大府市議会議員 たかばとくこ の日々

2007年、政治の素人が議会に飛び込んでみました。

議会事務局研究会 第2回シンポジウム報告 その2

2012-06-25 20:55:01 | 政務活動費(政務調査費)
その1の続きです。
レジュメに自分で書き込んだメモをレポートに起こしたもので、動画・音声などでそのメモの正誤を取ってはいないことをご了解のうえでお目通しください。

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基調講演「議会改革を診る~議会の変容と議会事務局」
慶応義塾大学法学部教授・前総務大臣 片山善博 氏

 地方分権・地域主権改革で補助金の一括交付金化、国の関与の縮減は、すなわち地方の責任、議会の責任が拡大したということ。住民自治の拡大に向けた動きのなか、地方議会の議決責任だけでなく、政策立案力も高めねばならない。その議会が持つ大きな役割「立法機能」「チェック機能」の強化が必要として①立法②調査研究機能③専門家の知見④公聴会・参考人質疑の項目でお話いただいた。

立法=条例づくりにおいては、執行部が手をつけていない分野で考えてはどうだろうか
調査研究機能=自分で何でもかんでもやろうとしない、事務局に調べてもらう、執行部の言うことは人としては信用してもチェックは疑ってかかる
専門家の知見=枠があるからと視察に使うのでなく、そのお金を大学・研究機関との連携にあてては如何。研究機関も現地フィールド・検証の場を求めており地域研究機関との共栄にもなる
公聴会・参考人質疑=結論ありきでない人、立場が明確でない人も含めて開催しては

 そして、議会が自立してこうした機能を発揮し責務を果たすには、
「議案を吟味するために必要な資料が揃い、国の方針や中央官庁発出文書など情報の伝達がされること」
「地域の課題を主体的に取り上げること(例・亀岡市の事故現場は危険とわかっていたなら、市に管理権限を移し市が自分たちで交通安全施設を置いたらどうだったか)」
「議員の自立と説明責任」
が欠かせないとされた。
 住民に開かれた議会については、
住民が主役になっていない
密室でものごとが決まっていることはないか
との指摘があり、「多くの市民に参加してもらってワークショップで考えると決めようとすると今の会期制では難しい」と会期制についてもコメントされた。
 最後に、議会事務局のミッションは何か、について
「議会事務局のミッションが揺らいでいるのは、議会のミッションが揺れているから」
「事務局のミッションは、議会のミッションによって変わる」
とし、議会改革は議会のミッションが間違っているからそれを正すために起こる動きであるとしたうえで
「議会のミッションは、①住民のために②住民が安心して暮らせるために③住民が安定して生業にいそしめるように」=「事務局のミッションは、①住民のために②議員が質の高い仕事ができるようにサポートすること」
との見解で締めくくられた。

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コピー掲載にあたり、改行や強調文字等で整頓したほかはそのままの文章なのですが、ところどころおかしいところがありますね…もう少し見直して提出すれば良かったなあ…

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