風極の岬 えりも 法光寺住職の「善き人々に出逢う旅」

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えりも百人浜の一石一字供養塔に掌を合わせる

2015-07-26 21:46:59 | 日記

えりも岬沖は、強風の荒波のため昔から、海難事故が多いのです。
江戸時代、南部藩の御用船が難破し、百余名の乗組員が飢えと寒さの為息絶えたと言われています。
その慰霊のためと、沖を通る船の航海安全を祈願し、「一石一字」供養塔が建てられました。
花崗岩の石に、漢文の碑文が刻まれています。
蝦夷三官寺の一つ、えりも町のお隣様似町等樹院の住職の発願で、文化三年(1806年)に建立されたもの。

久し振りに訪れて、先人たちの御霊に合掌しました。
風も波も穏やかな、静かな日でありました。