バイクと綴る物語 ~CRF250 RALLYと旅風景~

転職を機に二輪免許を取得。以後、バイクの魅力に取り憑かれ、毎週末はソロツーリングへ。旅先で出会った出来事を綴ります。

新潟 「金色の大地」ほぼ高速ツーリング

2013年09月29日 | CB400SS
ツーリングというか…。

半分仕事で、半分趣味で、新潟の「米の収穫」の撮影に行ってきました。動画用のカメラといつものオリンパスpenを持って。そして当然、新幹線ではなく、もちろんバイク…。


日時は9月21日(土)。3連休最初の日、快晴。先週の3連休は大荒れだったことを含め、とにかくクルマが多い。


圏央道 入間ICから高速へ乗り、鶴ヶ島で関越道が見えてくると…。お約束ではありますが、渋滞しているワケです。言葉で飾る必要ありません。ガッツリ渋滞です。
「藤岡JC 110分」だったかな? 列に並ぶクルマの皆様には申し訳ないが、間を拝借…。


それにしても、途中で現れる距離表示で、「新潟280km」などみるととにかくヘコむ。

渋滞、それにそもそもの走行距離を含め、撮影場所の燕三条に到着したのは、家を出発して約6時間(高速だけでなく、高速に乗るまで…も見事な込み具合)。


早速、撮影にご協力くださる農家さん始め皆様に遅刻をお詫びし、撮影を開始。










2013年の実り具合は、ご覧の通り。新潟では、田植え時期の天候不順、さらには梅雨明けが8月になったりと、不安は多かったようだ。
しかし、満を持してやってきた「夏」がその不安を払拭。ここ数年では豊作の部類に入るそうです。




9月15日、16日の台風がもたらした収穫前の大雨にもドキドキさせられたが、今、こうして「金色の大地」が目の前に広がる。

「ああ、白い米が食べたい…」、「日本酒が呑みたい…」などいろいろ妄想しながら、収穫を記録。









ちなみに、撮影時間は約1時間30分程度。

翌日は早朝から出かけるため、とにかく急いで帰宅しなければならない。というわけで、東京までトンボ帰り。

往復、約11時間。現地滞在時間は上記のとおり。
いや~、新潟はホントに遠いですね…。
帰宅後もしばらく手の感覚がありませんでした。。







写真は谷川岳PAにて。ツーリング感が乏しかったので愛機をパチリ。。




初ビーナスライン! ではございますが…。

2013年09月29日 | CB400SS
しばらく開いてしまいました…。

ちょっとだけ仕事の話ですが事業部を挙げての新規プロジェクトに携わっておりまして…。忙しくしておりました。
※この忙しさ、しばらく続きそうなんです…。



前置きが長くなってしまいましたが、ツーリングの話。

今回は「ビーナスラインをバイクで走ってみたい!」という思いつきで、関越道へ乗る。
家を出発した時間は、朝10時頃。2時間半~3時間はかかるし、「無理かな?」と思いつつも、とりあえず何も考えず高速に乗る。
蓼科、ビーナスラインはクルマでは何度も訪れたことはある。都度思っていた。「こんなすばらしい道をバイクで走りたい…」と。

今の自分を動かしているのは、ほかならぬ、この単純な「気持ち」だけ。



圏央道 入間ICから乗り、佐久・小諸ICまでノンストップ。女神湖湖畔に付くまで、GSに寄っただけ。



台風の影響か? 雨が降っていないことが「?」なほどの厚い雲。
そしてまだ「夏」な感覚でいる自分はメッシュジャケットにメッシュパンツという装備だが、はっきり言って寒い。







天気は悪いが、清らかな水と空気をまとった「女神」のほとりで、人々は絵を描いたり、散歩したり、会話を楽しんだり…。









自分は写真撮影タイム。

曇天の女神湖。温かめとクールめ。ちょっと色を変えて撮影してみたり…。






愛車の“得意”な角度を狙ってみたり…。
















しばし「静けさ」を楽しんだ後、ビーナスラインを目指す。
途中出会うライダーのほとんどが、上下しっかりした装備をまとっている。自分は見た目、明らかに寒そう。失敗した。



しかし、曇天&ガクガクブルブルな状態でも、この「ビーナスライン」は本当にすばらしい。この感動を写真や言葉で表すことが出来ない自分の表現力の無さが、実に惜しい…。





本来であれば、この道をもっと楽しみたいのだが、この日は自分が「夕食当番」であり、6時までには帰りたい…。

この秋(まだ温かいうち)にリベンジを誓い、ビーナスの誘惑を断ち切った…。

※諏訪市内でGS給油後、東京都(多摩地方)の我が家までノンストップで帰宅。夕飯準備も間に合いましたが、疲れていたのか? いつもより味が濃いことを家族から指摘されました…。

ツーリングとコーヒー ~蓼科~

2013年09月15日 | カフェ日和
バイクに乗る楽しみのひとつに、カフェめぐりがある。

まず外観、店内、カップ、淹れ方などなど、各店主のこだわりが実に面白い。

「カフェ」は、当たり前だが、まずコーヒーが美味しいこと。そして、スタンダードな中にも何かもうひとつ欲しい。

空間なのか? アートなのか? 音 楽なのか?自然なのか? それとも、超美人な店主とか…。



今回お邪魔したのは、蓼科、女神湖通りの「たんぽぽ」というカフェ。
※ツーリング日記は後日アップします…。



店主は革職人のようで、カッコいい革のバックや小物、帽子やベルトまで、オンリーワンの逸品が販売されている
(メーカーの名が付くと高くなるけど、そういう意味ではここの革製品は安い)。


まず入り口に、「お店ではくつろいで欲しいので、騒ぐ子どもはご遠慮…」的なことがバシっと書いている。


中に入ると、静かにクラシックが流れる。

外観はログではないと思ったけど、中はログの雰囲気。温かみのある空間。








コーヒーはほろ苦く、ややあっさりめ。

コーヒーカップは、僕が男だからか? ダークな色合いのものを選んでくれた。


バイクで訪れた、その土地の景色を眺めながらいただくコーヒー。


これはもう「幸せ」の一言。


今日も元気がもらえた気がします!













夏休みキャンプツーリング ~最終日「樹海ライン」~

2013年09月15日 | XR250
3泊4日のキャンプツーリングも最終日。ちょっと早起きしてキャンプ場を散歩。

朝日に照らされた山々。川のせせらぎ。飛び交うトンボ。凛とさわやかな空気の中で飲むコーヒー。

次、この景色が見られるのは、いつだろう…。















帰りのルートは、国道352号線(樹海ライン)を通って奥只見を目指し、新潟、小出に下りて関越道に乗って帰京する…というもの。高速に乗れば、あとはひたすら走るだけなので、クライマックスは走り出し前半に集中する。


「また来ます!」と檜枝岐の精霊たちに挨拶し、早速樹海ラインへ向けて愛車を走らせる。

走り出して直ぐ、2車線の快適な道路は終了。直ぐに片側1車線の険しい山道へと姿を変る。途中に見える檜枝岐の山々、尾瀬方面に見える燧ケ岳等々…。僕の少ないボキャブラリーでは表現できない。一言、「すごい」。

御池駐車場を過ぎ、道は鬱蒼とした原生林(たぶん…)の中をグングン上昇。御池を過ぎて、どれくらい走っただろうか? 程なく上りは終了。

新潟へ向かい下るにつれて茂る草木の種類が明確に変わってくる。失礼な言い方かもしれないが、新潟側の草木は葉の面積が広い、何か暑苦しい感じがする…。

森を抜けると、突如開けた場所に出る。福島側からも、新潟側からも、険しく遠く離れたこの場所に、なぜ畑があるのか??? ちょっと面白い景色だったので、思わずシャッターを押す。











この樹海ライン、昨年は「平成23年 新潟・福島集中豪雨」の被害で道が決壊し、通行止め走れなかった。今年は開通しているが、よほどの豪雨だったのだろう。谷の崩落跡や、川の中にはびっくりするようなデカい岩がごろごろ…。あんなデカい岩を転がす水の流れって…。想像し難い。

奥只見に近づくと、「洗い越し」と言うのだろうか? 沢の水が道路を越す…。つまり、道路の上を沢が流れる箇所が頻繁に現れる。まあ、いわゆる「ザバーッ」って感じ。XRのようなバイクには気持ちは良いのだが、ロードバイクだとスリップに注意か? それと、当然だが汚れます…。









基本的には奥只見湖を右手にみながら、樹海ラインはアップダウンを繰り返す。
途中、奥只見湖へ向かって谷を削りながら流れこむ沢が無数にあったり、遠くの谷に残雪があったり…。日本は豊かな水に恵まれた国だなと、のん気に感心しつつも自然や水との共存への工夫も相当大変なものである…。とあらためて思う。

奥只見を過ぎ、枝折峠へ進む。ここも樹海ライン同様、たしか2006年にバイクの通行が解禁された場所。
※約8割がトンネルな「シルバーライン」は相変わらずバイクは通行NG。

高度を下げるにつれ、どんどん気温が上昇。小出IC付近に到着する頃は、意識が朦朧とするほどの暑さ(38度あったらしい…)。

たった3日とは言え、涼しい檜枝岐にいたので、この暑さとともに日々の現実がよみがえってくる…。
東松山付近、「事故渋滞、30キロ、2時間以上」との道路情報。合理的な迂回ルートを探しつつ、とにかく今日中に家に帰らなければ…と、思案している最中、ふと、完全に現実世界に戻ってきた自分に気づきました(笑)。





夏休み キャンプツーリング~3日目「大内宿」~

2013年09月07日 | XR250
2013年夏休みキャンプツーリング、3日目。

涼しく、澄んだ空気、川のせせらぎ、小鳥のさえずり、風が森を揺らす音…。


「ああ、これぞ夏休み!」


この感動を誰かに伝えたいけど、“ひとりツーリング”なので、そっと自分の胸にしまっておく。


朝から露天風呂につかり、ひとり感動に浸りながらボーッと桧枝岐の自然を眺めてい
たら…、突如耳元に「ブーンッ、痛ッ」。

たくさんのアブが僕のまわりを衛星のようにグルグル回っていました…。





前置きは長くなってしまいましたが、本日の目的地は「大内宿」。

いろいろな雑誌、時にテレビなどで取り上げられる、会津を代表する観光スポット。

桧枝岐から片道70~80km程度でしょうか?
(僕は途中迷ったので100キロ走りましたが…)。


この後は、僕のつたない言葉で伝えるよりも、絵を見ていただいたほうがよろしいかと
思います。


ひとつ言えること。

「日本は他国に誇れる歴史と文化を持ったすばらしい国」だということではないでしょうか?



































自由な時間を得られる境遇に、今日も感謝です。


夏休み キャンプツーリング~2日目「桧枝岐入り」~

2013年09月01日 | XR250
“暦の上ではseptember”とは言え、関東地方は暑い日が続きますね…。

ツーリングキャンプ終了後、何故か本業が非常に忙しくなり、ブログが更新できずに早いもので3週間…。忘れないうちに書かなくては…。


というワケで、キャンプツーリング2日目。


林道仲間とは吹割の滝で別れ、ひとり奥会津の桧枝岐へバイクを向ける。まずは、日光方面へ。
普段涼しいハズの「日本ロマンチック街道」が、今日は灼熱。路面温度も高く、まるでタイヤが消しゴムのようにゴシゴシされているよう。


丸沼高原へ向かい次第に高度を上げてゆくと、250ccでは3日分の家財道具を満載した状態ではさすがにキツいか? いつもの軽快感はなく、「ごめんな。重くて…」と気遣いながら走る。


金精峠を越え、湯ノ湖で休憩。湯ノ湖周辺も灼熱! まさに、「湯」な感じ。日陰も暑く、逃げ場なし。地図を確認し、即出発。





戦場ヶ原の手前を左折、「奥鬼怒林道」。光徳牧場や、日光アストリアホテルへ進む道は、森の中を進むとても気持ちの良い道。久々に“涼”を感じた。高度を上げると、木々の隙間より見える奥日光の眺望がすばらしい!
※あまりの気持ちのよさに、写真を撮ることをすっかり忘れました…。


この道は山王峠(1738m)を超えて名前のとおり奥鬼怒へ続くが、日光側と奥鬼怒側では全く違う表情を見せる。日光側はよく整地された道。奥鬼怒側はワイルド。峠を境にずーっと下りる。そして奥日光のシンボル、男体山が後ろから見られる。車通り、極小。※林道と言えど、全面舗装。




川俣湖へ到着。周辺は観光施設少なく、ちょっと寂れた感じ。このあたりで昼食を取りたかったが、食事どころも見当たらない。
ちなみに、桧枝岐を目指すならば、「川俣桧枝岐林道」というダートの林道がある。すごく興味があるのだけど、何しろ3日分の荷物満載、そして万が一コケた場合のリスクを考え、超遠回りであるが西会津街道(R122)を目指す。



五十里湖。その昔、「いかりこ」と読めなかった…。スケールがデカい!

 





デカい川かと思ったら、湖の一部であったり、よく構造は分からないが、V字の谷のほとんどが水で満たされている感じ。つくづく日本は、水に恵まれた国なのだ…と思う。
そして、その地形を活かしてなのか? 水陸両用のバスがあるらしく、観光の目玉とのこと。

※これが水陸両用バスらしい…




西会津街道は車線も広く、走りやすい道(でも大型トラック多し。そしてかなり飛ばしている)。その先に続くR352も車線広く、快適。ここはR122と違い、交通量少なし。


R352(沼田街道)。この道は沼田へはつながっていないのに、何故か「沼田街道」という…。あらわすところは群馬の沼田市ではないのだろうか? それはさておき、この道は伊南川に沿って桧枝岐へ続く。水量豊富で、水も澄んでいる。道中、どこでも思わず写真に収めたくなるような風景が次々に現れる。


午後16:00、ようやく目的地の、桧枝岐「七入オートキャンプ場」到着。ここは福島側の尾瀬入山の玄関口で、人気が高いそう。それだけでなく、川のある風景(釣ができる)、広く、平坦なサイトでも人気。











ちなみに、食事の買出しは近くのスーパーが18:00で閉まるので、注意!




3日目は「大内宿」に行く予定。夕食を手早く取り、星空を肴にビールを飲む。最高の贅沢を、ご馳走様!