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映画「ブラック・レイン」
男たちの上に、悲しみの雨が降る
この映画を封切りで観て、十日後に松田優作の訃報を知った。信じられなかった。
あんな「強い男」が・・・。
あらためてもう一度観にいった。病と知りながら、凄まじい演技である。優作さんは、今でも私の中で「強い男」として、そして「探偵さん」として生き続けている・・。
オープニング・・何度観ても鳥肌が立つ。真赤な太陽が大写しになって、真ん中に縦に「BLACK RAIN」の文字・・。やがて太陽は大きな地球儀になって、その横を1台のバイクが通り過ぎて行く・・。
そこにかぶるオープニング・テーマ、グレッグ・オールマンの「I'll be hoiding on」・・。朝焼けの中、橋を渡るバイク・・。これから始まる死闘の前の静寂のような、まさにリドリー・スコットの真骨頂である!!
ニューヨーク市警のニック(マイケル・ダグラス)は、今日も過去の事件での犯人からの金銭授受に関する審議を受けさせられている。
「クソッタレ、スーツ野郎が・・!!」
同僚のチャーリー(アンディ・ガルシア)は、「おまえの潔白を信じている。」
その日の昼、あるランチ・バーでニックとチャーリーは食事をしていた。
突然、サングラスをかけた東洋人らしき男数人が店に入って来て、またたくまに数人の客を刺し殺し、何か、箱のようなものを持ち帰ろうとしていた。
タイミングをはかり、ニックとチャーリーが拳銃を構えると、にわかに銃撃戦に!!東洋人のボス、佐藤(松田優作)は逃げ出した生肉工場の中で、ニックとチャーリーによって辛くも逮捕!!護送されて行った。
佐藤は日本人であることが判明。日本大使館より、佐藤を直ちに大阪へ護送、大阪県警へ引き渡す旨命令あり。ニックとチャーリーが大阪まで護送するよう上司より命令された。
大阪へ向けて、飛行機は飛び立った・・。
監督のリドリー・スコットは、本当は大阪でなく東京を舞台にしたかったらしいです。
しかし、最近はフィルム・コミッションなどもできて、都会の撮影もしやすくなったようですが、いま2008年10月とすると、約20年前の映画ですから、撮影に縛りがかなり多かったらしいです。群衆を繁華街に集めてパトカーを何台も停めて・・というのはしっかりしたフィルム・コミッションがないと、許可にならなかったのかもしれません。
ですから、大阪のバーのシーンは、ハリウッドのセットでとったらしく、「こんなバーねえぞ日本には!!だいたい健さんのドリンクはいったい何なんだ!?」という声も続出!!
警察がアジトに突っ込んだシーンでも「今のやくざさんは、ふんどし一丁でいないでしょう!?ガッツさん!!」
って感じですよね(^^♪。
菅井の親分(若山富三郎)の家のテレビは何故かマージャンの牌が並んでるし・・。
書き出したらきりがないっす。
でも、そんなことは全てチャラにしても余りあるスコット監督の映像美!!
飛行機が大阪に入ってくるときの、夕陽に工場群の煙・・。そんなとこに空港はないような気はするけど、恐ろしいほど美しい・・。
リドリー・スコット監督は、美術畑の出身で、「エイリアン」「ブレードランナー」「G.I.ジェーン」「ハンニバル」「ブラック・ホーク・ダウン」「グラディエーター」「アメリカン・ギャングスター」と、観ていただくとわかるかと思うのですが、とにかく映像が美しいんです。「光と影の魔術師」ともよばれているんですよ。
優作さんの最期の映画となった、本作品。
ラスト近くの格闘シーンは何度観ても、すごいっす。頭が下がりますm(__)m。
監督 リドリー・スコット
出演 マイケル・ダグラス
高倉 健
アンディ・ガルシア
松田優作
若山富三郎
神山 繁
ケイト・キャプショー
内田裕也
ガッツ石松
大野美雪 他
男たちの上に、悲しみの雨が降る
この映画を封切りで観て、十日後に松田優作の訃報を知った。信じられなかった。
あんな「強い男」が・・・。
あらためてもう一度観にいった。病と知りながら、凄まじい演技である。優作さんは、今でも私の中で「強い男」として、そして「探偵さん」として生き続けている・・。
オープニング・・何度観ても鳥肌が立つ。真赤な太陽が大写しになって、真ん中に縦に「BLACK RAIN」の文字・・。やがて太陽は大きな地球儀になって、その横を1台のバイクが通り過ぎて行く・・。
そこにかぶるオープニング・テーマ、グレッグ・オールマンの「I'll be hoiding on」・・。朝焼けの中、橋を渡るバイク・・。これから始まる死闘の前の静寂のような、まさにリドリー・スコットの真骨頂である!!
ニューヨーク市警のニック(マイケル・ダグラス)は、今日も過去の事件での犯人からの金銭授受に関する審議を受けさせられている。
「クソッタレ、スーツ野郎が・・!!」
同僚のチャーリー(アンディ・ガルシア)は、「おまえの潔白を信じている。」
その日の昼、あるランチ・バーでニックとチャーリーは食事をしていた。
突然、サングラスをかけた東洋人らしき男数人が店に入って来て、またたくまに数人の客を刺し殺し、何か、箱のようなものを持ち帰ろうとしていた。
タイミングをはかり、ニックとチャーリーが拳銃を構えると、にわかに銃撃戦に!!東洋人のボス、佐藤(松田優作)は逃げ出した生肉工場の中で、ニックとチャーリーによって辛くも逮捕!!護送されて行った。
佐藤は日本人であることが判明。日本大使館より、佐藤を直ちに大阪へ護送、大阪県警へ引き渡す旨命令あり。ニックとチャーリーが大阪まで護送するよう上司より命令された。
大阪へ向けて、飛行機は飛び立った・・。
監督のリドリー・スコットは、本当は大阪でなく東京を舞台にしたかったらしいです。
しかし、最近はフィルム・コミッションなどもできて、都会の撮影もしやすくなったようですが、いま2008年10月とすると、約20年前の映画ですから、撮影に縛りがかなり多かったらしいです。群衆を繁華街に集めてパトカーを何台も停めて・・というのはしっかりしたフィルム・コミッションがないと、許可にならなかったのかもしれません。
ですから、大阪のバーのシーンは、ハリウッドのセットでとったらしく、「こんなバーねえぞ日本には!!だいたい健さんのドリンクはいったい何なんだ!?」という声も続出!!
警察がアジトに突っ込んだシーンでも「今のやくざさんは、ふんどし一丁でいないでしょう!?ガッツさん!!」
って感じですよね(^^♪。
菅井の親分(若山富三郎)の家のテレビは何故かマージャンの牌が並んでるし・・。
書き出したらきりがないっす。
でも、そんなことは全てチャラにしても余りあるスコット監督の映像美!!
飛行機が大阪に入ってくるときの、夕陽に工場群の煙・・。そんなとこに空港はないような気はするけど、恐ろしいほど美しい・・。
リドリー・スコット監督は、美術畑の出身で、「エイリアン」「ブレードランナー」「G.I.ジェーン」「ハンニバル」「ブラック・ホーク・ダウン」「グラディエーター」「アメリカン・ギャングスター」と、観ていただくとわかるかと思うのですが、とにかく映像が美しいんです。「光と影の魔術師」ともよばれているんですよ。
優作さんの最期の映画となった、本作品。
ラスト近くの格闘シーンは何度観ても、すごいっす。頭が下がりますm(__)m。
監督 リドリー・スコット
出演 マイケル・ダグラス
高倉 健
アンディ・ガルシア
松田優作
若山富三郎
神山 繁
ケイト・キャプショー
内田裕也
ガッツ石松
大野美雪 他
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