From mitsuzawa northeast

横浜FCと横須賀・神奈川のローカルフットボールシーンを気ままに応援する日記。時々故郷・静岡県東部のフットボールなども。

2011 JFL 後期第12節 町田ゼルビア vs SAGAWA SHIGA FC

2011-10-23 | JFL/J3観戦記
JFL 11 後期12節
2011.10.23(Sun) 14:00KO
会場:町田市陸上競技場(東京都町田市)
観衆:3,461人
町田ゼルビア21-01SAGAWA SHIGA FC
1-1
得点者
酒井 良

鈴木 崇文
時間
1分
89分
90+4分
得点者

竹谷 英之



【公式記録(PDF)】

前節の横河vs松本山雅に引き続きまたまたJFL観戦。
今回はJFL上位争いとなる首位SAGAWA SHIGAと町田の対戦。
会場は町田市陸上競技場。通称「野津田」。
町田の試合を見るのは2008年8月の関東リーグ・ルミノッソ狭山戦以来3年ぶり。
しばらくというか大分ご無沙汰になってしまっていた。



今回は小田急線鶴川駅から路線バスに乗り「野津田車庫」までは3年前と同じルートだったけど
そこから先はバスルートが無く、徒歩で会場へ向かう。
駅で配られた「野津田への道」というパンフを見て「近道ルート」を選択。
市道ならぬ「私道」のような路地裏を抜け野津田の公園裏の竹やぶの坂道を歩き
階段を登り、丘上から降りるように会場へ到着する。
今は地元町田ファン中心だから清々と登られていくが、このルートだと
歌を歌いながら練り歩いたりなんてことは近所迷惑に成りかねないからまず出来ないなと。

実は、この試合は直通のシャトルバスもあったが、事前予約制だった。
町田がJFLに昇格後、今年になって残念なのがこの駅からの直通シャトル便が無くなってしまった事。
昨年まではあったとのことだが・・・。
3年前も野津田から100円のチャーター便があって、野津田車庫で乗り換えはあれどバスで行けたんですけどね。
関東リーグ時代よりアクセス悪くなってるのは、第3者から見てもやはり問題だと思う。
来年こそは鶴川駅からの野津田直行バスが復活して欲しいものだ。



野津田に到着すると、メイン側に屋台村は無くホームゴール裏の駐車場に場所が変わっていた。
今年からなのか野津田はかつての西京極のようにホームとアウェーのゴール裏の位置が逆転している。
ホーム側の観客の導線を考えてのことと思われるが、これもJに上がった場合は果して得策なのか
ホームチームより大勢のアウェー客が来た場合は対応可能か、もう少し対策が必要かと思う。
あ、でも屋台村では色々と食料を買出ししてしまいました(笑)その写真はまた下段で。




ダメだしばかり出してしまったが、野津田の雰囲気そのものは割りとよい。
メインは良く見れば座席など3年前の写真と比較すると大改装したことが良く分かる。
関東時代の方がもっとアットホームな感じだったけど今はJFLとJ2の中間な感じ。
都会的なデザインになったチームロゴをはじめとする各種デザインやマスコットなどは
Jっぽいなと思わせるけど、お客さんの空気は関東以前とJFL以降のファンと半々な感じ。
相手のSAGAWA SHIGAの応援団も結構な数の方が来ていた。



試合の方は簡単に。
開始30秒、町田は裏に抜けた勝又が右からクロス、これは酒井には合わなかったが
左でサポートに出ていた津田が折り返す。これも相手DFにクリアされたが、こぼれ球を
酒井がボレーで押し込み町田が先制。
その後も3分に酒井がバーに当てるシュートを放つなど試合の入り方はホームチームに
とって最高の入り方だった。

しかしSAGAWAもその後はCKを度々獲りSAGAWAペースへ。
SAGAWAは8番高橋を1トップに置く4-2-3-1だけど高橋が左右に開くので
布陣が掴みにくい。それとボランチの中村が決定的なスルーパスを通す場面が目に付き
上手いなと感じた。

36分、町田は左に展開、最後に勝又の放ったシュートはGKに弾かれCKへ。
このCKも町田の選手のヘッドで枠内に飛んだがSAGAWA・DFに掻き出されてしまう。
前半終了間際はSAGAWAのチャンス、町田のピンチの時間だったけど町田がなんとか
凌いで折り返し。




前半は試合前に色々食料調達し、あれこれ食べながらの観戦でございました。
画像は左上が宮崎名物の肉巻おにぎり、右上は豚汁、左下が焼き鳥3本
右下はハーフタイム時に買ったジェラート。この辺の名物なんだとか。
どれこれも美味しかったです。



後半はSAGAWAが布陣を弄ってくる。
5番宇佐美を下げ10番山根を投入。山根がボランチに入って中村がトップ下に入る。
60分過ぎから走力で勝るSAGAWAペースになってくる。
この日はオペラグラスを忘れたので遠い町田サイドの攻防になると選手が良く分からないです。すみません。
そして場内の入場者数の発表。3,461人と出たがこれは凄い数字だと思う。
流石上位の試合といったところだろうか。
なお、右上画像は町田の7番勝又選手。彼は3年前にも書いたけど静岡県富士市大渕の出身。
JFL昇格後、大ケガをしてしまったそうだが見事復活。サイドを疾走しチャンスメーク
フィニッシュと町田の攻撃に大きく貢献していた。



その後、SAGAWAは身長190センチの長身FW15竹谷を投入。パワープレーに出る。
89分、SAGAWAは中村の裏への浮き球パスから竹谷が頭で合わせて土壇場で同点とする。
それまでギリギリの所で逃げ切ろうとしているように見えた町田、ATに突入すると町田は
勝又に代えて三鬼を投入し、71分にディミッチから交代出場していた北井をトップ下に下げ、
FWには鈴木を据える変則布陣に。
94分、町田はGKのスローから2番津田が左で持ち上がり中央の6番太田にパス。
太田はダイレクトで縦に叩いて前線の鈴木へ。マーカー2人を振り切る形で抜けた鈴木は
相手GKが高い位置取りしていたのを見計らいセンターサークルを少し越えた付近から
ループシュート!これが決まって町田が2-1で勝ち越し!!
しかしSAGAWAも諦めず直後に竹谷にロングボールを送りGKと競い合い。
町田DFクリアのこぼれ球を拾い13番旗手の浮かせたボールを26番清原がフリーでヘッドで狙うもバーの上。
そしてここでタイムアップ!町田が終盤苦しい展開のなか劇的なゴールでの勝利となった。

この試合の前の水曜日にはU-22日本代表と練習試合を行った町田はコンディション的に
下がっていた様子で後半はSAGAWAに走り負けていた所が目に付いたけど、ここぞという時で
勝ち越せた点はJを目指すチームとしての強さを感じましたね。
個人的にはJを目指す東京都下の都会的な空気と往時を偲ばせる牧歌的な空気が入り混じった
同じベッドタウンの多摩地域のヴェルディとも違う空気かなとも感じたけど、
まあそれが町田(野津田)独特の雰囲気なのかなと。
Jの優勝、降格争い、地域以下のカテゴリーも熱を帯びているけどJFLもまたしかり。
町田はファンの知り合いの方が今年になって増えたので頑張ってほしいものです。

(おまけ)

町田といえば、試合後に行われるキッズを対象にしたサッカー教室。
選手が戦った直後のピッチでボールが蹴れるというのは子ども達にとって貴重な思い出、経験となるもの。
Jに上がっても、この教室は行われるのだろうか分からないけど、Jのお偉いさんは
町田のこの「鮮度の高さ」を生かした普及活動についてもっと理解して貰いたいなと思いますね。

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