マーテル「大丈夫!?」
私は猟師に駆け寄ると、体を仰向けにしてあげた。
猟師は口の隅から血を流し、その目は固く閉じられている。
マ(残念だけど…)
イエティの爪で傷つけられた胸が血に染まっている。
どんな魔法や薬でも、彼を助けるのは無理だと私は悟った。
猟師「うう…」
マ「…!」
猟師は力を振り絞って私の首に腕を回し、私を引き寄せる。
私に何かを伝えようとしているのね。
猟師「あ、ありがとう…」
マ「じっとしていなさい」
猟師「いや、もう長くはない… わしの知っていることを話そう…
おば…じゃなくて、おねえさん、聞いてくれ…」
私は無言で頷いた。
猟師「ぐっ…」
猟師は激痛に耐えながら言葉を続ける。
猟師「わしは人生の大半を山で過ごし、獣を狩っていた…
そして毛皮を他の品物と交換することで毎日を過ごしていた…
ところが、最近になって〈水晶の洞窟〉の噂を聞いた…」
マ「〈水晶の洞窟〉ですって!?」
猟師「伝説だと思っていた… だが、〈水晶の洞窟〉は実在した…
氷河の中に広大な洞窟を作ったのは、雪の魔女の家来たちだ…」
マ「雪の魔女…」
猟師「彼女は美しいが、邪悪で残忍な魔法使いだ…
その強大な魔力でアランシアの支配者になろうとしている…
一刻も早く雪の魔女を倒さなければ、全世界に氷河期が訪れるだろう…」
マ「冗談じゃないわ!」
猟師「この山の上に〈水晶の洞窟〉がある… そこに雪の魔女がいるはずだ…
〈水晶の洞窟〉の入り口は幻覚の魔法によって隠されている…
わしは昨日、偶然にも見た…
雪の魔女の家来の一人が氷の壁を通り抜けて、姿を消していった…」
マ「けれど、場所がわからないと…」
猟師「わしは入り口の上に目印を付けておいた…
毛皮の切れ端のある所から〈水晶の洞窟〉に入れる…
残念ながら、わしには無理だった…
雪の魔女を倒して、世界を救ってくれ… 頼む…
〈水晶の洞窟〉には莫大な財宝も眠っている… ぐっ…!」
マ「…!」
猟師は腕に力を込める。そして雪の中に倒れてしまった。
マ「……」
私は猟師を埋葬すると、これからどうするべきかを考えてみる。
★ステータス
技術点 12/12 体力点 15/20 運点 10/11
★持ち物
剣
戦鎚
革の鎧
ザック
食料8食分
ツキ薬1回分
私は猟師に駆け寄ると、体を仰向けにしてあげた。
猟師は口の隅から血を流し、その目は固く閉じられている。
マ(残念だけど…)
イエティの爪で傷つけられた胸が血に染まっている。
どんな魔法や薬でも、彼を助けるのは無理だと私は悟った。
猟師「うう…」
マ「…!」
猟師は力を振り絞って私の首に腕を回し、私を引き寄せる。
私に何かを伝えようとしているのね。
猟師「あ、ありがとう…」
マ「じっとしていなさい」
猟師「いや、もう長くはない… わしの知っていることを話そう…
おば…じゃなくて、おねえさん、聞いてくれ…」
私は無言で頷いた。
猟師「ぐっ…」
猟師は激痛に耐えながら言葉を続ける。
猟師「わしは人生の大半を山で過ごし、獣を狩っていた…
そして毛皮を他の品物と交換することで毎日を過ごしていた…
ところが、最近になって〈水晶の洞窟〉の噂を聞いた…」
マ「〈水晶の洞窟〉ですって!?」
猟師「伝説だと思っていた… だが、〈水晶の洞窟〉は実在した…
氷河の中に広大な洞窟を作ったのは、雪の魔女の家来たちだ…」
マ「雪の魔女…」
猟師「彼女は美しいが、邪悪で残忍な魔法使いだ…
その強大な魔力でアランシアの支配者になろうとしている…
一刻も早く雪の魔女を倒さなければ、全世界に氷河期が訪れるだろう…」
マ「冗談じゃないわ!」
猟師「この山の上に〈水晶の洞窟〉がある… そこに雪の魔女がいるはずだ…
〈水晶の洞窟〉の入り口は幻覚の魔法によって隠されている…
わしは昨日、偶然にも見た…
雪の魔女の家来の一人が氷の壁を通り抜けて、姿を消していった…」
マ「けれど、場所がわからないと…」
猟師「わしは入り口の上に目印を付けておいた…
毛皮の切れ端のある所から〈水晶の洞窟〉に入れる…
残念ながら、わしには無理だった…
雪の魔女を倒して、世界を救ってくれ… 頼む…
〈水晶の洞窟〉には莫大な財宝も眠っている… ぐっ…!」
マ「…!」
猟師は腕に力を込める。そして雪の中に倒れてしまった。
マ「……」
私は猟師を埋葬すると、これからどうするべきかを考えてみる。
★ステータス
技術点 12/12 体力点 15/20 運点 10/11
★持ち物
剣
戦鎚
革の鎧
ザック
食料8食分
ツキ薬1回分