既に遥かな過去のものとなってしまいましたが、表記の「太鼓台文化の歴史展」は、2013.7.20(土)~9.1(日)の約40日間にわたり香川県観音寺市にて開催されました。第3回目の瀬戸内国際芸術祭が同市沖の伊吹島でもその年に初めて開催され、この展はその後援事業として開催されました。次のポスターはその折のものです。本ブログ(太鼓台文化・研究ノート~太鼓台文化圏に生きる~)は、展の監修及び展示説明等に関わった観音寺太鼓台研究グループ関係者が運営しています。
会場となった総合コミュニティセンターと隣接する郷土資料館では、その時点での可能な限りの①太鼓台文化に関する客観的で公平な情報発信を心掛けること、②四国の太鼓台に共通する装飾刺繍の発展過程を探求すること、③太鼓台装飾刺繍と地芝居(農村歌舞伎)古刺繍との密接な関係性の探求等を展示コンセプトとして、瀬戸芸に来られた方や市内外の方々に「西日本各地に広がる太鼓台文化の概要を理解していただき」、同時に「各地・各人それぞれが太鼓台文化圏の一員である」ことを自覚していただくことを標榜したものでした。
そのため、展に訪れた方々が太鼓台文化に対する理解度がどの程度深まったか、また展示コンセプトに基づいて展示した内容等が来館の皆様にどのように受け入れられたか等を確認し、今後の参考とさせていただくために次のようなアンケートを実施しました。
そして、以下がアンケートの集約結果です。
以下のご意見等の( )内は、年齢・男女の別・来館者の住所を示しています。
以上がアンケート結果の内容です。ほぼ7年前になりましたが、展示品の借用や会場の冷房等に心を砕いたこと、多くのボランティアの皆様に支えられて長丁場を乗り来れたこと、来館された皆様にできるだけの説明を心掛けたこと等が懐かしく思い起こされます。展は既に過去のものではありますが、頂戴したご意見等を読み直してみると、来館された皆様の熱い思いを感じ、改めてこの文化圏の一人ひとりの生き様に触れることができるように思います。郷土の伝統文化-厳しい時代ではありますが、大切に伝承していかなければなりません。
写真は、その折の展のスナップです。なお「太鼓台文化の歴史展」でネット検索していただければ、その当時の“来館感想記”的な多くの個人記事に、現在も接することができます。
参考:貝塚市の取り組みとして、市独自の注目施策が実施されています。具体的には本項をご参照ください。
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