うちに遊びに来るチビネコ3兄弟の中の一匹に通称坊ちゃんと呼んでいるのがいる。ブチ模様なのだけど、頭の部分が坊ちゃん刈りみたいに見える。たぶん、オスネコだと思うけど、すばやくて確認できない。近頃、この坊ちゃんが、うちの縁側にやってくる。どうやら、うちのチビネコ、チビダースベーダーの「キュウ」のボーイフレンドのようだ。坊ちゃんが来ると「キュウ」も大喜びとなる。ネコ語で「ウニャニャ」とか両方でなにやら喋っている。網戸ごしに両方で手(肉球)を合わせていたりする。坊ちゃんの兄弟で、白黒ネコがいるのだが、これが縁側にいることがある。「キュウ」は、坊ちゃんと間違えて、すっ飛んでいったら思いっきりふかれてしまい「キュウ」の目が点になってビックリしていた。この3兄弟、大きくなるにつれて顔がニャジそっくりになっている。
洋ネコハーフの「ウリ」を久しぶりにブラッシングしてあげたら、子猫がもう一匹生まれたような大量の抜け毛にぶったまげた。母親がチンチラで父親がブリティッシュショートヘアだから、完全な長毛種ではなく中途半端に毛が長い。ゴム製のブラシを使うとブラッシングというより、毛を引っこ抜いているみたいで、キリがないし円形脱毛症になりそうなので途中でやめた。ネコ1ダース飼っている友人のところは、ほとんどが長毛種が多い。12匹をブラッシングしたら、ネコウール100%の毛布ができるんじゃなかと想像してしまった。
「ウリ」は蛇口フェチのチビネコ。水道や浄水器を使うと、飛んでくる(最近はデブってきたので、ドスドスと足音が聞こえる)。蛇口から水が出てくるのを不思議がって顔や手を出す。この間は、ポットにお湯を入れすぎてお湯がポタポタと垂れていたところを舐めたらしく、ビックリして飛び上がっていた。やっぱりネコはネコ舌だ(ま、人間でも熱いけどね)。普通のネコなら二度と同じことはしないが、「ウリ」は学習能力というのがない。お茶を入れるのにポットからお湯を注いでだ後に、垂れるお湯をなめては飛び上がっている。「やけどするから、やめなさい」と制しても、隙をみては同じことを繰り返している。でも、一番のお気に入りは浄水器のようだ。お米をとぐ時や鍋に水を入れる時でも平気で手を出す。「毛が入るからやめて、ダメ」というが、舐めくさっているのか言うことをきかない。仕方がないので、浄水器を使うときは部屋に閉じこめることにした。連帯責任で、もう一匹の「キュウ」も一緒に部屋に入れると、「キュウ」が逆ギレして取っ組み合いになりボコン!ドスン!と聞こえてくる。「お願いだから、ふすまだけは破かないで」と祈るような毎日だ。メスでもチビネコ二匹だと、わんぱく坊主になると日々実感する。
「ウリ」は蛇口フェチのチビネコ。水道や浄水器を使うと、飛んでくる(最近はデブってきたので、ドスドスと足音が聞こえる)。蛇口から水が出てくるのを不思議がって顔や手を出す。この間は、ポットにお湯を入れすぎてお湯がポタポタと垂れていたところを舐めたらしく、ビックリして飛び上がっていた。やっぱりネコはネコ舌だ(ま、人間でも熱いけどね)。普通のネコなら二度と同じことはしないが、「ウリ」は学習能力というのがない。お茶を入れるのにポットからお湯を注いでだ後に、垂れるお湯をなめては飛び上がっている。「やけどするから、やめなさい」と制しても、隙をみては同じことを繰り返している。でも、一番のお気に入りは浄水器のようだ。お米をとぐ時や鍋に水を入れる時でも平気で手を出す。「毛が入るからやめて、ダメ」というが、舐めくさっているのか言うことをきかない。仕方がないので、浄水器を使うときは部屋に閉じこめることにした。連帯責任で、もう一匹の「キュウ」も一緒に部屋に入れると、「キュウ」が逆ギレして取っ組み合いになりボコン!ドスン!と聞こえてくる。「お願いだから、ふすまだけは破かないで」と祈るような毎日だ。メスでもチビネコ二匹だと、わんぱく坊主になると日々実感する。
巨大ネコの通称ニャジ君は、うち(たぶん私)は好きだけど、うちのチビネコ二匹は、どうもあまり好きではないようだ。うちの一階は二つの部屋が庭に面している。今日は、温かいので両方の窓を開けていた。ニャジ君がやってきて縁側で昼寝をしようとしていたら、うちのチビネコ二匹が網戸ごしにニャジ君を見つめてる。気がついたニャジ君は、隣の部屋の前に移動。追いかけるようにチビネコたちも移動して、また見つめてる。ニャジ君、さらに元の場所に移動。チビネコたちも移動。黙ってみていたが、そんなことを何度も繰り返している。「あんたたち、いいかげんにやめなさい。ニャジ君はうっとおしいんだって」とうちのネコに言い聞かせた。両方の窓を閉めたら、ニャジ君は落ち着いたように縁側で昼寝。うちのチビネコ二匹は、また逆ギレで取っ組み合いになり、すでに1時間近くも家中を走り回っている。うちのネコは言うことを聞かない。飼い主に似たんだろうか、だとすると、これはとーちゃん似だ。
うちのチビネコ二匹は、いつも洗面器で水を飲む。エサの横にちゃんと水入れもあるのに、そこで飲んでいる姿を見たことがない。洋ネコハーフの「ウリ」は、ネコを1ダース飼っている友人宅で生まれ、そこの家では水入れがバケツなので、「ウリ」が洗面器で水を飲むのは、なんとなく理解できる。ほぼ黒ネコの「キュウ」は、うちに来たときから水を怖がらない。普通、ネコって水に濡れるのをイヤがるのに、やっぱりへんなネコ。いつもは洗面器を洗面台に置いてあるのだけど、この洗面器を床に置くと「キュウ」は、水遊びを始めてしまう。最初は、湯加減をみるように片手を入れてかき回す。中がぬるま湯だと、両手を入れてかき回して遊び、びしょ濡れのまま部屋中を走り回り、また洗面器の中に手足を入れて今度は行水でもしそうなかっこうになるので、慌てて洗面器を元の場所へ戻す。お風呂場でも、浴槽に立ってしがみつき中のお湯をジーとみている。もう少し大きめの洗面器を置いたら、本当に自分から行水をするかなあ。ま、とにかくへんなチビネコ。
寒盛りまっただ中の洋ネコハーフの「ウリ」。人からは「可愛い顔してるね~」と言われるが、オスネコから見ると「かわいい」と思われない徴候があるようだ。まず、巨大ネコのニャジも網戸ごしに「ウリ」を見ても、そっぽを向いてしまう。今日は、庭の縁側にニャジとは違う小ぶりの茶トラ(どこかの飼い猫)が、のぞきにやってきた。とーちゃんは、窓を開けるのがイヤそうだったが、私は面白そうだったので「ちょっと会わせてあげてみて」と窓を開けておいた。「ウリ」が、網戸ごしに茶トラのオスネコの前で「うんにゃ~」と色っぽい声を出している。茶トラの目は「ウリ」より、私が食べているハンバーガーを見ている。「ウリ」は、しつこいほど「うんにゃ~」と繰り返すが、茶トラは縁側で大あくび。全く無視で興味がないらしい。「ウリちゃん、何だかまた失恋したみたいよ。あのこ、ウリちゃんのこと興味ないみたいよ」と言ったら、「ウリ」は、とぼとぼ別の部屋に行ってしまった。「ウリ」の横でほぼ黒ネコの「キュウ」もアピールしていたが、全く相手にされないのが頭にきたのか「キュウ」は、側にあったスリッパを相手に噛むは、後ろ足キックするはで逆ギレになっていた。外のネコたちは、うちに遊びにはくるが、チビネコたちの顔を見ると「まだ、ガキじゃん」と言わんばかりに興味が失せるみたいだ。「ウリ」は、ショックだったのか、今はふて寝している。ネコの世界にも好みがあるんだあ~と妙に感心してしまった。
うちのチビネコの一匹、ほぼ黒ネコの「キュウ」の盛りがおさまったと思ったら、今度は洋ネコハーフの「ウリ」に盛りがやってきた。盛ると、とーちゃんの側から離れず、うんにゃ~んとクネクネする。とーちゃんもウリのことを「ウっちゃ~ん」と呼び、おやじネコ?みたいになってしまう。うちの周囲にはネコが多く、中にはスキあらば家の中に入ってくるズウズウしいのもいる。玄関先でとーちゃんが、なにやら騒いでいる。「コラッ!ダメだ。うちの娘に近寄るな。入るな」と声がする。外のオスネコに向かってジタバタしているとーちゃんとは裏腹に、「ウリ」は玄関近くで「うんにゃ~」と色っぽい声で鳴いている。窓を開けると、網戸ごしにオスネコが見えただけで「お前はダメ」と言って窓を閉めてしまう。おいおい、いくらなんでも網戸ごしなら大丈夫だろうと、半ばあきれてしまう。色っぽさと可愛さのある「ウリ」はとーちゃんにとって箱入り娘と化している。「キュウ」は箱入り娘のネコというより、犬みたいな変な動物という感覚の方が大きいようだ。
今まで「犬の噛み癖」というのはよく聞くけど、ネコにも噛み癖がある。うちのチビネコの一匹、ほぼ黒ネコの「キュウ」は、起きて騒いで、また騒いでご飯を食べた後、約数十分の間スリッパをずーと噛んでボロボロにしようとしている。体の半分くらいあるスリッパを振り回したり、あっちへ引きずり、こっちへ引きずりと何がしたいのか見ていてもわからない。噛み癖といっても、飼い主や他の人の手を噛んだりすることはない。一番好きなのは毛がふさふさしているマット類。すでに、これらは円形脱毛症にされたので、隠してしまった。他にも押入の中の布類のものは、一通り破かれた。「キュウ」の今のマイブームはスリッパになっている。玄関にあるお客さん用のは見向きもしない。庭に面した部屋に地震がきたときに履くように緊急用としておいてある私たちのスリッパがお気に入りになっている。100円ショップで買ったスリッパなので、片足分50円と考えれば安いおもちゃだと思って怒らず勝手に噛ませている。すでに、とーちゃん用の片方は穴だらけになり、中身が出てきそうなくらいになっている。歯で噛んだ穴は、キリトリ線のように見えてくるから不思議だ。以前いたネコのターちゃん用に使っていたペットを入れるバッグを見たら、ほぼ新品並にきれいだったはずなのに、手提げ部分が切れそうなくらいボロボロになっていた。気がつかない間に、布団に使っているマットにもキリトリ線があちこちついている。ネコを飼っているつもりなのに、噛み癖の犬がいるみたいだ。「キュウ」の次ぎのマイブームは、何になるのだろう・・・。
これが、巨大ネコの通称ニャジ。この写真だと、普通に見えるかもしれないが、今はこの縁側の板が隠れるほど横幅があってデカくなっている。ここ数日見かけなかったが、さっき二階のベランダまで上がってきて呼ぶので、少し話しかけてあげて人差し指で、ニャジの鼻を触ってあげた。二匹のチビネコたちは、網戸ごしにニャジを見て大興奮していたが、ニャジは全く興味がないらしい。時々来ては、私が話しかけて鼻を触ると満足してどこかに行ってしまうという変なネコ。用心棒のつもりなんだか、ここは自分の縄張りだと絶対に譲りたくないのか、あっちこっちにマーキングしていく。ニャジ君、気持ちは分かるが、その度に掃除する私の身にもなってくれ。と、どんな外国語を覚えるよりネコ語をしゃべれるようになりたい。
うちの庭に時々遊びにやってくるネコの中で、見かける度に笑ってしまうのがいる。通称、まゆ毛ネコ。全身は白なのだけど、目の上にまゆ毛のように黒い模様が左右にある。子猫の頃から見かけていたが、小さい時はこの模様が、小さい黒丸模様で、麻呂のようだった。とーちゃんが最初に見つけ「マジックで書かれたような麻呂みたいな子猫がいた」と言っていた。私は見かけることがなく、そんなネコいるわけないよとばかりに聞いていた。ある日、うちの前でこのネコと遭遇。お互いにフリーズして見合ってしまったが、私が「ブッ」と吹きだして笑ったら、一目散に逃げてしまった。最初は麻呂ネコだったのに、今はまゆ毛になってしまった。このまゆ毛ネコはオスらしく、巨大ボスネコのニャジと縄張り争いを時々している。まゆ毛ネコの方が体は小さいのに、いつも傷一つない。巨大ボスネコのニャジの方が、いつも顔や耳が傷だらけになっている。本当のボスは、まゆ毛ネコなのかも。この写真は、まゆ毛ネコが庭の縁側の下からうちの中をそーと覗いている時に、慌てて写したのでちょっとピンボケ。警戒心が強いのと神出鬼没なので、これ1枚がやっと。このネコには悪いけど、顔を見る度に笑ってしまいます。
昨晩は二匹のネコに一晩中、いじめられた。どういうわけか、私の布団の上を頭から足へと縦に何度も往復して踏みつけられていた。このところデブってきた「ウリ」は高いところから私の顔をめがけて飛び降りる。押入のふすまは、破かれないように少し開けてあるが、それ以外のふすまにツメをかけて「ガリガリ」とひっかく。破くと怒られるのを知っているのか、破くことはしない。私が起きて布団からでるまで音をさせて嫌がらせする。そんなわけで、今日の私はヘナヘナです。ほぼ黒ネコの「キュウ」は、まだちょっとプチ盛りが続いている。単純な発想で、寒盛りというくらいだから、体が温まれば少しはおとなしくなるかと思って、「キュウ」に小型犬用のシャツを着せてみた。これが気にくわないのか「キュウ」は、とーちゃんのスリッパを持ってきて、噛みちぎっている。「キュウ」は、ネコというより犬のように、なんでもかんでも噛みちぎってボロボロにする、かんしゃく持ちのチビネコです。一体どれだけのものをボロボロにしたら気が済むんだろう。