老朽原発うごかすな!実行委員会Blog

原発うごかすな!実行委員会のblogをお借りしています。
連絡先:saikadouyamete@yahoo.co.jp

12.8 (日)とめよう!原発依存社会への暴走 関電包囲大集会

2024-10-29 16:24:34 | 老朽原発うごかすな!実行委員会


12.8(日)とめよう!原発依存社会への暴走 関電包囲大集会

      ~老朽原発うごかすな
      ~原発やめて自然エネルギーへ
      ~使用済み核燃料ふやすな

◇原発の風下・米原市の前市長=平尾道雄さんがアピール

◆と き:13:00~14:30
◆ところ:関西電力本店前(大阪市北区中之島)

◇集会後、徒歩で西梅田公園まで移動(約7分)

◇15:00 西梅田公園からデモ出発→大阪駅前(梅田OSビル)まで
◇16:00すぎ、解散

◆主 催:老朽原発うごかすな!実行委員会


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


「原発依存社会」に向かって暴走する政府と電力会社に「NO」を!

自然エネルギーへの完全転換を求めよう!



■福島第一原発事故、能登半島地震の悲惨を経験しても原発依存を止めない政府

福島第一原発事故の現地は、いまだに「原子力緊急事態宣言」下にあり、
復旧とは程遠い状況にあります。また、本年元日の能登半島地震は、
原発は地震に脆く、地震に伴って過酷事故が起これば、避難も屋内退避も
困難を極めることを再認識させました。

それでも「原発依存社会」へ暴走する岸田政権(その後を継いだ石破政権も)
昨年5月末に成立させた原発推進法(「GX束ね法案」)の実体化のために、
「脱炭素・AI時代に対応するために、原発・再エネの最大限活用」を進める
とする第7次エネルギー基本計画の決定に着手しています。

既存原発の再稼働、40年超え運転をさらに進め、60年超え運転も拡大し、
原発リプレース、新設も俎上に上らせようとしています。
原発を「ベースロード電源」と定め、石炭火力まで維持しようとする、
脱原発に向かう世界の流れへの逆行です。


■老朽原発依存経営の泥沼にのめりこむ関西電力(関電)

関電は、原子力規制委員会から高浜3、4号機の20年間運転延長の認可を
得ました(本年5月)。MOX燃料を使用する原発の40年超え運転は初めてです。

これで、来年には、関電の稼働可能な原発7基の内の5基が40年超え運転となります。

高浜1、2号機、美浜3号機は、もうすぐ50年超えの超老朽原発です。
老朽原発では、交換不可能な圧力容器の脆化が進み、点検や交換が
難しい配管、送電ケーブルの損傷も進んでいます。


■老朽原発運転の暴挙を許してはなりません

使用済み核態料の行き場はありません。
新しい使用済み核態料を保管するプールが倒壊すれば大惨事に至ります。

発生直後の使用済み核燃料は、膨大な放射線と熱を発しますから、
燃料プールで水冷保管しなければなりません。
そのプールが満杯になれば原発を運転できなくなるため、
電力会社や政府は、放射線量と発熱量が減少した使用済み核燃料を
乾式貯蔵に移して、プールに空きを作ることに躍起です。

できた空間に新しい使用済み核燃料を入れた燃料プールが崩壊すれば、
大惨事に至ります。乾式貯蔵に移した使用済み核燃料の行き場はありません。

使用済み核燃料の発生源・原発を全廃しましょう!


■核エネルギー、化石燃料エネルギーと決別し、自然エネルギーへ

今、世界は原発縮小、自然エネルギーへ向かっています。
自然エネルギーのみを利用すれば、
①燃料費はほぼゼロですから、コストは原発に比較して圧倒的に安いのは当然で
②地球環境の保全にも有効です。
③自然エネルギーは、供給が国際情勢の影響を受け難い自前のエネルギーです。
④大地震が発生しても過酷事故に至ることもありません。

このような視点からも、原発依存の理不尽は明らです。
目に見え、耳に聞こえる行動の高揚によって、原発全廃を実現しましょう!





チラシのダウンロードは → コチラ

◆カンパをお寄せくださったみなさま(団体名)→ コチラ

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<報告> 9.23 老朽原発うごかすな!高浜全国集会 あふれる熱気

2024-10-08 17:12:45 | 老朽原発うごかすな!実行委員会
臨場感あふれる集会の模様・発言内容やデモの様子は,
以下の動画をご覧ください

↓ ↓ ↓
(集会)https://youtu.be/qZN0W_4cASY?si=sMyLfDGia1FQs-bU
(デモ)https://youtu.be/drAgTAeZBos?si=yoimXvaJK0TtH7F3


■■ 9.23 老朽原発うごかすな!高浜全国集会 あふれる熱気 ■■■




9月23日、高浜町文化会館で開催された「高浜全国集会」
(主催:老朽原発うごかすな!実行委員会)には、
関西、福井、石川、富山、愛知、岐阜、首都圏、四国など
全国から約360人のご参集を頂き、原発現地で
「老朽原発うごかすな!」の大きな声を挙げることができました。
拍手の多い、活気溢れる集会でした。

なお、高浜原発北ゲート前での前段行動には、180人のご参加をいただき、
断固としたシュプレヒコールと申し入れによって、
老朽原発にしがみつ関電を糾弾しました。










高浜町文化会館での集会は、小浜市議会議員の世戸玉枝さん
の司会により開会しました。

主催者挨拶で中嶌哲演さんは、
「今や福井県議会の自民党会派の県議すらも、3基の老朽原発の
即時停止を関電に要求している。杜撰なロードマップが破綻したにも拘らず、
関電は老朽炉を停止するという約束を履行しないから」と指摘し、
「来る総選挙で、原発依存・回帰の保守政権を退場させよう」
と結びました。




次いで、前日の豪雨を押して珠洲市から駆け付けられた
志賀原発廃炉訴訟原告団長の北野進さんが
「能登半島地震を教訓に原発全廃を!」と題した講演で、
かつての原発建設予定地で国内最大級の内陸地殻内地震が発生し、
世界にも例を見ない規模で地盤が隆起したことを指摘し、
聞く者をして「地震大国日本に原発はあってはならない」こと、
「珠洲原発の建設を阻止した運動が大惨事を回避させた」こと
を再認識させました。




福井地裁で「原発は地震に耐えられない」として
原発を止めた裁判官・樋口英明さんは、原発の本質を、極めて簡潔に、
①人が管理し続けないと暴走する、
②暴走したときの被害は想像を絶するほど大きい装置であるとし、
このような装置は、原発以外にないことを理解することの大切さを強調しました。




核燃料廃棄物搬入阻止実行委員会事務局長の中道雅史さんは、
青森からビデオメッセージを寄せ、
むつ市の使用済み核燃料中間貯蔵施設が稼働すれば、
原発の再稼働、新設につながるとし、
使用済み核燃料の青森への搬入を許さない決意を述べました。



 
原子力発電に反対する福井県民会議事務局長の石地優さんは、
使用済み核燃料乾式貯蔵の問題点を述べ、
乾式貯蔵は、県内永久貯蔵、原発延命につながることを指摘しました。




なお、使用済み核燃料問題について、本集会主催者が、後日、高浜町への
申し入れをおこなうことが提案され、承認されました。


続いて、原発再稼働の攻撃に曝されている全国の原発現地より寄せられた
3件のビデオメッセージが上映されました。



女川原発現地からは、
さよなら原発みやぎ実行委員会の多々良哲さんが、東日本大震災で
被災した原発の再稼働の無謀を訴え、活発な反対運動を紹介しました。

ビデオメッセージ



柏崎刈羽原発現地からは、
規制庁・規制委員会を監視する新潟の会の桑原三恵さんが、
2007年の中越沖地震で被災し、東日本大地震以降、長期停止していた原発、
使用済み核燃料を増やし続ける原発の再稼働阻止を訴えました。

ビデオメッセージ



一方、島根原発現地からは
島根原発3号機訴訟の会の芦原康江さんが、今年12月といわれている
島根原発2号機の再稼働絶対阻止を訴えました。

ビデオメッセージ



老朽原発うごかすな!実行委員会の橋田秀美さんは、カンパのお願いをし、
12年間続けた若狭でのチラシの各戸配布(愛称「アメーバデモ」)の中で
感じた若狭の人々の反応の変化を紹介しました。
参加者の心に響くものでした。

プラカードアクションに続いて、
原発住民運動福井・嶺南センター事務局長の山本雅彦さんが
「敦賀原発2号機の廃炉を求める」と題する特別報告をおこないました。




ふるさとを守る高浜・おおいの会の宮崎宗真さんは、
おおい町では「国防婦人会」張りの団体が、原発推進の立場を
教育現場にまで持ち込んでいる現状を紹介しました。




大型バスで駆け付けた岐阜、名古屋からは、
老朽原発40年廃炉訴訟市民の会の草地妙子さんが、
名古屋地裁で2016年から続け、本年7月に結審した
「老朽原発の運転認可取り消しを規制委に求める訴訟」に関して
「公正な判決を求めよう!」と訴えました。




若狭の原発から30km圏内にある若狭湾沿岸、京都府北部の住民の
みなさんを代表して、国内最古の原発の立地・高浜町の東山幸弘さんは、
使用済み核燃料搬出に関して昨年10月に関電が示した「ロードマップ」が
破綻した今、「原発を止めて、核のゴミを増やすな!」とし、




舞鶴市市会議員の小西洋一さんは、「若狭湾の老朽原発の稼働は、
8万舞鶴市民の問題。老朽原発全てを廃炉!」を強調しました。




京都地方労働組合総評議会議長の梶川憲さんは、
「京都は、原発の電気の消費地でもあるが、被害地にもなる。福井、京都、近畿の働く仲間の団結で、原発を全廃しよう!」の決意を述べました。




本集会には全国23の団体、個人から連帯メッセージが寄せられたことが、
司会から紹介されました(プログラム・メッセージ冊子として配布)。

最後に、集会宣言(後述)が提案され、満場の拍手で採択されました。

力強いシュプレヒコールによって締めくくられた集会の後、参加者は、約1時間の町内デモに出発しました。

























あたかもフランスデモの様相を呈した町内デモには、多数の町民からのご声援を頂きました。
声援の数は、集会をおこなうごとに増えています。


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◆◆ 9.23 高浜全国集会 集会宣言 ◆◆

福島第一原発事故の現地は、未だに「原子力緊急事態宣言」下にあり、復旧とは 程遠い状況にあります。また、本年元日の能登半島地震は、原発は地震に脆く、地震に伴って過酷事故が起これば、避難も屋内退避も困難を極めることを再認識させました。 地震は「いつ、どこで、どの規模で発生するか」予知できません。8 月 8 日の日向灘地震以降、南海トラフ巨大地震発生の可能性が高まったとされています。南海トラフ巨大地震が起これば、連動して、各地の断層が動くとも考えられます。地震多発の日本に、原発はあってはなりません。

なお、原発を推進してきた原子力規制委員会でさえ、去る8月28日、活断層の真上(まうえ)にたつ敦賀原発2号機の再稼働審査で、「不合格」案を了承しています。

それでも、「原発依存社会」へ暴走する自公政権は、昨年 5 月末に成立させた原発推進法(「GX 束ね法」)の実体化のために、「原発・再エネの最大限活用」を進めるとする第 7 次エネルギー基本計画の策定を進めています。既存原発の再稼働、40 年超え運転をさらに拡大し、60 年超え運転、原発建替え、新設も俎上に上らせようとしています。 
脱原発に向かう世界の流れへの逆行です。

一方、老朽原発依存経営にのめりこむ関西電力(関電)は、本年 5 月、原子力規制委員会から高浜 3、4 号機の 40年超え運転の認可を得ました。MOX 燃料を使用する原発の 40 年超え運転は初めてです。これで、来年には、関電の稼働可能な原発 7 基の内の 5 基が 40 年超え運転となります。高浜 1、2 号機、美浜 3 号機は、もうすぐ 50 年超えの超老朽原発です。老朽原発では、交換不可能な圧力容器の脆化が進み、点検や交換が難しい配管、送電ケーブルの損傷も進んでいます。老朽原発運転の暴挙を許してはなりません。
ところで、原発を動かせば、使用済み核燃料が発生しますが、発生直後の使用済み核燃料は、膨大な放射線と熱を発しますから、燃料プールで水冷保管しなければなりません。そのプールが、今、満杯になろうとしています。満杯になれば原発を運転できなくなるため、関電や政府は、放射線量と発熱量が減少した使用済み核燃料を乾式貯蔵に移して、プールに空きを作ることに躍起です。出来た空間に新しい使用済み核燃料を入れた燃料プールが崩壊すれば、大惨事に至ります。

乾式貯蔵に移した使用済み核燃料の行き場はありません。関電や政府は、使用済み核燃料の搬出先として、青森県の核燃料再処理工場の稼働を願望していますが、日本原燃は、8月23日、27回目の再処理工場の完成延期を発表し、完成の見込みはありません。

関電に、「使用済み核燃料の中間貯蔵地を2023年末までに福井県外に探す。探せなければ老朽原発を停止する」とした2021年の福井県知事との約束の完全履行を求め、老朽原発の即時停止を実行させ、使用済み核燃料の発生源・原発を全廃しましょう!

今、世界は原発縮小、自然エネルギーへ向かっています。自然エネルギーのみを利用すれば、燃料費はほぼゼロですから、コストは原発に比較して圧倒的に安いのは当然で、地球環境の保全にも有効です。また、自然エネルギーは、供給が国際情勢の影響を受け難い自前のエネルギーです。大地震が発生しても過酷事故に至ることもありません。このような視点からも、原発依存の理不尽は明らかです。

本日、高浜町に結集した私たちは、目先の経済的利益のために奔走し、能登半島地震を目の当たりにしても「原発依存社会への暴走」「原発推進経営」を止めようとしない政府や関電を断固として糾弾し、原発全廃の大きなうねりを出現させ、自然エネルギーのみの利用で成り立ち、人が人間らしく生きていける社会の構築に向けて力強く前進することを宣言します。

2024年9月23日 
高浜全国集会 参加者一同


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当日、会場で、みなさまからいただいたカンパは、合計23万973円でした。
ありがとうございました。


◆これまでにカンパをお寄せくださったみなさま(団体名)→ コチラ

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9.23(月休) 老朽原発うごかすな! 高浜全国集会 (福井県高浜町)

2024-08-14 17:47:01 | 老朽原発うごかすな!実行委員会


9.23(月休)老朽原発うごかすな!高浜全国集会
      ~地震も事故も まったなし~

◇講 演:北野進さん
(石川県珠洲市住民/志賀原発を廃炉に!訴訟・原告団長)
 
◇講 演:樋口英明さん
(原発は地震に耐えられないとして原発を止めた元裁判官)

◆と き:13:00~15:00
◆ところ:高浜町文化会館(福井県高浜町)
◆主 催:老朽原発うごかすな!実行委員会
※集会後、町内デモ 解散16:15



地震多発の日本での原発推進は無謀で理不尽
一刻も早く原発全廃を!

■大地震は、いつ、どこで、どの規模で発生するか予知できません。
 本年元日に発生した能登半島地震だけでなく、近年発生した巨大地震・兵庫県南部地震(1995年)、
新潟県中越地震(2004年)、東北地方太平洋沖地震(2011年)、熊本地震(2016年)の何れも
予知されていず、地震の原因となった断層の内、地下深いものはそれまで未知であったものです。
世界屈指の地震多発地帯日本では、何時でも、何処でも、巨大地震発生の可能性があります。

■原発は地震や津波に脆弱で、大地震と過酷事故が重なれば、避難は困難を極めます。
屋内退避も不可能です。

 能登半島地震に伴って発生した志賀原発でのトラブルや福島第一原発事故は、
大地震や大津波によって原発は過酷事故に至りかねないことを教えています。
また、能登半島地震では、各地で道路が寸断され、放射線モニタリングポストの多くが
測定不能になり、避難は困難を極めることが実証されました。
さらに、多くの家屋が全壊、半壊し、余震による倒壊の危険性もあり、
屋内での退避も不可能であることが明らかになりました。

■原発が老朽化すると、重大事故の確率が増します。老朽原発は即時廃炉に!
 原発を現在の科学技術で制御できないことは、原発過酷事故(1979年のスリーマイル原発、
1986年のチェルノブイリ原発、2011年の福島第一原発事故)が証明しています。
その原発が老朽化すると配管の腐食・減肉、圧力容器の脆化などが進みます。
また老朽原発には、現在の基準に適合しない部分が多数ありますが、
全てが見直され、改善されているとは言えません。

■使用済み核燃料の行き場はありません。
新しい使用済み核燃料を保管するプールが倒壊すれば大惨事に至ります。
使用済み核燃料の発生源・原発の全廃を!

 核燃料を一定期間燃焼させると、新燃料と交換せざるを得なくなり、
使用済み核燃料が発生します。使用済み核燃料は発生直後には膨大な放射線と熱を発しますから、
燃料プールに水冷保管して放射線と発熱の減少を待たなければなりません。
そのプールが満杯になれば原発を運転できなくなるため、電力会社や政府は、
放射線量と発熱量が減少した使用済み核燃料を乾式貯蔵に移して、
プールに空きを作ることに躍起です。
なお、燃料プールは極めて脆弱で、新しい使用済み核燃料の入った燃料プールが崩壊すれば、
大惨事に至ります。

■「原発依存社会」に向かって暴走する政府と電力会社に「NO」を!
 「原発推進法案(GX束ね法案)」は、昨年5月に成立しましたが、
60年運転に関わる部分などは未だ施行されていません。完全施行は来年6月といわれています。
脱原発を求める市民の行動が拡大すれば、骨抜きにでき、実行不能に追い込むこともできます。

■目に見え、耳に聞こえる行動の高揚によって、原発全廃を実現しましょう!



チラシのダウンロードは → コチラ

◆カンパをお寄せくださったみなさま(団体名)→ コチラ

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報告と お礼 「 6.9 とめよう! 原発依存社会への暴走 大集会 」

2024-06-22 22:14:50 | 老朽原発うごかすな!実行委員会
臨場感あふれる集会の模様や発言内容は
以下の動画をご覧ください → コチラ


■ 6.9 とめよう! 原発依存社会への暴走 大集会 ■
■■ 報告とお礼 ■■







6月9日、大阪市立うつぼ公園で開催された「とめよう! 原発依存社会への暴走 大集会 ~地震も事故もまったなし~」には、関西、福井、富山、愛知、岐阜、首都圏、四国、青森、福島など全国から1400人を超えるご参集をいただき、原発推進に暴走する岸田政権や電力会社に「NO!」の決意を突き付けることができました。

この大集会には、「核汚染水ストップ世界市民行進(GLOMA)」の一環として訪日中の韓国の皆さん約20人も参加されました。

大集会は、正午過ぎから始まったオープニングライブに続いて、13時より、「原発ゼロ・被災者支援奈良のつどい実行委員会」の堀田みえ子さんの司会により開会しました。



主催者あいさつ 中嶌哲演さん

主催者挨拶で中嶌哲演さん(原子力発電に反対する福井県民会議)は「13年前の福島原発事故やたった5か月前の能登半島の地震・津波の災禍が無かったかのように、国策民営の原発を推進している勢力が、息を吹き返し暴走している。若狭の廃炉を免れた7基の原発をすべて再稼働し、また、原発運転の継続のために、使用済み核燃料の乾式貯蔵施設や中間貯蔵施設の建設を画策している。原子力村は、原発立地地元・立地県議会や首長を巻き込み、放射能まみれの原発マネーをばらまき、もの言えぬ強権支配を強めてきた。しかし、全国で約30地点の住民・自治体は、原発・核燃サイクル施設の建設を拒否してきたことを忘れてはならない。かの珠洲市民は3度目の正直の市長選で10基の原発基地化を阻止した。小浜市民も小浜原発の建設を3度、使用済み核燃料中間貯蔵施設の建設を2度、市長選で阻止してきた。とするなら、暴走・亡国の現政権を来たる国政選挙で拒否しよう。地震も事故も待ったなし。原発だけでなく、平和、いのちとくらしに関わるあらゆる分野で、国民の我慢は限界に達している。あとから来るもの達のために闘う決意を皆さんと分かち合いましょう」と呼びかけられました。



実行委員会からの基調発言(木原壯林さん)

次いで、この集会の意義などに関する実行委員会からの基調発言があり、北野進・志賀原発廃炉訴訟原告団長の「能登半島地震が教えること」と題する講演がおこなわれました。

北野進・志賀原発廃炉訴訟原告団長


さらに、オール福井反原発連絡会の林広員さん、東海第2原発首都圏連絡会の志田文広さん、名古屋地裁で結審が近づく老朽原発40年廃炉訴訟市民の会の草地妙子さんは、それぞれ「老朽原発うごかすな!」のアピールをおこないました。


オール福井反原発連絡会・林広員さん



東海第2原発首都圏連絡会・志田文広さん



老朽原発40年廃炉訴訟市民の会・草地妙子さん


青森から遠路ご参加の核燃料廃棄物搬入阻止実行委員会の中道雅史さんとふるさと守る高浜・おおいの会の東山幸弘さんは「使用済み燃料の発生源・原発とめよう!」を訴えられました。

核燃料廃棄物搬入阻止実行委員会・中道雅史さん



ふるさとを守る高浜・おおいの会 東山幸弘さん


「原発依存社会への暴走をゆるすな!」のポテッカーアクション、カンパアピール(約30万円のカンパをいただきました)の後、核汚染水ストップ世界市民行進のイ・ウォニョンさんによる「汚染水で地球を汚すな!」の訴え、原発賠償京都訴訟原告団の堀江みゆきさんは「避難の権利、国の責任を認めよ!」の訴えが続きました。





核汚染水ストップ世界市民行進 イ・ウォニョンさん



原発賠償京都訴訟原告団


労働団体の代表(大阪平和人権センターの近藤美登志さん、全国労働組合総連合近畿ブロックの菅義人さん、大阪ユニオンネットワークの西山直洋さん)からは「労働者の力で原発止めよう」のご挨拶を頂きました。


大阪平和人権センター事務局次長・近藤美登志さん


全国労働組合総連合近畿ブロック議長・菅義人さん


おおさかユニオンネットワーク代表・西山直洋さん


脱原発を掲げる6党(社民党・新社会党・緑の党グリーンズジャパン・日本共産党・れいわ新選組・立憲民主党)の代表者の登壇いただいての紹介は、脱原発での共闘の拡大を象徴しています。



最後に、オール福井反原発連絡会の山本雅彦さんが、集会宣言(本チラシ裏面参照)を高々と読み上げ、満場の拍手で採択され、集会は閉会しました。

オール福井反原発連絡会・山本雅彦さん


集会後、参加者は御堂筋デモに出発しました。途中、手を振り、声をかけて下さる市民が多数あり、また。飛び入りご参加もあり、大いに励まされました。

<御堂筋をナンバまでデモ行進>











■■ 集会プログラム ■■

12:10~12:55 オープニングライブ
①Swing MASA
②三線(奈良の森本)
③関西のうたごえ
④福井のうたごえ

13:00 開会 

◆司会 堀田みえこ(原発ゼロ・被災者支援奈良のつどい実行委員会)
◆主催者あいさつ 中嶌哲演(原子力発電に反対する福井県民会議)

◆「とめよう!原発依存社会への暴走 地震も事故もまったなし」
              木原壯林(老朽原発うごかすな!実行委員会)

■地震と原発 
 「能登半島地震が教えること」北野進(志賀原発を廃炉に!訴訟・原告団長)

■老朽原発うごかすな
 ◇福井から       オール福井反原発連絡会
 ◇東海第二原発の地元から 東海第二原発首都圏連絡会

■老朽原発裁判
  「老朽原発差し止め裁判に勝利しよう」40年廃炉訴訟市民の会

■使用済核燃料の発生源=原発とめよう
 ◇青森から 核燃料廃棄物搬入阻止実行委員会
 ◇福井から ふるさとを守る高浜・おおいの会

◆ポテッカーを掲げるアクション

◆カンパアピール

◆「汚染水で地球を汚すな」 核汚染水ストップ世界市民行進・イウォニョン

◆「避難の権利、国の責任を認めよ」原発賠償京都訴訟原告団

■労働者の力で原発とめよう
 ◇大阪平和人権センター
 ◇全国労働組合総連合(全労連)近畿ブロック
 ◇おおさかユニオンネットワーク

■全国各地からのメッセージ紹介

■参加政党の紹介

◆『集会宣言』 提案と採択 山本雅彦(オール福井反原発連絡会)

◆デモの説明

14:30閉会



◆◆◆ 全国で脱原発を闘う仲間からの連帯メッセージ ◆◆◆

*北海道 後志(しりべし)・原発とエネルギーを考える会 佐藤 英行
*核の中間貯蔵施設はいらない!下北の会 代表 野坂 庸子
*青森・核燃料廃棄物搬入阻止実行委員会 事務局長 中道 雅史
*みやぎ脱原発・風の会 舘脇 章宏
*原発いらね!ふくしま女と仲間たち 春木 正美
*東海村議会議員 阿部 功志
*再稼働阻止全国ネットワーク 木村 雅英
*たんぽぽ舎 柳田 真
*柏崎刈羽原発絶対反対地元有志 代表 近藤 容人、高田 勝広
*浜岡原発を考える静岡ネットワーク 代表 鈴木 卓馬
*志賀原発を廃炉に!訴訟 原告団長 北野 進
*さよなら原発・ぎふ 伊藤 久司
*老朽原発40年廃炉訴訟市民の会 草地 妙子
ふるさとを守る高浜・おおいの会(高浜町) 東山 幸弘
*ふるさとを守る高浜・おおいの会(おおい町) 宮崎 慈空
*原発設置反対小浜市民の会 坂上 和代
*さよなら島根原発ネットワーク 芦原 康江
*上関の自然を守る会 共同代表 高島 美登里
*上関原発を建てさせない山口県民連絡会
*伊方から原発をなくす会 近藤 亨子、名出 真一
*原発さよなら四国ネットワーク 井出 久司
*玄海原発プルサーマルと全基をみんなで止める裁判の会 石丸 初美
*ストップ川内原発!3.11鹿児島実行委員会 共同代表 向原 祥隆

以上、全23団体。



▼▼ 12.3「とめよう!原発依存社会への暴走 1万人集会」 集会宣言 ▼▼

福島原発事故から13 年が経ちましたが、この大惨事は、原発は現在の科学技術で制御できる装置でなく、重大事故を起こせば、生活基盤を根底から奪い去ることを、大きな犠牲の上に教えました。一方、本年元日に発生した能登半島地震は、「地震は、いつ、どこで、どの規模で発生するか予知できないこと、原発は地震に極めて脆弱であり、一刻も早い全廃が求められること」を再認識させました。 

この大地震では、道路が寸断され、放射線モニタリングポストの多くが測定不能に陥り、多くの家屋が全壊、半壊し、原発が過酷事故を起こしたとき、避難は困難を極め、屋内退避も不可能であることも実証されました。

なお、福島原発事故は、当時、原発が稼働中であったため過酷事故に至りました。一方、能登半島地震では、震源近くの珠洲市で計画されていた原発の建設が阻止され、志賀原発の稼働が食い止められていたため、過酷事故を回避できました。原発の建設、再稼働を阻止し、全廃を求める行動が、原発過酷事故から人の命と生活を守ったと言えます。

ところで、政府や電力会社などの原発推進勢力は、福島原発事故や能登半島地震の大きな犠牲を教訓とせず、炭酸ガス削減やエネルギー逼迫を口実にして、原発の稼働に奔走しています。

岸田政権は、昨年5月末の通常国会で、5つの「原発推進関連法」を束ねて成立させました。原発の60年超え運転を可能にし、原発の運転期間の判断を経産省に委ね、原子力基本法に「原発推進を国の責務とする」の一項を加えました。「原発依存社会への暴走」です。
その岸田政権は、去る5月15日、エネルギー基本計画の見直しに着手しました。「脱炭素・AI時代に対応するために、原発・再エネの最大限活用」を進めるとし、原発建て替えまで俎上に上らせ「原発依存」をさらに加速させようとしています。

一方、政府の意をくむ関電は、能登半島地震で、若狭でも震度4の強い地震動を観測したにも拘らず、稼働中の原発を停止しなかっただけでなく、定期点検中であった老朽原発・美浜3号機を予定通り再稼働させました。原発は、万が一にも過酷事故を起こしてはならない装置です。大地震時には、稼働を止めて、詳細な点検を行うのが当然であり責務です。
今、政府と電力会社は、多くの反対の声を蹂躙して、老朽原発の稼働を強行しています。老朽原発まで稼働させなければ、彼らの願望する「原発依存社会」を実現できないからです。圧力容器の脆化、配管の腐食、減肉、ケーブルの劣化が進み、危険極まりない老朽原発の稼働を許してはなりません。

さらに、政府と電力会社は、満杯になろうとする燃料プールから使用済み核燃料を取り出して乾式貯蔵に移して、プールに空きを作ることに躍起です。燃料プールが満杯になれば、原発の運転ができなくなるからです。消滅法も行き場もない使用済み核燃料を発生させる原発の稼働を許してはなりません。
「原発推進法案」は、昨年5月に成立しましたが、関連法の整備が必要であるため、60年超え運転に関わる部分などは未だ施行されていません。完全施行は来年6月といわれています。脱原発を求める私たちの行動が拡大すれば、骨抜きに出来、実行不能に追い込むことも出来ます。
本日、大阪・うつぼ公園に結集した私たちは、目先の経済的利益のために奔走し、能登半島地震を目の当たりにしても「原発依存社会への暴走」「原発推進経営」を止めようとしない政府や電力会社を断固として糾弾し、原発全廃の大きなうねりを出現させ、自然エネルギーのみの利用で成り立ち、人が人間らしく生きていける社会の構築に向けて力強く前進することを宣言します。

2024年6月9日     

「とめよう!原発依存社会への暴走 大集会」参加者一同

当日、会場&デモ終点で、みなさまからいただいたカンパは、合計29万727円でした。
ありがとうございました。


◆これまでにカンパをお寄せくださったみなさま(団体名)→ コチラ

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行こう! 6・9(日)とめよう! 原発依存社会への暴走 大集会

2024-04-24 22:13:26 | 老朽原発うごかすな!実行委員会
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■■ 6・9(日)とめよう!原発依存社会への暴走 大集会  ■■ 
■■ ~地震も事故もまったなし~       ■■
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★全体の流れ★

◇オープニングライブ:12:10
◆集 会:13:00
◆デ モ:14:30   難波まで (終点・元町中公園)
◆ところ:うつぼ公園(東園)/大阪市西区
     https://www.osakapark.osgf.or.jp/utsubo_access/
◆主 催:老朽原発うごかすな!実行委員会






★★ 集会のタイムスケジュール ★★

13:00 開会 司会 堀田みえこ(原発ゼロ・被災者支援奈良のつどい実行委員会)
13:02 主催者あいさつ 中嶌哲演(原子力発電に反対する福井県民会議)
13:06「とめよう!原発依存社会への暴走 地震も事故もまったなし」木原壯林
                      (老朽原発うごかすな!実行委員会)

■地震と原発■
13:15  
 「能登半島地震が教えること」北野進(志賀原発を廃炉に!訴訟・原告団長)

■老朽原発うごかすな■
◇13:26 福井から       オール福井反原発連絡会
◇13:31 東海第二原発の地元から 東海第二原発首都圏連絡会

■老朽原発裁判
13:36 「老朽原発差し止め裁判に勝利しよう」40年廃炉訴訟市民の会

■使用済核燃料の発生源=原発とめよう
◇13:41 青森から 核燃料廃棄物搬入阻止実行委員会
◇13:46 福井から ふるさとを守る高浜・おおいの会

13:51 ポテッカーを掲げるアクション
13:53 カンパアピール

13:55「汚染水で地球を汚すな」 核汚染水ストップ世界市民行進・イウォニョン
14:06「避難の権利、国の責任を認めよ」原発賠償京都訴訟原告団

■労働者の力で原発とめよう
◇14:11 大阪平和人権センター
◇14:15 全国労働組合総連合(全労連)近畿ブロック
◇14:19 おおさかユニオンネットワーク

14:23 全国各地からのメッセージ紹介
14:25 参加政党の紹介 → 立憲野党6政党の代表が登壇します。

14:26『集会宣言』 提案と採択 山本雅彦(オール福井反原発連絡会)

14:32 デモの説明
14:33 閉会

●● オープニングライブ ●●

12:11 < SwingMASA >
       Jazz Sax奏者。Don't Killがテーマ。
       Feminist 死刑廃止論者 非暴力直接行動。
       1987年にNew York 移住、'98年Jazz Sax奏者で永住権取得、
       2001年プリムラ奨励賞受賞。
       現在は大阪が拠点。

12:22 <奈良の森本> 三線演奏
12:33 <関西のうたごえ> 合唱団
12:44 <福井のうたごえ> 合唱団


■■ 地震多発の日本での 原発推進は無謀で理不尽 ■■
■■ 一刻も早く原発全廃を ■■

能登半島大地震および発生後13年を経た福島原発事故は、
「地震は、いつ、どこで、どの規模で発生するか予知できない。
原発は地震に脆弱であり、過酷事故を起こしたとき、避難は困難を極める。
一刻も早い原発全廃が求められる」ことを大きな犠牲の上に教えています。 

福島原発事故は、当時、原発が稼働中であったため過酷事故に至りました。
一方、能登半島大地震では、震源近くの珠洲(すず)市で計画されていた原発の
建設が阻止され、志賀(しか)原発の稼働が喰いとめられていたため、
過酷事故を回避できました。

原発の建設、再稼働を阻止し、全廃を求める行動が、原発過酷事故から
人の命と生活を守ったと言えます。

この大地震では、若狭でも震度4の強い地震動を観測しました。
それでも関西電力(関電)は、高浜原発3号機、大飯原発3、4号機だけでなく、
老朽原発・高浜1、2号機まで、稼働を継続しました。

また、定期点検中であった老朽原発・美浜3号機を、予定通り、1月18日に
再稼働させました。さらに、1月21日には、高浜1号機で、配管からの蒸気漏れ
などが見つかったにも拘らず、運転を停止せず、出力を40%に落として
運転を継続しました。原子力規制委員会もこれらを黙認しています。

安全第一を標榜するのであれば、稼働を止めて、詳細な点検を行うのが当然であり、
責務です。

その関電は「使用済み核燃料の中間貯蔵地を2023年末までに福井県外に探す。
探せなければ、老朽原発を停止する」と約束していましたが、
「使用済み核燃料のごく一部のフランスへの搬出」「上関町での中間貯蔵地建設
のための調査」などの詭弁、奇策を弄して、昨年末でこの約束を反古にしました。

福井県知事も、約束反古を容認しています。
「原発の運転継続ありき」の出来レースです。
何としても、関電と福井県に当初の約束を履行させ、全ての老朽原発を
廃炉に追い込まなければなりません。

大地震を目の当たりにしても、「原発依存社会」への暴走を続ける岸田政権は、
原発推進法案(いわゆる「GX束ね法案」)を昨年5月に成立させましたが、
関連法の整備が必要であるため、その多くは未だ施行されていません。
全面施行は来年6月といわれています。
脱原発を求める市民の行動が拡大すれば、骨抜きに出来、実行不能に追い込む
ことも出来ます。

地震に脆弱で、過酷事故を起こしかねない原発、行き場がなく、何万年物保管を要し、
貯蔵プールが損壊すれば大惨事を招きかねない使用済み核燃料の発生源・原発の
全廃を求めましょう!

6.9「とめよう!原発依存社会への暴走 大集会~地震も事故もまったなし~」に
ご支援、ご参加をお願いします。










チラシのダウンロードは → コチラ

◆カンパをお寄せくださったみなさま(団体名)→ コチラ

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