山吹の里は、江戸城築城などで有名な太田道灌ゆかりの地です。。。 道灌の話で有名になった和歌ですが。。。
「七重八重花は咲けども山吹の実の一つだになきぞ悲しき」
道灌が鷹狩りにでかけていたところ、急に雨に降られて、みすぼらしい家で雨宿り をし、「蓑(雨具)を貸してもらえぬか」と声をかけると、年端もいかぬ少女が出てきて 蓑ではなく山吹の花一輪を黙ってさしだしました。
道灌は、意味が分からず「花が欲しいのではない」と怒って、雨の中を帰って行きま した。
この話を聞いた家臣の一人が、「後拾遺集に醍醐天皇の皇子・兼明親王(かねあき らしんのう 917~87)が読まれた「七重八重花は咲けども山吹の実のひとつだにな きぞかなしき」という歌があります。。。と
花はナナエヤエに咲きますが、実の(蓑/雨具がない)りませんとのお断りでしょうと 申し上げた。
これを聞いた道灌は己を恥いり、歌の道に励み、のちには立派な歌人になられたの ことです。。。
落語でもある話ですね。。。
ここ山吹の里では、4月中旬から5月中旬まで、自生と植えた山吹の花約3000株 が黄金色に咲くそうです。。。。
黄金色の山吹の里を。。。。夕方でしたけどね。。。 今度は花の咲く時期に訪れたいですね。。。
小高い山の展望台からは、越生の町並みが良く見えました。。。