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サル痘monkeypox、ECDCのリスクアセスメント

2022-05-29 01:55:40 | サル痘 monkeypox

欧米を中心に拡大しつつある(5/26現在)サル痘(monkeypox)。 どうも一過性に終わりそうにはない状況になってきており、ECDCがリスクアセスメント発表。

感染者の皮膚病変からの感染物、飛沫などから。

  • 現時点においては男性→男性の性行為(MSM)が主流。局所症状からも、性交感染が主と思われる。
  • セックスパートナーが複数例でリスク高。
  • 現状では大部分が軽症例であるが、小児・妊婦など重症化する可能性のある群もあり。重症化例については正確に検討されているとは言い難い。
  • 現時点の評価はセックスパートナー複数例、MSMでは中等度。その他は小
  • 治療は二次感染予防を含めた対症療法。
  • ワクチンは感染者接触例の曝露後予防については考慮しうる。しかしコストベネフィットの検討は注意深くされるべし。種痘(天然痘ワクチン)情報は不足。抗ウイルス薬は潜在的に重症例の治療としてありうる。
  • 感染者は発疹消失まで隔離されるべきで、免疫不全者やペットとの接触を避けるべき。セックス自粛、濃密接触自粛も発疹消失まで避け、原則として自宅隔離にて対症療法を。
  • 濃厚接触者は、最後の接触から21日間、自己観察すべし
  • 医療従事者は、疑い例や感染者のケアでPPE着用すべし
  • 濃厚接触者は最終接触から21日間、献血や臓器ドナーは避けるべし
  • リスクコミュニケーションは地域活動にて注意喚起、情報提供
  • リスコミの重点は、密接な接触で感染、特に家庭内、性交ルート。
  • 同時に、広範囲に容易に広がってゆくものでは無いという点も。
  • ヒト→動物感染の可能性あり、獣医領域との協調要。ペットへの感染、そして野生へと拡大を防ぐことを。

まずは性交を含む濃厚接触、そしてペットなど動物に注意が強調されています。

今後の展開に注目。

 

Risk assessment: Monkeypox multi-country outbreak

Risk assessment: Monkeypox multi-country outbreak

Cases of monkeypox (MPX) acquired in the EU have recently been reported in nine EU Member States (Austria, Belgium, France, Germany, Italy, Portugal, Spain, Swed...

European Centre for Disease Prevention and Control

 

 

https://www.ecdc.heuropa.eu/en/publications-data/risk-assessment-monkeypox-multi-country-outbreak

 


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