剱御前小舎の4月27日の記事に、gappaさんの活躍が載っていた。
とても外へ出てみようという気にならぬ天気だが、ガッパ社長率いるガーズ軍団は
今日も剱沢野営場のトイレ掘り出しに出かける積もりのようだ。
凄まじい猛者揃いのガーズ軍団、率いるガッパ社長には
仙人ヒュッテの若大将マー君も世話になっている・・・。
さて今年も称名滝が開いた。
そろそろ大日登山道を登って、足を作らなくちゃ。。
今日の目的地は、称名の猿が馬場まで。
どうして、猿が馬場まで、なのか?。。
理由は簡単だ。
高所恐怖症のじじには、谷底が見える牛の首は、足がすくんで越えられないのだ。
高所恐怖症とは・・・
じじの場合は、谷底を見下ろすと、見えない力で下に引きずられるのだ。
子供の頃に、「トイレで下から伸びてきた手が、お尻をなでる・・」と、
トイレに行けなくなったことがあるが、それと似たような恐怖感だ。(笑)。
普段の生活で言うと、3階くらいの高さから下を見ると、腰が抜ける。
高所恐怖症になるかならないかは、だいたい小学校の入学前に決まるそうだ。
最近で言えば、マンションの上の階に住んでいる子は、ならないとか。
7:50 称名駐車場に到着。
車が全然いない。今日は登る人がいないのか??。
車の後ろで簡単に着替えたのだが、曇って寒い!。
天気予報では、今日は暖かくなると言っていたんだけどなぁ。。
道具は何にしようかと、ちょっと考えて、登山靴、アイゼン、ピッケル、を選んだ。
大日登山口へ。
大日登山口から上は、ずっと雪の上を歩くことになった。
昨年よりも、ちょっと多いかなぁ、、という感じ。
雪質は、夏に食べるかき氷と同じくらいにシャワシャワ。
アイゼンは履いているものの、無くても同じだったか。
いっそのこと、長靴、簡易アイゼン、ストックでも良かったかもしれない。
称名大雪渓(大日登山口に一番近い雪渓、称名じじ命名)は、ナダレの跡で荒れていた。
ここ最近に崩れたのか、雪は角が立っていた。
この雪渓の右端を登るトレースをたどっていくと、最後に笹のガケが出てきて、引き返した。
そうそう、もうひとつ東側(称名滝のほう)の雪渓を登らなくちゃ行けなかったのだよな。。
半分以上引き返してから、滝のほうに行くトレースをたどった。
だいぶん登って、向かいの八郎坂の全景が見えてきた頃に。。
夏道の「七曲がり」のところを登った。
もちろん、夏道は雪の下に隠れている。
10:10 猿が馬場に到着。
荷物を下ろして休憩。
ピッケルを立てて、荷物が滑り落ちないように引っかけた。
牛の首を登る、先行者。
割と登りやすそうに見えた。
ちょっと、「行ってみようかな」という声が頭をよぎったが、じじはここまで。
仮に牛の首までたどり着いても、あの痩せた尾根の雪の上を歩くのは、気が重い。
また、気温が上がってくると、雪の中に埋もれた小石が、飛びながら落ちてくることもある。
過去の記録を見てみると、牛の首や尾根道の雪が溶け、
大日平のほうはまだ雪の上を歩けるのは、5月中頃から下旬のようだ。
下山開始。
体重をかけた足が、ズルズルを滑っていく、
と、ここで、スキーをかついだご婦人に追い抜かれた。
朝7時から登って、大日平でスキーをした帰り道だそうだ。
「雪は滑るもの」という感じで、足を滑らしながら、上手に下りていかれる。
滑らないように下りていくじじとは、大違い。
スキーの上級者になると、ストックさえ持っていたら、スキーでも靴でも上手に滑られるみたいだ。
11:40 称名の舗装道路に戻りました。
いつの間にか、空は晴れ上がり、青い!。
車で、汗に濡れた下着を替えて、自宅に戻りました。
家に帰ってから、重ね履きの5本指靴下を見たら、指のところに穴があいてきました(笑)。
登山用の毛糸の靴下だけでは、ツメが痛くなるのだが、これを履くと実に調子がよい。
前に履いていた、シルクの5本指の靴下だと足がかゆくなったのだが、
今のは化繊で、かゆみはありません。
また買ってこようっと。。
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