ヒッキーはつむじ風!!

ヒッキーが観て気に入った映画を、ブログで紹介します。

「交渉人 THE MOVIE」

2010-02-24 13:15:04 | Weblog
                          「交渉人 THE MOVIE」
ユナイテッドシネマ豊島園にて。
監督・松田秀知

同名テレビシリーズの映画化物ですな。

基本的に私、テレビ見ないので(昔はよくみたんだけどなぁ)、このテレビシリーズも見たことはありませんでした。

でも、米倉さんが“アクション”ぽいのやってる、くらいは知っていましたので、
かねてから「日本人の女性でカッコイイアクションスター出ないかなー」と思っていた私は、この映画結構楽しみにしていたんですよ(^^♪。

観終えて、「ストーリーの複雑な部分は抜きにして、米倉アクションもっと見たかったっす!」って感じですかね~。

基本的に「太陽にほえろ」ではないので(笑)、“犯人を走って追いかける”というスタイルではないんですな(私的には米倉さんの全力疾走見てみたかったっすが)・・。
あくまでも「交渉人」ですからね・・。

本作では羽田発北九州行きスカイバード201便がハイジャックされます!

機内に乗り合わせた宇佐木(米倉涼子)と木崎(筧利夫)が、地上の管制部にいる桐沢チーフ(陣内孝則)と連絡を取りながら、犯人との交渉を行います・・。
犯人グループは3人・・・。木元祐介(林遣都)とその兄・・そして主犯格の男(反町隆史)。

犯人の要求は、拘置所に拘留中の御堂啓一郎(津川雅彦)を釈放すること・・
祐介とその兄は、この御堂の“この国を変える”という言葉に心酔して、ハイジャック犯となったのです・・・。


制作費が限られているせいからなのか、この作品全編にチープな“イメージ”が漂います。
しかし津川雅彦さんが映っているシーンは、そのイメージが“消え”て“重厚”なドラマに
感じるのですよ。凄い役者さんです!

ストーリーの軸になっている「超法規的釈放」は、私が時事に疎いせいか、何十年か前に感じていたような危機感が感じられなかったのでちょっと残念でした。

しかし、スペクタクル・アクションとして気軽に観る分には、米倉さんと反町さんのタイマンもあるし、何といっても米倉さんの航空機操縦シーンは、かつての「エアポート'75」の
カレン・ブラックを彷彿とさせてチカラの入るシーンでした。

ですが映画として彼女の魅力をもっと出すなら、もっと、もっとアクション・シーンを増やして欲しかったですね~。ガン・アクションでもいいし、素手でもいいし・・。
まぁ、タイトルが「交渉人」だから仕方ないといえばそれまでだけれど・・。
もうちょっと観てみたかったっすね(^^♪。

米倉さん、今度は是非、全力疾走する役に挑んでいただきたいなと、思いました!
米倉涼子さん!日本のアクション映画の未来は、貴女の双肩にかかっています!頑張ってください~(^^♪!!


ひきばっち的満足度★★★☆







「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」

2010-02-21 15:51:22 | Weblog
                    「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」
よみうりホールにて。試写会。
監督・クリス・コロンバス
原作・リック・リオーダン

久しぶりの試写会でした。作品がファンタジー系だからか、子供からお年寄りまで、幅広い観客層でした。

さて、本作なのですが、「ギリシア神話」を題材にしたファンタジー・・・で、主演が「3時10分、決断のとき」でクリスチャン・ベイルの息子を演じたローガン・ラーマン君・・。
という位しか前知識ナシでの鑑賞でした。

観終わって・・「ギリシア神話よく知らなくても充分楽しめました!」・・という感じですね(^^♪。

知っているに越したことはないと思いますが、
ストーリーの中で丁寧に説明してくれますし、細かい枝葉よりも映画が持つグルーヴ感を楽しんだ者勝ち、という気がします!

ストーリーの出だしは、
主人公・パーシー・ジャクソン君(ローガン・ラーマン)は、難読症に悩むごく普通の17才の少年・・。
しかし、彼には不思議な能力があった・・・“水”を自由自在にあやつれるのだ・・!

彼は実は、ポセイドンという“水の神”と人間との間に生まれた<デミゴッド>だったのだ・・!!

冥界の神「ハデス」にさらわれた母親を助け出すために、そして<ゼウスの稲妻>を探し出し、神々の争いを止めるために、彼は冒険の旅に出る!!

同じ<デミゴッド>である親友のグローバー(ブランドン・T・ジャクソン)とアナベス(アレクサンドラ・ダダリオ)と共に!!

とまあ、こんな感じですね・・。
この原作は児童向けの本らしいので、映画もこまかいことは言いっこなしで観ないといけまへんな(^^♪

優しい目で見てあげると、作品自体にスピード感がありますので、結構楽しめました!
旅の途中で遭遇する様々なクリーチャーや、色々な神々は圧巻でした!

題名にある“オリンポス”=“Olympus”は、「ギリシア北部の高山」の名称で、その山頂に神々が住んだと言われておるそうです・・。

主演のローガン・ラーマン君、この作品でおそらくブレイクするのではないでしょうか・・。

親友のグローバーを演じたブランドン・T・ジャクソンのノリはクリス・タッカーを彷彿とさせ、ストーリーに小気味よいドライブ感を与えています。

そして、知恵の女神「アテナ」の娘であるアナベスを演じたアレクサンドラ・ダダリオ!
“強くて美しい”インパクトを残した彼女も将来が楽しみです。

その他にも、ブルナー先生役をなんと007のピアース・ブロスナンが演じていたり、
目が合った者を石に変えてしまうメドゥーサ役を「キル・ビル」のユマ・サーマンが演じていたりと、キャスティングも豪華ですな・・。(メドゥーサはマジ怖かった(T_T)/)。


ひきばっち的満足度★★★☆


「インビクタス/負けざる者たち」

2010-02-15 14:57:49 | Weblog
                         「インビクタス/負けざる者たち」
ユナイテッドシネマ豊島園にて。
監督・クリント・イーストウッド
原作・ジョン・カーリン
脚本・アンソニー・ベッカム

ジョン・カーリン原作の実話を題材に作られている作品である。

ネタバレご注意!!
1994年、南アフリカ共和国。
1966年から27年間、牢獄に繋がれていたネルソン・マンデラ氏(モーガン・フリーマン)が釈放され、南アフリカ初の
黒人大統領となる。
いわゆる“アパルトヘイト”は文面上は無くなったが・・。

一握りの白人が、人口の9割以上の黒人“隔離”してきた過去の遺恨はたやすくは拭えなかった。
黒人たちは、胸の中で白人に対する“復讐”の火を燻らせていた・・。

多忙な公務の合間に、マンデラ大統領が観戦した南アフリカ対イギリスのラグビーの応援で、大統領が目にしたのは・・。


この頃までずっと、南アフリカ(以下南ア)ではラグビーは“白人のやるスポーツ”だったんですね。
ですから、南アの黒人たちにとって、ラグビーは“アパルトヘイトの象徴”であったと・・。

その弱小南アのチームのユニフォームの色や、チーム名を、変えてしまおうと黒人が会議を開いているところにマンデラ大統領が駆けつけるシーンはグッときました・・。

“復讐は何も生まない、チーム名やユニフォームの色は変えるべきではない”

マンデラ大統領ほどの人物ですから、今後南アが進むべき道を慮っての発言でしょう。

この作品は、ラグビーの試合と応援のシーン以外は、極めて淡々と描かれています。
音楽も必要最小限(これはイーストウッド作品に共通していることですが)、途中にデュエットの歌が流れたのが私的にはイヤでしたが・・。

ワールドカップの間の早朝に、ピナール(マット・デイモン)率いる南アチームのメンバーが、かつてマンデラ氏が入れられていた牢獄跡を訪ねるシーンは、“幽閉”などという生半可なイメージをぶちこわし、まさに“投獄”であるという認識をピナールにも、観客にも突きつけます。

このスペースで27年間・・それでも白人に“復讐”しようとはしない男・・。
おそらく、ピナールもそのような思いが胸を去来したのではないでしょうか。

この作品は、イーストウッド作品には珍しく、ストーリーが“希望”に向かって進んでゆきます。

そしてワールドカップの戦いは、この種のシーンの白眉として語られるであろう迫力です!
特に、決勝のオール・ブラックス戦は骨がきしむような感じがして。。見ているこちらもチカラが入ってしまいました!
私的には、この試合のシーンを見れただけで結構満足って感じでした。

映画的には、希望に満ちたハッピーエンドはあまり好きじゃないのですが、エンドロールで映る実際のマンデラ大統領や、南アの選手たちの写真を見ると、あぁ、本当にあったんだなぁ・・と感慨深かったです・・・。

それにしても、モーガン・フリーマンはセリフの切れが悪くなって、見ていてとても痛々しかったです・・。聞いた話では、認知症も少しあるとか・・。
ゆっくり治して、まだまだ活躍してほしいです!!


ひきばっち的満足度★★★★







「食堂かたつむり」

2010-02-11 19:44:25 | Weblog
                                「食堂かたつむり」
ユナイテッドシネマ豊島園にて。
監督・富永まい
原作・小川糸
脚本・高井浩子

失ったもの:恋、家財道具一式、声。

残ったもの:ぬか床・・・。

というキャッチ・コピーのこの作品。

ネタバレご注意です!!

街で恋人と一緒にレストランを開くのが夢だった倫子(柴咲コウ)は、ある日アパートへ帰ってみると・・家財道具一式が全部無くなって・・・当然彼もどこかへ消えて・・・残ったのは、ぬか床だけ・・(T_T)/~~。

そのショックで倫子は、声が出なくなってしまいます・・・。

倫子は田舎へ帰ってきます・・。
折り合いの悪い母親・ルリ子(余貴美子)が住む田舎へ・・。

こんな感じで物語りは始まりますな。

原作、脚本、監督が全て女性なのですね~。
作品も、多分、男の私には解らないような、女性ならではの微妙なニュアンスがあるのでしょうね(^^♪。

倫子は田舎で食堂を開くわけですが、この厨房に立つ柴咲コウの映像を見て、
「しあわせのかおり」という映画で中谷美紀が厨房に立つシーンを思い出しました。
両作とも、何か“スピリチュアル”で厳粛なシーンになっています・・。

倫子の作る料理は、それを食べた人たちを幸せにしてゆきますな・・。

この後、思わぬ展開が待っているのですが・・。

正直、この映画の作風は私は苦手なジャンルでした。
もうちょっと、現実感のある作品かなと思って期待したもので・・。

中学生の女の子(志田未来)が男の子と食事をするシーンとか、
田中哲司演ずる不遜な男がお茶漬けを食べるシーンとか、
好きなシーンはあったのですが・・。

といっても、あくまでも私が、ですから、他の方、特に女性がご覧になったら、
まったく違う感想になることでしょう・・・(^^♪。


ひきばっち的満足度★★★










「ゴールデンスランバー」

2010-02-10 20:55:13 | Weblog
                             「ゴールデンスランバー」
ユナイテッドシネマ豊島園にて。
監督・中村義洋
原作・伊坂幸太郎

舞台は仙台。オール・ロケーションの力作であります。

まぁ、簡単に言うと、「逃げる映画」ですね(笑)!いやいやダメだと言ってるんじゃないっすよ。
ネタバレありますのでこれからご覧になる方はご注意ください!

運送会社に勤める青柳(堺雅人)は、ある日、大学時代のサークル仲間の森田(吉岡秀隆)に、釣りに行こうと久しぶりに呼び出されます・・。

大通りでは、初の仙台出身の野党系から出た総理大臣の祝賀パレードが行われる予定で、歩道は凄い人だかりでした・・。

まぁ、ここまで書けばお察しがつくやもしれませんが、呼び出した車の助手席に青柳が座ると、森田が血相を変えて、「お前、オズワルドにされるぞ・・!」この時の吉岡秀隆の末期的な形相は説得力があったっすね!

大通りで突然凄い爆発音がします。首相暗殺でした。

助手席を降りた青柳に向かって、警察官が拳銃を構えています・・。
反射的に走り出した青柳の後ろで、今まで乗っていた森田の車が爆発します・・。
青柳の逃走劇の始まりでした・・。

あんまりストーリーは書きたくなかったんですが、とりあえず、最低ここまで書かないとということで・・。

この作品は、観る角度によって、人それぞれ全く違う感想になると思いますな!

私は原作未読でしたが、逃走劇だというのは知っていましたので、「逃走劇とゴールデンスランバー(ビートルズの曲)と、どう結びつくんだ・・?」くらいな感じで観に行きました。
観終わって・・。
逃走劇、いわゆる「アクション・スペクタクル」的な期待は、私的には不満の残る作品でしたね~・・。
これほど国家権力の関わった事件なのに、青柳が逃げる隙がいたるところでありますし、
逆に、警察側から見れば、ここまで追い詰めれば逃がすはずないでしょう、という所で青柳を簡単に捕りそこねている・・。

まぁ、原作ありき、の場合、しばしば遭遇しますが、原作に忠実にするがために、「映画」としての全体のスピード感が無くなってしまう・・という・・。
同じ逃走劇でも、ハリソン・フォード主演の「逃亡者」(TVシリーズの映画リメイク版ですが、私、大好きなんです(^^♪)などは、ストーリーに常に緊迫感とスピード感がありますよね~。

と、ここまで書くと私ががっかりして映画館を後にしたようですが・・。
実は結構満足して家路についたのですよ。

それはなぜかとたずねたら!

この作品にはもう一つの側面があったのですな。

劇中で暗殺犯にでっちあげられた青柳を、大学時代のサークル仲間であるカズ(劇団ひとり)、そしてかつて青柳と付き合っていた晴子(竹内結子)らがTVニュースを見て、「青柳さん(くん)はやっていない!」
彼を逃がすために、昔の仲間が何とかしようと動き始める・・。

これはあくまで私の予想ですが、中村監督は本当はこの青柳、晴子、カズ、森田たちの過ぎ去った青春のほろ苦さや、今となってはもう戻れないあの日々への憧憬を描きたかったのではないだろうか・・。

“かつて 道があった。 懐かしい故郷へとつづく道が。
 かつて 道があった。 懐かしい家へとつづく道が・・”(GOLDEN SLUMBERS より)

少なくとも私は4人の回想のシークエンスで不覚にも涙した。

花火工場での青柳と晴子の初めてのキスシーンは、自分が青柳さんになったようにドキドキした・・!

そして時は流れ、晴子は別の男性と結婚し、子供もいる・・。

ラストシーンでの「たいへんよくできました」のスタンプには愛が感じられた・・。

この作品はわたしにとって、切ない青春映画として記憶に残ったのであります・・。


ひきばっち的満足度★★★★


 
 









「おとうと」

2010-02-06 19:22:24 | Weblog
                                   「おとうと」
ユナイテッドシネマ豊島園にて。
監督・山田洋次

観終わったこの感じを、何といって表現したらよいのだろうか・・。
テーマ的には、“家族の絆”なのだろうけれど、そういう派手ではないテーマを“しっかり”と描く・・。山田監督にしかなせない“技”なのだろう。

ネタバレあります。
物語りとしては、主人公である高野吟子(吉永小百合)には不出来な弟・鉄郎(笑福亭鶴瓶)が大阪にいる・・。
吟子の亡き夫の十三回忌で酒を飲んで大暴れして、それ以来、音信不通であった・・。

吟子が女手一つで育て上げた娘の小春(蒼井優)もエリート医師との結婚が決まり、
結婚式の披露宴も滞りなく進んでいた・・その時・・鉄郎が披露宴に現れたのだった・・・!

と、こんな感じで始まるのですが・・。

鶴瓶のダメ男ぶりが見事です(^^♪!
いい表現ではないかもしれませんが、鶴瓶演じる鉄郎と吉永さん演じる吟子が、なんとなく寅さんとさくらのイメージにダブりましたね!

吉永小百合さんの演技って、決して派手ではないし、いわゆる“上手いっ!!”という感じではないんですけれど、誠実で人情味が滲み出るというか・・この吟子の役は他の役者さんではイメージがわかないっすね・・。

後半、物語は、シリアスな場面を向かえます。
観る予定の方は読まないでください

音信不通になっていた鉄郎の居場所が判明します。
大阪の通天閣の近くにある、身寄りのない病気の人々のためのホスピスでした・・。

このホスピスの所長を演じた小日向文世、はまり役でした!いたずらにジメジメしていなくて。吟子に状況説明をするシーンは目頭が熱くなりました・・。

さらに、このホスピスの職員を演じた石田ゆり子、とてもよかったです。
山田監督の演出なのでしょうが、冷静な中に、優しさがあって・・。
「ほら、てっちゃん、もうすぐらく~になるからね~」
観ていて、涙が溢れました。不謹慎な言い方ですが、てっちゃんこんな優しくしてもらえて、しあわせだったね、と思いました。
ラストシーン、おばあちゃん(加藤治子)の言葉に涙が・・。

やはり私は、古い人間なんでしょうかねぇ・・・。



ひきばっち的満足度★★★★★ 5/5


「ラブリーボーン」

2010-02-02 20:51:13 | Weblog
                               「ラブリーボーン」
新宿ピカデリーにて。
監督・ピーター・ジャクソン

ペンシルバニアのとある町に住む14歳の少女、スージー・サーモン。
1973年12月6日、彼女は何者かによって殺された・・。
これは彼女が天国へ行ってからのストーリーである・・。

こんな感じのキャッチ・コピーでしたな。

ネタバレあります!
いつも行く映画館にこの作品のポスターがあって、「アカデミー賞最有力候補」って書いてあったので、結構期待して観に行きました。

観終わって・・・う~ん、私には家族愛がないのかなぁ・・と、少々落ち込みました。

この作品は、おそらく、娘を殺された家族の心の立ち直りと、天国の手前で立ち止まっているスージー(シアーシャ・ローナン)の心の成長、残された家族との“絆”をメインに描いているのだろうと、頭では解っているつもりなのですが・・・。

何故かいまいちピンとこなかったんですよ・・。
やっぱり私は“愛”の解らない人間なのかもしれません(T_T)/

この作品には、ジャクソン監督も言っているのですが、“スリラー”の側面があるのです
犯人は、一見普通の男・・。
その犯人を、いぶかしげに見るスージーの父・ジャック(マーク・ウォールバーグ)・・。

スージーの妹・リンジー(ローズ・マックィーバー)も、初めは全く気付かなかったのですが、徐々にその男に疑惑を持ちはじめますな・・。

そしてリンジーがその男の家に入って証拠を見つけるくだりは、まさに手に汗握る場面でありました!
一級品のスリラーだと言っても過言ではないでしょう。

また、この映画は、犯罪によって殺された少女たちをあえて映像で見せることによって、現代犯罪の怖さを描き、現代社会に対して警鐘を鳴らしてもいるのですな。

あと、特筆すべきは、映像の美しさですな!

スージーが死後に行く、“現世と天国との境目”は勿論ですが、その他のシーンの映像も色彩が綺麗で、私は「こんなに綺麗な映像を見れただけで、50ポイントupだな~・・」と、観ながら思ったほどでした・・。


ひきばっち的満足度★★★☆