今日、静岡の街中を歩いていた時に 私がしょっちゅう行く 宝石店 ( お店の前を 通るという事で 店内には入ったのは 何年前の事でしょうか・・・ ) のショーウィンドウに 画像にアップした 「 家康公の洋時計 」の レプリカ が 展示してあって、良く見たら 全体が純金で 文字盤が プラチナで出来ているじゃありませんか・・・本物は 純金とプラチナ製 では無いと思いましたけど、・・・・「 家康公の洋時計 」 っていうのは 1611年にスペイン国王 フィリッペ3世 から 徳川家康公に贈られた西洋時計の事で 「 神宝 」 として残されていて、家康公が亡くなった後は、久能山東照宮に納められて 国の重要文化財に指定されている時計です・・1609年に スペイン船が遭難し座礁してしまった時に 村民が総出で救助に当たり乗組員のほとんどを救助した事による スペイン国王からの お礼の 贈り物の一つだそうです。 時計は当時 革製ケースに入れられて持ち運びされていたそうですけど、16世紀の 時計も 革製ケースも オリジナルのまま残っているのは 奇跡に近い と言われているそうです・・・「 神宝 」 と呼ばれるのも そうした事によるものかもしれません・・・ 大英博物館から訪れた時計部門の責任者で 世界屈指の時計研究者の デービット・トンプソン主任学芸員が 丹念に分解調査した結論は 「 この時計は製造された16世紀からのオリジナル部品が99%残っており、革製のカバーまで残っている。また技巧としても 当時として最高技術の結晶であり、ハンス・デ・エバロ が製作した時計の中でも 極めて傑作で、世界に類例がありません 」 というものでした。 画像のものは その レプリカとはいえ・・・お値段が税込で なんと・・3780万円・・・ 意外と お安いじゃありませんか・・・・ ( 私には縁のない金額ですから なんとでも言えますけど・・・ ) ・・ 本物が「 神宝 」 なら これは 「 人宝 」 でしょうかね・・・ レプリカと言えども・・ 芸術品ですねえ~・・・・ フゥ~ ・・