風極の岬 えりも 法光寺住職の「善き人々に出逢う旅」

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台北のお寺の龍の爪

2015-07-20 20:11:20 | 日記
台北のお寺は、色彩の装飾が豊かです。
タイやカンボジアのお寺とはまた違う趣き。

眼をひかれたのは、それぞれのお寺の鮮やかな龍の姿です。
そのなかでも気になったのは、爪の数。

中国五行思想から出ていると言われる五本の爪は、皇帝を表しています。
我が国ではどうやら、三の方が多いようですが
(すなわち三とは天・地・人を意味し、縁起が良い数として好まれました)

さて、台北のこのお寺の龍は?
権威の象徴としての爪の数の違いによるものなのでしょうか。
ガイドさんの説明では、そんな感じでした。
五は皇帝、四は諸侯、三は大夫(官僚)という格付けです。

因みに京都天竜寺の「雲龍図」は、是非一度拝見したいと思っています。
八方にらみの天井画として有名ですね。
日本では珍しい五爪の龍で、大好きな加山又造画伯の作です。
観光客の少ない時期にゆっくり訪れたいと、願っています。