雪の残るこの時期は、古洞へ行くことが多い。
少しアップダウンのある道を、片道だと5キロ、往復だと10キロほど歩く。
木の葉が落ちている季節しか見られない、湖の向こうのドングリ橋と富山天文台。
大切なのは、両手に登山ステッキをもって歩くこと。
これで肩が動くのだが、おかげで肩こりが2週間ほどしなくなる。
ここしばらく雪が積もらなかったので、短い登山靴を履いて歩いた。
ところが、意外と雪は残っていた。
その上、朝から行ったので、雪は凍っていてた。
とくにツルツルと滑ったのは、雪が残った北側の斜面。
運が悪いと湖に落ちそうになるので、簡易アイゼンがあればと思った。
イノシシに崩された山側斜面は、先週よりもさらにひどくなっていた。
ゴロゴロと転がっているのは、岩ではなく、赤土の塊。
大きいのは大人の頭ほどある。
古洞へ行く方は、くれぐれもイノシシにご注意下さい。
一昨年の9月に、木曽御岳に登った時に、あることに違和感を感じた。
下の写真が、その現場だ。
写真の右にある石碑が乗った岩は、軽四くらいの大きさの岩である。
じじが気になったのは、この岩がどうして御岳山の山頂にあるのか?、だ。
立山付近だと、砂が流されて顔を出した岩や、ガケから転がり落ちた岩をよく見る。
しかし、この岩は、地面から出てきたようすでもなく、ガケから落ちてきたのでもなさそうだ。
まるで、誰かがここに置いたように思えた。
誰が??。
昨年の噴火のニュースを見て、この違和感が解決した。
どうやら、過去の噴火で飛ばされた岩が、ここに落ちたようだ。
登山の安全に気を付けていても、自然の力にはかなわない。
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