1989年の映画『非情城市』は、二・二八事件を描き、台湾で空前のヒットとなりました。
今年三月、お彼岸のお詣りを終えてから、この映画のロケ地「カウフン」を訪れました。
肌寒い天気でしたが、大勢の観光客と共に、暮れゆく景観を楽しむことが出来ました。
ノスタルジックな風景は映画の通りで、お洒落な茶藝観や土産物店が軒を並べている空間。
『千と千尋の神隠し』のモティーフともなったといわれる、美しい坂の街です。
(注 ジブリ・宮崎は公式に否定しているそうですが)
「九分(カウフン」とは台湾語で「開墾した土地の持ち分を九人で分けたもの」という意味だそうです。
貧しい村でありましたが、19世紀末に金の採掘が開始され、日本統治時代に最盛期を迎えます。
しかし、金鉱が閉山されてから町は急速に衰え過疎になりました。
映画のヒットをきっかけに町おこしに取り組んだ結果、台湾有数の観光地になった、というのです。
2007年には、林雅行監督・脚本のドキュメンタリー映画『風を聴く~台湾・九フン物語~』
も制作されました。(こちらは、残念ながら観ていません)
同行された日本の方々も、なにか郷愁を誘う風景に、飽きずに魅入っているようでした。
毎日法事に明け暮れる三連休の中、四か月前のゆったりした時間が、懐かしくてたまりません。
今年三月、お彼岸のお詣りを終えてから、この映画のロケ地「カウフン」を訪れました。
肌寒い天気でしたが、大勢の観光客と共に、暮れゆく景観を楽しむことが出来ました。
ノスタルジックな風景は映画の通りで、お洒落な茶藝観や土産物店が軒を並べている空間。
『千と千尋の神隠し』のモティーフともなったといわれる、美しい坂の街です。
(注 ジブリ・宮崎は公式に否定しているそうですが)
「九分(カウフン」とは台湾語で「開墾した土地の持ち分を九人で分けたもの」という意味だそうです。
貧しい村でありましたが、19世紀末に金の採掘が開始され、日本統治時代に最盛期を迎えます。
しかし、金鉱が閉山されてから町は急速に衰え過疎になりました。
映画のヒットをきっかけに町おこしに取り組んだ結果、台湾有数の観光地になった、というのです。
2007年には、林雅行監督・脚本のドキュメンタリー映画『風を聴く~台湾・九フン物語~』
も制作されました。(こちらは、残念ながら観ていません)
同行された日本の方々も、なにか郷愁を誘う風景に、飽きずに魅入っているようでした。
毎日法事に明け暮れる三連休の中、四か月前のゆったりした時間が、懐かしくてたまりません。