ヒッキーはつむじ風!!

ヒッキーが観て気に入った映画を、ブログで紹介します。

「俺たちに明日はないッス」

2009-06-29 20:18:50 | Weblog
                        「俺たちに明日はないッス」

「赤い文化住宅の初子」「百万円と苦虫女」を手掛けたタナダユキ監督の性・春全開ムービーでごわす(^^♪!!

いつの時代も男子ってアホやなぁ・・ソレしか考えてへんのかいな・・?っていう映画なんですが、
17才って、正直考えてるこたぁこんなもんでしたな。この映画みたいな経験はなかったですが・・・。

柄本時生演ずる高校3年生の主人公、比留間君は、「女の子とやりたい」が脳みその98%をしめている。
劇中でも「SEXしたい」とは言わない。「やりてーよ」の連発である。

比留間君が目をつけたのは、同じクラスのメガネ美人、友野さん(三輪子)であった。

友野さんは体が弱く、体育はほとんど見学していた。

そんな事情は知ったことか!!と、比留間君は友野さんのとある「弱み」を見つけて、「だまってるから、やらせろ」ともうむちゃくちゃである。

しかし、柄本時生さんが演じると、どうにも憎めないのである。
友野さんに「比留間ってホント、バカだよね・・。」とか、すでにあきれられているのである(笑)

「今日じゃなきゃダメなんだよ!!」なんてセリフは男としては解りすぎる・・。

比留間君の他に、峯君とちづさん、安藤(安パイ)君と巨乳の秋恵さんらのストーリーが交錯する。


正直、こんなステキな高校生活は送ったことがないので、出演者のみなさんがまぶしく感じられるほどです・・。

余計な音楽がほとんど無い、というのも私的には好印象でした。

“あの夏、ますらをたちの欲情が、乾いた空気の中にみなぎっていた・・”

タナダユキ監督、素敵な青春映画をありがとう・・・。



「ターミネーター4」

2009-06-28 17:46:42 | Weblog
                           「ターミネーター4」

ようやく観に行ってまいりました!

やはりハリウッドがお金をかけると、凄いっすねぇ・・!!

CG(VFX?)も、作り物だと思えない迫力でした。

スカイネットのバイクマシーンが登場するシーンは圧巻でした!どうやったらあんな物を撮れるのか、ぼーぜんとしてしまひました・・。
でも、最新兵器の割には、ひもに引っかかって転倒していましたね(笑)。

へびのようなマシンも良く出来ていましたね。

この映画は、画面の色が良かったですね。
いく分白黒がかったくすんだ感じが、様々なマシンやターミネーターにリアリティを与えていました。

ジョン・コナーを演じたクリスチャン・ベイル、渋かったっす!「ダークナイト」以来波に乗ってますね。

撃墜された戦闘機からパラシュートで脱出するタフ・レディ、ブレア・ウィリアムスを演じたムーン・ブラッドグッドはカッコ良かったっす!!東洋系の顔立ちでしたね。今後の活躍が期待されます。

ボディは機械だが、人間の心臓と頭脳を持ち、人類軍と共に闘うマーカスを演じた
サム・ワーシントンも良かった。

あと特筆すべきは、話すことが出来ない少女「スター」を演じたジェイダ・グレイスの存在感は抜群でした。

ストーリー冒頭で、がんに冒された科学者の役でヘレナ・ボナム・カーターが登場します。ファンなので、印象に残っておりますなぁ・・・。

作品としては、「娯楽映画はかくあるべし!!」というのを見せつけてくれた快作でした。

吉田拓郎「Have A Nice Day ツアー2009」in 名古屋センチュリーホール

2009-06-23 20:51:32 | Weblog
この映像は2006年のつま恋コンサートの「落陽」です。

東京公演のチケットはとてもじゃないけど獲れなかった(抽選、一般発売、全部ダメでした(T_T)/~~)ので、ようやくとれた名古屋センチュリーホールまで行ってきました!(中学の時からのファンなので「最後のツアー」は絶対行きたかったのです!)

オープニング、われんばかりの拍手の中、拓郎がステージに現れました。痩せていました・・。

しかしその歌声は、3年前のつま恋の時と変わらないつやとパワーがありました!!

「ウィンブルドンの夢」。“時がどれだけ急いでも、どれ程遠く過ぎて行っても
いつか又会える場所がある、その日はきっとやってくる・・・”

デビューから最新アルバム「午前中に・・・」までの新旧とりまぜた曲構成でした。以下、印象に残った曲を紹介します。

まず「明日のまえに」で拍手が起きましたね!“どれだけ歩いたのか覚えてません、気付いた時には風の中、涙がひとしずく頬をつたう頃、寂しい夜だけが迎えにきました・・・”予想外の選曲でした。泣けました(T_T)/。

「吉田町の唄」でも大きな拍手が起きました。大好きな曲なのですが、マンドリンが不可欠な曲なので、やってくれるとは思いませんでした。感激!!ギターの方がマンドリンを弾いておられました。

そして「流星」。ライブで流星を聴くのは初めてでした。
私が吉田拓郎のファンになった最初の曲が、中学3年の時に聴いた「流星」でした。まさか30年経ってライブで聴けるとは・・・!

「マークⅡ」。往年のファンの方々にはたまらないでしょうね。わたしもたまらなく懐かしかったです。

「伽草子」。一緒に歌っちゃいました(^^♪。大好きな曲です。

「いつもチンチンに冷えたコーラがそこにあった」
拓郎いわく、「ちょっとわいせつな歌」なんだそうです。♪コカコーラがチンチンチン・・・。

「フキの唄」ニューアルバムに入っているのですが、とってもすきな曲です。
これは演ると思っていました。

「真夜中のタクシー」これもニューアルバムからです。語りの部分で爆笑が起こっておりました(^^♪!

そして「落陽」。「<春だったね>と<落陽>とどちらか1つやりましょう。」と拓郎が言って、結局「落陽」になりました。
両方やってくれればいいのになぁ・・。

「いつか夜の雨が」。渋い選曲でした。16ビートを感じさせるカッチョいいナンバーです。

アンコールはニューアルバムより「早送りのビデオ」「ガンバラナイけどいいでしょう」に「今日までそして明日から」の曲中で拓郎は長々とオーディエンスに向かって礼をしていました・・・。

全部で22曲歌ったということであります。拓郎、まだまだヤル気だな・・・!?


岡村孝子(あみん)・コンサートin相模原市民会館

2009-06-14 15:59:15 | Weblog
待つわ'07(New Version)・・・あみん


相模原市民会館まで行ってまいりました(遠かった(T_T)/)。

今回のコンサートは、「宝くじ、まちの音楽会。岡村孝子&あみん・未来へのメッセージ」と題されたものでした。

途中15分の休憩をはさむ2部構成となっていました。ジャズなどではよくありますが、ポップスのコンサートとしては珍しい構成でしたね。

以下、ブログへのupは念頭になくライブを楽しんでしまいましたので、概要だけ・・・。

オープニングは岡村孝子さん、加藤晴子さんお2人で登場いたしまして、「琥珀色の想い出」だったと思います・・。
この曲は孝子さんが初めて作った「オリジナル曲」で、27年前の「待つわ」の次に出たセカンド・シングルです。(「琥珀色の想い出'08」としてアルバム「未来へのたすき」に収録)

そして第1部は孝子さんのソロコーナーでした。

長い時間(たび)なんていう懐かしい曲からスタートしましたな。私も「そういえばあったな・・」と、思い出しつつでした。

「あなたと生きた季節」。定番なのですな。「私の事は忘れてください・・・」という哀切なスローナンバーであります。

「電車」。出ましたな。究極の岡村バラード。「あなたをなくしてまでも決めた道を、くやむほど弱くなった私を叱って・・・。」
この「電車」は東横線がモチーフだとのこと・・。
いつ聴いても鳥肌ものです・・。

「forever」。昨年にご逝去された孝子さんのお父様へ向けられた曲です。
アルバム「未来へのたすき」に収録されています。

「心の草原」。これも定番ですな。どんな状況にあっても、心の中に「光ふりそそぐ心の草原」を持って、少しずつでもいいから前へ進みたい、という孝子さんの思いが詰まったミディアム・テンポのナンバーです。

「夢をあきらめないで」。言わずもがなの名曲です。
この歌は孝子さんが「自分を鞭打つために」書いた歌だと、かつてのコンサートでおっしゃっておりました。中学校の音楽の教科書にも使われている曲です。

ここで15分間の休憩がありました。

第2部。「あみん」のお2人の登場です。

「待つわ'07」。いわゆる孝子さんがよく口にする「あの曲」です。
27年前の夏に発売され、空前の大ヒットとなった「待つわ」の2007年バージョンです。27年前の物とは若干アレンジが違っていますが、曲の持つパワーは健在です!
この曲がなければ、我々ファンと「あみん」はおそらく出会っていないのですから、やはり感慨深い曲です。

「世界に一つだけの花」。あみんとしては初めて他のアーティストの曲を歌いましたね。個人的にはやっぱりあみんは「あみん」の歌がいいなぁ・・と思ってしまいました。

ここで地元のコーラス・グループの方々がステージに出てまいりまして、「浜辺の歌」「夢をあきらめないで」をあみんのお二人とコラボレーションされました。
「夢を~」に分厚いコーラスが付くと、荘厳な感じでとても良かったです。

「未来へのたすき」。あみんとしての一番新しいシングル曲です。
「今の自分から未来の自分へたすきを繋ぐ・・」という思いで作られた曲だそうです。

「銀色の少女」。孝子さんが敬愛していらっしゃる、さだまさしさんの作詞による曲です。「歳をとって髪が銀色になっても、心の中の<少女>を決して忘れずに生きてゆくわ・・・。」という、さださん独特の歌詞世界です。
「あみん」というネーミングの由来は、さだまさしさんの「パンプキン・パイとシナモンティー」という曲に出てくる喫茶店「安眠(あみん)」なのだそうです。

アンコール・「はぐれそうな天使」。
懐かしい曲でした!まさか演るとは思っていませんでした。来生えつこ作詞、来生たかお作曲によるキャッチーなナンバーです。

「天晴な青空」。オーラスはやはりこの曲でした!
孝子さんがデビュー20周年の時に、「一番の記念に」ということで当時主婦業に専念しておられたハコさんにお願いしてコーラスを入れてもらったというドライブ感のある名曲です。

以上、2009年6月13日(土)相模原市民会館 岡村孝子&あみん、コンサート概要でした・・。

P.S.「ひまわり」を歌っておられたのは憶えているのですが、曲順を失念いたしました・・・m(__)m。










「消されたヘッドライン」

2009-06-12 22:08:53 | Weblog
                         「消されたヘッドライン」

ラストの解りにくさを除けば素晴らしい作品ですね!

コンピューターなどに押されて情報媒体としては斜陽的な位置づけにある「新聞」というメディアを扱ったクライム・サスペンスであります。

ラッセル・クロウ、期待を裏切らずいい味出してますねぇ(^^♪!
「ワールド・オブ・ライズ」で太ったのをそのままに、長髪のひげ面で昔ながらの
ブンヤさんを力みなく好演しておりました。

この映画のめっけものは、ワシントン・グローブ紙のweb版担当のデラ・フライを演じたレイチェル・マクアダムスですね!!

ラッセル演じるカル・マカフリーとぶつかりながらも連携をとって真実をつきつめるデラ・・・気の強さと優しさを併せ持ったキャラクターをレイチェルは見事に演じきっておりました。
レイチェル・マクアダムスを知らなかったのは私だけかもしれませんが、ハリウッドってまだまだいい俳優さんがいらっしゃるのね・・と思ってしまいました!

編集局長を演じたヘレン・ミレンも貫禄があって良かったっす!

あらすじは、
ワシントンD.C.で連続して2つの殺人事件が起きるんですな。
一見して全く接点がないと思われたこれらの事件が、実は奇妙につながってくるのです。
被害者の黒人青年の携帯電話の通信履歴を調べていたワシントン・グローブの新聞記者、カル(ラッセル・クロウ)は、その通信履歴の中にもう一つの殺人事件の被害者ソニア・ベーカーのものがあることに驚愕します。
事態は進展し、2つの殺人事件が同じ犯人によって行われたかもしれないという推論にカルは達します・・・。

複雑なんですわ、これがまた・・・。

原題は「STATE OF PLAY」となっています。STATEは状態とか状況の意味だと思うのですが・・どう意訳するのか解りません・・。

ネタバレになりますが・・。
結局、スティーヴン(ベン・アフレック)がソニアと不倫の関係になり、不倫の途上でスティーヴンはソニアがスパイではないかと思うようになったんですね。
だから友人のロバート・ビンガム(マイケル・ベレッセ)に頼んでソニアの素性を探らせたと。

そしてソニアはスパイだと判ったのは良かったのですが、ビンガムが湾岸戦争従軍以来の国粋主義者だったために、思い余ってソニアを殺してしまうわけです。

さらにソニアの情報が入ったビンガムのブリーフケースを、黒人の青年がひったくってしまい、ビンガムに追跡され射殺されてしまうのですな。
その時通りかかったピザの宅配の男性も拳銃で撃たれ、結局病院で射殺されてしまうと・・・。

おそらく脚本では、「国家のため」という思いで殺人まで犯してしまう元兵士の思いと、「戦争で稼ぐ」という軍事企業のやり方を比べたときの理不尽さのようなものを描こうとしたのではないかとおもうのですが、
いかんせん犯人ビンガムの素性が判るのがラスト直前のワンシーンだけ・・・。

観ている方にとっては、よく判らないうちに映画は終わってゆくという状況でした。

それでもそこに至るまでの部分で充分に満足できたからよかったですが・・・。

まぁ、個人的にはレイチェル・マクアダムスのファンになれたから良かったかなというところでした!


「リダクテッド」-真実の価値ー

2009-06-08 12:34:34 | Weblog
                      「リダクテッド」-真実の価値ー

redactを辞書で調べると、「編集する」という動詞であることが判ります。

redacted=編集された、編集済みの~という形容詞的使い方になります。

戦争は恐ろしい。でも本当に恐ろしいのは、そこで行われた真実がredactされてしまうことなんですね。

都合の悪い情報や文書が削除あるいは捏造されて世界に知れ渡る。これほど怖いことはありません。

この映画はドキュメンタリーではありません。
しかし、作品の本題になっている米兵のイラク女性レイプ及び殺害事件は事実に基づいて作られています。

劇中では、自爆テロや狙撃の危険にさらされながら緊張のなかの退屈にむしばまれ、常軌を逸してゆく米兵と、それを止めようと必死になる仲間がまるでドキュメンタリーのように描かれてゆきます。

検問所を強引に通過しようとするイラク人の車にめがけて、フレークという米兵が機関銃を叩き込みます。
中から出てきたのは血だらけの妊婦と付き添いの家族でした。
妊婦が産気づいたので、急いで病院に運ぶところで機関銃を撃ち込まれたのです。

妊婦とお腹の赤ちゃんは病院に着きましたが手遅れでした。

機関銃を打ち込んだフレークはその夜、「人を殺すともっと動揺するかと思ったが、魚を殺した程度だ」と言い放ちます。

結局このフレークと、相棒のラッシュという米兵2人がイラク人宅に押し入り、15才の少女をレイプしてそこにいた一家全員を射殺したのです。

2人を最後まで止めようとしたマッコイという米兵は、後に軍の上層部に真実を話すのですが、軍側の聞き手の方が「君は実際家の中に入って見てはいないんだろう!?」と、まさにredactしてくるのでした・・。

情報操作の恐ろしさを垣間見ました。
我々にできることは、今、眼前にある情報に対して、常に幾分かの“懐疑”の気持ちを持って接することではないでしょうか・・。

監督・脚本 ブライアン・デ・パルマ


#連続テレビ小説「つばさ」第55~60回「愛と憎しみの川越」

2009-06-07 17:27:01 | Weblog
                             「つばさ」

なんと「愛と憎しみの川越」でございますよ!!

サンダンス映画祭に出品される映画のようなタイトルじゃあ~りませんか!

甘玉堂にアルバイトにやってきた紀菜子(斉藤由貴)さんは、じつは先代(小松政夫)が愛人に産ませた子・・・つまり加乃子さんとは腹違いの妹だったのである!

斉藤由貴といえば私がまだ学生だった頃、爆発的人気を誇ったアイドルでしてな、
「卒業」「悲しみよこんにちは」などのヒット曲もなつかしい限りですな(^^♪!

先代の所業に対抗するためなのか、千代(吉行和子)はどういうわけか浪岡(ROLLY)とデートすることになります!

放送以来初めて、吉行さんが洋服で登場いたします!
正直、和服の時よりも20才は若くみえますー!!
そしてどういうわけか、ROLLYが和服で登場しました!意外と似合うんだなこれが。
二人でカラオケボックスで「月がとっても青いから」なぞを唄っておりました。


一方つばさは、翔太の女子アナとのデートの写真がスポーツ紙の一面に載り、身を切られるような思いであります・・。

つばさは「男の不倫」について、信じられない・・・という思いでいっぱいになってしまいました・・。

翔太に関する報道は、誤報であったことがわかりました!よかったね!つばさくん!

そして紀菜子がラジオぽてとにつばさを訪ねてやって来ました・・。
和菓子の花形である「鹿ノ子」を名前に付けてもらった加乃子の境遇と、脇役でしかない「きな粉」を付けられた自分とを比べて、自分は「愛人の子」だというコンプレックスをずっと抱えてきたことをつばさに話した・・。もう二度と甘玉堂へは行かない、と言った紀菜子さんでした・・。

そこでつばさが考えるのですねぇ。ラジオの力で千代と紀菜子を繋ぐのです!
ラジオの向こうの紀菜子へ向かって千代は、「川越へお越しの際は、また甘玉堂へ足をお運びください・・」

ラジオの力って、すごいですね・・・。

今週は、知秋くんが何気に万里(吉田桂子)さんに接近しようとしてズッコケるシーンがありました!ああいうシーンは面白いっす(^^♪!。

真瀬(宅間孝行)も優花ちゃんとの暮らしにズッコケていましたな・・・。





 

「グラディエーター」

2009-06-06 06:49:26 | Weblog
                        「グラディエーター」

劇場で上映されている頃は、仕事などにかまけて観に行けなかった作品です。

古代ローマ帝国を部隊にしたスペクタクル活劇であります。

このような、世界をまたに架ける様な作品には必ず付き物の、
「なんでローマ帝国の人間が英語を喋っているんだ!?」などという批判は、本作品が娯楽活劇である事から鑑みても、あまり的を得ていないと思います。

たしかに出演者が当時のローマの言葉で演じたら、それは凄い事だと思います。

しかし、ハリウッド映画で、興行収入も上げねばならず、それにオスカー等の賞レースもからんでくると、ある程度英語が使われていないと・・。<外国語映画>扱いにされてしまっては具合が悪いのでしょうね。
(「ブラック・レイン」のような映画はまた別である。アメリカ人と日本人の意思の疎通の難しさ自体が映画の1つのテーマになっているからである)


コンモドゥス(マルクス・アウレリウス・コンモドゥス・アントニウス)在位180~192年
ローマ帝国史上最低の皇帝の一人と言われ、「暴虐帝」とも呼ばれる・・。

ゲルマニアに勝利した将軍マキシマス(ラッセル・クロウ)でありましたが・・。

皇帝(コンモドゥスの父)(リチャード・ハリス)にマキシマスは言われます「私の死後のローマ皇帝は君だ・・。息子のコンモドゥス(ホアキン・フェニックス)はその器にない」

コンモドゥスは父に呼び出され言われます「私の死後の皇帝はマキシマスとする。お前はマキシマスのよき理解者となれ」

コンモドゥスは激昂します。野心家である彼はどうしても納得がいきません。
そして、その場で年老いた父を殺してしまいます・・。

マキシマスにも魔の手が・・。反逆者として処刑されることになってしまいました。
辛くも処刑の場から逃げ出したマキシマスでしたが・・。

故郷の家はもうコンモドゥスの手が周っていました。愛する妻も、息子も、殺されていたのです!

マキシマスは倒れているところを旅回りの一団に助けてもらい、心ならずも“剣闘士(グラディエーター)”となります。

いつの日かコモンドゥスを殺す・・・それだけを胸に秘めて・・。


リドリー・スコット作品ではいつも触れるのですが、この作品も映像が美しいです。
ローマのコロセアムは圧巻でした!まさに「ベン・ハー」を彷彿とさせるような騎馬戦(マキシマス側は馬に乗っていませんでしたが)の迫力!

コモンドゥスの姉ルッシラを演じたコニー・ニールセンも、弟への恐怖とマキシマスへの愛をよく表現していたと思います。

この作品は、第73回アカデミー賞作品賞、主演男優賞他3部門でオスカーを獲っています。