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今朝のニュースで、国立がんセンターが、ガン患者の生存率を初めて発表した。ガン患者全体では3年の生存率が71%で、5年生存率が65%と発表された。
この数値は、例えばガン患者100人の内で3年生存していた患者が71人で、亡くなった患者が29人と言う事になる。生存していた71人の患者が2年後には新たに25人亡くなり、合計54人が5年間の内に亡くなったったのか、それとも既に亡くなっている人に6人が増えて35人になるのかは分からないが、いずれにしてもガン患者は恐怖の日々を送る事に変わりは無い。
すい臓がんは15%で肺がんが49%と、このガンは3年生存率は極めて低い。逆に胃がん、大腸がん、乳がんなどは生存率は極めて高い。
私が告知を受けた膀胱がんは73%で、前立腺がんは99%と比較的に生存率は高く少しは安心した。一方の肺がんは生存率は低いが、私は肺がんではなく正式には悪性胸膜中皮腫と言う、肺を覆っている粘膜に出来るガンで非常に稀なガンで有る為に、このデーターでは測り知る事が出来ないが、おそらく膵臓がんに匹敵する生存率の低い数値である事は主治医からも知らされていた。
何度もブログでも書いたが、部位による治療の難しさの違いは当然有るだろうが、普段の生活で異変を感じやすいのが、胃や大腸、膀胱、乳房などではないかと思う。早期に異変を感じれば「早期発見、早期治療」に繋がり生存率にも少なからず影響するのではないかと素人ながらに思う。
私の過去3度のガン発見の最初は、頻尿による血液検査であった。掛かりつけ医による血液検査が全ての始まりであった。当初は年齢の関係かも思っていたが、あまりにも頻繁に尿意を感じたために受診したのだが、膀胱がんの告知と言う最悪の宣告を受る結果となってしまった。
しかし、考えようで、この膀胱がんに端を発して、何度も繰り返し手術や検査を受けた結果、続いて前立腺がん、悪性胸膜中皮腫と見つける事が出来、今日の今も元気に穏やかな生活を送っている。
おそらく、これらの検査を受けていなかったら、前立腺がんも中皮腫も未だに見つかっていなかったかも知れない。従って、頻尿による膀胱がんの辛さは味わったが、前立腺がんや中皮腫の辛さは味わう事なく、手術した為に症状は体験した事は無い。
偶然とは言え、前立腺がんは別としても、悪性胸膜中皮腫は症状が出た時のステージは最終段階だとの説明も受けたので、「ありがたいやら悲しいやら」と言った心境であるが、時間は戻らないので病に侵された事は諦めるとして、早期の発見に感謝している。運が良かったと思っている。
皆様、ガンや血管の病を舐めていると大変な事になります。当然ながら国立がんセンターのデーターでも部位の問題もあるが、5年生存率で生き残っている人は、おそらく「早期発見、早期治療」の人だと勝手に思っている。
若い人は、ガンの進行が速いと言う世間話を聞くが、ステルス性の進行の早いガンは聞くが、年齢による進行度合いは、世間話の範囲ではないかと思う。年配の人は、日ごろから医者に掛かる機会も多く、発見も早いのかも知れない。50代、60代が危険なのは、体力もあり仕事もありで、検診の機会を逃しているのではないだろうか。
いずれにしてもガンと言う病は恐ろしい病で有る事間違いない。家族や親族にも大きな心労となって、襲い掛かる病気である。
では又ね
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