カンボジアに行くたびにお世話になっている方の一人が通訳のポゥキィさん。
はじめて逢ったときは18歳くらいでした。
決して日本語が堪能という訳ではないですが、その優しく穏やかな人柄に魅かれ、
いつも指名して通訳をお願いしています。
ある時、日本から同行された方が、バスの中で彼に質問しました。
「もし、沢山お金があったら何が欲しいですか?」(如何にも日本人的な質問ですね)
その時、彼は一瞬考えてから、決然として言いました。
「欲しいモノは何もありません」
「もし、お金が有ったら、日本に行って日本語をもっと学びたいです。
日本の歴史や日本人の考え方を知りたい。その上で、私たちの国の伝統や文化を
きちんと伝えたいのです」
この答えに、一同は感動し、彼のことを一層好きになったのです!
それから十数年後、ポゥキィさんが結婚することを知り、私はプレゼントを送りました。
「二人で人生の時を刻んで欲しい」という願いで、掛け時計を。
いつも、ボロボロの靴をすり減らしていたので、加えて仕事用の革靴を。
素敵な彼女の写真と共に、丁寧なお礼状が直ぐ届きました。
はじめて逢ったときは18歳くらいでした。
決して日本語が堪能という訳ではないですが、その優しく穏やかな人柄に魅かれ、
いつも指名して通訳をお願いしています。
ある時、日本から同行された方が、バスの中で彼に質問しました。
「もし、沢山お金があったら何が欲しいですか?」(如何にも日本人的な質問ですね)
その時、彼は一瞬考えてから、決然として言いました。
「欲しいモノは何もありません」
「もし、お金が有ったら、日本に行って日本語をもっと学びたいです。
日本の歴史や日本人の考え方を知りたい。その上で、私たちの国の伝統や文化を
きちんと伝えたいのです」
この答えに、一同は感動し、彼のことを一層好きになったのです!

それから十数年後、ポゥキィさんが結婚することを知り、私はプレゼントを送りました。
「二人で人生の時を刻んで欲しい」という願いで、掛け時計を。
いつも、ボロボロの靴をすり減らしていたので、加えて仕事用の革靴を。
素敵な彼女の写真と共に、丁寧なお礼状が直ぐ届きました。