ヒッキーはつむじ風!!

ヒッキーが観て気に入った映画を、ブログで紹介します。

「ボーイズ・ドント・クライ」

2021-02-12 15:51:47 | Weblog
「ボーイズ・ドント・クライ」


監督・キンバリー・ピアース
脚本・アンディ・ビーネン、キンバリー・ピアース
音楽・ネイサン・ラーソン

だいぶ以前に、友人の薦めで観たことのある本作を、先日もう一度観てみました。

実話に基づく作品です。

ブランドン・ティーナ(ヒラリー・スワンク)はアメリカのネブラスカ州リンカーンという田舎町で生まれ育った。'72年生まれ。

ブランドンは、トランスジェンダー男性である(男性の性同一性を持つが、出生時に女性と割り当てられた人)。
物理的には女性でも、心は男性なのである。


ゲイの従兄ロニー(マット・マクグラス)に髪を短く切ってもらい、勇躍出掛けたフォールズタウンという街で、ブランドンはジョン(ピーター・サースガード)、トム(ブレンダン・セクストン3世)、キャンディス(アリシア・ゴランソン)、そしてラナ(クロエ・セヴィニー)たちと出逢う。。

ジョンとトムはかなりのならず者。

ジョンはラナを憎からず思っているのだが、やがてラナはブランドンと恋に落ちてゆく。

そんな頃、過去の小さな事件のことがきっかけで、ブランドンが女性であることが、ジョンたちに知れてしまう。。

という感じで、事態は悪い方向へ進んでゆきます。正直、とても重い。。。(T_T)

実話に基づいているから、尚更悲しい。

ラストの事件が1993年ということだから、今から二十数年前だけど、そんなに大昔って訳じゃないし、国もアメリカだし。。。それなのに、こんなにブランドンのような立場の人が嫌悪されていたことに、驚かされます。

都会ではなく、田舎町だったので、そういう意識がまだ・・・という説もありますが。。


映画としては、完成度も高く、ヒラリー・スワンクの演技と存在感は素晴らしいと思います。
ただ、ヒラリーのオスカー受賞のスピーチの時に、ブランドン・ティーナの実母は、自分の子供のことをヒラリーが「男性」と言及したことを批判したとのこと。。想いは様々のようです。。

このレビューを書くために、Wikipediaとかで調べるまで、監督のキンバリー・ピアースさんが女性だということを、はずかしながら、わたし知りませんでした(+o+)

劇中で流れる音楽は、ロック(なんというカテゴリーのロックか、解らず(+o+))で、ボーカルと、ディストーションを深めに掛けたギターがとても印象的です。

ネブラスカ州フンボルトが最後の場所になってしまうのですが、映画を見ることでそういった問題を考えるきっかけになるのではないだろうかと、思いました。。






ヒッキー的満足度★★★★









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2 コメント

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なるほどーーーー (宮ちゃん)
2021-02-19 16:40:36
こーゆー問題って
今でも、まだまだ、なんですかねーー
最近の、特に、若い世代では
ぜんぜん、問題じゃなくなってる?
いやいや、そうでもない?
でも、テレビとかに、マツコとかイッコーさんとか
ぜんぜん、活躍してるしねーーー
どうなんでしょうねーー
ヒッキーさん、はっぴーな週末をーー
らっきーでーー ふぉーーゆーーー
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宮さん こんばんは♪ (ヒッキー)
2021-02-19 19:05:45
そうですね~。
どうなんでしょうね。。

私も身近に、トランスジェンダー男性の方、おられましたけど、精力的に音楽活動なさってましたね~。。

周りの環境にも依るんでしょうね。。
周囲が理解のある環境か否かが、問題で、この映画のブランドンの場合は、周りの理解が充分でなかったから、悲しい結末になってしまったと、思われますね。。。

法的整備、医療的整備、あると思います。この作品が考えるきっかけをくれたのかなと、思っております。。。
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