「あなたへ」
ユナイテッドシネマ豊島園にて。
久しぶり、スクリーンでの健さんである。
私的にはそれだけでワクワクする。
この日、UC豊島園5番スクリーンは、6割程の入り。。。
お客さんはやはり、髪に霜降る年齢層が多い。。。
オープニング。
さすがに少し老けてはいるが、その老が逆に前よりいい感じもする(^^♪
本作で健さんが演ずる倉島英二は、富山にある刑務所の刑務官。
健さんには何故か「刑務所」に関連する作品が多い。
「網走番外地」に始まって「幸福の黄色いハンカチ」「冬の華」。。。「遥かなる山の呼び声」も広義では入るだろう。
その英二の亡くなった妻・洋子が回想シーンで随所に出てくるのだが、田中裕子さん素敵です。
以前はそんなに好きな女優さんではなかったのですが。。。小生も大人の味わいが判る歳になったか。。??
ネタバレあります。。。
主人公の倉島英二は、18年連れ添った妻の洋子を病気で亡くした・・。
そんな時、生前の妻が英二に宛てた2通の手紙が届く。。。
1通には、自分の遺骨を、故郷である長崎の平戸の海に散骨してほしいと・・。
そしてもう1通はその長崎の平戸の郵便局への「局留め郵便」であった。
郵便の受け取り期限まであと十日・・・。
「自分は、妻にとっていったい何だったんだろう。それが知りたくて」英二は富山から一路、まだ行ったことのない妻の郷里・長崎の平戸へ車を出発させた。。。
私自身、富山に割と近い町の出身なので、「あ~この空の感じだな~・・・」などと景色に見入っていたら、いきなりビートのおじちゃん(笑)が出てきてびっくりしました。
このビートたけし演ずる、やけに馴れ馴れしい自称「元国語教師」(笑)
英二を相手にプチ説法するんですな(笑)
「放浪と旅の違いは、帰るところが有るかないかです」
結局この「元国語教師」とは道中もう一回出会うシーンがあり、オチがあるのですが、
このあと描かれる人間模様へのよいフックになっていると思いました。
ストーリー中盤で草君演ずるスーパーの社員・田宮の部下として南原慎一(佐藤浩市)が登場します。どう見ても部下にしては年上だろうし、それ以前に「何でここで佐藤浩市??ははぁ・・あとで何か關係してくるんだ」火サスを見てるオバさんのノリです。
そう思っていたら、南原が「長崎の平戸のその港で散骨をする際、船が見付からなかったら、この人にたのめばいい・・」と英二に「大浦吾郎」と書いた紙を渡します。。。
そして次の日、英二はようやく妻の故郷・平戸の薄香という港町にたどり着きます。
台風のためか、海は荒れ始めています。
散骨のための出船のお願いに英二は方々の船主をあたりますが、なかなか出してくれる人は見つかりません・・。
そんな様子を偶然見かけたのが大衆食堂の一人娘・奈緒子(綾瀬はるか)でした。
そんなんじゃぁ、薄香の漁師は薄情だって言われる!
奈緒子は八方手を尽くして探してくれましたが、それでも見つかりません。。。
困り果てた英二は、思い出したように、南原にもらった「大浦吾郎」の名前が書いた紙を奈緒子の母・多恵子(余貴美子)に見せると「卓也のおじいちゃん・・・」
なんとそれは奈緒子の婚約者である漁師の卓也君のおじいさん(大滝秀治)の事だったのです・・・。
取るものとりあえず、英二は大浦吾郎を訪ね、出船の願いをするも、一蹴されてしまいます。
南原慎一などという人物は知らずと・・。
その暴風雨の夜、車の中で過ごそうとする英二に奈緒子は、「こげん時は人の好意ば素直に受けんと!」
英二は食堂の小上がりを借りることになります・・。
そこに多恵子が一升瓶を持ってやって来ます・・。
健さんと余さん・・・なんと贅沢な・・・(´Д` )
そこで多恵子は、亡くなった亭主の事をポツポツと話し始めます・・。
そして二日後、出航の日がやってきます・・。
この作品は、原作に忠実に作ったためにこうなったのか(私、原作は未読です)ラスト長崎の郵便局で英二が手にした妻からの二通目の手紙の意味が、今ひとつ判りにくい。
私の精神年齢が低いからかもしれない。あの余白が解らない(T_T)
一方で、「鉄道員」の時は感じなかったが、本作では健さん、田中裕子さんを筆頭に、様々な出演者の方々の醸し出す雰囲気のおかげで「大人の世界」(変な意味じゃナイっすよ(笑)が堪能できて、派手な映画ではないんだけれども、なんかもう一回観たくなるような映画だな・・そんな風に私は感じました。
ラスト、やっぱり渋かったな~健さん。ハードボイルドなしめくくりでした。。。
ひきばっち的満足度★★★★
つらい腰痛・肩こり・頭痛など、スタッフが全力でサポートします。
癒しの森整体院
丸ノ内線 新中野駅 徒歩3分
ユナイテッドシネマ豊島園にて。
久しぶり、スクリーンでの健さんである。
私的にはそれだけでワクワクする。
この日、UC豊島園5番スクリーンは、6割程の入り。。。
お客さんはやはり、髪に霜降る年齢層が多い。。。
オープニング。
さすがに少し老けてはいるが、その老が逆に前よりいい感じもする(^^♪
本作で健さんが演ずる倉島英二は、富山にある刑務所の刑務官。
健さんには何故か「刑務所」に関連する作品が多い。
「網走番外地」に始まって「幸福の黄色いハンカチ」「冬の華」。。。「遥かなる山の呼び声」も広義では入るだろう。
その英二の亡くなった妻・洋子が回想シーンで随所に出てくるのだが、田中裕子さん素敵です。
以前はそんなに好きな女優さんではなかったのですが。。。小生も大人の味わいが判る歳になったか。。??
ネタバレあります。。。
主人公の倉島英二は、18年連れ添った妻の洋子を病気で亡くした・・。
そんな時、生前の妻が英二に宛てた2通の手紙が届く。。。
1通には、自分の遺骨を、故郷である長崎の平戸の海に散骨してほしいと・・。
そしてもう1通はその長崎の平戸の郵便局への「局留め郵便」であった。
郵便の受け取り期限まであと十日・・・。
「自分は、妻にとっていったい何だったんだろう。それが知りたくて」英二は富山から一路、まだ行ったことのない妻の郷里・長崎の平戸へ車を出発させた。。。
私自身、富山に割と近い町の出身なので、「あ~この空の感じだな~・・・」などと景色に見入っていたら、いきなりビートのおじちゃん(笑)が出てきてびっくりしました。
このビートたけし演ずる、やけに馴れ馴れしい自称「元国語教師」(笑)
英二を相手にプチ説法するんですな(笑)
「放浪と旅の違いは、帰るところが有るかないかです」
結局この「元国語教師」とは道中もう一回出会うシーンがあり、オチがあるのですが、
このあと描かれる人間模様へのよいフックになっていると思いました。
ストーリー中盤で草君演ずるスーパーの社員・田宮の部下として南原慎一(佐藤浩市)が登場します。どう見ても部下にしては年上だろうし、それ以前に「何でここで佐藤浩市??ははぁ・・あとで何か關係してくるんだ」火サスを見てるオバさんのノリです。
そう思っていたら、南原が「長崎の平戸のその港で散骨をする際、船が見付からなかったら、この人にたのめばいい・・」と英二に「大浦吾郎」と書いた紙を渡します。。。
そして次の日、英二はようやく妻の故郷・平戸の薄香という港町にたどり着きます。
台風のためか、海は荒れ始めています。
散骨のための出船のお願いに英二は方々の船主をあたりますが、なかなか出してくれる人は見つかりません・・。
そんな様子を偶然見かけたのが大衆食堂の一人娘・奈緒子(綾瀬はるか)でした。
そんなんじゃぁ、薄香の漁師は薄情だって言われる!
奈緒子は八方手を尽くして探してくれましたが、それでも見つかりません。。。
困り果てた英二は、思い出したように、南原にもらった「大浦吾郎」の名前が書いた紙を奈緒子の母・多恵子(余貴美子)に見せると「卓也のおじいちゃん・・・」
なんとそれは奈緒子の婚約者である漁師の卓也君のおじいさん(大滝秀治)の事だったのです・・・。
取るものとりあえず、英二は大浦吾郎を訪ね、出船の願いをするも、一蹴されてしまいます。
南原慎一などという人物は知らずと・・。
その暴風雨の夜、車の中で過ごそうとする英二に奈緒子は、「こげん時は人の好意ば素直に受けんと!」
英二は食堂の小上がりを借りることになります・・。
そこに多恵子が一升瓶を持ってやって来ます・・。
健さんと余さん・・・なんと贅沢な・・・(´Д` )
そこで多恵子は、亡くなった亭主の事をポツポツと話し始めます・・。
そして二日後、出航の日がやってきます・・。
この作品は、原作に忠実に作ったためにこうなったのか(私、原作は未読です)ラスト長崎の郵便局で英二が手にした妻からの二通目の手紙の意味が、今ひとつ判りにくい。
私の精神年齢が低いからかもしれない。あの余白が解らない(T_T)
一方で、「鉄道員」の時は感じなかったが、本作では健さん、田中裕子さんを筆頭に、様々な出演者の方々の醸し出す雰囲気のおかげで「大人の世界」(変な意味じゃナイっすよ(笑)が堪能できて、派手な映画ではないんだけれども、なんかもう一回観たくなるような映画だな・・そんな風に私は感じました。
ラスト、やっぱり渋かったな~健さん。ハードボイルドなしめくくりでした。。。
ひきばっち的満足度★★★★
つらい腰痛・肩こり・頭痛など、スタッフが全力でサポートします。
癒しの森整体院
丸ノ内線 新中野駅 徒歩3分
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