楽勝に仕事が進んでいたのはウチの部所くらいの様で、、、
事務所全体では相当ヤバイ状況になっていることが判明w(゜o゜)w
なので、、、
毎度お馴染みの「幸泉」のお弁当です~
しかし今は、このお弁当がどうだとか言いたいわけではなく、、、
果たして今夜、私は家に帰れるのかどうかということが気になるところ。
、、、帰れないんだろうなぁ~(-_-;)
あははは~、では。
小学5年生の三谷亘は、ロールプレイングゲームの好きな、極普通の男の子。
そんな亘の環境を一変させる出来事、父親が母以外の女性と暮らすための離婚話が持ち上がった。
嘆く母親。これまで当たり前と思っていた幸せが足元から崩れていく日々。
ある時、学校で噂になった建築中止になった幽霊ビル。
実はそこは、10年に1度開く、こちらの世界・現世の人々の想像力の生み出した世界・幻界(ビジョン)への入り口であった。
その幻界では、旅人となって冒険をやり遂げ、運命の塔にたどり着けば、一つだけ現世の運命をも変えられる願いが叶うという。
亘は自らの運命、現世での壊れゆく幸せな日々を取り戻すために幻界に旅立つことを決意する。
実際に旅する幻界は、当然のようにゲームの様にいくわけではなく、様々な苦労をし、そして喜びを経験し、勇気と決断を必要とし、ワタルは大切な仲間と共に乗り越えていく。
同じく幻界に来ているミツルとワタルの運命は!?
幻界の運命は!?
本当に叶えるべきワタルの願いとは!?
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宮部みゆきの長編は、、、久しぶりかな。
けっこう長いです。なんせ文庫本といっても3冊組みなんで。
でも、やっぱりこの人、文章上手いですね。さすがです。
話としては、それこそ冒険ファンタジーって感じで、でもこういう世界観こそ描くのは難しいだろうと思うのに、見事に世界が見えます。
この本、それこそ主人公ワタルと同じ位の年齢でも楽しく読めそう。
ですが宮部みゆきのすごいところは、この「10年に1度、どうしても運命を変えたいと思っている人の前に現れる幻界」を描くことによって、10歳、20歳、30歳・・・とその世代によって違う読み方ができる文章を書くことかと。
楽しい旅をさせてもらいました。
現世を生きる我等、あなたは何を願いますか!?
勝手に評価 ☆ 4.0/5.0
、、、でもやっぱり10年か20年前に読みたかったかも。