From mitsuzawa northeast

横浜FCと横須賀・神奈川のローカルフットボールシーンを気ままに応援する日記。時々故郷・静岡県東部のフットボールなども。

2011 J1 第3節(延期分) 川崎 vs 福岡

2011-07-12 | J1観戦記
J1 11 03節
2011.07.09(Sat) 19:04KO
会場:等々力陸上競技場(川崎市)
観衆:16,686人
川崎フロンターレ32-02アビスパ福岡
1-2
得点者
稲本 潤一
中村 憲剛
ジュニーニョ
時間
38分
45+1分
66分
71分
77分
得点者



岡本 英也
岡本 英也


暑い武蔵野陸上を離脱し等々力へ移動。2試合目は川崎対福岡を観戦。
日立台の柏対仙台も気になったがやはりチケットは売り切れ。
水戸も遠くて行けないので近場のこの試合をチョイス。
試合前、ヘリコプターからボールを落とす始球式が行われ盛り上がる場内。
始球式に時間がやや掛かったため4分遅れでキックオフ。

試合は立ち上がりから福岡が2トップを走らせシンプルに攻め立てる。
9分の成岡翔のシュート、鈴木惇のミドルと川崎ゴールを脅かすもゴールならず。
18分前線のワンツーで抜け出た田中佑昌のシュートも決めておくべきだった。
21分、川崎、中村憲剛のグラウンダーの直接FKは珍しいパターン。だがGKがキャッチ。
川崎は左右MFの中村と山瀬がポジションチェンジしながら攻撃を組み立て。
矢島は相手DFに抑えられていたせいかあまり目立たない。
福岡は山形辰徳のスペースを狙ったサイドチェンジのパスが強く、そして速い。
繋がればビッグチャンスになるものでアレを蹴れる姿を見ただけでもJ1は違うなと納得。
36分、福岡のPA前の絶好の位置でのFKは壁に阻まれる。その流れからの川崎のカウンター
から中央フリーになっていた稲本がミドルを突き刺し川崎が先制。
稲本はこれが川崎加入後ホーム初ゴールだったらしい。ガッツポーズが印象的。
福岡はセットプレーをなかなかモノに出来ない。45+2分、川崎・山瀬が左サイド
(福岡右サイド)をドリブルで切れ込みDFを引きつけるとマイナスの折り返し。
右サイドフリーで飛び込んだ、中村のミドルで川崎追加点。
中村はこの日自身J1通算200試合目出場の祝砲を自らの脚で決めることに。
2-0川崎リードで後半へ。

いい流れの川崎は後半も怒涛の攻撃。福岡は防戦一方。66分川崎のカウンター。
右に流れた交代出場の小林悠に中村のスルーパスが通ると小林のクロスにファーで待ち受けた
ジュニーニョが流し込んで3点目。カウンター時の前線の連動といいスピード感といい
素晴らしいプレーに惚れ惚れ。

3-0になったので福岡もここで息切れかと思ったが福岡は交代出場で入った岡本英也が
68分、カウンターから単騎ドリブルでシュート。これはGK正面に収まったがここから
流れは再び福岡へ転じ、左右のサイドチェンジと縦の勝負パスで川崎DFを揺さぶりにかける。
71分、その岡本が川崎の中盤守備が緩いと見るやフリーのミドルシュート。
これが決まって1点を返すと31分、再びカウンターから岡本がDFを浮き球で1人交わして
最後はGKの動きをよく見て右足でズドン。1点差まで詰め寄った。



しかし福岡の反撃はここまで。3点取ってからどう試合をクローズするかプランの無かった
川崎が福岡の諦めない姿勢に翻弄される形となったが、ボクシングで言うところのクリンチで
凌ぐようにのらりくらりと立ち回り結局3-2で逃げ切った。
福岡の終盤の猛攻は最後まで続いたが川崎の焦らし作戦と疲れからの僅かなミスが重なり
同点、逆転とまでは行かなかった。
福岡もJ2だったら、何時でも昇格狙える位のハイレベルなサッカーをしているのだが、
リターンパスが緩かったりトラップミスなど細かなミスからピンチを招き失点を重ねてしまう所が
拙いのだがそこがJ2とJ1の違いなんだろうなと。
でも福岡は4年前、同じ川崎と対戦してボロ負けした当時の横浜より断然良いサッカーしているのは
間違いない。しかし、それでも勝てないのだからJ1のレベルは年々上がっていると言えるのだろう。

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