バイクと綴る物語 ~CRF250 RALLYと旅風景~

転職を機に二輪免許を取得。以後、バイクの魅力に取り憑かれ、毎週末はソロツーリングへ。旅先で出会った出来事を綴ります。

久々の顔振峠 奥武蔵グリーンライン

2017年11月05日 | CRF250RALLY
約1ヶ月ぶりに愛車に火を入れました。
そして、約1年ぶりの奥武蔵グリーンラインをパトロール。

今回はEOS M3に22mmの単焦点を付けて、カメラの練習も兼ねています。
このレンズ、M3購入後、1年近く経ちますが、持ち出す機会がほとんどない・・・。
ズームレンズに慣れきった自分には、22mm F2.0は宝の持ち腐れかな?
なので、どんな絵が撮れるのか? 自分の腕と掛け合わせても全く未知数。



早速、埼玉・秩父方面の顔振峠へむ向かう。まず、顔振と書いて、埼玉、東京都西部の方以外の方々は読めますでしょうか?
「こうぶり」または「こおぶり」と読と読みます。僕は「こおぶり」と呼んでいました。
読んで字のごとく、「顔を振る」という命名には諸説あるらしいです。

今回は、R299を飯能(←これも読めますか? 「はんのう」と読みます)側から登る。
「吾野トンネル」を過ぎて、すぐ右折。まず、久々にR299を走る僕はこの吾野トンネルの存在を知らなかった。平成27年に開通していたらしいです。

峠に向かって、標高がぐんぐん高くなる。それにつれて、木々の色づきがどんどん濃くなる。
そして空気が冷たくなり、鼻の奥にあたる空気がツーンと冷たい。場所によってはもう冬景色です。

そして、毎年この時期にだけ訪れる、顔振峠の喫茶店に立ち寄る。
ここは、奥秩父の山々を背景に沈む夕日がとても美しい場所なのです。



本当はもっと夕日の見える時間まで、真っ赤に染まる秩父連山を見ていたかったのだけど、同じ気持ちのお客さんがどんどん増えてきたので、この写真を撮って退散・・・。


付近の紅葉はご覧の通り。標高は、約500メートルくらいでしょうか? 













いつの間にか、木々はこんなに色づいていたのですね。
しかし、ズームレンズに慣れきっていた僕には、単焦点レンズでの紅葉撮影はなかなか難しい・・・。


そして、顔振峠のさらに秩父側へ進み、狩場坂峠で記念撮影。
僕自身はバイク、クルマで何度もここには来ているけど、CRF250RALLYでは初めて。









この愛機、以前に乗っていたXR250に比べて、デカく、重いと思っていたけど、慣れてくると、ずっしり安定しながら、
軽快感も持ち合わせている。軽やかに回るトルクフルなエンジンと癖のないハンドリングのおかげか? 疲労を感じさせない。
乗車姿勢も自然だし、リアが流れても挙動がわかりやすい。
この「翼」で、もっとたくさん、遠くまで飛びたい・・・と、改めて思いました。



CRF250RALLY 初陣ツーリング 平湯キャンプ場へ

2017年09月27日 | CRF250RALLY
秋山郷ブログの後、ウラジオストクひとり旅ではなく、本当はこちらのブログを掲載すべきでした…。

カヤノ平キャンプ場では、秋山郷へ行ったりのんびり2日間を過ごした。3泊目をどうしようか? 予報は雨…。雨&読書キャンプもいいけど、食材や酒が少ない…。

yahoo天気アプリで晴れの場所を探したら…。なんと、上高地付近は晴れるらしい! と言うワケで、平湯キャンプ場へ向かう。

長野道を松本方面へ南下。こちらは上り方面だけど、下り方面は見事に渋滞…。さすが「山の日」と思ったら、残念なことに事故でした。皆さん、大切な人のためにも、是非安全運転で!

松本ICを降り、上高地へ向かう国道は我慢の連続でした。そりゃ、山の日と言えば上高地のような地のための日ですよね。プラス思考で考えると、たくさん、じっくり景色が見られました。

平湯キャンプ場は、オートキャンプサイト、フリーサイト共に満員大入りて、入場制限。人気のキャンプ場なので、予約はご注意です!

しかし、バイクサイトはスペースがあれば入れてくれます。

で、早速設営。





タープを支えるポールが165cmしかなく、かなりなローライズな感じ。

夕食は奮発して飛騨牛!
そして高山ブラックラーメン!







飛騨牛! ですが、この量で約700円。
この700円を、出すか出さないか? スーパーの精肉コーナーで10分くらい悩みました…。結果、大満足でした!

星空、虫の声、焚き火のはぜる音(となりのテントの方のですが)を満喫しながら、ひとり夜の10時頃までウイスキーロックとビールを飲む。なんて幸せな時間…。

平湯キャンプ場は、仕事の都合でこの一泊しかできず、写真が少ない…。

秋にリベンジキャンプをしたいところではありますが、もう秋か…。



秘境!? 秋山郷ツーリング

2017年08月27日 | CRF250RALLY
ここ数年、カヤノ平でソロキャンプが僕の夏休みの定番となってきた。久々にこの地にバイクで降り立つと、どこか、懐かしく、「帰ってきた・・・」感覚になる。
カヤノ平は、広いフリーサイトに炊事場、トイレ(シャワーもあるらしい!?)と言った、必要最低限の設備しかない。

でも、トイレは洋式水洗もあり(←とても綺麗)、炊事場の蛇口から出てくる水がうまい。そして開放的! ソロキャンパーも結構多い気がする。スペースが広いので、隣が気にならないのかな? いろいろ我慢しなければならないことも多いけど、総じて、大好きなキャンプ場。




毎夏、カヤノ平へ行く前に地図とにらめっこしていて、奥志賀公園栄線(県道502号)を奥志賀からカヤノ平へ向かう際に、「秋山郷」を指し示す山道があることが気になっていた。

マップルには、「有数の山道、ガソリン注意」とある。志賀高原、木島平付近はガソリンスタンドが少なく、旧愛車のXR250では、最後の給油からカヤノ平までですでに70キロは走っている・・・。秋山郷にたどり着いたとして、その後、ガソリンスタンドはあるのか? つまり、航続距離に不安があり、断念していた。

ただ、今回の愛車(=CRF250 RALLY)はとにかくタンクがデカイ(=10ℓ)。「これなら行ける!」と、40半ばにして初チャレンジ!

カヤノ平から奥志賀高原栄線に戻り、秋山郷への分岐点へ向かう。途中、雑魚川がバイクとランデブー。透明でとにかく綺麗でたくさんの水。真夏の太陽の下でも、そこだけひんやりと涼しく、別世界を作り出している。









秋山郷への分岐へ進む。雑魚川林道というのだろうか?(←全舗装ですが・・・)。マップル曰く、「有数の山道」だけに、最初は警戒しながら走る・・・。距離にして25-30㎞程度、道幅は狭く(=バイクなら問題ありません)、休める場所はなく、秋山郷付近まで分岐が出てこなく、勇壮な景色の中をとにかく走りっぱなし。ちなみにこの日、夏休みシーズンの平日でしたが、秋山郷の入り口である切明まで一台もすれ違わなかった。
※改めて後日に動画をアップします!

このバイクじゃなかったら、僕は一生この道を走ることはなかったのだな・・・と、考えると、RALLYに大感謝。

雑魚川林道の終点はT字路となり、左に行くと秋山郷の中心部、右に行くと、秘境で知られる切明。ちなみにこの切明は、川底を掘ると温泉が出るらしい。温泉の建物があり、駐車場にはお客さん(恐らく・・・)のクルマがちらほら止まっている。ここまで来て、ようやく人々の生活の息吹を少しだけ感じられるようになった。

この秋山郷には、国道405号線が大動脈のように郷の中央を走っている。国道405号線は群馬・草津、野反湖側からも走っており、「つながっているのかな?」なんて思ったけど、そうではないらしい。ズバリ、行き止まり。





どこまで走っても険しい道ばかりだけど、ところどころに小さな温泉宿が現れる。宿ごとに温泉の名前をつけているのだろうか? 僕は、屋敷温泉「秀清館(しゅうせいかん)」にお邪魔した。



ここは、「平家の隠し湯」と呼ばれ、秋山郷唯一の硫黄泉という。屋外には混浴があるが、あまりにオープンすぎてちょっと気が引けた(誰もいなかったから入っちまえば良かったかな?)。

その混浴風呂が、これ。





もちろん、しっかり館内にも、天然掛け流しの立派なお風呂があります。僕はそちらを堪能してきましたが・・・。


秋山郷は、「平家の落人文化」「秘境」として、同じ平家落人文化が息づいた五箇山などのような観光地的な見どころがある・・・。と思って行ってみると、少し違う。でも、もしかすると、険しい道を分け入って、山肌や川沿いのわずかなに開けた狭い土地にひっそりと家々が点在し、人目に付かぬように忍耐強く生きてきた本当の落人の生活とは、こちらかもしれない・・・。



ちなみにこの写真は、秋山郷の観光名所のひとつ、「猿飛橋」。中津川の一番狭くくびれた箇所にかかる橋だそうですが、腰の下ほどの低い欄干から下を覗き込むと・・・。エメラルドグリーンに濁った大量の水に引き込まれそうになります。身の危険を感じざるを得ません・・・。




CRF250 RALLY 初陣ソロツーリング

2017年08月24日 | CRF250RALLY
バイクに乗り始めて12年。人生で始めて新車のバイクを買いました。

CRF250ラリーです。

僕は中古でも良かったのですが、さすがにニューモデルだけあってなかなか見つからず。

そして人生初の新車バイクです。とにかく大切に乗ります。

しかし、納車から数日、まだ26キロ程度しか走っていない新車に、大量の荷物を積んでのソロキャンプツーリングに出陣って、ちょっと酷だったかな?



目指すは・・・。

実はあまり深く考えず。取り合えず志賀高原方面に走り始めた。

早速、関越自動車道→上信越自動車道へバイクを向ける。

慣らしも兼ねた初陣ツーリングなので、取り合えずODDメーターが100キロを超えるまで、エンジン回転数は5000rpm、スピードは85km/h程度に自主規制。

加速感などはよくわからないけど、確かにウインドスクリーンのおかげで、顔や胸に当たる風は少ないようだ。
※でも、その分オフロード用メットの庇の部分に当たる風が強く感じる。頭がブルブル震える感じ!?

明確なルートを決めていなかったので、取り合えず上信越自動車道/上田・菅平で降りる。
菅平・大松山あたりまでバイクを進めると、ガソリンタンクの赤ランプが点灯。給油からここまで、約250km程度。

ん!? 思ったより燃費が伸びないか?←そりゃ、かなりの重装備も積載しているし、こんなもんかな・・・と、勝手に納得。


夏の菅平は、ラグビー、サッカー、テニスの合宿が盛んなようで、たくさんの、よく日に焼けた学生たちを見かけた。


ところで、そろそろ今日の宿泊場所を考えなくては・・・。と、2008年度版の某マップルをチェックすると、「山田温泉牧場キャンプ場」が近くにあることを発見。

早速m、バイクを向かわせるものの・・・。連日の悪天候のため、周辺道路で通行止め区間があり、ちょっと不安もあり結局毎年ソロキャンプを楽しんでいるカヤノ平へ向かう。

到着する直前まで雨が降っていたそうですが、テントを設営し終わると夕焼けが見えるほど天気は回復。





明日は、カヤノ平をベースにして、XR250では航続距離の関係ではなかなか踏み込めなかった日本の秘境「秋山郷」を目指すことにした。
荷物も降ろしたCRF250 RALLYのハンドリングも楽しみだし・・・

続きは次回のブログでご紹介しますが、下馬評通りなかなかの秘境だったことは付け加えておきましょう。


国道405号線  野反湖から秋山郷まで直線で繋ぐとごく近いはずなのだけど、実際は・・・。