久しぶりに 映画でも観ましょうか・・・ と レンタルDVD店に出かけて ( 映画館には行く時間ありませんので・・・「 美女と野獣 」観に行きたいんですけど・・・ 「 ロイヤルナイト 英国王女の秘密の外出 」 という 映画・・・本当にあった 「 ローマの休日 」というキャッチコピーに惹かれて ローマではないようですけど、エリザベス女王様も同じことをされたような・・そんな感じなので、 美しい映画を観たい気分にあってましたので、そのDVDを 手に何かほかに面白そうなものはないかなあ~ ・・ と うろついていたら 「 バースデイカード 」 という タイトル目に入って・・ん?・・・ なにか記憶の糸が 引っかかって 立ち止まり・・・一瞬 フラッシュバック状態で 以前 教室で 生徒さんが タテイングレースをしている映画で・・・ と言うような話を思い出して 早速 お借りして、製作中の新作に取り掛かりながら 観始めると・・涙でシャトルを動かす手が止まってしまいました・・・・ ガンとの闘病で入院中の母親 ( 宮崎あおいさん・・素晴らしいですねえ~ ) が 自分の生きる時間は自分で決める・・と 娘の10歳の誕生日に 家族で キャンプに出かけ 娘に誕生祝いの バースデーカード と プレゼント ・・・ 病院に見舞いに来る娘にわからないように シャトルを動かして結んだ モチーフをいくつか留めたチーフ・・・私の教室で 一番最初に教材として結んで頂いている 「 お花のモチーフ 」 が いくつか留められたチーフ・・・当然ですけど いかにも初心者の作品のようなモチーフですけど・・ ( チラッと移っただけですけど、初心者が結んだ お花のモチーフじゃないですね~ ) それから 毎年 誕生日に届けられる バースデーカードが 娘の成長に合わせて いろいろな愛情を込めたことが・・・20歳の 最後のバースデーカードが・・そして娘は一人の女性として 愛する男性と元に嫁ぐことに・・・ 結婚式の当日 弟へのバースデーカードに託された 娘への 21通目の手紙と共に 母から娘への 結婚祝いの ウエディングベール ・・・ ベールと共に 病床のベッドの上で シャトルを動かしモチーフを結んでいる母親の 幸せに溢れた 笑顔・・・死を前に 自分が寄り添う事が出来なくなっても 愛する家族と共に 生き続ける事を選んだ 母親の愛情・・・シャトルを動かし 愛情を込めて結んだベールのモチーフは お花のモチーフを結んで間もない 技量からすれば 精一杯の努力の作品・・・言い換えれば 母親の命の生きた証・・・・ 素晴らしい作品ですねえ~・・・ 宮崎あおいさんの シャトルの動かしかたには 言いたい事はありますけど・・・優雅でエレガントな指使いは 美しいですねえ~・・