そろそろノミが心配な季節。うちの二匹のヤンキー娘たちは、外には出さないけれど、外ネコたちは縁側の網戸ごしや二階のベランダにまで遊びに来る。以前いたオスネコのターもノミをうつされて大変なことになったことがある。市販のノミ避け剤を首にたらしたら、全身をかきむしり部屋中を駆け回り、慌ててお風呂で洗い流したことがあった。『北柏どうぶつ病院』の私の大好きな先生にとーちゃんが電話で、ノミ避けの薬のことを聞いたら、病院のを送ってくれるということになったらしい。「その薬を毎月一回たらせばいいらしい」と、とーちゃんは大事な娘二匹に虫がつかなくなるから安心という顔。私は「え~、なんで~、どうして~、せっかく毎月先生に会えるチャンスだったのにイ~」と即効で文句。「その薬、ターみたいにならないの?大丈夫なの」と聞いたら「大丈夫じゃないの」と中途半端な返事。薬が届いたら、とーちゃんで試してからネコに使おうと言ったら「オレがかぶれたらどうすんだよ」というので、「そうしたら、ネコには使わない。ネコより人間の方が体が大きいんだから人間がかぶれてもたいしたことないと思う」と言ったら「え~、なんでオレなんだよ」というので「他にいないでしょーがー」と言ってやった。私は、ヤンキー娘二匹を溺愛しているわけではなく、せっかく先生に会えるチャンスを奪われた復讐なのだあ。
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