称名じじは緑内障で大日岳を下りました

いつかまた山に登ります

2015/09/05(日) 木曽御岳山(岐阜側山頂)

2015-09-05 19:11:46 | 山登り

木曽御岳山に、最後に登ったのは、昨年9月14日。
その2週間前に噴火が起きた。
あれから約一年。下呂市の濁河温泉(標高1800メートル)から頂上を目指した。

02:30 車に道具を積み込んで、自宅を出発。
05:05 濁河温泉の市営駐車場(無料)に到着。
気温は8℃で寒い。
駐車場には泊まり客の車が10台くらい停まっていた。意外と少ないなぁ。
登山届けを書いて提出した。

05:30 登山開始。
登山口から岐阜側山頂まで4.2キロ。標高差で1000メートルほど上がる。
立山にたとえると、弥陀ヶ原から浄土山で歩く、みたいな感じだ。

1.2キロほど歩くと、大きなジョーズ岩がある。



映画「ジョーズ」のサメに似ているから付けた名前だと思うが、それ以前はなんと呼んでいたのだろう?。

登山道は、木道や丸太、石畳、と良く整備されているが、長雨のあとで滑りやすかった。
また、木道は木が腐って、ところどころ抜けている。



目印である、カエル岩、のぞき岩避難小屋跡、お助け水、を順番に過ぎると、登山口から3.2キロ、標高2600メートルあたりで森林限界になり、急に見晴らしが良くなる。



白川方面に低い雲海がかかっていた。

頂上が近くなり、ジグザグの坂を登り切ったところにある、大きな岩の上にまつってある不動明王をみると、なぜか安心する。



08:30 五の池小屋に到着。



小屋の正面が、五の池と呼ばれる噴火口跡で、そこに張り出すようにテラスが作ってある。

その先に、剣が峰に向かう登山道があるのだが、バリケートで先に進めない。



バリケードの向こうに見える摩利支天山に登って、剣が峰の様子を見る、というじじの計画は無理だと分かった。
その代わりに、五の池小屋の後ろにある継子岳(ママコダケ)に登って見ることにした。

継子岳へ行く登山道には、針の山のような岩山がある。
板状節理でできた「薄いのし餅」のような石が垂直に立って、針のように見えるのだ。



30分ほどで、継子岳山頂に到着。
石碑や標識がたくさん立って、にぎやかだ。中には個人の石碑もあるようだ。



特に北側の見晴らし良く、乗鞍岳、穂高、槍がきれいに見える。



振り返って、摩利支天山の方向を見たら、左の端っこに剣が峰が見えた、



剣が峰をズームしてみたが、じじの小さなデジカメでははっきりと写らない。
一番上に乗っているのは、剣が峰にある御嶽教の協会の屋根のようだ。



昨年の噴火はお昼時に起きて、剣が峰では多数の登山者が犠牲になった。
たまたまあの協会の窓を開けることができて、中に逃げ込んで助かった方がいると聞いている。

五の池小屋に戻って、ポカリスエットを1本買って、飲み干した。
小屋の人は「9月の連休には摩利支天山まで登れるようになって欲しいのだが・・」と話しておられた。
その向こうにある小屋あたりでは、たまっていた火山灰が雨で流されてきているそうだ。
雨に流される、といっても、雨の流れたところが溝になるらしくて、平坦になるわけではないらしい。

時刻はまだ10時だったが、ほかに行く予定がないので、下山した。
来年、剣が峰付近まで開通することを期待しよう。

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