WHOがインフォデミック対策。
さすがに今の状況がこのような事になっているのは、万人が認識しているところであり、インフォデミック対策の会議開催。
オンラインで1300人結んで7月6-7日開催。
インフォデミック対処のフレームワークはこちら。
https://www.jmir.org/2020/6/e19659/
WHOがインフォデミック対策。
さすがに今の状況がこのような事になっているのは、万人が認識しているところであり、インフォデミック対策の会議開催。
オンラインで1300人結んで7月6-7日開催。
インフォデミック対処のフレームワークはこちら。
https://www.jmir.org/2020/6/e19659/
新型コロナの情報発信、Youtube界隈の状況はどんな感じなのか。バージニア大らの報告。
米国におけるYoutube113サイトの分析。信頼できるのはマスメディア運営のサイトで、個人のはミスリーディングな割合が多く、公的機関のは存在感なし という結果。対象がYoutubeで、HPではないので少し感覚が違うかもしれませんが、米国と日本、分析と庶民感覚、についても違いが感じられ興味深い報告です。
なんとなく、日本では、「マスコミは偏向していて、個人は自分が信じる〇〇先生がいつも正しくて、でも結局はお上のサイト」という感じかなとも思います。
https://www.tandfonline.com/doi/full/10.1080/17441692.2020.1761426
ここのところいくつかの番組内で説明法。
これまで、大きくメディアに取り上げられ一般社会にイメージが植え付けられたものに、
新型インフルエンザH1N1(2009)、エボラ(2014)、SARS(2003)、MERS(2012からだけど実質的に2015の韓国報道から)があります。これらは割とよく世間の頭に残っているので、ざっくりとたとえに使えます。これらを〇〇モデルとして利用。
SARSモデル:人権を横においた封じ込め策プラス、よくわからん要素も加わり、抑制⇒消滅。
インフルエンザモデル:感染者がわーっと広がり、免疫もった人が増えて、集団免疫的におさまっていった
エボラモデル:封じ込め策をとろうとしたけれど、民衆が従わなくて、襲撃やら隔離された家族の奪回やら病院の放火やらが起こって、流行がおさまらない。2018年にはじまった流行が、2020年になっても。
ツッコミどころがあるのは重々承知しておりますが、これぐらいのざっくりした説明がイメージもってもらうのに良いのかなあとスタッフの反応みながら思っています。
さしあたって、今回なら、
初期の説明としては、「SARSモデルが基本でしょう。強力な中国当局の封鎖策で人民が従ってくれれば。でも、人民が爆発してしまえばエボラモデルも頭の片隅におきましょう」
ここ最近は、ご存知のとおりの状況ですから、「そろそろ頭を切り替えましょう。インフルエンザモデルです。誰も免疫もってないところにざざざーっつと広がり、大部分は軽症や無症状でおわりつつ、社会に免疫が普及してゆきます。いったん罹ってなおった人は”最も安全な人”です。そして、免疫もった人が普及しておさまってゆくというシナリオも考えましょう。もうそろそろ」と。
教育番組でも報道番組でもない、沢尻エリカと尺をとりあわなければならない情報番組では、こんな感じかなあと思っています。
まあ、またいずれ今回やった工夫を含め、リスコミ系の演題発表やペーパーででも共有しようと構想中。
お風呂のおもちゃ、アヒルさん。これが病原体の巣窟であるとスイスの報告。
お風呂に入ったらアヒルさんのおもちゃで遊ぶ、誰しも経験(当サイトに来られるみなさんはパパママとして、まさに今使っていらっしゃる方も多いと思います)あるところですが、あの内部にはレジオネラやら緑膿菌やらがうようよと証明。
う~ん、あの、お風呂のアヒルさん、水鉄砲のようにピューって子供と遊んでる人は多いでしょう。そのかわいいお口から出てくるのが7500万のレジオネラや緑膿菌というのは(想像は難しくないにしても)シュールな光景ですね。子育て中の人はご用心!
https://www.statnews.com/2018/03/27/rubber-ducky-bacteria/
世界銀行が「次」のパンデミック前提でシュミレーションをやっています。
世界銀行も、これまでの政治経済分野から一歩でてパンデミック対策に目を向けはじめ、昨年からパンデミックシュミレーションをやっています。しかしながら、不十分なことも多々あり、政府体制のこと、そしてリスクコミュニケーション・クライシスコミュニケーションについて強調されています。パンデミックにおける流言と社会不安について、管理人自身がSARS@北京で身に染みて(当サイトをはじめて10年以上継続している動機のひとつにもなり)、ここ最近はMERS・EVD・デングジカ・ヒアリと毎年のように経験しています。そしてSNSの登場で、それはSARS当時よりより対処は難しくなり、世界銀行もそれを認識して架空のインスタ投稿がシュミレーションのなかに含まれてきています。ここらへんはいたちごっこの様相も呈していますが、流言対策には、たとえば熊本地震でライオン脱走流言の発信主が逮捕された如く、(世界銀行が言っている保健当局と財務・観光当局だけでなく)、情報当局・警察当局との協調も必要でしょう。
次のパンデミックのとき、日本国内の状況は過去に比べてベターなことになっているのかいなか、”その時”どうだろう・・・
約1年ぶりに大韓航空に乗ってシートポケットをのぞきこんだら・・・
韓国CDC制作のこんなマップが各シートポケットに入っていました。
検疫感染症と、モニタリング期間。世界地図にそれが存在する場所が記してあります。
韓国CDCのクレジット。
こちらは、韓国CDCと大韓航空、両者のクレジット入り。
機内の退屈な時間を、乗客のみなさんに「国境を越える感染症」の理解に費やしていただくのはリスクコミュニケーションの手段としてかなり有効ではと思います。
まあ、今回の趣旨は、「これらの国から韓国に入るなら必ず質問票を検疫カウンターに提出せよ。怠ったら罰金だよ!」と周知するのが第一のようではありますが。(その罰金の額が、地図版では1000万ウォン、一覧表版では700万ウォンと食い違うのがなんとも雑ですが、いずれにしても車1台買えそうな額で大変です)
手前味噌ですが、管理人もPeachの機内誌にこんなの書かせていただいたことがあります。韓国CDCもおなじ発想って、なんだか愉快ですね。
kk
WHOの新たな危機管理担当者就任、地に落ちたWHOの評判を立て直せるか調の報道とインタビュー。
ケイジ・フクダ氏の多剤耐性菌担当への異動以来、緊急対応で影の薄くなったWHOですが、今後、この歴戦の勇士の顔が世界の現場現場でケイジフクダ氏なみの存在感発揮するのでしょうか。
そういえば、いまWHO以上に影の濃い人といえば米CDCのフリーデン長官ですが、こちらの運命はトランプ政権下どうなるのでしょうか。
https://www.statnews.com/2016/11/15/who-health-emergencies-peter-salama/
The successful applicant: Dr. Peter Salama.
WHOのリスクコミュニケーション。流言をきちんと否定。今回否定されている流言は
それぞれについて、丁寧な否定の根拠が記されています。クリックしてご覧ください。
http://www.who.int/emergencies/zika-virus/articles/rumours/en/
19 February 2016
タイのMERSでは首相のリスコミがうまく、I cannot control the disease (MERS),と絶妙なタイミングで入れてます。また、経済的影響により気がつかわれているのも特徴。
MERS対策には国民ひとりひとりの協力が必要だと強調してI cannot control the disease (MERS),で〆るのはうまいですね。ともすれば、お上に「箸の上げ下ろしまで指示を仰ぎ」「当局・権威に依存的」な我々日本社会においても、いっぺん首相・官房長官・厚労大臣が揃ってWe cannot control the disease (時の感染症),とやれば国民の覚醒なるでしょうか。
ソースはBernama
http://www.bernama.com/bernama/v8/wn/newsworld.php?id=1145760
Thailand Confirms First MERS Case, Urges Public Not To Panic
ウェブ魚拓
http://megalodon.jp/2016-0626-1827-59/www.bernama.com/bernama/v8/wn/newsworld.php?id=1145760
飛行機のったら隣の客がグシュグシュいってます。大丈夫でしょうか? と素朴に聞かれたとき、わかりやすく説明するとどうなるか。ひとつの見本@CDC。
「機内はHEPAフィルターという高性能フィルターをたえず通されてしまいますから、まず感染が拡がることは考えにくいです」というのは空気感染向けの説明で、飛沫感染向けの説明は、「まず無い」ではなく7.7%、3.6%という具体的数字ですね。通勤電車でもある程度応用のきく数字でしょう。 機内でN95をはめつづけるのが現実的かどうかはおいといて(静かに座っているだけなら、そして受験前とか商談前とか特殊なプレッシャー状況なら有りえますね)、マスクは有効だとup to 90%と明快に言い切っています。
ソースはNorthwest Arkansas Democrt Gazette
http://www.nwaonline.com/news/2015/apr/06/more-distance-face-mask-help-avoid-germ/?features
Posted: April 6, 2015 at 1:57 a.m.