香港のデモ参加者にはイギリスの海外市民旅券(BNO)を掲げて中国の国家安全法への抗議を表明する人もいた
天安門事件から31年 香港返還から23年 英首相、香港人のため移民規則変更を検討 国家安全法に反発 6月3日 BBC NEWS
イギリスのボリス・ジョンソン首相は、中国が反体制活動を禁じる「香港国家安全法」を施行した場合、イギリスは移民規則を変更し、香港人数百万人に対して「英市民権を獲得する道」を開く方針だと、3日付の英紙ザ・タイムズで明らかにした。
ジョンソン首相は、イギリスは香港との関係を維持「せざるを得ない」と述べた。
国家安全法とは反逆や扇動、破壊行為などを禁止することを目的としたもので、中国が独自の治安機関を香港に設置できるとの規定も盛り込まれている。
この国家安全法をめぐり、中国は欧米など諸外国から批判されている
ジョンソン首相は3日付のザ・タイムズで、中国が同法を施行した場合、英国海外市民旅券(BNO)を保有する香港人に認めているビザなしの英国滞在期間を、現行の6カ月から12カ月に延長すると述べた。
BNOは、香港がイギリスの植民地だった時代に香港人に対して発行されたもので、イギリス人が保有する旅券とは異なる。英国内での居住や就労は認められていない。
現在、約35万人の香港人がBNOを保有している。ほかに約260万人に取得資格がある。
(23年遅れ イギリスの宿題を出し渋るジョンソン 植民地帝国英首相の苦悩)
ジョンソン首相「イギリスは(香港を)見捨てたりしないだろう」、この移民規則の変更は「英国史上最大規模のビザ制度変更の1つになる」
「こうした変更が必要だと証明されれば、英政府は進んでこの対応を取る」
「香港の多くの人が、中国が維持すると約束していた自分たちの生活様式が脅かされていると不安に思っている」
「中国が、香港の人々の恐怖を正当化するために突き進むのであれば、イギリスは肩をすくめて見捨てることはできない。そうする代わりに我々は義務を負い、代替案を提供するだろう」? ←★注、6月3日付けのBBCはジョンソン首相の断定発言の語尾に「?」を付けて疑問形に変え「口先だけだ」(実行しない)と印象操作 (^_^;)
ドミニク・ラーブ英外相は2日、香港から大勢が「脱出」する可能性を念頭に、諜報協定UKUSA(別名ファイブ・アイズ)を結ぶ5カ国(イギリス、アメリカ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド)と対応を協議中だと明らかにした。
ラーブ外相は中国に対し、香港の自治と繁栄を脅かす計画を再考するよう求めた。
イギリス、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドで多くの有力下院議員は、国家安全法が人権にどう影響するのかを監視するために、駐香港特使を任命するよう国連に求めた。
今週初めには、7人の元英外務相がジョンソン首相に対し、対応を調整するために国際的な提携を結ぶよう求めた。
(抜粋)
6月3日 BBC
植民地独立(返還)時の宗主国の義務を無視した1997年のイギリス(サッチャー首相の新自由主義的暴挙)
我が日本国の頭が空っぽで目が節穴のネトウヨによる恥ずかしい「嫌韓」ヘイトですが、「在日」の全員が実は大日本帝国の臣民(元日本人)であった事実を忘れているのである。(★注、同じように大英帝国の植民地の香港は1997年以前は名目的に中国人住民の全員が英国市民との建前)
植民地経営の長い歴史があるイギリスやフランスでは植民地が独立した時には必ず宗主国の義務として、植民地の人々に対して全員自国の国籍を与えていた。(★注、植民地経営に協力すれば、独立後に正誤や善悪が逆転して売国奴として処刑される危険性があり、責任上脱出を望む人々を全員、例外なく本国に引き取った)それでフランスにはサッカーのジタンのようなアルジェリア系のフランス市民が、イギリスにはインド系の英国市民がたくさん住んでいる。
「一国二制度」を決めた36年前(1984年)の英中共同宣言(天安門事件の5年前)
植民地帝国のイギリスが1997年の香港返還時だけは大原則を放棄して「名誉英国人」(英国籍の中国人)の英国への移住も労働も制限したBNO旅券でお茶を濁して誤魔化した。なぜ香港返還時だけ別だったのかの謎ですが中国系英国市民が増えることを極端に恐れたのか何かの裏取引「密約」があったのかは不明。
出稼ぎや亡命者の街だった特殊な香港
(水や電力、食料など生活必需品を大陸に依存する)香港は出稼ぎの華僑や、中国共産党支配や戦乱を嫌った難民や亡命者の街なので、他の普通の英国植民地以上にイギリス本国への移住希望者の比率は多かったと思われる。
返還時に香港では条件付き普通選挙が提案されたが、(そもそも英国領時代に中国人には選挙権が無かったのに)いわゆる香港「民主派」が英国本土と同じではないとして断固拒否して現在に至っている。(最初は条件付きで普通選挙を実施して実績をつくり改善する方が現実的。香港の民主化を拒んだのは「民主派」だったとのパラドクス)
アングロサクソン5カ国のスパイ網ファイブ・アイズ
それにしても今回の英国ボリス・ジョンソン首相の対策が悪名高い世界的スパイ網ファイブ・アイズとは恐れ入る。これは話が逆さまで、イギリスのBBCやジョンソン首相は中国の習近平を叩くと思わせて、逆に、全面的に応援していることになる。
1997年の香港基本法で決められていた中国が反体制活動を禁じる「国家安全法」(★注、23年間サボって、先送りされていただけ)
一国二制度の高度な香港の自治は内政だけで、外交や防衛などは中央政府の専決事項。(★注、欧米や日本の抗議の方が筋違い。中国(習近平)の方が少しも間違っておらず正しかった)
そもそも現在でも香港の裁判官の9割は中国人ではなくイギリス人が占めているのですから植民地状態は連綿と続いていたことになる。(米中双方が変化ではなく現状維持を望んでいたらしい)
難波の葦は伊勢の濱荻
去年の天安門事件30周年の節目に台湾の殺人犯引き渡し法案に関連して起きた香港「民主派」の抗議行動(中国系銀行や商店の焼き討ち。中国系市民や旅行者への暴行などの反中国暴動)は1年も続いたが摩訶不思議な「新型コロナ」で呆気なく終息する。(まさに「神カゼ」である)
香港とは対照的に、アメリカでは「新型コロナ」の都市封鎖で痛めつけられた黒人層や「民主派」一般市民による反差別の抗議行動が、文字どおり燃え上がって各地で放火や略奪、全土に暴動が起きて内戦一歩手前の危険な状態になる。
似ているようで香港「民主派」とアメリカ国内の抗議行動は180度逆さま
欧米や日本が支持する香港「民主派」の最大の特徴とは中国人(大陸人)や大陸からの移民に対する過激な差別意識なのですから驚くばかり。今頃、中国に対する差別用語の「シナ」などと恥ずかしげもなく平気で使うのは日本のネトウヨと香港「民主派」ぐらい。(★注、日本の極右国粋主義者の使う「支那」を香港「民主派」が真似たらしい)「名誉英国人」だった香港市民が英国旗を掲げて中国系だけを選別して襲撃するなど世界中で他に何処にも無い特殊な例外。
不思議のすべてはイギリスの海外市民旅券(BNO)のピースを一枚加えるだけで簡単に謎が解ける
正しく広東語が喋れない香港市民や北京語(中国の標準語)の旅行者に対する暴行や商店の焼き討ちが頻発。少しも民主的でない香港「民主派」には未来が無いので、ジョンソン首相の今回の発言が本気なら万々歳。狂喜乱舞していると思われるが、イギリス(ジョンソン首相)が1997年に取り消した香港市民の英国籍を復活させる見込みは薄い。
EU離脱(ブレグジット Brexit)のイギリス
BBCの摩訶不思議、失礼なジョンソン談話の語尾の「?」が示すように香港市民数百万人の英国市民権の復活「英国移住」の可能性ですが、同じEU内市民の英国移住を嫌ってブレグジット(Brexit)を決めたイギリスが、文化も人種も言語も大きく違っている香港の「名誉英国人」数百万人を受け入れることは決してあり得ない夢物語。(★注、欧州のフーリガンと香港「民主派」の違いは小さく、行動も発想もほぼ同じ)
31年目の節目に出てきた驚きの天安門事件CNNビデオ
ジョンソン首相談話(数百万人の香港市民に対し英国旅券交付)、31年ぶりに出てきた天安門事件を象徴する「たった一人で戦車隊に抵抗する白いシャツの男」のビデオ映像の「驚きの続き」などは歴史的な転換点で正誤や善悪が逆転する分水嶺。明らかに対「中国」問題は、誰一人気が付かないうちに密かに全く新しいフェーズに突入していた。
天安門事件で中国当局は情報封鎖を行ったので人々は1980韓国光州事件と同じ大虐殺が起きたと連想したが確実な証拠はCNNの天安門の戦車男しかない。残りは全て「民主派」学生の不確かな伝聞の類。(★注、韓国光州とは違い中国の首都北京には大勢の外国特派員がいるが確実な目撃者がゼロ)
やっと決着?ダラダラと4年も続いた天下分け目の「仁義なき戦い」
(IS「イスラム国」は米軍の傭兵組織とオバマ大統領に報告した)ドナルド・トランプ米大統領の初代国家安全保障問題担当首席補佐官だったマイケル・フリン陸軍中将(米軍情報部トップ)への司法省の訴追は今年5月に全て取り下げる。延々と続いた軍産内部の「仁義なき戦い」にトランプ側が勝利した歴史的な契機。(今後は今まで以上に驚きの出来事が連続する可能性が高い)
新型コロナで停滞していたが、2018年の歴史的なシンガポール「背後から死が忍び寄る島」でのトランプ大統領と北朝鮮金委員長の米朝首脳会談開催「70年続いた朝鮮戦争の終結」の最終段階かもしれない。(それなら新コロ騒動とは「猫だまし」だったことになる)
そんなことは初耳です。
ソースが欲しければ酒屋に行きなさい。知らないことは恥ではないが、今のように知らないことを自慢する態度は大いに恥ずかしいと自覚するべきでしょう。
ここは「子供何でも相談室」ではないし私も教師ほど親切ではない。そもそもグーグルブログだけでも数百万もあり、自分の脳みその容量にあった記事を読むべきでしょう。無理して分からないものを読む必要は全くありません
根拠も何も、1945年の敗戦時のわが日本国以外、宗主国の義務として自国民として扱うのは常識なのですよ。理由もちゃんと書いてあるが、読む気が無いのか、読んでも理解できないのか。
もちろん、日本も敗戦までは世界基準で朝鮮も台湾も全部帝国臣民。建前上は全員日本人だった。
朝鮮人も「名誉日本人」だったが、玉音放送で一夜で国籍を剥奪する。世界基準を無視した日本人ですが、欧米列強とは大違いで、そもそも植民地経営のイロハのイを知らなかったらしい。
日本の敗戦時と同じことが1997年の香港返還でも起きていたのですから、問答無用で日本国籍を取り上げられた在日が怒るのと同じ理由で、名誉英国人だった香港市民が怒るのは当然な成り行き。香港「民主派」がユニオンジャックや星条旗を掲げて中国系商店や市民を選別的に攻撃しているのも当然。それ以外の選択肢はない。
なんと、植民地経営に一番詳しいはずのイギリスが、植民地経営の素人だった日本の真似をしたことになるのですから、そう考えると、実に面白い話ですね。たぶん、何かの隠された裏がありそうでが、
現在の大混乱の香港を予測して英国籍を取り上げたとしたら、イギリスは植民地経営の天才で、うっかりしていた中国はまんまと嵌められたのである。
何と、外国に亡命した民主派活動家の証言では、ストーリーがまったく逆さまで襲撃したのは中国軍ではなくて「民主派」学生が最初に人民解放軍を攻撃していた、まさにインティファのような明らかに過激な挑発
その後に騒乱が起きたと断言しているのですが、事実なら、わざと騒乱を引き起こしていたことになります。
1年後の今年には、あの有名な戦車の隊列の前に立って、戦車隊を必死で、たった一人で止めるシャツの男の映像の、ノーカット版が公開されていた。
テレビニュースなどで放送されたものと、イメージが大きく違うのですよ。
まさに???
テレビニュースなどで有名なビデオは50秒だが、オリジナルは2分19秒で、何と、あの後戦車によじ登り兵士と何やら話をしているし、その後も自転車の市民など数人が男の妨害行為を戒めていたのですが、命がけの行為というより、えらく和やか???説得されたのか白シャツの男は立ち去っています???韓国の光州事件などとは大きく違っていた
Mikio Oishiさんがリツイート
Genna@Grickoj
6月4日は天安門事件
ウェスタンプロットとオリエンタル版ストーリーと大きく二種類のシナリオが世界に流布してます。編集巧みなウェスタンプロットだけを視聴されてる方が世界的絶対多数。一方で添付動画のようにノーカットなオリエンタル版も併せて視聴をご検討ください
https://twitter.com/Grickoj/status/1268461637503119360
アイヌ人は内地戸籍のうえでは旧土人と区別していた。
そして朝鮮人や台湾人に徴兵義務は無かった。
大英帝国も植民地の原住民に対する対応は同様。
帝国主義の本質は差別のうえに成立している。
横田めぐみさんの父、死去
嬉々として報じるメディア
宗主国アメリカの混乱は、植民地としては困惑の至り。報道自粛の忖度。
戦車の前の男のビデオ、なんだこりゃ!?
天安門事件の事実が明るみになるのに、実に30年。
当時の支配者たちが影響力を持っている間は伏せられてしまうのでしょうが、事件の大きさ故に、世に出るのに正に一世代まるまる要した訳ですね。
故趙紫陽氏の再評価も内心期待しています。