6月16日(土) 大阪で行われた
議会事務局研究会 第2回シンポジウム「議会改革、初動期から第二期を迎えて~新時代を乗り越えるための議会と事務局の明日~」
に参加しました。政務調査費を使ったため、政務調査費報告書にまとめました。
報告書そのままをこちらに転載します。長いので何回かに分けますね。
なお、レジュメに自分で書き込んだメモをレポートに起こしたもので、動画・音声などでそのメモの正誤を取ってはいないことをご了解ください。
では、その①スタート↓
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事例報告「議会事務局研究会の取り組み・事務局職員の意識改革」
報告者;和泉市職員 奥山高起 氏
議会事務局研究会は、各地の議会の自主的な取り組みや幾度の自治法改正を経て本格化した地方議会改革のなか、改革を支える条件整備として事務局の体制強化が不可欠であると考え、事務局がどうあるべきかを実務面から探るためにスタートした。平成21年8月に関西を中心とした12名で発足し、現在オブザーバーを含め34名。22年に中間報告書「今後の議会改革の方向性と実務上の課題、特に議会事務局について」、23年に最終報告書「議会事務局新時代の幕開け」をまとめ公表。23年6月に京都で第1回シンポジウムを開いた。
研究会の研究成果のひとつに「事務局体制強化のためには事務局職員の意識改革が不可欠」との結論を得た。
事務局職員は「議員の言うことだけすればいいのか、顧客は誰なのか、果たすべき役割は何か」
奥山氏は大阪市、警視庁に勤務経験があり、研究会発足当時に和泉市議会事務局勤務(現在は危機管理に異動)。議会事務局以外の職員経験を踏まえた自身の視点からの分析と、過去の研究会のアンケート結果を織り交ぜて事例報告がなされた。
意識停滞を生み出す現状を「意見・提案しない=主体性がない」「議員から責められない=緊張感がない」「職員から責められない=虎(議員)の威を借る」「住民から責められない=責任がない」と分析。意識改革を図るための視点として①事務局職員特有の課題②執行機関と事務局職員との関係③議会議員と事務局職員の関係 の3つについて考察された。執行機関の職員と敵対関係とも見られる事務局職員は不安感と孤独感を抱えている。議員のお手伝い役だけかに見られるが、その事務局職員の自己保身が議会改革を停滞させる(=お手伝い役程度であれば、本体の停滞は招かないはず、職員が議会改革に影響力を持っている)。こうしたことから、議会と事務局かチームとして共同できる環境を作ることが処方箋、とし、目的意識を共有すること、チームとして行動すること、結果を積み上げる など意識が高まる仕組みを用意し、意識改革を行うとの提案がされた。しめくくりに「あなたは、何のために事務局にいますか?」との投げかけがされて終了した。
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その②に続く
議会事務局研究会 第2回シンポジウム「議会改革、初動期から第二期を迎えて~新時代を乗り越えるための議会と事務局の明日~」
に参加しました。政務調査費を使ったため、政務調査費報告書にまとめました。
報告書そのままをこちらに転載します。長いので何回かに分けますね。
なお、レジュメに自分で書き込んだメモをレポートに起こしたもので、動画・音声などでそのメモの正誤を取ってはいないことをご了解ください。
では、その①スタート↓
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事例報告「議会事務局研究会の取り組み・事務局職員の意識改革」
報告者;和泉市職員 奥山高起 氏
議会事務局研究会は、各地の議会の自主的な取り組みや幾度の自治法改正を経て本格化した地方議会改革のなか、改革を支える条件整備として事務局の体制強化が不可欠であると考え、事務局がどうあるべきかを実務面から探るためにスタートした。平成21年8月に関西を中心とした12名で発足し、現在オブザーバーを含め34名。22年に中間報告書「今後の議会改革の方向性と実務上の課題、特に議会事務局について」、23年に最終報告書「議会事務局新時代の幕開け」をまとめ公表。23年6月に京都で第1回シンポジウムを開いた。
研究会の研究成果のひとつに「事務局体制強化のためには事務局職員の意識改革が不可欠」との結論を得た。
事務局職員は「議員の言うことだけすればいいのか、顧客は誰なのか、果たすべき役割は何か」
奥山氏は大阪市、警視庁に勤務経験があり、研究会発足当時に和泉市議会事務局勤務(現在は危機管理に異動)。議会事務局以外の職員経験を踏まえた自身の視点からの分析と、過去の研究会のアンケート結果を織り交ぜて事例報告がなされた。
意識停滞を生み出す現状を「意見・提案しない=主体性がない」「議員から責められない=緊張感がない」「職員から責められない=虎(議員)の威を借る」「住民から責められない=責任がない」と分析。意識改革を図るための視点として①事務局職員特有の課題②執行機関と事務局職員との関係③議会議員と事務局職員の関係 の3つについて考察された。執行機関の職員と敵対関係とも見られる事務局職員は不安感と孤独感を抱えている。議員のお手伝い役だけかに見られるが、その事務局職員の自己保身が議会改革を停滞させる(=お手伝い役程度であれば、本体の停滞は招かないはず、職員が議会改革に影響力を持っている)。こうしたことから、議会と事務局かチームとして共同できる環境を作ることが処方箋、とし、目的意識を共有すること、チームとして行動すること、結果を積み上げる など意識が高まる仕組みを用意し、意識改革を行うとの提案がされた。しめくくりに「あなたは、何のために事務局にいますか?」との投げかけがされて終了した。
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その②に続く