある事実に何故気が付かないのだろうか。実に不思議だ。
そもそも今回のような不祥事で評判が落ちると大学志願者が敬遠するので、加計や日大のような二流大学は、経営的に成り立たないのである。(コスプレ右翼の森友学園は小学校だったが、加計や日大のような大学名の場合、就職後にも最終学歴は一生付いて回るのです)
『@大学 18歳人口減少、進む統合 国公立中心に生き残りかけ』2018年5月29日 毎日新聞
今年から、再び18歳人口が減少する。現在の約120万人は十数年で100万人前後になる。そうした中で、国公立大を中心に大学の連携・統合に向けた動きが活発化している。中央教育審議会は、国公私立の枠を越えた連携・統合などの検討を進めようとしている。今後の動向を探った。
●課題は山積
2022年の大学統合を目指しているのが大阪市立大と大阪府立大だ。実現すれば、学生数は首都大東京の約9200人を抜いて公立大トップの約1万6000人となる。来春に運営法人を一本化し、統合の手続きを進める。
市立大は医学部や法学部など8学部、府立大は4学域(学部に相当)があり、工学部や看護学科が重複する。「競争力強化のためには都心に新キャンパスを」(両大学)との声があり、大阪市城東区の市有地に新キャンパスを建設する案も選択肢に加えた。
名古屋大と岐阜大は運営法人の統合に向け、国立大学法人は一つの大学しか運営できないが、中央教育審議会はアンブレラ(傘)方式と呼ばれる。傘下の大学の総務、財務などの管理部門を統合し、制度改正案の検討を進めている。
●補助金獲得が必須
国立大の運営費交付金は削減されており、生き残りには補助金や寄付金など資金の獲得が必須。名大は国際競争力を高めることを最大の戦略にし、3月に東京大や京都大などと並ぶ「指定国立大学法人」となったが、文部科学省は指定理由の一つに統合構想を挙げた。
名大は複数の大学に統合を呼びかけたが、。「メリットを認めにくい」(豊橋技術科学大)など手を上げたのは岐阜大だけ、
このほか、静岡大と浜松医科大、帯広畜産大と小樽商科大、北見工業大も運営法人の統合に向けた検討を始めた。西日本などの国立大数校も同様の動きを見せる。
ところで、いち早く人口減少が進む地方都市では、定員割れが続き経営が厳しくなっている私立大が増え、地元の国公立大との経営統合も検討されている。
●枠越え、連携加速か
2000年代初頭、国立大の統合が相次いだが、今後はどうなるのか。
「人口減少が進む中、各大学とも経営の効率化、教育・研究の高度化を両立しないと生き残りが難しくなっている。今後は国公私立の枠を越えた大学の連携・合併が加速化するのではないか」。
(抜粋)
5月29日 毎日新聞
『2000年以降の主な大学の統合』
02年
山梨大・山梨医科大→山梨大
筑波大・図書館情報大→筑波大
03年
東京商船大・東京水産大→東京海洋大
福井大・福井医科大→福井大
神戸大・神戸商船大→神戸大
島根大・島根医科大→島根大
香川大・香川医科大→香川大
高知大・高知医科大→高知大
九州大・九州芸術工科大→九州大
佐賀大・佐賀医科大→佐賀大
大分大・大分医科大→大分大
宮崎大・宮崎医科大→宮崎大
04年
神戸商科大・姫路工業大・兵庫県立看護大→兵庫県立大
05年
東京都立大・東京都立科学技術大・東京都立短大・東京都立保健科学大→首都大学東京
山梨県立看護大・山梨県立女子短大→山梨県立大
大阪府立大・大阪女子大・大阪府立看護大→大阪府立大
県立広島女子大・広島県立大・広島県立保健福祉大→県立広島大
富山大・富山医科薬科大・高岡短大→富山大
07年
大阪大・大阪外国語大→大阪大
08年
長崎県立大・県立長崎シーボルト大→長崎県立大
慶応大・共立薬科大→慶応大
09年
愛知県立大・愛知県立看護大→愛知県立大
武蔵工業大・東横学園女子短大→東京都市大
関西学院大・聖和大→関西学院大
11年
上智大・聖母大→上智大
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松尾貴史のちょっと違和感 『日大悪質タックル事件 ここにもなぜか同じ腐臭』2018年5月27日 毎日新聞
日本大学アメリカンフットボール部の内田正人前監督が、関西学院大学のチームの選手への「暴力行為」(悪質な反則タックル)を部員に指示したと言われている事件について、そこかしこで話題になっている。居酒屋でも職場でも、これこそ「もちきり」という様子だと思う。
結果的に「実行犯」のような形になってしまった20歳の選手は、堂々と記者会見で赤裸々かつ具体的に、何が起きてどうなったかを、振り絞るように、まっすぐに述べていた。
(以下省略)
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本当に小指が無い・・・・マスコミが誰一人も突撃取材しないことに、なるほどと納得する日大理事長と山口組6代目組長とのツーショット写真・・・
『漠然とした不安』此比都ニハヤル物。夜討強盗謀綸旨。 召人早馬虚 騒動。生頸還俗自由出家。 俄大名迷者
日本の最高学府で、しかも公衆の面前で堂々と行われた何とも凄まじいモラハラとパワハラの合体したおぞましいモラルハザード(アメフトの暴力事件)と、日本の最高権力機関であるはずの国家の立法府(国会)で延々と繰り返されるモラルハザードが一卵性双生児のように瓜二つ。両者はピッタリ一致していたのである。
★注、
欧米社会で一定以上の社会的な地位にある人が酒を飲みながら喋る内容とは政治や経済であり、もしも日本人のようにサッカーとかゴシップしか話さないと教養が無い愚か者と見做されて仕舞う。社会的な無知は恥であり誰にも相手にされない。ところが、争いを好まないムラ社会の日本では大違いで酒席で政治経済を喋る人は『空気が読めない』と嫌がられるが、もちろん日本人が無教養で政治経済に何の関心も無いわけではない。(大いに盛り上がった今回の日大のアメフト部の場合は後醍醐天皇の建武の新政を皮肉った『二条河原の落書』と同じ仕組みだった)
マスコミとしては安倍批判は報復が怖い。ところが安倍内閣のソックリさんの日大は、それほど怖くないので大いに盛り上がっているのである。
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歯学部出身の大塚吉兵衛日本大学学長
『「日本大学OB」偏差値50の出世術』 PRESIDENT 2015年2月16日号
超一流大学卒」よりも目の前の仕事に懸命
「日本一社長が多い大学」の日本大学は毎年、約1万6000人の新入生を迎える入学式は、日本武道館で3度に分けて行われ、大塚吉兵衛学長は、
「学生の母数が桁外れに多いこともあり、日本のあらゆる場所に卒業生がいる。例えば地方の公務員になる学生も多く、社会の基盤となる部分で様々な人が活躍しているところに、日大の強みがあると思うんです」。
「日大は良くも悪くも一般的な位置づけの大学。その意味でよく指摘されるのは、得てして自己評価が高くなりがちな超一流大学の卒業生と比べて、うちの卒業生は新入社員の頃からその場その場の仕事に積極的に取り組んでいく力が強いこと。社長にまでなる卒業生は特に最初の数年間の下積み時代、懸命に目の前の仕事をする中から次のキャリアを切り拓いていった人が多いのではないでしょうか」。
(抜粋)
『日大が英語講師15人を集団解雇する事情』 外部の語学学校に「丸投げ」か 2018.4.18 PRESIDENT Online
日本大学は今年3月、英語の非常勤講師15人全員を解雇した。
解雇されたのは、2016年に新しく設置された危機管理学部とスポーツ科学部の教員で、雇用された際には2020年までの継続雇用も打診されていた。さらに授業は外部の語学学校に「丸投げ」している恐れがあり、解雇の違法性が疑われている。
今年3月まで、日本大学・危機管理学部で英語の非常勤講師を務め、解雇された非常勤講師の1人が、プレジデントオンラインの取材に答えた――。
何の根拠もなく突然の雇い止め
「大学に雇い止めを通告された時はうちのめされました。経済的に苦しくなりますし、地位も失います。しかし、何よりも腹立たしいのは、何の理由もなく辞めさせられたことです。これまでの自分の仕事を否定されたと感じました」
53歳。日本大学大学院博士課程、日本大学助手、2001年から日本大学非常勤講師として毎日6時間以上教壇に立つ。授業の準備や試験の作成や採点も仕事だ。
午前9時から午後7時半までずっと授業
平日は毎日朝6時半から7時の間に家を出て、朝8時には大学に着き、授業で配布するプリントを印刷。授業が終わっても、帰宅後は翌日の授業の準備。ゆっくり食事をする余裕はない。試験の時期には問題の作成や採点のため、睡眠時間を削って対応する。専任教員と比べ労働環境の厳しい。
日本大学の専任教員の場合、担当コマ数は平均6.5コマで同じ年齢であれば年収は約1200万円。授業の数で3倍以上も担当しているのに、報酬は6割程度におさえられている。
1コマ分の報酬は、専任教員の5分の1
これは1コマあたりに置き換えるとわかりやすい。非常勤講師は1コマ月3万円だが、専任教員は1コマ月15万円という計算になる。もちろん専任教員には授業以外の業務もあるが、その差はあまりに大きい。
他大学の授業を断って引き受けたのに
日本大学は、2016年に危機管理学部を新設した際、新たに4コマの担当を要請。新学部の立ち上げに関われることを光栄に思い、他の大学で担当していた授業を断って、新学部の授業を引き受けた。
ところが、授業を担当して2年目の2017年11月、危機管理学部から「雇い止め」の通告を受けた。
日本大学の雇い止めは、三軒茶屋キャンパスに新設した危機管理学部とスポーツ科学部という2つの学部について、英語の非常勤講師15人全員を2018年3月31日で解雇すると通告したのだ。
大学は解雇の理由について「教育課程の再構築」と説明したが、それ以上の詳しい説明はなかった。
(抜粋)
★注、
プレジデントオンラインが書いていることが事実だとすると日本大学の場合は、全体がアメフト部と同じ体質だったとの、何とも分かり易い事例である。
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『独占告白!内田前監督から5、6発殴られ蹴られた父親』5/29(火) FNN PRIME
日本大学アメリカンフットボール部の悪質な反則行為。23日否定した内田正人前監督だったが、アメフト部内で日常的に暴力行為が行われていた。
29日の「直撃LIVEグッディ!」は、30年前に日大アメフト部所属していたのOBのAさん(50代)は、アメフトの有力選手だった息子が日大入りしなかったと、内田前監督から殴る蹴るの暴行を受ける。
日大卒業後、コーチとしてアメフト部の指導をしていた内田前監督と連絡を取ることはなかったが「息子の進路」で暴行される。
Aさんの息子はアメフトの選手で、全国でも名の知れたアメフト強豪高校に所属していた。
それを知った内田監督は息子の高校の監督を通して、日大入部を打診。しかし当時、日大と別の名門大学の監督が直々にスカウトに来ていた。
Aさん(日大アメフト部OB)は進学は基本的に子供に任せた結果、息子は、日大ではなく直々にスカウトに来た名門大学への進学。
すると、去年夏、
『話があるから来い』と内田監督に日大のグラウンドに呼び出され、『OBの息子なのになぜ(日大に)来させないんだ。OBの息子で日大に来させないのはおかしいだろう』と、色々厳しく問い詰めた。
その後内田前監督は、衝撃の行動に出た。
『グラウンドから外に出て、(グラウンドで練習中の)選手の目が見えないところで、何発か殴られたり蹴られたり ということがありました。“ふざけんな”という形で手が出てきたという形ですね。こぶしで、口の周辺と、あと蹴りがお腹のあたりに。合計5発前後なのかなと思います。』
日大卒業後に日大アメフト部と接点は無く,息子の高校も日大とは無関係。
それにも関わらず、OBの息子である有望選手が日大に入学しなかったことが理由で、暴力を振るい、傷を負わせたという内田前監督…。
当時は、日大アメフト部の現役選手たちに迷惑をかけたら申し訳ないと思い、Aさんは事件として訴えることはしなかった。
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日大アメフト部OBが語る“暴行当日”の経緯
安藤優子
これが事実だとしたら、衝撃的すぎて言葉を失いました…。
サバンナ高橋
ふつうの感覚で聞いたら理解できない。なんで呼ばれて行かなあかんねんとも思うし、そもそも呼びつけるという精神が理解できない。
大村正樹キャスター
しかも、お父さんには直々な話は一切ない中、突然呼び出された。
暴行当日の経緯
・息子の高校の監督経由で、内田前監督に呼び出される
・息子が日大に入学しない事をとがめられる
・Aさんは謝罪の意を述べるも、人目のないところへ移動
・5発前後、殴る蹴るの暴行を受け、口から出血
安藤
呼び出して人目のつかないところに行って暴行をする一連の流れを見ると、今に始まったことじゃないと。
風間晋フジテレビ解説委員
そうですふつうの人は、そもそも人を殴るなんて思いもつかない 。この程度の関係性のお父さんに暴行を働いているのを見ると、アメフト部のコーチとか選手に対する暴力も推して知るべし。
安藤
内田前監督の暴力は、耳にしたことはありますか?
生沢浩アメフトライター
噂は聞こえてきます。昔は日本大学と言えば、系列の付属高校が沢山あるので集まった。ところが最近は日大の厳しいやり方が広まってきて、他の大学に流れる学生もいた。
軍地彩弓編集者
暴力が常態化していて、麻痺しているのか。こういう暴力体質は今の若い子はついてきません。個々のモチベーションを上げることが今の運動部の方向性だ。この時代に力で追い込む教育は無理だ。
高橋克実
内田前監督はチームの出身者は、どんな人に対しても『一つのコマ』と同じじゃないのか?
30年間音信不通のOBの息子が優秀な選手だとわかったら『じゃあ呼んで来いよ。』って、当たり前の意識だった。(息子が進学を決めた大学のように)こちらから頭を下げて“どうでしょうか”との普通の考えがはなから頭になかった。
付属高校の生徒すら、日大へ進学しない、有望な選手を確保できない苛立ちが、暴行につながった。
(抜粋)
5/29(火) FNN 直撃LIVEグッディ!
『安倍首相に近いフジサンケイグループのガス抜き(スピンコントロール)とも、FNNによる安倍政権への「当てつけ」とも、』二通りに解釈出来るが、・・・
★注、
安倍晋三に近いフジサンケイグループのFNNテレビの『グッディ!』の放送内容ですが、にわかには信じられないほど、あまりにも衝撃的である。
もしもFNNテレビが『正しい』なら、日本大学の場合は最高学府ではなくて100%チンピラ(犯罪組織)そのもの。今の世の中でヤクザ紛いの最低最悪の暴力大学が普通に存在すること自体が日本国の恥である。
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ヤクザ・リセッション、日本の暗く深い闇
2011年10月22日 | 社会
今年の私立大一般入試では近畿大が15万6225人の志願者を集めた。15万人超えは1992年の早稲田大以来だが、18歳人口は現在、約120万人。当時に比べ6割程度にもかかわらず、なぜ、これほど志願者を集められたのか。
かつては“一発勝負”だった入試は現在、一度の試験で複数学部・学科の合否判定が可能な統一入試や併願割引などが当たり前になっている。受験生のチャンスが増えるのは好ましいことだが、名目上の志願者数と実際の志願者数が乖離(かいり)する傾向が顕著になったのも事実だ。
そのため、実際の志願者数である志願者実数を公表する大学が増えてきた。表は、そうした大学のトップ10だ。延べ志願者数3位の明治大がトップとなり、法政大が続いた。ちなみに、延べ志願者数トップの近畿大の志願者実数は3万1242人だった。
【大学センター長・中根正義】
『国公立以上に、「生き残り」のために社会に対して説明責任がある私立大学』ところが、一切説明も謝罪もしない異様な加計や日大の危機管理
かっては10万人もの学生数を誇った日本最大の日本大学も現在7万人にまで減少しているが、志願者の実数で見ると1位では無くて明治大学や法政大学に次ぐ3位である。出生率の低下による少子化で大学定員よりも志願者数の方が多いとの『大学全入』時代に突入した日本における地方大学の定員割れによる経営悪化から学部の減少とか大学の倒産まで起きているのです。入学希望者が多い国公立大学までが生き残りのために合併や統廃合を模索するという『弱小大学が淘汰される』時代に、(時代の趨勢に逆らって)偏差値50程度の滑り止め(落ちこぼれ)大学である加計学園とか日本大学ように、逆に新しい学部の新設など根本的に無理筋だったのである。
『大学の疑似天皇???』雲の上(闇の中)に君臨する最高責任者のワンマン理事長
税金を原資とする公金で運営されている国公立大学だけでは無くて、私立大学でも私学助成金などの各種の補助金類で運営されているのが実情であり、アメフト部の不祥事で揺れている日本大学とか、獣医学部の新設による膨大な補助金を手に入れた加計学園の場合、世間が納得のいく釈明を一切行わない。
加計学園も日大も最高責任者であるワンマン理事長が逃げ回って(★注、マスコミの方も取材を一切行わず、)何故か闇の中。(雲隠れ状態。?)しかし、自分たちには社会的な『説明責任』がある事実に何故気が付かないのだろうか。実に不思議だ。
そもそも今回のような不祥事で評判が落ちると大学志願者が敬遠するので、加計や日大のような二流大学は、経営的に成り立たないのである。(コスプレ右翼の森友学園は小学校だったが、加計や日大のような大学名の場合、就職後にも最終学歴は一生付いて回るのです)
『@大学 18歳人口減少、進む統合 国公立中心に生き残りかけ』2018年5月29日 毎日新聞
今年から、再び18歳人口が減少する。現在の約120万人は十数年で100万人前後になる。そうした中で、国公立大を中心に大学の連携・統合に向けた動きが活発化している。中央教育審議会は、国公私立の枠を越えた連携・統合などの検討を進めようとしている。今後の動向を探った。
●課題は山積
2022年の大学統合を目指しているのが大阪市立大と大阪府立大だ。実現すれば、学生数は首都大東京の約9200人を抜いて公立大トップの約1万6000人となる。来春に運営法人を一本化し、統合の手続きを進める。
市立大は医学部や法学部など8学部、府立大は4学域(学部に相当)があり、工学部や看護学科が重複する。「競争力強化のためには都心に新キャンパスを」(両大学)との声があり、大阪市城東区の市有地に新キャンパスを建設する案も選択肢に加えた。
名古屋大と岐阜大は運営法人の統合に向け、国立大学法人は一つの大学しか運営できないが、中央教育審議会はアンブレラ(傘)方式と呼ばれる。傘下の大学の総務、財務などの管理部門を統合し、制度改正案の検討を進めている。
●補助金獲得が必須
国立大の運営費交付金は削減されており、生き残りには補助金や寄付金など資金の獲得が必須。名大は国際競争力を高めることを最大の戦略にし、3月に東京大や京都大などと並ぶ「指定国立大学法人」となったが、文部科学省は指定理由の一つに統合構想を挙げた。
名大は複数の大学に統合を呼びかけたが、。「メリットを認めにくい」(豊橋技術科学大)など手を上げたのは岐阜大だけ、
このほか、静岡大と浜松医科大、帯広畜産大と小樽商科大、北見工業大も運営法人の統合に向けた検討を始めた。西日本などの国立大数校も同様の動きを見せる。
ところで、いち早く人口減少が進む地方都市では、定員割れが続き経営が厳しくなっている私立大が増え、地元の国公立大との経営統合も検討されている。
●枠越え、連携加速か
2000年代初頭、国立大の統合が相次いだが、今後はどうなるのか。
「人口減少が進む中、各大学とも経営の効率化、教育・研究の高度化を両立しないと生き残りが難しくなっている。今後は国公私立の枠を越えた大学の連携・合併が加速化するのではないか」。
(抜粋)
5月29日 毎日新聞
『2000年以降の主な大学の統合』
02年
山梨大・山梨医科大→山梨大
筑波大・図書館情報大→筑波大
03年
東京商船大・東京水産大→東京海洋大
福井大・福井医科大→福井大
神戸大・神戸商船大→神戸大
島根大・島根医科大→島根大
香川大・香川医科大→香川大
高知大・高知医科大→高知大
九州大・九州芸術工科大→九州大
佐賀大・佐賀医科大→佐賀大
大分大・大分医科大→大分大
宮崎大・宮崎医科大→宮崎大
04年
神戸商科大・姫路工業大・兵庫県立看護大→兵庫県立大
05年
東京都立大・東京都立科学技術大・東京都立短大・東京都立保健科学大→首都大学東京
山梨県立看護大・山梨県立女子短大→山梨県立大
大阪府立大・大阪女子大・大阪府立看護大→大阪府立大
県立広島女子大・広島県立大・広島県立保健福祉大→県立広島大
富山大・富山医科薬科大・高岡短大→富山大
07年
大阪大・大阪外国語大→大阪大
08年
長崎県立大・県立長崎シーボルト大→長崎県立大
慶応大・共立薬科大→慶応大
09年
愛知県立大・愛知県立看護大→愛知県立大
武蔵工業大・東横学園女子短大→東京都市大
関西学院大・聖和大→関西学院大
11年
上智大・聖母大→上智大
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松尾貴史のちょっと違和感 『日大悪質タックル事件 ここにもなぜか同じ腐臭』2018年5月27日 毎日新聞
日本大学アメリカンフットボール部の内田正人前監督が、関西学院大学のチームの選手への「暴力行為」(悪質な反則タックル)を部員に指示したと言われている事件について、そこかしこで話題になっている。居酒屋でも職場でも、これこそ「もちきり」という様子だと思う。
結果的に「実行犯」のような形になってしまった20歳の選手は、堂々と記者会見で赤裸々かつ具体的に、何が起きてどうなったかを、振り絞るように、まっすぐに述べていた。
(以下省略)
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本当に小指が無い・・・・マスコミが誰一人も突撃取材しないことに、なるほどと納得する日大理事長と山口組6代目組長とのツーショット写真・・・
『漠然とした不安』此比都ニハヤル物。夜討強盗謀綸旨。 召人早馬虚 騒動。生頸還俗自由出家。 俄大名迷者
日本の最高学府で、しかも公衆の面前で堂々と行われた何とも凄まじいモラハラとパワハラの合体したおぞましいモラルハザード(アメフトの暴力事件)と、日本の最高権力機関であるはずの国家の立法府(国会)で延々と繰り返されるモラルハザードが一卵性双生児のように瓜二つ。両者はピッタリ一致していたのである。
★注、
欧米社会で一定以上の社会的な地位にある人が酒を飲みながら喋る内容とは政治や経済であり、もしも日本人のようにサッカーとかゴシップしか話さないと教養が無い愚か者と見做されて仕舞う。社会的な無知は恥であり誰にも相手にされない。ところが、争いを好まないムラ社会の日本では大違いで酒席で政治経済を喋る人は『空気が読めない』と嫌がられるが、もちろん日本人が無教養で政治経済に何の関心も無いわけではない。(大いに盛り上がった今回の日大のアメフト部の場合は後醍醐天皇の建武の新政を皮肉った『二条河原の落書』と同じ仕組みだった)
マスコミとしては安倍批判は報復が怖い。ところが安倍内閣のソックリさんの日大は、それほど怖くないので大いに盛り上がっているのである。
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歯学部出身の大塚吉兵衛日本大学学長
『「日本大学OB」偏差値50の出世術』 PRESIDENT 2015年2月16日号
超一流大学卒」よりも目の前の仕事に懸命
「日本一社長が多い大学」の日本大学は毎年、約1万6000人の新入生を迎える入学式は、日本武道館で3度に分けて行われ、大塚吉兵衛学長は、
「学生の母数が桁外れに多いこともあり、日本のあらゆる場所に卒業生がいる。例えば地方の公務員になる学生も多く、社会の基盤となる部分で様々な人が活躍しているところに、日大の強みがあると思うんです」。
「日大は良くも悪くも一般的な位置づけの大学。その意味でよく指摘されるのは、得てして自己評価が高くなりがちな超一流大学の卒業生と比べて、うちの卒業生は新入社員の頃からその場その場の仕事に積極的に取り組んでいく力が強いこと。社長にまでなる卒業生は特に最初の数年間の下積み時代、懸命に目の前の仕事をする中から次のキャリアを切り拓いていった人が多いのではないでしょうか」。
(抜粋)
『日大が英語講師15人を集団解雇する事情』 外部の語学学校に「丸投げ」か 2018.4.18 PRESIDENT Online
日本大学は今年3月、英語の非常勤講師15人全員を解雇した。
解雇されたのは、2016年に新しく設置された危機管理学部とスポーツ科学部の教員で、雇用された際には2020年までの継続雇用も打診されていた。さらに授業は外部の語学学校に「丸投げ」している恐れがあり、解雇の違法性が疑われている。
今年3月まで、日本大学・危機管理学部で英語の非常勤講師を務め、解雇された非常勤講師の1人が、プレジデントオンラインの取材に答えた――。
何の根拠もなく突然の雇い止め
「大学に雇い止めを通告された時はうちのめされました。経済的に苦しくなりますし、地位も失います。しかし、何よりも腹立たしいのは、何の理由もなく辞めさせられたことです。これまでの自分の仕事を否定されたと感じました」
53歳。日本大学大学院博士課程、日本大学助手、2001年から日本大学非常勤講師として毎日6時間以上教壇に立つ。授業の準備や試験の作成や採点も仕事だ。
午前9時から午後7時半までずっと授業
平日は毎日朝6時半から7時の間に家を出て、朝8時には大学に着き、授業で配布するプリントを印刷。授業が終わっても、帰宅後は翌日の授業の準備。ゆっくり食事をする余裕はない。試験の時期には問題の作成や採点のため、睡眠時間を削って対応する。専任教員と比べ労働環境の厳しい。
日本大学の専任教員の場合、担当コマ数は平均6.5コマで同じ年齢であれば年収は約1200万円。授業の数で3倍以上も担当しているのに、報酬は6割程度におさえられている。
1コマ分の報酬は、専任教員の5分の1
これは1コマあたりに置き換えるとわかりやすい。非常勤講師は1コマ月3万円だが、専任教員は1コマ月15万円という計算になる。もちろん専任教員には授業以外の業務もあるが、その差はあまりに大きい。
他大学の授業を断って引き受けたのに
日本大学は、2016年に危機管理学部を新設した際、新たに4コマの担当を要請。新学部の立ち上げに関われることを光栄に思い、他の大学で担当していた授業を断って、新学部の授業を引き受けた。
ところが、授業を担当して2年目の2017年11月、危機管理学部から「雇い止め」の通告を受けた。
日本大学の雇い止めは、三軒茶屋キャンパスに新設した危機管理学部とスポーツ科学部という2つの学部について、英語の非常勤講師15人全員を2018年3月31日で解雇すると通告したのだ。
大学は解雇の理由について「教育課程の再構築」と説明したが、それ以上の詳しい説明はなかった。
(抜粋)
★注、
プレジデントオンラインが書いていることが事実だとすると日本大学の場合は、全体がアメフト部と同じ体質だったとの、何とも分かり易い事例である。
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『独占告白!内田前監督から5、6発殴られ蹴られた父親』5/29(火) FNN PRIME
日本大学アメリカンフットボール部の悪質な反則行為。23日否定した内田正人前監督だったが、アメフト部内で日常的に暴力行為が行われていた。
29日の「直撃LIVEグッディ!」は、30年前に日大アメフト部所属していたのOBのAさん(50代)は、アメフトの有力選手だった息子が日大入りしなかったと、内田前監督から殴る蹴るの暴行を受ける。
日大卒業後、コーチとしてアメフト部の指導をしていた内田前監督と連絡を取ることはなかったが「息子の進路」で暴行される。
Aさんの息子はアメフトの選手で、全国でも名の知れたアメフト強豪高校に所属していた。
それを知った内田監督は息子の高校の監督を通して、日大入部を打診。しかし当時、日大と別の名門大学の監督が直々にスカウトに来ていた。
Aさん(日大アメフト部OB)は進学は基本的に子供に任せた結果、息子は、日大ではなく直々にスカウトに来た名門大学への進学。
すると、去年夏、
『話があるから来い』と内田監督に日大のグラウンドに呼び出され、『OBの息子なのになぜ(日大に)来させないんだ。OBの息子で日大に来させないのはおかしいだろう』と、色々厳しく問い詰めた。
その後内田前監督は、衝撃の行動に出た。
『グラウンドから外に出て、(グラウンドで練習中の)選手の目が見えないところで、何発か殴られたり蹴られたり ということがありました。“ふざけんな”という形で手が出てきたという形ですね。こぶしで、口の周辺と、あと蹴りがお腹のあたりに。合計5発前後なのかなと思います。』
日大卒業後に日大アメフト部と接点は無く,息子の高校も日大とは無関係。
それにも関わらず、OBの息子である有望選手が日大に入学しなかったことが理由で、暴力を振るい、傷を負わせたという内田前監督…。
当時は、日大アメフト部の現役選手たちに迷惑をかけたら申し訳ないと思い、Aさんは事件として訴えることはしなかった。
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日大アメフト部OBが語る“暴行当日”の経緯
安藤優子
これが事実だとしたら、衝撃的すぎて言葉を失いました…。
サバンナ高橋
ふつうの感覚で聞いたら理解できない。なんで呼ばれて行かなあかんねんとも思うし、そもそも呼びつけるという精神が理解できない。
大村正樹キャスター
しかも、お父さんには直々な話は一切ない中、突然呼び出された。
暴行当日の経緯
・息子の高校の監督経由で、内田前監督に呼び出される
・息子が日大に入学しない事をとがめられる
・Aさんは謝罪の意を述べるも、人目のないところへ移動
・5発前後、殴る蹴るの暴行を受け、口から出血
安藤
呼び出して人目のつかないところに行って暴行をする一連の流れを見ると、今に始まったことじゃないと。
風間晋フジテレビ解説委員
そうですふつうの人は、そもそも人を殴るなんて思いもつかない 。この程度の関係性のお父さんに暴行を働いているのを見ると、アメフト部のコーチとか選手に対する暴力も推して知るべし。
安藤
内田前監督の暴力は、耳にしたことはありますか?
生沢浩アメフトライター
噂は聞こえてきます。昔は日本大学と言えば、系列の付属高校が沢山あるので集まった。ところが最近は日大の厳しいやり方が広まってきて、他の大学に流れる学生もいた。
軍地彩弓編集者
暴力が常態化していて、麻痺しているのか。こういう暴力体質は今の若い子はついてきません。個々のモチベーションを上げることが今の運動部の方向性だ。この時代に力で追い込む教育は無理だ。
高橋克実
内田前監督はチームの出身者は、どんな人に対しても『一つのコマ』と同じじゃないのか?
30年間音信不通のOBの息子が優秀な選手だとわかったら『じゃあ呼んで来いよ。』って、当たり前の意識だった。(息子が進学を決めた大学のように)こちらから頭を下げて“どうでしょうか”との普通の考えがはなから頭になかった。
付属高校の生徒すら、日大へ進学しない、有望な選手を確保できない苛立ちが、暴行につながった。
(抜粋)
5/29(火) FNN 直撃LIVEグッディ!
『安倍首相に近いフジサンケイグループのガス抜き(スピンコントロール)とも、FNNによる安倍政権への「当てつけ」とも、』二通りに解釈出来るが、・・・
★注、
安倍晋三に近いフジサンケイグループのFNNテレビの『グッディ!』の放送内容ですが、にわかには信じられないほど、あまりにも衝撃的である。
もしもFNNテレビが『正しい』なら、日本大学の場合は最高学府ではなくて100%チンピラ(犯罪組織)そのもの。今の世の中でヤクザ紛いの最低最悪の暴力大学が普通に存在すること自体が日本国の恥である。
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