TAKAYAN'S ROOM

主にゲームブックを楽しんでいます

《雪の魔女の洞窟》 第152話 猛禽

2024年01月26日 22時50分07秒 | 雪の魔女の洞窟(完結)
マーテル「はぁ… はぁ…」

どうにか丘の頂上まで登ることができた。だけど、かなり呼吸が乱れている。
(体力点-1、14→13)

マ(やっぱり無理かもしれない… ペン=ティ=コーラに会うのは…)

私は疲れていた。

秦皮「マーテル、危ない!」

マ「…!?」

空から巨大な鳥が急降下してくる!

マ「きゃあああ!!」

死の鷹だわ! だけど、今の私の体調では、身を躱すのは無理…

マ(これで私も赤速のいる場所へ…)

私は観念して目を閉じる…

ビュンッ…

そのとき、秦皮(彼の技術点9)が素早く弓を構えて矢を放った。
ここでサイコロを二つ振る。出目は『2+6=8』で、秦皮の技術点未満だわ。


★ステータス
技術点 11/12  体力点 13/20  運点 11/12

★持ち物

戦鎚
革の鎧

ザック
金貨98枚
食料3食分
マント
魔法の銀の笛
勇気の護符
スリング
鉄の玉×1
金の指輪
銅の指輪
竜の卵
星形の金属板
四角い金属板

★メモ
白いネズミに気を付けること
一度だけ魔神に助けてもらうことができる
グル・サン・アビ・ダァル
健康の薬を飲んだ
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《雪の魔女の洞窟》 第151話 間に合った…

2024年01月26日 19時32分50秒 | 雪の魔女の洞窟(完結)
ズザザザザ…

私が向こう岸まで渡ると同時に、吊り橋は崩れ落ちてしまった。

マーテル「も、もう少し遅かったら…」

あら? 秦皮は…

秦皮「マーテル、こっちだ」

丘の上へ通じる小道に秦皮の姿が見える。

秦「急げ! 君には時間が無い」

わかっているわよ…


★ステータス
技術点 11/12  体力点 14/20  運点 11/12

★持ち物

戦鎚
革の鎧

ザック
金貨98枚
食料3食分
マント
魔法の銀の笛
勇気の護符
スリング
鉄の玉×1
金の指輪
銅の指輪
竜の卵
星形の金属板
四角い金属板

★メモ
白いネズミに気を付けること
一度だけ魔神に助けてもらうことができる
グル・サン・アビ・ダァル
健康の薬を飲んだ
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《雪の魔女の洞窟》 第150話 秦皮と共に

2024年01月26日 16時18分04秒 | 雪の魔女の洞窟(完結)
谷間の道を一時間ほど歩くと、川に架けられた吊り橋が見えてきた。

秦皮「あの吊り橋を渡って向こう岸まで行くんだ」

マーテル「はぁ… はぁ… ちょっと休ませて…」

〈死の呪文〉は容赦なく私の体力を奪っていく。
(体力点-1、15→14)











秦「マーテル、早くしないと日が暮れるよ」

マ「はぁ… はぁ… そうね…」

私は立ち上がると、吊り橋に足を踏み出す。











橋を半分ほど渡ったとき…

?「ぐがああああ!!」

マ「後ろに怪物が…」

秦「トロールか! こんなときに…」

マ「秦皮、あれを見て!」

二人のトロールが吊り橋を支柱に固定するロープを切ろうとしている!

秦「マーテル、急ぐんだ!」

ここで運試しをする。出目は『5+3=8』で、吉と出たわ。
(運点-1、12→11)


★ステータス
技術点 11/12  体力点 14/20  運点 11/12

★持ち物

戦鎚
革の鎧

ザック
金貨98枚
食料3食分
マント
魔法の銀の笛
勇気の護符
スリング
鉄の玉×1
金の指輪
銅の指輪
竜の卵
星形の金属板
四角い金属板

★メモ
白いネズミに気を付けること
一度だけ魔神に助けてもらうことができる
グル・サン・アビ・ダァル
健康の薬を飲んだ
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《雪の魔女の洞窟》 第149話 赤速の兄

2024年01月26日 13時46分58秒 | 雪の魔女の洞窟(完結)
マーテル「こ、こんにちは…」

エルフ「…!」

私が声を掛けると、エルフは手を止めた。

エルフ「おや? こんな所に人間が来るなんて珍しいな」

マ「初めまして。私はマーテル=リゼール…」

エルフ「僕は秦皮っていうんだ」

マ「単刀直入に聞くけど、ペン=ティ=コーラの居場所を知らないかしら?」

秦皮「ああ、知っているよ。会ったことはないけど…」

マ「教えてちょうだい!」

秦皮「何か事情がありそうだね」

マ「実は…」

私は今までのことを秦皮に話す。











秦「君は〈水晶の洞窟〉へ行ったのか」

マ「私は雪の魔女を倒したわ。だけど、呪われてしまったの…」

秦「シャリーラの〈死の呪文〉は恐ろしい。
 ペン=ティ=コーラでなければ、君を助けられないだろう」

マ「赤速というエルフも〈死の呪文〉に… ああ、私のせいで…」

秦「赤速だって!? 僕の弟だ!」

マ「えっ!?」

秦「弟が〈水晶の洞窟〉にいたなんて… それで、弟は…?」

マ「天に召されたわ…」

秦「赤速…」

秦皮は私から少し離れると、無言で立ち尽くす。

秦「……」

マ(な、涙…?)

弟が死んだことを聞いて、悲しみが込み上げてきたのね…

マ「……」











やがて秦皮は私の方に振り向く。

秦「マーテル、僕からも礼を言わせてくれ」

マ「れ、礼ですって…?」

秦「弟は君に感謝していると思う」

マ「そ、そんな…」

秦「君がいなければ、弟は〈水晶の洞窟〉から出ることはできなかった。
 マーテル、君のおかげで弟は地獄から解放されたのさ」

マ「秦皮…」

秦「〈死の呪文〉に打ち勝って、弟の分まで生きてくれ。
 僕もできる限りの手助けをしよう。
 だけど、ペン=ティ=コーラの所へは君だけで行かなくちゃならないよ。
 彼は健康な者には姿を見せてくれないからね」

マ「…! なぜなの?」

秦「数年前のことだ。
 ニコデマスという魔法使いが邪悪な夜の精の〈死の呪文〉を受けてしまった。
 その呪いをペン=ティ=コーラは見事に解いた。
 ところが、邪悪な精の怒りを買って、醜い姿に変えられてしまったんだ。
 そういうわけで、彼は山で一人暮しをしているのさ。
 だが、安心したまえ。今の君になら彼は会ってくれるはずだ」

マ「良かった…」

秦「さあ、行こう。君に残された時間は少ない」

そう言うと、秦皮は先に立って歩き始める。私も後に続く。


★ステータス
技術点 11/12  体力点 15/20  運点 12/12

★持ち物

戦鎚
革の鎧

ザック
金貨98枚
食料3食分
マント
魔法の銀の笛
勇気の護符
スリング
鉄の玉×1
金の指輪
銅の指輪
竜の卵
星形の金属板
四角い金属板

★メモ
白いネズミに気を付けること
一度だけ魔神に助けてもらうことができる
グル・サン・アビ・ダァル
健康の薬を飲んだ
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《雪の魔女の洞窟》 第148話 このエルフは…

2024年01月26日 09時57分35秒 | 雪の魔女の洞窟(完結)
ガサッ…

マーテル「────!」

川に沿って歩いていると、木々が揺れる音がした。

マ(何かいるの…?)

私は慎重に左手の藪に近づく。

マ「────!」

思わず声を上げそうになった。




そこにいたのは尖った耳を持ち、金色の髪を生やしたエルフだった。
緑色のマントを羽織っていて、小刀で矢柄を削っている。

・エルフに声を掛けてみる

・武器を構える

マ(赤速の仲間かしら…?)

そうだとすれば、私は彼に話すことが…


★ステータス
技術点 11/12  体力点 15/20  運点 12/12

★持ち物

戦鎚
革の鎧

ザック
金貨98枚
食料3食分
マント
魔法の銀の笛
勇気の護符
スリング
鉄の玉×1
金の指輪
銅の指輪
竜の卵
星形の金属板
四角い金属板

★メモ
白いネズミに気を付けること
一度だけ魔神に助けてもらうことができる
グル・サン・アビ・ダァル
健康の薬を飲んだ
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