バイクと綴る物語 ~CRF250 RALLYと旅風景~

転職を機に二輪免許を取得。以後、バイクの魅力に取り憑かれ、毎週末はソロツーリングへ。旅先で出会った出来事を綴ります。

バイクに乗れない梅雨時はコレ!

2014年06月07日 | 読書
山田深夜の「千マイルブルース」。

なかなか男っぽく、そしてシーンが目に浮かび、ドキドキしながら読むことができました。
今、3回目を読んでいます。

コレを読むと、ちょっと大きいアメリカンバイクで旅に出たくなります。

千マイルブルース (幻冬舎文庫)
山田 深夜
幻冬舎

久々の読書投稿「日本が戦ってくれて感謝しています」(続編)

2014年03月02日 | 読書
--------- 先ほどの続き -------------

もしかすると、中国や韓国は、「決して忘れてはならない歴史」として、
正しい認識を包み隠さず教育の現場で伝えているのかもしれない。

日本は戦後、「戦敗国=悪」として、連合国の解釈を素直に受け止めて
自ら考える、釈明することを放棄してしまったのだろうか?
「これが正しい」と言われ、「そのとおりです…」と。


その事実をしっかり知らないと、戦時中、日本のために尊い命をささげた先達たち
に申し訳がないのではないか?

その人たちが、今の日本を見たらどう思うのだろう…。

最後にひとつ、この本で台湾人の方が、「日本人は、日本人である誇りを取り戻して欲しい」
と語っていたことが、深く印象に残った。



ちょっとシゴトが忙しかったり、人間関係でうまくいかなかったり…。

そんなことで一喜一憂する自分が情けなく思った。


追加)なぜこの本を読んだかというと、きっかけは「永遠のゼロ」の原作を読み、そして
映画を見たからです。
良い映画でしたよ!





久々の読書投稿「日本が戦ってくれて感謝しています」

2014年03月02日 | 読書
最近、土日といえば、忙しくて土曜日が出社か、もしくは、雪だの雨だの…。
そう言えば、大雪騒動も2週連続の週末でしたよね。

2月にバイクに乗れるタイミングが少なかったのは、私だけじゃない…。

だから「我慢」なのだけど、どうもストレスたまる。
昨日、今日と玄関から一歩も外に出ていない…。嗚呼。



とは言っても、ゆっくり体を休めることも重要だし。
じっくり読書が出来ることに感謝。

で、今日の本はこれです。



「日本が戦ってくれて感謝しています」
・著者:井上和彦
・発売:日本工業新聞社
・価格:¥1,300(税別)
・全299ページ

第2次世界大戦後の日本は、アジア諸国はどう見ているのか?
今、歴史問題にゆれる中国、韓国以外の国々から見た日本。

その中には、私が歴史を習った時は、日本が「侵略」だの、「占領」「統治」
だのした国が含まれる。

前からひとつ疑問に思っていたこと。

なぜ、中国や韓国以外は日本をバッシングしないのか?

例えば台湾。東日本大震災の時には、台湾の支援はアメリカに次ぐ巨額だったはず
(戦争と自然災害は切り離して考えるべきだろうが…)。

理由は、「恩返し」だそうな。

そしていまだに日本語を話せる人たちが多い。
また日本人を祭った碑も多く残っているという。

フィリピンもインドネシアも、東南アジア諸国も…。
解放軍として感謝すらしている国がある。

フィリピンでは、「もっと早く来てくれていたら、今の中国、韓国、台湾のように
発展していたハズ…」と言う人もいるとのこと。

東京裁判の時に、当時のインドの判事は「日本無罪」を主張している。


もう一度、第2次世界大戦後の歴史認識を勉強してみなければ…と思わせる
1冊だった。

※ちょっと用事ができたので、続きは次回。





バイクが主役の2冊

2013年06月14日 | 読書
お久しぶりです…。

午前中は雨だったけど、ようやく日が差し始めましたね。
これから急いで準備して、雨にぬれた森の空気でも吸って来ようかな…。

と、前置きはさておき、最近読んだ2冊をご紹介します。


1.「虹色にランドスケープ」

リストラで仕事を失い、妻、幼い子供二人…。このあとどうやって生きるべきか?
おまけにマイホームのローンもある…。思い悩んだ末が、「バイクで事故に見せかけた自殺」という、衝撃的な書き出しで始まる。向かった先は北海道。

たぶん、年齢的に物語の人物と私も近いハズ。そんな目線で読み始めた。

章ごとに主人公が変わる展開。だけど、よく読んでみると、全部の話が、回りまわってある1点につながる。

冒頭の主人公の終末…。

それぞれの章で、主人公がいろいろな悩み、問題を抱える境遇を持ち、必死に生きている。
フィクションかもしれないけど、その生き様が、陳腐な言葉で恐縮だけど「面白い」。

「虹色にランドスケープ」
著者:熊谷達也
文春文庫(295ページ) ¥581(税抜き)



2.「千マイルブルース」

こちらは、ノンフィクションのツーリング物語。コラムでなく、「物語」と言いたいのは、作者が旅先で出会うドラマが実に面白い。
※物語と言うと作り物っぽく感じてしまうが、決してそうではありませんよ。。

僕もソロツーリングが好きで、ひとりでキャンプなどにも出かけるけど、「何」
を求めて走っていたのか? もしかしたら、この作者が出会ったようなドラマを
求めていたのかも知れない…。

もちろん、気の会う仲間などで旅をしても、それはそれで楽しい思い出ができる。

だけど、もしかすると範囲が決まってしまう気がする…。

余談はさておき、この物語。時に涙がこらえられなくなることもある。

作者が旅先で出会う人たちは、「何か」を抱えてバイクで走り出す人々が多いようだ。

読み終えて、実にタイトルと中身がぴったり合っている…。と、納得させられた1冊。

「千マイルブルース」
著者:山田深夜
幻冬舎文庫(398ページ) ¥648 税抜き)







晴耕雨読…

2013年05月11日 | 読書
待ちに待った週末ですが、生憎の雨…。

1週間(正確に言うと4日しか働かなかったけど…)がんばってきたのに、
この仕打ちはないよな~。

と言いつつ、本日起きたのは午後3時。

一日無駄にした感が満載です…。




余談はさておき、こんな日の皆様のすごし方はどんなでしょう?

ワタシは、ブログタイトルにもある通り、もっぱら読書。

それもバイクに関する本ばかり。

走れないこんな日でも、バイクに接することができる…。

疑似体験というか、何というか…。

で、今読んでいるのはこれ↓

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題名: 「旅々オートバイ」(新潮社 1999年5月発行 全337ページ)
著者:素樹文生(もとぎふみお)


広告系の仕事をしていた主人公は、27歳で仕事も家も恋人も全部捨てて、日本放浪の旅に出た。
家財道具は、バイクに乗せられる日常最低限のモノのみを持ち出して。

後は全部処分。

まず、戻る場所は確保しておきたいとこどろだけど、それも清算してしまう潔さが良い
(←自分にはできない…)。

目的地を特に決めず、気の向くままバイクを走らせる…。

今日泊まる宿も決めていない。

気に入ったところがあればしばらく滞在する。


まだ半分しか読んでいないので、どんなオチがあるのかわからないけど…。

目的地を決めて、そこをめがけて一目散に走ってしまうワタシとは、えらい違い…。
まず、そこが素直にうらやましい。。

旅の体験をつづった本はいろいろある。

この本の違いは、旅、ツーリングのあり方に、ちょっと変化球を投げているような
気がした。

目的地がないだけに、どんな結果になるのか?

期待しつつ…。

たぶん今日で読みきってしまうだろう。


ps.ちなみにこの本、元は1500円もするのに、bookoffで105円で
手に入れたもの。

安いことはうれしいが、本の価値は、いったい何なのだろう?





最近ちょっと気に入った本

2013年04月06日 | 読書
山田深夜さんの「ロンツーは終らない」です。



「バイクががんがん登場するか!」と思って読み進めましたが、
バイクはディテールの一部。

でも、〝一部〟とは言いましたが、とても良いスパイスになっています。

主人公が乗るバイクがHONDA GL1800だったり、物語終盤で登場する
人物がW650、W400に乗っていたり…。
そしてその描写が、著者が「バイク好き」ということを必然的に感じさ
せます。

さて、この物語のテーマは「父と息子の関係」。

「バイクの登場を期待…」すると少し違いますが、物語の展開がとても
丁寧であったり、描写もとても細かく、しかもスリリングな内容なので、
途中からバイクの存在が気にならなくなりました。

父と息子。私も経験ありますが、弱って行く父親を見ながら、未だに父
親を受け入れられない部分が無くはないかな。
この物語と自分をオーバーラップさせてしまったり…。

追われたり、時にケンカがあったり。そして登場人物がみんな何か「影」
を持っていたり。

とても男っぽく、「熱い」作品に出会えたと思います。

■タイトル:「ロンツーは終らない」(徳間書店)
■作者  :山田深夜
■ページ数:全 333ページ
■ 販売価格:1700円(税別)